CrudeDrug:Epimedii Herba
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淫羊霍
インヨウカク Epimedium Herb | |
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Species * ... non-plant |
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Part(s) Used | 茎葉 |
Property | 本品は茎及び1~3回三出複葉からなる。小葉は卵形~広卵形又は卵状ひ針形、長さ3~20cm、幅2~8cmで、基部に長さ15~70mmの小葉柄がある。先端は鋭くとがり、辺縁には長さ0.1~0.2cmの刺毛がある。基部は心形~深心形で、三小葉の側葉では非対称である。表面は緑色~緑褐色でときにつやがあり、裏面は淡緑色~淡灰緑褐色を呈し、しばしば有毛で、葉脈が顕著である。質は紙質か又は革質である。葉柄及び茎は円柱形で淡黄褐色~帯紫淡緑褐色を呈し、折りやすい。
本品はわずかににおいがあり、味はわずかに苦い。本品の葉の横切片を鏡検するとき、主脈部には3~6本の維管束があり、葉肉部は上面表皮、1層のさく状組織、海綿状組織、下面表皮からなる。葉縁部は円形~楕円形で厚壁組織で埋まる。表皮には多細胞毛がある。葉柄には8~20本、小葉柄には6~15本の維管束がある。本品の茎の横切片を鏡検するとき、下皮は1~数細胞層で、皮層の厚壁細胞層は4~10層である。維管束は13~30本あり、楕円形~倒卵形である。 |
Test | TLC法:本品の粉末2gにメタノール20mLを加え、15分間振り混ぜた後、ろ過し、ろ液を試料溶液とする。別に薄層クロマトグラフィー用イカリイン1mgをメタノール1mLに溶かし、標準溶液とする。これらの液につき、薄層クロマトグラフィーにより試験を行う。試料溶液及び標準溶液10μLずつを薄層クロマトグラフィー用シリカゲル(蛍光剤入り)を用いて調製した薄層板にスポットする。次に酢酸エチル/エタノール/水混液(8:2:1)を展開溶媒として約10cm展開した後、薄層板を風乾する。これに紫外線(主波長254nm)を照射するとき、試料溶液から得た数個のスポットのうち1個のスポットは、標準溶液から得た暗紫色のスポットと色調及びRf値が等しい。 |
Drying loss | 12.5 %以下(6時間) |
Ash content | 8.5 %以下 |
Acid-insoluble ash | 2.0 %以下 |
Pharmacopeia | 日局 16-p1450 |
Effect | 強精、強壮 |
Constituent | イカリイン、エピメジン、マグノフロリン icariin, epimedin, magnoflorine |
Links |
References
- 【基原動植物から灰分等まで】第十六改正日本薬局方
- 【効能】矢作忠弘, 渥美聡孝, (以下8名)..., 牧野利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 2017
- 【成分】生薬単 (伊藤美千穂 北山隆 監修; 原島広至 著) NTS