CrudeDrug:Rehmanniae Radix
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+ | |57 = P375: 中医学では「味甘、性微温、滋陰、補血の効用がある。肝腎陰虚、血少、目昏耳聾、腰膝酸軟、消渇、遺精、閉経、崩漏に用いる」という。 | ||
+ | |58 = P48: ジオウの項に記載 | ||
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+ | |65 = P119(ジオウの項に記載、単独での記載なし): 清熱、補血、強壮、解熱。(中)生地黄・乾地黄: 清熱涼血薬。 熟地黄: 養血薬。方剤: 桔梗湯、荊芥連翹湯、滋陰降火湯、炙甘草湯など | ||
+ | |66 = P353: 血液系疾患薬、強壮薬とされる漢方処方に配合されている。 | ||
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Revision as of 16:50, 18 September 2016
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General Index | Names | Prescriptions | Books | Journals | Terminology | Chinese Medicines |
Contents |
地黄 (Rehmanniae Radix)
地黄はゴマノハグサ科のアカヤジオウ Rehmannia glutinosa Liboschitz var. purpurea Makino または カイケイジオウ Rehmannia glutinosa Liboschitz の根を基原とする。調製方法により呼び名が異なり、それぞれ薬性・薬効が異なるとされており、また日本と中国では表記に違いもある。新鮮な根を水洗したものは日本では「生地黄(ナマジオウ)」、中国では「鮮地黄」、そのまま乾燥したものは日本では「乾地黄」、中国では修治していないとの意味で「生地黄(ショウジオウ)」または「生地(セイジ)」、蒸したものは日本・中国ともに「熟地黄(ジュクジオウ)」または「熟地(ジュクチ)」と呼ばれる。以前の市場流通品は中国産の主に河南省旧懐慶府に産するものであったが、現在は山西省の産出量が一番多い。北海道でも生地黄(ナマジオウ)の生産が行われており基原はカイケイジオウである。(より詳しく見る→栃本天海堂創立60周年記念誌)
ジオウ(またはカンジオウ)とジュクジオウの違い | ||
---|---|---|
名称 | 生地黄(ショウ)ジオウ | 熟地黄 ジュクジオウ |
製法 | 根茎を炙って乾かしたもの | 乾燥根茎を酒を加えて蒸したのちに日干しする作業を繰り返したもの |
Picture
Photographs of Rehmannia Root (ジオウ) (by Alps Pharm. アルプス薬品) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
|
地黄
ジオウ Rehmannia Root | |
---|---|
Species * ... non-plant |
|
Part(s) Used | 根 |
Property | 本品は、通例、細長い紡錘形を呈し、長さ5~10cm、径0.5~3.0cm、しばしば折れ、又は著しく変形している。外面は黄褐色又は黒褐色を呈し、深い縦みぞ及びくびれがある。質は柔らかく粘性である。横切面は黄褐色又は黒褐色で、皮部は木部より色が濃く、髄をほとんど認めない。
