CrudeDrug:Cnidii Rhizoma

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川芎 (Cnidii Rhizoma)

Cnidium officinale Makino
Cnidium officinale Makino

川芎はセリ科のセンキュウ Cnidium officinale Makino の根茎を基原とする。「芎窮」が原名で、湖北省の咸寧・陽新県に産するものを「茶芎」、江西省撫州に産するものは「撫芎」などと呼ばれたが、四川省が主産地となり「川芎」が通名となった。婦人薬、冷え症用薬、消炎排膿薬、皮膚疾患用薬として多くの漢方方剤に配合されている。 基原植物として日本では、センキュウCnidium officinale Makinoの1種が規定されており、中国から渡来したものとされているが、現在の中国では同種の基原植物は見当たらない。中国では基原の異なる Ligusticum chuanxiong Hort. の根茎が用いられており、日本と中国では基原植物が異なる。また、日本では通例、湯通しの後に乾燥するが、中国では湯通しせずにそのまま乾燥する。 江戸時代に栽培方法が日本に導入され、近年の日本の市場は、北海道産が大半を占める。日本の川芎(日局川芎)は結実するが、未成熟で種子繁殖はできない。 (より詳しく見る→栃本天海堂創立60周年記念誌

Picture

Photographs of Cnidium Rhizome (センキュウ) (by Alps Pharm. アルプス薬品)
Alps:Cnidii Rhizoma.jpg
1. Japan Hokkaido 北海道
2. Japan Hokkaido 北海道 (統装) 3. Japan Hokkaido 北海道 (算盤玉)
4. Japan Niigata 新潟 5. Japan Gifu 岐阜 (古川 確認栽培)
Alps:Cnidii Rhizoma2.jpg
6. Japan Hokkaido 北海道 (湯通し) 7. China Hebei 河北
8. China Sichuan 四川 (2級) 9. China Guizhou 貴州
10. Korea 韓国 11. Vietnam ベトナム

歴史

江戸時代から蝦夷地で栽培され、約300年の栽培過程で日本独自の種として確立した。日本薬局方の指定は国内種のみである。そのため現在は日本種を中国で栽培して輸入する現象が起きている。

川芎

References

  1. 【基原動植物から灰分等まで】第十六改正日本薬局方
  2. 【効能】矢作忠弘, 渥美聡孝, (以下8名)..., 牧野利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 2017
  3. 【成分】生薬単 (伊藤美千穂 北山隆 監修; 原島広至 著) NTS

