CrudeDrug:Crocus

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|familyE=Iridaceae
 
|familyE=Iridaceae
 
|partUsedJ=花の柱頭
 
|partUsedJ=花の柱頭
|propertyJ=特異臭。苦い。唾液を黄色に染める。
+
|propertyJ=本品は細いひも状で、暗黄赤色~赤褐色を呈し、長さ1.5~3.5cm、3分枝するか又は分離し、分枝する一端は広がり他方は次第に細まる。
|constituentJ=クロシン、クロセチン-(β-D-ゲンチオビオース)-(β-D-グルコシル)-エステル、ピクロクロシン、サフラナール
+
本品は強い特異なにおいがあり、味は苦く、唾液を黄色に染める。本品を水に浸して軟化し、鏡検するとき、柱頭の先端には長さ約150μmの多くの突起があり、少数の花粉粒を伴う。
|constituentE=crocin
+
|constituentJ=クロシン、クロセチン- -D-ゲンチオビオシル) - -D-グルコシル) -エステル、ピクロクロシン、サフラナール
|testJ=硫酸添加(暗青色~紫色から徐々に赤褐色、クロシン、クロセチン)
+
|constituentE=crocin, crocetin- (beta-D-gentiobiosyl) - (beta-D-glucosyl) -ester, picrocrocin, safranal
|pharmacopeiaJ=1217
+
|testJ=硫酸添加:本品に硫酸1滴を加えるとき、暗青色を呈し、紫色を経て徐々に赤褐色に変わる。
 +
|pharmacopeiaJ=1507
 
|effectJ=鎮静、鎮痛、通経
 
|effectJ=鎮静、鎮痛、通経
 
|usageJ=精神疾患、月経痛、月経不順、閉経などに応用する。
 
|usageJ=精神疾患、月経痛、月経不順、閉経などに応用する。

Revision as of 11:30, 16 August 2011

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サフラン (Crocus)

Crocus sativus Linné
Dioscorea japonica Thunberg
Crocus sativus Linné
Dioscorea japonica Thunberg

サフランは地中海沿岸を原産とするアヤメ科のサフラン Crocus sativus Linnéの柱頭を基原とする。日本には薬として伝来し、明治時代から栽培が行われ海外にも輸出されたことがある。海外では料理の着色に使用され、スペイン料理のパエリア、インド料理のサフランライスなどは有名で、高価な香辛料とされているが、日本では日局初版(1886年)から収載されており、冷え症、血色不良などの婦人薬の医薬品として利用されている。子宮収縮作用、通経作用があり、妊婦には禁忌とされており、また食品としての大量摂取にも注意が必要である。 スペイン・ギリシャ・イラン・インド・中国など世界各地で栽培されている。日本では大分県竹田市が主産地で、以前は約500kg/年の生産量があったが、近年は約50kg/年まで落ち込んでいる。 (より詳しく見る→栃本天海堂創立60周年記念誌

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番紅花

References

  1. 【基原動植物から灰分等まで】第十六改正日本薬局方
  2. 【効能】矢作忠弘, 渥美聡孝, (以下8名)..., 牧野利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 2017
  3. 【成分】生薬単 (伊藤美千穂 北山隆 監修; 原島広至 著) NTS

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