本品は特異なにおいがあり、味は初めわずかに甘く、後にやや苦い。本品の横切片を鏡検するとき、コルク層は7~15層で、皮部はすべて柔細胞からなり、外皮部に褐色の分泌物を含む細胞が散在する。木部はほとんど柔組織からなり、道管は放射状に配列し、主として網紋道管である。 |
Test | - |
Drying loss | |
Ash content | 6.0 %以下 |
Acid-insoluble ash | 2.5 %以下 |
Pharmacopeia | 日局 16-p1512 |
Effect | 止瀉、緩下、利尿、血糖降下、血流増加、血圧降下、免疫調節、変異原性抑制、抗腫瘍 |
Constituent | カタルポール、アクテオシド、レーマイオノシド、スタキオース、マンニトール catalpol, acteoside, rehmaionoside, stachyose, mannitol |
Links |
References
- 【基原動植物から灰分等まで】第十六改正日本薬局方
- 【効能】矢作忠弘, 渥美聡孝, (以下8名)..., 牧野利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 2017
- 【成分】生薬単 (伊藤美千穂 北山隆 監修; 原島広至 著) NTS
Prescriptions 処方一覧
歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載
利用する場合は以下を引用してください。
- 矢作 忠弘,石内勘一郎,渥美 聡孝,三宅 克典,森永 紀,伏見 裕利,大山 雅義,森川 敏生,田中 謙,有田 正規,牧野 利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 1-36, 2017
番号 | 書名 | 出版年 | 記載 |
---|---|---|---|
3 | 局方医薬品承認申請の手引き | 1980 | 収載なし |
4 | 生薬のエキス製剤の製造販売承認申請に係るガイダンスついて(2015年12月25日薬生審査発) | 2015 | 収載なし |
5 | JP7 第1部 大改訂版 第2部 解説書(1966) | 1961 | 【適用】 補血、強壮、解熱薬で特に貧血、吐血または虚弱症に用いる。(略)。 2-248 |
6 | JP8 解説書 | 1971 | 【適用】 補血、強壮、下熱などの目的で、特に貧血、吐血または虚弱を対称とし、漢方方剤に配合される。(略)。 (略)。 2-299 |
7 | JP9 解説書 | 1976 | 【薬効】 〔薬理〕 (略)。 【適用】 補血、強壮、解熱、止渇、緩下などの目的で、漢方方剤に配合される。中国では熟地黄と乾地黄とでは薬効が異なるとしている。 D-374 |
8 | JP10 解説書 | 1981 | 【適用】 主として漢方処方用薬である。 漢方方剤: (略) D-390 |
9 | JP11 解説書 | 1986 | 【本質】 生薬、保健強壮薬 【適用】 主として漢方処方用薬である。保健強壮薬、尿路疾患用薬、皮膚疾患用薬、婦人薬とみなされる処方及びその他の処方に配合されている。 漢方処方: (略) D-407 |
10 | JP12 解説書 | 1991 | 【適用】主として漢方処方用薬である。保健強壮薬、尿路疾患用薬、皮膚疾患用薬、婦人薬とみなされる処方およびその他の処方に配合されている。漢方: 温清飲、?帰膠艾湯、?帰調血湯、牛車腎気丸、柴胡清肝湯、三物黄?湯、滋陰降火湯、滋血潤腸湯、七物降下湯、四物湯、炙甘草湯、十全大補湯、潤腸湯、消風散、疎経活血湯、当帰飲子、独活葛根湯、人参養栄湯、八味地黄丸、竜胆瀉肝湯、六味丸など D-407 |
