CrudeDrug:Pinelliae Tuber

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半夏 (Pinellia Tuber)

Pinellia ternata Breitenbach:日本
Pinellia ternata Breitenbach:中国

半夏はサトイモ科のカラスビシャクPinellia ternata Breitenbachのコルク層を除いた塊茎を基原とする。生産期は5月中旬で、半分夏であることから「半夏」と言われるようになった。節季の七十二候に「半夏生(ハンゲショウズ)」の雑節があるが、これは半夏(烏柄杓:カラスビシャク)という薬草が生えるころを意味していることも興味深い。半夏は畑や田んぼの畔に多く自生しており、本草書に「守田」「水玉」の名があるのも理解できる。残念なことだが水田で農薬が使用されるようになり、野生品が減少している。 流通する半夏の多くは野生品の採集で生産されている。そのためか同じサトイモ科の「天南星」が混入することが多く、生薬の外部形態からは識別が難しいのが現状である。また古来、半夏は白くて大きなものが良品とされ、中国の生産では漂白を目的に硫黄燻蒸が一般的に行われており、SO2残留の安全性や、硫黄酸化物による大気汚染の問題があるため、当社では硫黄燻蒸を施さない「無硫半夏」を特別に生産し、「有硫半夏」と区別している。 (より詳しく見る→栃本天海堂創立60周年記念誌

Picture

Photographs of Pinelia Tuber (ハンゲ) (by Alps Pharm. アルプス薬品)
Alps:Pinelliae Tuber.jpg
1. China Sichuan 四川 (甲級) 2. China Sichuan 四川 (甲級) 3. China Hubei 湖北 (甲級)
4. China Yunnan 雲南 (甲級) 5. China Sichuan 四川 (乙級) 6. China Gansu 甘粛 (乙級)
7. China Sichuan 四川 (珍珠) 8. China Hubei 湖北 (珍珠) 9. China Gansu 甘粛 (珍珠)
Alps:Pinelliae Tuber2.jpg
10. China Hubei 湖北 (甲級) 11. China Gansu 甘粛 (統装) 12. China Guizhou 貴州 (等外)
13. China Gansu 甘粛 (等外) 14. China Sichuan 四川 (スソ) 15. Japan 日本
16. China 中国 (熟) 17. China Guangxi 広西 (水半夏 未加工) 18. China Guangxi 広西 (水半夏)

半夏

References

  1. 【基原動植物から灰分等まで】第十六改正日本薬局方
  2. 【効能】矢作忠弘, 渥美聡孝, (以下8名)..., 牧野利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 2017
  3. 【成分】生薬単 (伊藤美千穂 北山隆 監修; 原島広至 著) NTS

