CrudeDrug:Ipecacuanhae Radix
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吐根
トコン Ipecac | |
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Species * ... non-plant |
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Part(s) Used | 根 |
Property | 本品は屈曲した細長い円柱形を呈し、長さ3~15cmで、径0.3~0.9cmである。多くはねじれ、ときには分枝する。外面は灰色、暗灰褐色又は赤褐色で、不規則な輪節状を呈する。根は折るとき、皮部は木部からたやすく分離し、折面の皮部は灰褐色で、木部は淡褐色である。皮部の厚さは肥厚部では直径の約2/3に達する。根茎は円柱状を呈し、対生する葉跡が認められる。
本品は弱いにおいがあり、その粉末は鼻粘膜を刺激し、味はわずかに苦く、辛く、不快である。 本品の横切片を鏡検するとき、コルク層は褐色の薄膜性のコルク細胞からなり、皮部は厚膜性の細胞を欠き、木部は道管及び仮道管が放射組織と交互に配列する。柔細胞はでんぷん粒を満たし、ところどころにシュウ酸カルシウムの束晶を含む。 |
Test | 本品の粉末0.5gに塩酸2.5mLを加え、時々振り混ぜ1時間放置した後、ろ過する。ろ液を蒸発皿にとり、サラシ粉の小粒を加えるとき、その周辺は赤色を呈する。 |
Drying loss | 12.0 %以下(6時間) |
Ash content | 5.0 %以下 |
Acid-insoluble ash | 2.0 %以下 |
Pharmacopeia | 日局 16-p1558 |
Effect | 催吐、去痰 |
Constituent | エメチン、セファエリン、サイコトリン、O-メチルサイコトリン、イペコシド emetine, cephalin, psychotrine, O-methylpsychotrine, ipecoside |
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References
- 【基原動植物から灰分等まで】第十六改正日本薬局方
- 【効能】矢作忠弘, 渥美聡孝, (以下8名)..., 牧野利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 2017
- 【成分】生薬単 (伊藤美千穂 北山隆 監修; 原島広至 著) NTS