11 | JP13 解説書 | 1996 | 【適用】主として漢方処方用薬である。保健強壮薬、尿路疾患用薬、皮膚疾患用薬、婦人薬とみなされる処方およびその他の処方に配合されている。漢方: 温清飲、?帰膠艾湯、?帰調血湯、牛車腎気丸、柴胡清肝湯、三物黄?湯、滋陰降火湯、滋血潤腸湯、七物降下湯、四物湯、炙甘草湯、十全大補湯、潤腸湯、消風散、疎経活血湯、当帰飲子、独活葛根湯、人参養栄湯、八味地黄丸、竜胆瀉肝湯、六味丸など D-446 |
12 | JP14 解説書 | 2001 | 【適用】主として漢方処方用薬である。保健強壮薬、尿路疾患用薬、皮膚疾患用薬、婦人薬とみなされる処方およびその他の処方に配合されている。漢方: 温清飲、?帰膠艾湯、?帰調血湯、牛車腎気丸、柴胡清肝湯、三物黄?湯、滋陰降火湯、滋血潤腸湯、七物降下湯、四物湯、炙甘草湯、十全大補湯、潤腸湯、消風散、疎経活血湯、当帰飲子、独活葛根湯、人参養栄湯、八味地黄丸、竜胆瀉肝湯、六味丸など D-480 |
13 | JP15 解説書 | 2006 | 【適用】主として漢方処方用薬である。保健強壮薬、尿路疾患用薬、皮膚疾患用薬、婦人薬とみなされる処方およびその他の処方に配合されている。漢方: 温清飲、?帰膠艾湯、?帰調血湯、牛車腎気丸、柴胡清肝湯、三物黄?湯、滋陰降火湯、滋血潤腸湯、七物降下湯、四物湯、炙甘草湯、十全大補湯、潤腸湯、消風散、疎経活血湯、当帰飲子、独活葛根湯、人参養栄湯、八味地黄丸、竜胆瀉肝湯、六味丸など D-312 |
14 | JP16 解説書 | 2011 | 【適用】主として漢方処方用薬である。保健強壮薬、尿路疾患用薬、皮膚疾患用薬、婦人薬とみなされる処方およびその他の処方に配合されている。漢方: 温清飲、?帰膠艾湯、?帰調血湯、牛車腎気丸、柴胡清肝湯、三物黄?湯、滋陰降火湯、滋血潤腸湯、七物降下湯、四物湯、炙甘草湯、十全大補湯、潤腸湯、消風散、疎経活血湯、当帰飲子、独活葛根湯、人参養栄湯、八味地黄丸、竜胆瀉肝湯、六味丸など D-366 |
15 | 登録販売者試験実施ガイドライン作成検討会_試験問題の作成に関する手引き(厚生労働省医薬食品局総務課2007年7月) | 2007 | 血行を改善し、血色不良や冷えの症状を緩和するほか、強壮、鎮静、鎮痛等の作用を期待して用いられる(P. 132)。 |
19 | 『改訂生藥學』アルベルト・ウィカンド 大井玄洞 | 1887 | 記載なし |
20 | 『生藥學』第5版 下山順一郎 | 1901 | 記載なし |
21 | 『簡明生藥學』島崎健造 | 1909 | 記載なし |
22 | 『最新薬学全書 第6編 生薬学』 伊藤治輔 編、日本薬学講習会 | 1913 | 記載なし |
23 | 『生藥學』第13版 下山純一郎 朝比奈泰彦 | 1916 | 記載なし |
24 | 『和漢薬物学』日野五七郎 一色直太郎 同済号書房 たにぐち書店復刻版 | 1931 | 正P368: 止血、強壮薬として、諸種の出血並びに肺結核患者に与へ、又其日哺潮熱を去るの効あり。 |
25 | 『薬理的生薬学』村上師壽 三省堂 | 1933 | P301: 補血強壮薬とす。老衰、虚弱、結核性衰弱等に用ゆ。 |
26 | 『生藥學』第20版 下山順一郎 朝比奈泰彦 藤田直市 | 1934 | 記載なし |
27 | 『生藥學』第27版 下山純一郎 朝比奈泰彦 藤田直市 | 1943 | 記載なし |