Prescriptions 処方一覧

麦門冬湯 (バクモンドウトウ)  茯苓飲合半夏厚朴湯 (ブクリョウインゴウハンゲコウボクトウ)  茯苓飲加半夏 (ブクリョウインカハンゲ)  伏竜肝湯 (ブクリュウカントウ)  附子粳米湯 (ブシコウベイトウ)  竹茹温胆湯 (チクジョウンタントウ)  竹葉石膏湯 (チクヨウセッコウトウ)  丁香柿蒂湯 (チョウコウシテイトウ)  釣藤散 (チョウトウサン)  大半夏湯 (ダイハンゲトウ)  大柴胡湯 (ダイサイコトウ)  大柴胡湯去大黄 (ダイサイコトウキョダイオウ)  延年半夏湯 (エンネンハンゲトウ)  越婢加半夏湯 (エッピカハンゲトウ)  不換金正気散 (フカンキンショウキサン)  五積散 (ゴシャクサン)  八解散 (ハチゲサン)  半夏白朮天麻湯 (ハンゲビャクジュツテンマトウ)  半夏厚朴湯 (ハンゲコウボクトウ)  半夏苦酒湯 (ハンゲクシュトウ)  半夏散及湯 (ハンゲサンキュウトウ)  半夏瀉心湯 (ハンゲシャシントウ)  変製心気飲 (ヘンセイシンキイン)  参蘇飲 (ジンソイン)  浄腑湯 (ジョウフトウ)  解急蜀椒湯 (カイキュウショクショウトウ)  葛根加半夏湯 (カッコンカハンゲトウ)  藿香正気散 (カッコウショウキサン)  加味温胆湯 (カミウンタントウ)  乾姜人参半夏丸 (カンキョウニンジンハンゲガン)  乾姜人参半夏丸料 (カンキョウニンジンハンゲガンリョウ)  甘草瀉心湯 (カンゾウシャシントウ)  栝楼薤白半夏湯 (カロウガイハクハンゲトウ)  化食養脾湯 (カショクヨウヒトウ)  堅中湯 (ケンチュウトウ)  枳縮二陳湯 (キシュクニチントウ)  厚朴生姜半夏甘草人参湯 (コウボクショウキョウハンゲカンゾウニンジントウ)  厚朴生姜半夏人参甘草湯 (コウボクショウキョウハンゲニンジンカンゾウトウ)  香砂六君子湯 (コウシャリックンシトウ)  二陳湯 (ニチントウ)  二朮湯 (ニジュツトウ)  黄耆別甲湯 (オウギベッコウトウ)  黄芩加半夏生姜湯 (オウゴンカハンゲショウキョウトウ )  黄連湯 (オウレントウ)  利膈湯 (リカクトウ)  六君子湯 (リックンシトウ)  苓甘姜味辛夏仁湯 (リョウカンキョウミシンゲニントウ)  良枳湯 (リョウキトウ)  柴朴湯 (サイボクトウ)  柴陥湯 (サイカントウ)  柴葛解肌湯 (サイカツゲキトウ)  柴胡加芒硝湯 (サイコカボウショウトウ)  柴胡加竜骨牡蛎湯 (サイコカリュウコツボレイトウ)  柴胡桂枝湯 (サイコケイシトウ)  柴苓湯 (サイレイトウ)  柴芍六君子湯 (サイシャクリックンシトウ)  柴蘇飲 (サイソイン)  清肌安蛔湯 (セイキアンカイトウ)  清湿化痰湯 (セイシツケタントウ)  赤丸 (セキガン)  旋覆花代赭石湯 (センプクカタイシャセキトウ)  小半夏加茯苓湯 (ショウハンゲカブクリョウトウ)  小陥胸湯 (ショウカンキョウトウ)  生姜瀉心湯 (ショウキョウシャシントウ)  小柴胡湯 (ショウサイコトウ)  小柴胡湯加桔梗石膏 (ショウサイコトウカキキョウセッコウ)  小青竜湯 (ショウセイリュウトウ)  小青竜湯合麻杏甘石湯 (ショウセイリュウトウゴウマキョウカンセキトウ)  小青竜湯加石膏 (ショウセイリュウトウカセッコウ)  蘇子降気湯 (ソシコウキトウ)  当帰湯 (トウキトウ)  温経湯 (ウンケイトウ)  温胆湯 (ウンタントウ)  射干麻黄湯 (ヤカンマオウトウ)  抑肝散加陳皮半夏 (ヨクカンサンカチンピハンゲ)  

歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載

利用する場合は以下を引用してください。

  • 矢作 忠弘,石内勘一郎,渥美 聡孝,三宅 克典,森永 紀,伏見 裕利,大山 雅義,森川 敏生,田中 謙,有田 正規,牧野 利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 1-36, 2017
番号 書名 出版年 記載
3 局方医薬品承認申請の手引き 1980 記載なし
4 生薬のエキス製剤の製造販売承認申請に係るガイダンスついて(2015年12月25日薬生審査発) 2015 記載なし
5 JP7 第1部 大改訂版 第2部 解説書(1966) 1961 【薬効】 漢方医流の独自の薬物で、その鎮嘔、鎮吐作用のメカニズムは明らかではないが、胃の自然運動を促進して胃内停水を去り、利尿を促したんを去るといわれている。 【適用】 嘔気、妊娠悪阻、胃内停水に対しショウキョウと配合し、まためまい、神経性心臓不安にブクリョウ、陳皮、紫蘇葉と配合して用いる。 (略)。 2-440
6 JP8 解説書 1971 【適用】 はき気、妊娠悪阻、胃内停水に対しショウキョウと配合し、まためまい、神経性心臓不安にブクリョウ、陳皮、紫蘇葉と配合して用いる。 (略)。 漢方医術の独自の薬物で、その鎮嘔、鎮吐作用のメカニズムは明らかではないが (略)。 (略)。 2-515
7 JP9 解説書 1976 【薬効】 鎮嘔、鎮吐作用のメカニズムは明らかではないが、胃内停水を去り、利尿を促し、たんを除くといわれている。 〔薬理〕 (略)。 【適用】 鎮嘔、鎮吐、鎮咳、去たんなどの目的で漢方方剤に配合される。 D-701
8 JP10 解説書 1981 【適用】 漢方処方用薬である。 漢方方剤: (略) D-719
9 JP11 解説書 1986 【適用】 漢方処方用薬である。健胃消化薬、鎮吐剤、鎮咳去痰薬とみなされる処方及びその他の処方に比較的高頻度で配合されている。 漢方処方: (略) D-761
10 JP12 解説書 1991 【適用】 漢方処方用薬である。健胃消化薬、鎮吐薬、鎮咳去痰薬とみなされる処方及びその他の処方に比較的高頻度で配合されている。 漢方処方: (略) D-767
11 JP13 解説書 1996 【適用】 漢方処方用薬である。健胃消化薬、鎮吐薬、鎮咳去痰薬とみなされる処方及びその他の処方に比較的高頻度で配合されている。 漢方処方: (略) D-868
12 JP14 解説書 2001 【適用】 漢方処方用薬である。健胃消化薬、鎮吐薬、鎮咳去痰薬とみなされる処方及びその他の処方に比較的高頻度で配合されている。 漢方処方: (略) D-932
13 JP15 解説書 2006 【適用】 漢方処方用薬である。健胃消化薬、鎮吐薬、鎮咳去痰薬とみなされる処方及びその他の処方に比較的高頻度で配合されている。 漢方処方: (略) D-563
14 JP16 解説書 2011 【適用】 漢方処方用薬である。健胃消化薬、鎮吐薬、鎮咳去痰薬とみなされる処方及びその他の処方に比較的高頻度で配合されている。 漢方処方: (略) D-684
15 登録販売者試験実施ガイドライン作成検討会_試験問題の作成に関する手引き(厚生労働省医薬食品局総務課2007年7月) 2007 記載なし
19 『改訂生藥學』アルベルト・ウィカンド 大井玄洞 1887 記載なし
20 『生藥學』第5版 下山順一郎 1901 記載なし
21 『簡明生藥學』島崎健造 1909 記載なし
22 『最新薬学全書 第6編 生薬学』 伊藤治輔 編、日本薬学講習会 1913 記載なし
23 『生藥學』第13版 下山純一郎 朝比奈泰彦 1916 記載なし
24 『和漢薬物学』日野五七郎 一色直太郎 同済号書房 たにぐち書店復刻版 1931 正P41: 鎮嘔去痰薬としての外、咽喉の腫脹と疼痛を散じ音聲を出すに用ゆ。
25 『薬理的生薬学』村上師壽 三省堂 1933 P404: 茶剤とす。感冒に用ふ。
26 『生藥學』第20版 下山順一郎 朝比奈泰彦 藤田直市 1934 上P183: 古来鎮嘔、鎮静又は?痰の目的に用ふ。本品を用いる時は多くは生姜を併用す。例えば悪阻に用いられたる虎翼飲は半夏八銭・茯苓四銭・青皮一銭・生姜一銭半なるが如し。
