CrudeDrug:Houttuyniae Herba
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Photographs of Various Herba (by Alps Pharm. アルプス薬品) | ||||||||||||||
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十薬、重薬
ジュウヤク Houttuynia Herb | |
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基原 * ... non-plant |
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部位 | 花期の地上部 |
性状 | 本品は茎に互生した葉及び花穂からなり、茎は淡褐色を呈し、縦みぞと隆起する節がある。水に浸してしわを伸ばすと、葉は広卵状心臓形で、長さ3~8cm、幅3~6cm、淡緑褐色を呈し、全縁で、先端は鋭くとがる。葉柄は長く、基部に膜質のたく葉が付いている。花穂は1~3cm、淡黄褐色で無花被の多数の小形の花を付け、その基部に長卵円形の淡黄色~淡黄褐色の総包4枚がある。
本品はわずかににおいがあり、味はない。 |
確認試験 | マグネシウム・塩酸反応:本品の粉末2gに酢酸エチル20mLを加え、還流冷却器を付け、水浴上で15分間煮沸した後、ろ過する。ろ液を蒸発乾固し、残留物に水10mLを加え、水浴上で2分間加熱し、冷後、ろ過する。ろ液を分液漏斗にとり、酢酸エチル20mLを加え、よく振り混ぜた後、酢酸エチル液15mLを分取し、水浴上で蒸発乾固する。残留物をメタノール5mLに溶かし、リボン状のマグネシウム0.1g及び塩酸1mLを加えて放置するとき、液は淡赤色~赤色を呈する。 |
乾燥減量 | |
灰分 | 14.0 %以下 |
酸不溶性灰分 | 3.0 %以下 |
薬局方ページ | 日局 16-p1520 |
効能 | 解熱、解毒、消炎、利尿 |
成分 | デカノイルアセトアルデヒド、クエルシトリン、イソクエルシトリン、ラウリルアルデヒド decanoylacetaldehyde, quercitrin, isoquercitrin, laurylaldehyde |
リンク |
References
- 【基原動植物から灰分等まで】第十六改正日本薬局方
- 【効能】矢作忠弘, 渥美聡孝, (以下8名)..., 牧野利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 2017
- 【成分】生薬単 (伊藤美千穂 北山隆 監修; 原島広至 著) NTS