28 | 『生藥學教科書』木村康一 | 1949 | 記載なし |
29 | 『最新生薬学』刈米達夫 | 1949 | 記載なし |
30 | 『生薬学』三橋博、醫學書院 | 1958 | 記載なし |
31 | 『生薬学』第4版、藤田路一 | 1963 | 記載なし |
32 | 『新編生薬学』東丈夫 名越規朗 廣川書店 | 1965 | P60: 漢方: 補血強壮、鎮痛剤。八味地黄湯など |
33 | 『生薬学総論』柴田承二 東丈夫 木島正夫 下村孟 廣川書店 | 1966 | P84: 補血、強壮、鎮痛剤 |
34 | 『生薬学』稲垣勲 嶋野武 嶋田玄彌 長沢元夫 南江堂 | 1967 | P102: 補血、強壮、止血薬。貧血、下血、吐血、結核症などに用いる。 |
35 | 『和漢生薬』刈米達夫 廣川書店 植物分類学での順 | 1971 | P39: 補血、強壮、止血薬。滋潤剤で強腎の作用がある。 |
36 | 『最新生薬学 第三改槁版』刈米達夫 廣川書店 | 1973 | P223: 補血、強壮、止血薬。滋潤剤で強腎の作用がある。 |
37 | 『スタインエッガー・ヘンゼル生薬学〔上〕‐化学・薬理学へのアプローチ‐第3版』糸川秀治 太田明廣 西川嘉廣 廣川書店 | 1975 | 記載なし |
38 | 『スタインエッガー・ヘンゼル生薬学〔下〕‐化学・薬理学へのアプローチ‐第3版』糸川秀治 太田明廣 西川嘉廣 廣川書店 | 1976 | 記載なし |
39 | 『生薬学』 木島正夫 澤田徳之助 秦清之 朝倉書店 | 1978 | P229: 補血、強壮、解熱、止渇、緩下薬として、ことに貧血、下血、吐血または虚弱症および結核性諸症に用い、漢方方剤に配合される。 |
40 | 『新常用和漢薬集』訂正第2版 東京生薬協会 編集 南江堂 | 1978 | P57: 補精、強壮、止血 |
41 | 『最新生薬学総覧』伊沢一男 学文社 | 1978 | P49: 補血、強壮、鎮痛、解熱薬、特に貧血、止血、吐血などに用いる。漢方処方に用いる。 |
42 | 彩色写生図 日本の薬用植物〔生薬〕 生薬-成分-漢方-〔処方例〕高取治輔 廣川書店 | 1980 | P19: 補血、強壮、止血 |
43 | 『生薬学第2版』北川勲 三川潮 庄司順三 滝戸道夫 友田正司 西岡五夫 廣川書店 | 1982 | P129: 漢方で補血、強壮、解熱、止渇、緩下などを目標に用いる。 |
44 | 『コメンタリー局方生薬』初版 桑野重昭 山内和子 米田該典 廣川書店 | 1984 | P196: 漢方で乾地黄は清熱薬(口の渇き・便秘・不眠などの脱水症状、慢性の炎症、出血、かゆみ、糖尿などに)として処方。 |
45 | 『新訂生薬学 第2版』長沢元夫 野呂征男 萩原幸夫 木村孟淳 南江堂 | 1987 | P76: 主として漢方処方用薬。 |
46 | 『コメンタリー局方生薬』 第2版 桑野重昭 山内和子 米田該典 廣川書店 | 1987 | P234: 漢方で乾地黄は清熱薬(口の渇き・便秘・不眠などの脱水症状、慢性の炎症、出血、かゆみ、糖尿などに)として処方。 |
47 | 『INTEGRATED ESSENTIALS 生薬学 改訂第3版』三橋博 指田豊 山﨑和男 南江堂 | 1989 | P225: 漢方で補欠、強壮、下熱、止渇、緩下薬として、八味地黄丸、?帰膠艾湯、四物湯などに配合される。 |
48 | 『生薬学概論』 難波恒雄 津田喜典編 南江堂 | 1990 | P 229: 補血、強壮、解熱藥。 |