27 『生藥學』第27版 下山純一郎 朝比奈泰彦 藤田直市 1943 P183: 古来鎮嘔、鎮静又は?痰の目的に用ふ。本品を用いる時は多くは生姜を併用す。例えば悪阻に用いられたる虎翼飲は半夏八銭、茯苓四銭、青皮一銭、生姜一千半なるが如し。
28 『生藥學教科書』木村康一 1949 P44: 鎮嘔、鎮静、?痰。1日5.0?15.0。
29 『最新生薬学』刈米達夫 1949 P64: 鎮嘔薬とし、生姜を加えて煎剤(8?15.0;100)とする。漢方では特に妊婦嘔吐に賞用する。
30 『生薬学』三橋博、醫學書院 1958 P228: 鎮嘔剤、鎮吐剤。
31 『生薬学』第4版、藤田路一 1963 P327: 鎮嘔剤。漢方ではまた利尿剤とし常に生姜を併用する。
32 『新編生薬学』東丈夫 名越規朗 廣川書店 1965 P57: 鎮嘔剤(悪阻、急性胃カタル、神経性嘔吐に生姜を加えて煎剤(略)として用いる)。漢方: 鎮嘔、鎮吐、鎮咳去痰剤で胃内停水に用いる。小半夏加茯苓湯、生半夏湯など
33 『生薬学総論』柴田承二 東丈夫 木島正夫 下村孟 廣川書店 1966 P81: 鎮嘔、鎮吐、去痰、利尿剤で胃内停水に用いる
34 『生薬学』稲垣勲 嶋野武 嶋田玄彌 長沢元夫 南江堂 1967 P90: 鎮吐剤(特に悪阻に用いる)。
35 『和漢生薬』刈米達夫 廣川書店 植物分類学での順 1971 P274: 鎮嘔、去痰の作用があり水毒の駆除に用いる。
36 『最新生薬学 第三改槁版』刈米達夫 廣川書店 1973 P75: 鎮嘔、去痰の作用があり水毒の駆除に用う。
37 『スタインエッガー・ヘンゼル生薬学〔上〕‐化学・薬理学へのアプローチ‐第3版』糸川秀治 太田明廣 西川嘉廣 廣川書店 1975 記載なし
38 『スタインエッガー・ヘンゼル生薬学〔下〕‐化学・薬理学へのアプローチ‐第3版』糸川秀治 太田明廣 西川嘉廣 廣川書店 1976 記載なし
39 『生薬学』 木島正夫 澤田徳之助 秦清之 朝倉書店 1978 P276: 漢方における鎮嘔、鎮吐、鎮静、去痰薬で生薑と共に方剤中に配合されるが、胃内停水があってその上逆による悪心、嘔吐を主とし、咳嗽、心悸亢進、めまい、腹中雷鳴、姙娠悪阻、不眠症などに応用する。
40 『新常用和漢薬集』訂正第2版 東京生薬協会 編集 南江堂 1978 P111: 漢方では鎮吐、駆水剤として吐き気、つわり、胃内停水にショウキョウと配合し、また、めまい、神経性心臓不安などにブクリョウ、チンピ、シソヨウと配合して用いられる。
41 『最新生薬学総覧』伊沢一男 学文社 1978 P27: 鎮吐薬、特に妊婦の嘔吐(つわり)に賞用、その他漢方に広く配合される。
42 彩色写生図 日本の薬用植物〔生薬〕 生薬-成分-漢方-〔処方例〕高取治輔 廣川書店 1980 P147: 鎮吐、鎮咳、去痰
43 『生薬学第2版』北川勲 三川潮 庄司順三 滝戸道夫 友田正司 西岡五夫 廣川書店 1982 P280: 漢方で鎮嘔、鎮吐、鎮咳、去痰の目的に用いる。
44 『コメンタリー局方生薬』初版 桑野重昭 山内和子 米田該典 廣川書店 1984 P334: 漢方で鎮吐薬(みぞおちのつかえ、悪心、嘔吐、つわり、食欲不振などに)または鎮咳去痰薬(粘稠な白痰が多い咳、喉咽・食道部に違和感がある咳などに)として処方。
45 『新訂生薬学 第2版』長沢元夫 野呂征男 萩原幸夫 木村孟淳 南江堂 1987 P110: 鎮嘔、鎮吐、去痰薬。
46 『コメンタリー局方生薬』 第2版 桑野重昭 山内和子 米田該典 廣川書店 1987 P380: 漢方で鎮吐薬(みぞおちのつかえ、悪心、嘔吐、つわり、食欲不振などに)または鎮咳去痰薬(粘稠な白痰が多い咳、喉咽・食道部に違和感がある咳などに)として処方。
47 『INTEGRATED ESSENTIALS 生薬学 改訂第3版』三橋博 指田豊 山﨑和男 南江堂 1989 P258: 漢方で鎮嘔、鎮吐、去痰薬として半夏瀉心湯など多数の漢方処方に配分される。
48 『生薬学概論』 難波恒雄 津田喜典編 南江堂 1990 P327: 鎮嘔、鎮吐、鎮静薬。
49 『生薬学改訂第4版』 三橋博 井上隆夫編集 南江堂 1992 P258: 漢方で鎮嘔、鎮吐、去痰薬として小半夏加茯苓湯、半夏厚朴湯、半夏瀉心湯など多数の漢方処方に配分される。
50 『天然薬物・生薬学』 初版 奥田拓男編 廣川書店 1993 P182: 漢方で温化寒薬痰薬とし、健胃消化薬、鎮吐薬、鎮咳去痰薬などに配合。和胃止嘔、寒湿去痰、散結消腫に効ありとする。