49 | 『生薬学改訂第4版』 三橋博 井上隆夫編集 南江堂 | 1992 | P226: 漢方で補血、強壮、下熱、止渇、緩下薬として、八味地黄丸、?帰膠艾湯、四物湯などに配合される。 |
50 | 『天然薬物・生薬学』 初版 奥田拓男編 廣川書店 | 1993 | P177: 漢方で鮮地黄(生地黄)及び乾地黄を清熱涼血薬として、尿路疾患用薬、皮膚疾患用薬などに配合する。 |
51 | 『薬用資源学』初版 山崎幹夫 斉藤和季編 丸善 | 1997 | P198: 漢方処方用薬(保健強壮薬、尿路疾患用薬、皮膚疾患用薬、婦人薬とみなされる処方に配合) |
52 | 『漢方薬理学』高木敬次郎 木村正康 南山堂 | 1997 | P203: 補血、強壮、解熱、止渇、緩下などの目的で、漢方処方に配剤される。 |
53 | 『生薬学概論(改訂第3版)』 難波恒雄 津田喜典 南江堂 | 1998 | P 229: 補血、強壮、解熱藥。 |
54 | 『生薬学第6版』 北川勲 三川潮 庄司順三 滝戸道夫 友田正司 西岡五夫 廣川書店 | 2001 | P120: 漢方で補血、強壮、解熱、止渇、緩下などを目標に用いる。 |
55 | 『INTEGRATED ESSENTIALS 生薬学 改訂第6版』 指田豊 山﨑和男 南江堂 | 2002 | P266: 漢方の要薬で、乾地黄を止血、清熱を目的として、八味地黄丸などに、熟地黄を補血、強壮を目的として、十全大補湯などに配合される。 |
56 | 『入門漢方医学』初版 日本東洋医学会学術教育委員会 編 日本東洋医学会発行 | 2002 | P152: 強壮、補血、利尿 |
57 | 『漢方・生薬学』久保道德 吉川雅之 廣川書店 | 2003 | P375: 中医学では「味甘、苦、性寒、滋陰清熱、涼血止血の効用がある。熱病煩躁、発班発疹、陰虚低熱、消渇、吐血、尿血、崩漏に用いる」という。 |
58 | 『薬学生・薬剤師のための知っておきたい生薬100ー含漢方処方ー』第1版、日本薬学会編、東京化学同人 | 2004 | P48: 補血、強壮、解熱、止瀉、緩下などを目標にして保健強壮薬、尿路疾患用薬、皮膚膝下尿薬、婦人薬とみなされる処方などに配合される。配合処方: 潤腸湯、温清飲、?帰調血湯、炙甘草湯、竜胆瀉肝湯、滋陰降火湯など。 |
59 | 『薬学生のための漢方薬入門』第2版、指田豊 三巻祥浩、廣川書店 | 2004 | P66: 熱を去り止血をする効があり、吐血、尿血、子宮の不正出血、煩?および精神不安などに応用する。処方例: 温清飲、加味温胆湯、荊芥連翹湯、牛車腎気丸、七物降下湯、四物湯(略) |
60 | 『スタンダード薬学シリーズ3 化学系薬学Ⅲ 自然が生み出す薬物』第1版 社団法人日本薬学会 編 東京化学同人 | 2005 | P50: 補血、強壮など。 |
61 | 『薬用植物学 改訂第6版』 野呂征男 水野瑞夫 木村孟淳 田中俊弘 南江堂 | 2006 | P216: (略)補血強壮薬、止血薬とする。 |
62 | 『パートナー生薬学』 指田豊 山﨑和男 竹谷孝一 南江堂 | 2007 | P267: もっぱら漢方に使い、体液(津液)と血分を滋養し、清熱する薬能がある。陰虚発熱、糖尿病、吐血、鼻出血、不正子宮出血、月経不順、胎動不安、乾燥性便秘などを主治する。保健強壮薬、尿路疾患用薬、皮膚疾患用薬、婦人薬とみなされる処方に配剤される。 |
63 | 『生薬単』 伊藤美千穂 北山隆 NTS | 2007 | P218: 止瀉、緩下、利尿。漢方では、補血、強壮、解熱、止瀉、緩下を目標に用いられてきた。 |