51 『薬用資源学』初版 山崎幹夫 斉藤和季編 丸善 1997 P222: 漢方処方用薬(健胃消化薬、鎮吐薬、鎮咳去痰薬とみなされる処方に配合)
52 『漢方薬理学』高木敬次郎 木村正康 南山堂 1997 P308: 胃内停水による悪心、嘔吐に鎮嘔、鎮吐剤として用いる。ほかに咳嗽、急性胃カタル、咽喉頭痛や妊娠悪阻などに用いる。
53 『生薬学概論(改訂第3版)』 難波恒雄 津田喜典 南江堂 1998 P327: 鎮嘔、鎮吐、鎮静薬。
54 『生薬学第6版』 北川勲 三川潮 庄司順三 滝戸道夫 友田正司 西岡五夫 廣川書店 2001 P273: 漢方で鎮嘔、鎮吐、鎮咳、去痰の目的に用いる。
55 『INTEGRATED ESSENTIALS 生薬学 改訂第6版』 指田豊 山﨑和男 南江堂 2002 P299: 漢方で鎮嘔、鎮吐、去痰薬として半夏瀉心湯など多数の漢方処方に配分される。
56 『入門漢方医学』初版 日本東洋医学会学術教育委員会 編 日本東洋医学会発行 2002 P155: 鎮吐、鎮咳、去痰
57 『漢方・生薬学』久保道德 吉川雅之 廣川書店 2003 P290: 漢方では、鎮吐、鎮咳去痰、健胃消化を目的とした漢方処方薬に比較的多く処方されている。
58 『薬学生・薬剤師のための知っておきたい生薬100ー含漢方処方ー』第1版、日本薬学会編、東京化学同人 2004 P98: 胃内停水による悪心、嘔吐に鎮嘔、鎮吐剤として用いる。また、咳や急性胃カタル、咽喉頭痛や妊娠悪阻などに用いる。配合処方: 小青竜湯、半夏厚朴湯、半夏瀉心湯、六君子湯など。
59 『薬学生のための漢方薬入門』第2版、指田豊 三巻祥浩、廣川書店 2004 P90: 吐き気止めの薬として知られている。胃内停水による悪心、嘔吐をおさめ、妊娠悪阻などに使われ、また、咳、痰、咽痛などに応用する。処方例: 温経湯、温胆湯、?香正気散、甘草瀉心湯、香砂六君子湯、柴胡加竜骨牡蛎湯(略)
60 『スタンダード薬学シリーズ3 化学系薬学Ⅲ 自然が生み出す薬物』第1版 社団法人日本薬学会 編 東京化学同人 2005 P57: 鎮嘔、鎮吐、去痰薬。漢方では和胃止嘔、乾湿去痰にはミョウバンで修治したものを内服し、散結消腫には未加工のものを主として外用する。
61 『薬用植物学 改訂第6版』 野呂征男 水野瑞夫 木村孟淳 田中俊弘 南江堂 2006 P242: (略)漢方で鎮嘔薬、去痰薬、強心薬、利尿薬などに広く応用される。
62 『パートナー生薬学』 指田豊 山﨑和男 竹谷孝一 南江堂 2007 P309: もっぱら漢方に使い、湿を除き、去痰を促す、つきあげるような嘔吐・咳を止める薬能がある。嘔吐、咳嗽、多痰、胸部膨満感、頭痛、めまいなどを主治する。鎮咳去痰薬、鎮嘔鎮吐薬、健胃消化薬とみなされる処方に高頻度で配合されている。
63 『生薬単』 伊藤美千穂 北山隆 NTS 2007 P196: 鎮静、鎮吐、鎮咳、去痰
64 『ベーシック薬学教科書シリーズ⑦生薬学・天然物化学』吉川雅之編 化学同人 2008 P75: 鎮吐、健胃消化、鎮咳去痰薬。漢方処方: 半夏厚朴湯、半夏瀉心湯など。ショウキョウとともに配合されることが多い。
65 『伝統医薬学・生薬学』 御影雅幸 木村正幸 南江堂 2009 P225: 鎮嘔、鎮吐、鎮静薬。(中)温化寒痰薬。方剤: 五積散、柴胡加竜骨牡蛎湯、柴胡桂枝湯、小柴胡湯、小青竜湯、半夏厚朴湯、半夏瀉心湯、六君子湯など
66 『日本伝統医学テキスト漢方編』平成22-23年度厚生労働科学研究費補助金『統合医療を推進するための日本伝統医学の標準化』研究班 2012 P364: 鎮吐作用が期待されることから、悪心・嘔吐の治療効果を目的とする漢方処方に配合されている。
67 『新訂生薬学 改訂第7版』 木村孟淳 田中俊弘 水上元 南江堂 2012 P116: 鎮嘔、鎮吐、去痰薬。
68 『歴代日本薬局方収載生薬大事典』 木下武司著 2015 P314: もっぱら漢方に用いる。
73 青本「化学」、薬学ゼミナール 2016 P577: 鎮吐、鎮咳、去痰
74 コアカリ重点ポイント集「化学系薬学」改訂第4版 薬学ゼミナール 2014 P151: 鎮吐
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