64 | 『ベーシック薬学教科書シリーズ⑦生薬学・天然物化学』吉川雅之編 化学同人 | 2008 | P54: 補血、強壮作用。糖尿病、前立腺肥大症、腰痛、白内障、インポテンツにも効果があると言われている。漢方処方: 八味地黄丸など。副作用: 著しく胃腸が虚弱な人は、軟便、下痢、腹痛、胃部不快感、食欲不振などのなどの胃腸障害を起こすことがある。 |
65 | 『伝統医薬学・生薬学』 御影雅幸 木村正幸 南江堂 | 2009 | P119: 清熱、補血、強壮、解熱。(中)生地黄・乾地黄: 清熱涼血薬。 熟地黄: 養血薬。方剤: 桔梗湯、荊芥連翹湯、滋陰降火湯、炙甘草湯など |
66 | 『日本伝統医学テキスト漢方編』平成22-23年度厚生労働科学研究費補助金『統合医療を推進するための日本伝統医学の標準化』研究班 | 2012 | P353: 泌尿器系疾患用薬、皮膚疾患用薬とされる漢方処方に配合されている。 |
67 | 『新訂生薬学 改訂第7版』 木村孟淳 田中俊弘 水上元 南江堂 | 2012 | P80: 漢方処方用薬。保健強壮薬。 |
68 | 『歴代日本薬局方収載生薬大事典』 木下武司著 | 2015 | P184: もっぱら漢方処方に用いられる。 |
73 | 青本「化学」、薬学ゼミナール | 2016 | P577: 強壮、解熱、補血 |
74 | コアカリ重点ポイント集「化学系薬学」改訂第4版 薬学ゼミナール | 2014 | P150: 補血、滋養強壮 |
ジュクジオウ
歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載
利用する場合は以下を引用してください。
- 矢作 忠弘,石内勘一郎,渥美 聡孝,三宅 克典,森永 紀,伏見 裕利,大山 雅義,森川 敏生,田中 謙,有田 正規,牧野 利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 1-36, 2017
番号 | 書名 | 出版年 | 記載 |
---|---|---|---|
3 | 局方医薬品承認申請の手引き | 1980 | 収載なし |
4 | 生薬のエキス製剤の製造販売承認申請に係るガイダンスついて(2015年12月25日薬生審査発) | 2015 | 収載なし |
5 | JP7 第1部 大改訂版 第2部 解説書(1966) | 1961 | 収載なし |
6 | JP8 解説書 | 1971 | 収載なし |
7 | JP9 解説書 | 1976 | 収載なし |
8 | JP10 解説書 | 1981 | 収載なし |
9 | JP11 解説書 | 1986 | 収載なし |
10 | JP12 解説書 | 1991 | 収載なし |
11 | JP13 解説書 | 1996 | 収載なし |
12 | JP14 解説書 | 2001 | 収載なし |
13 | JP15 解説書 | 2006 | 収載なし |
14 | JP16 解説書 | 2011 | ジオウとまとめて規定 |
15 | 登録販売者試験実施ガイドライン作成検討会_試験問題の作成に関する手引き(厚生労働省医薬食品局総務課2007年7月) | 2007 | 記載なし |
19 | 『改訂生藥學』アルベルト・ウィカンド 大井玄洞 | 1887 | 記載なし |
20 | 『生藥學』第5版 下山順一郎 | 1901 | 記載なし |
21 | 『簡明生藥學』島崎健造 | 1909 | 記載なし |
22 | 『最新薬学全書 第6編 生薬学』 伊藤治輔 編、日本薬学講習会 | 1913 | 記載なし |
23 | 『生藥學』第13版 下山純一郎 朝比奈泰彦 | 1916 | 記載なし |
24 | 『和漢薬物学』日野五七郎 一色直太郎 同済号書房 たにぐち書店復刻版 | 1931 | 正P368: 製法の解説のみ |
25 | 『薬理的生薬学』村上師壽 三省堂 | 1933 | 記載なし |
26 | 『生藥學』第20版 下山順一郎 朝比奈泰彦 藤田直市 | 1934 | 記載なし |
27 | 『生藥學』第27版 下山純一郎 朝比奈泰彦 藤田直市 | 1943 | 記載なし |
28 | 『生藥學教科書』木村康一 | 1949 | 記載なし |
29 | 『最新生薬学』刈米達夫 | 1949 | 記載なし |
30 | 『生薬学』三橋博、醫學書院 | 1958 | 記載なし |
31 | 『生薬学』第4版、藤田路一 | 1963 | 記載なし |
32 | 『新編生薬学』東丈夫 名越規朗 廣川書店 | 1965 | P60(ジオウの項に記載): 〔基原〕(略)(乾地黄はそのまま、熟地黄は蒸して乾燥) 〔応用〕補血強壮、鎮痛剤。八味地黄湯など |
33 | 『生薬学総論』柴田承二 東丈夫 木島正夫 下村孟 廣川書店 | 1966 | 記載なし |
34 | 『生薬学』稲垣勲 嶋野武 嶋田玄彌 長沢元夫 南江堂 | 1967 | 記載なし |
35 | 『和漢生薬』刈米達夫 廣川書店 植物分類学での順 | 1971 | 記載なし |
36 | 『最新生薬学 第三改槁版』刈米達夫 廣川書店 | 1973 | 記載なし |
37 | 『スタインエッガー・ヘンゼル生薬学〔上〕‐化学・薬理学へのアプローチ‐第3版』糸川秀治 太田明廣 西川嘉廣 廣川書店 | 1975 | 記載なし |
38 | 『スタインエッガー・ヘンゼル生薬学〔下〕‐化学・薬理学へのアプローチ‐第3版』糸川秀治 太田明廣 西川嘉廣 廣川書店 | 1976 | 記載なし |
39 | 『生薬学』 木島正夫 澤田徳之助 秦清之 朝倉書店 | 1978 | 記載なし |
40 | 『新常用和漢薬集』訂正第2版 東京生薬協会 編集 南江堂 | 1978 | 記載なし |
41 | 『最新生薬学総覧』伊沢一男 学文社 | 1978 | 記載なし |
42 | 彩色写生図 日本の薬用植物〔生薬〕 生薬-成分-漢方-〔処方例〕高取治輔 廣川書店 | 1980 | 記載なし |
43 | 『生薬学第2版』北川勲 三川潮 庄司順三 滝戸道夫 友田正司 西岡五夫 廣川書店 | 1982 | 記載なし |
44 | 『コメンタリー局方生薬』初版 桑野重昭 山内和子 米田該典 廣川書店 | 1984 | P196(ジオウ): 漢方で熟地黄は補養薬(血色が優れない、皮膚がかさかさして色つやが悪い、疲労倦怠感、不眠、めまい、動悸などのいわゆる血虚または衰弱、ほてり、寝汗などのいわゆる陰虚などに)として処方。 |
45 | 『新訂生薬学 第2版』長沢元夫 野呂征男 萩原幸夫 木村孟淳 南江堂 | 1987 | 記載なし |
46 | 『コメンタリー局方生薬』 第2版 桑野重昭 山内和子 米田該典 廣川書店 | 1987 | P234(ジオウ): 漢方で熟地黄は補養薬(血色が優れない、皮膚がかさかさして色つやが悪い、疲労倦怠感、不眠、めまい、動悸などのいわゆる血虚または衰弱、ほてり、寝汗などのいわゆる陰虚などに)として処方。 |
47 | 『INTEGRATED ESSENTIALS 生薬学 改訂第3版』三橋博 指田豊 山﨑和男 南江堂 | 1989 | P225: ジオウの項に記載。用途の記載なし。 |
48 | 『生薬学概論』 難波恒雄 津田喜典編 南江堂 | 1990 | 記載なし |
49 | 『生薬学改訂第4版』 三橋博 井上隆夫編集 南江堂 | 1992 | 記載なし |
50 | 『天然薬物・生薬学』 初版 奥田拓男編 廣川書店 | 1993 | P177: 熟地黄を補血薬として、保健強壮薬などに配合する。 |
51 | 『薬用資源学』初版 山崎幹夫 斉藤和季編 丸善 | 1997 | 記載なし |
52 | 『漢方薬理学』高木敬次郎 木村正康 南山堂 | 1997 | P107、203: 効能は補血、強壮、滋陰などとされ、最も重要な補血薬の1つで、貧血、衰弱などの治療、改善を目的に配剤される。 |
53 | 『生薬学概論(改訂第3版)』 難波恒雄 津田喜典 南江堂 | 1998 | 記載なし |
54 | 『生薬学第6版』 北川勲 三川潮 庄司順三 滝戸道夫 友田正司 西岡五夫 廣川書店 | 2001 | 記載なし |
55 | 『INTEGRATED ESSENTIALS 生薬学 改訂第6版』 指田豊 山﨑和男 南江堂 | 2002 | P266: 漢方の要薬で、乾地黄を止血、清熱を目的として、八味地黄丸などに、熟地黄を補血、強壮を目的として、十全大補湯などに配合される。 |
56 | 『入門漢方医学』初版 日本東洋医学会学術教育委員会 編 日本東洋医学会発行 | 2002 | 記載なし |
57 | 『漢方・生薬学』久保道德 吉川雅之 廣川書店 | 2003 | P375: 中医学では「味甘、性微温、滋陰、補血の効用がある。肝腎陰虚、血少、目昏耳聾、腰膝酸軟、消渇、遺精、閉経、崩漏に用いる」という。 |
58 | 『薬学生・薬剤師のための知っておきたい生薬100ー含漢方処方ー』第1版、日本薬学会編、東京化学同人 | 2004 | P48: ジオウの項に記載 |
59 | 『薬学生のための漢方薬入門』第2版、指田豊 三巻祥浩、廣川書店 | 2004 | P66: ジオウの項に記載 |
60 | 『スタンダード薬学シリーズ3 化学系薬学Ⅲ 自然が生み出す薬物』第1版 社団法人日本薬学会 編 東京化学同人 | 2005 | P50(ジオウの項より): 補剤としての働きが強い。 |
61 | 『薬用植物学 改訂第6版』 野呂征男 水野瑞夫 木村孟淳 田中俊弘 南江堂 | 2006 | 記載なし |
62 | 『パートナー生薬学』 指田豊 山﨑和男 竹谷孝一 南江堂 | 2007 | 記載なし |
63 | 『生薬単』 伊藤美千穂 北山隆 NTS | 2007 | 記載なし |
64 | 『ベーシック薬学教科書シリーズ⑦生薬学・天然物化学』吉川雅之編 化学同人 | 2008 | ジオウの項に記載 |
65 | 『伝統医薬学・生薬学』 御影雅幸 木村正幸 南江堂 | 2009 | P119(ジオウの項に記載、単独での記載なし): 清熱、補血、強壮、解熱。(中)生地黄・乾地黄: 清熱涼血薬。 熟地黄: 養血薬。方剤: 桔梗湯、荊芥連翹湯、滋陰降火湯、炙甘草湯など |
66 | 『日本伝統医学テキスト漢方編』平成22-23年度厚生労働科学研究費補助金『統合医療を推進するための日本伝統医学の標準化』研究班 | 2012 | P353: 血液系疾患薬、強壮薬とされる漢方処方に配合されている。 |
67 | 『新訂生薬学 改訂第7版』 木村孟淳 田中俊弘 水上元 南江堂 | 2012 | 効能の記載なし。P79 |
68 | 『歴代日本薬局方収載生薬大事典』 木下武司著 | 2015 | 記載なし |
73 | 青本「化学」、薬学ゼミナール | 2016 | 記載なし |
74 | コアカリ重点ポイント集「化学系薬学」改訂第4版 薬学ゼミナール | 2014 | 記載なし |