Prescriptions 処方一覧

防風通聖散 (ボウフウツウショウサン)  猪苓湯合四物湯 (チョレイトウゴウシモツトウ)  大防風湯 (ダイボウフウトウ)  五物解毒散 (ゴモツゲドクサン)  五積散 (ゴシャクサン)  八味帯下方 (ハチミタイカホウ)  胃風湯 (イフウトウ)  治打撲一方 (ジダボクイッポウ)  滋腎明目湯 (ジジンメイモクトウ)  滋腎通耳湯 (ジジンツウジトウ)  治頭瘡一方 (ジズソウイッポウ)  治頭瘡一方去大黄 (ジズソウイッポウキョダイオウ)  十味敗毒湯 (ジュウミハイドクトウ)  十六味流気飲 (ジュウロクミリュウキイン)  十全大補湯 (ジュウゼンタイホトウ)  葛根湯加川芎辛夷 (カッコントウカセンキュウシンイ)  加味四物湯 (カミシモツトウ)  加味逍遙散加川芎地黄 (カミショウヨウカセンキュウジオウ)  荊防敗毒散 (ケイボウハイドクサン)  荊芥連翹湯 (ケイガイレンギョウトウ)  響声破笛丸 (キョウセイハテキガン)  芎帰調血飲 (キュウキチョウケツイン)  芎帰調血飲第一加減 (キュウキチョウケツインダイイチカゲン)  芎帰膠艾湯 (キュウキキョウガイトウ)  女神散 (ニョシンサン)  女神湯 (ニョシントウ)  応鐘散 (オウショウサン)  連珠飲 (レンジュイン)  竜胆瀉肝湯 (リュウタンシャカントウ)  柴胡清肝湯 (サイコセイカントウ)  柴胡疎肝湯 (サイコソカントウ)  酸棗仁湯 (サンソウニントウ)  清上防風湯 (セイジョウボウフウトウ)  清上蠲痛湯 (セイジョウケンツウトウ)  清熱補血湯 (セイネツホケツトウ)  千金内托散 (センキンナイタクサン)  川芎茶調散 (センキュウチャチョウサン)  折衝飲 (セッショイン)  七物降下湯 (シチモツコウカトウ)  紫根牡蠣湯 (シコンボレイトウ)  四物湯 (シモツトウ)  小続命湯 (ショウゾクメイトウ)  疎経活血湯 (ソケイカッケツトウ)  托裏消毒飲 (タクリショウドクイン)  当帰飲子 (トウキインシ)  当帰散 (トウキサン)  当帰芍薬加附子湯 (トウキシャクヤクカブシトウ)  当帰芍薬散 (トウキシャクヤクサン)  当帰芍薬散加附子 (トウキシャクヤクサンカブシ)  当帰芍薬散加黄耆釣藤 (トウキシャクヤクサンカオウギチョウトウ)  当帰芍薬散加人参 (トウキシャクヤクサンカニンジン)  温経湯 (ウンケイトウ)  温清飲 (ウンセイイン)  烏薬順気散 (ウヤクジュンキサン)  抑肝加芍薬 (ヨクカンカシャクヤク)  抑肝散 (ヨクカンサン)  抑肝散加陳皮半夏 (ヨクカンサンカチンピハンゲ)  抑肝散加芍薬黄連 (ヨクカンサンカシャクヤクオウレン)  続命湯 (ゾクメイトウ)  

歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載

利用する場合は以下を引用してください。

  • 矢作 忠弘,石内勘一郎,渥美 聡孝,三宅 克典,森永 紀,伏見 裕利,大山 雅義,森川 敏生,田中 謙,有田 正規,牧野 利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 1-36, 2017
番号 書名 出版年 記載
3 局方医薬品承認申請の手引き 1980 記載なし
4 生薬のエキス製剤の製造販売承認申請に係るガイダンスついて(2015年12月25日薬生審査発) 2015 記載なし
5 JP7 第1部 大改訂版 第2部 解説書(1966) 1961 【適用】 補血、強壮、鎮静、鎮痛の目的で漢方方剤に配合される。貧血、冷え性、月経不順などの婦人病の家庭薬とする。 2-347
6 JP8 解説書 1971 【適用】 補血、強壮、鎮静、鎮痛の目的で漢方方剤に配合される。貧血、冷え性、月経不順などの婦人病の家庭薬とする。 2-404
7 JP9 解説書 1976 【適用】 補血、強壮、鎮静、鎮痛の目的で漢方方剤に配合される。貧血、冷え性、月経障害、血の道症などの婦人病の家庭薬とする。 D-507
8 JP10 解説書 1981 【適用】 主として漢方処方用薬である。また、配合剤 (婦人用薬) の原料とする (略) 漢方方剤: (略) D-513
9 JP11 解説書 1986 【適用】 主として漢方処方用薬であり、婦人薬、冷え症用薬、皮膚疾患用薬、消炎排膿薬とみなされる処方及びその他の処方に配合されている。また、配合剤 (婦人用薬) の原料とする (略)。 漢方処方: (略) D-541
10 JP12 解説書 1991 【適用】 主として漢方処方用薬であり、婦人薬、冷え症用薬、皮膚疾患用薬、消炎排膿薬とみなされる処方及びその他の処方に配合されている。また、配合剤 (婦人用薬) の原料とする (略)。 漢方処方: (略) D-535
11 JP13 解説書 1996 【適用】 主として漢方処方用薬であり、婦人薬、冷え症用薬、皮膚疾患用薬、消炎排膿薬とみなされる処方及びその他の処方に配合されている。また、配合剤 (婦人用薬) の原料とする (略)。 漢方処方: (略) D-595
12 JP14 解説書 2001 【適用】 主として漢方処方用薬であり、婦人薬、冷え症用薬、皮膚疾患用薬、消炎排膿薬とみなされる処方及びその他の処方に配合されている。また、配合剤 (婦人用薬) の原料とする (略)。 漢方処方: (略) D-638
13 JP15 解説書 2006 【適用】 主として漢方処方用薬であり、婦人薬、冷え症用薬、皮膚疾患用薬、消炎排膿薬とみなされる処方及びその他の処方に配合されている。また、配合剤 (婦人用薬) の原料とする (略)。 漢方処方: (略) D-373
14 JP16 解説書 2011 【適用】 主として漢方処方用薬であり、婦人薬、冷え症用薬、皮膚疾患用薬、消炎排膿薬とみなされる処方及びその他の処方に配合されている。また、配合剤 (婦人用薬) の原料とする (略)。 漢方処方: (略) D-461
15 登録販売者試験実施ガイドライン作成検討会_試験問題の作成に関する手引き(厚生労働省医薬食品局総務課2007年7月) 2007 鎮痛作用が期待される(P. 54)。血行を改善し、血色不良や冷えの症状を緩和するほか、強壮、鎮静、鎮痛等の作用を期待して用いられる(P. 132)。
19 『改訂生藥學』アルベルト・ウィカンド 大井玄洞 1887 記載なし
20 『生藥學』第5版 下山順一郎 1901 記載なし
21 『簡明生藥學』島崎健造 1909 記載なし
22 『最新薬学全書 第6編 生薬学』 伊藤治輔 編、日本薬学講習会 1913 記載なし
23 『生藥學』第13版 下山純一郎 朝比奈泰彦 1916 記載なし
24 『和漢薬物学』日野五七郎 一色直太郎 同済号書房 たにぐち書店復刻版 1931 正P251: 逆上及頭痛の特効薬にして、子宮痙攣及ヒステリー等に応用す。
25 『薬理的生薬学』村上師壽 三省堂 1933 P11: 鎮静薬とす。頭痛、眩暈、脳の諸病に用ゆ。
26 『生藥學』第20版 下山順一郎 朝比奈泰彦 藤田直市 1934 記載なし
27 『生藥學』第27版 下山純一郎 朝比奈泰彦 藤田直市 1943 記載なし
28 『生藥學教科書』木村康一 1949 記載なし
29 『最新生薬学』刈米達夫 1949 P87: 漢方で重要な鎮静、鎮痙薬とし、家庭薬に多量に用いられる。
30 『生薬学』三橋博、醫學書院 1958 記載なし
31 『生薬学』第4版、藤田路一 1963 P172: 鎮痙、鎮痛剤。漢方およびその製剤に当帰と共に多用し貧血性?血を去る作用があるといわれる。
32 『新編生薬学』東丈夫 名越規朗 廣川書店 1965 P63: 鎮痙、鎮痛剤。家庭用薬原料。漢方: 温性駆?血薬、温性強壮剤で貧血性?血を去るのに用いる。?帰膠艾湯など
33 『生薬学総論』柴田承二 東丈夫 木島正夫 下村孟 廣川書店 1966 P81: 補血、強壮、鎮痛剤
34 『生薬学』稲垣勲 嶋野武 嶋田玄彌 長沢元夫 南江堂 1967 P99: 補血強壮、温性浄血薬、また鎮静、鎮痙剤。貧血症、冷え症、婦人病に用いる。
35 『和漢生薬』刈米達夫 廣川書店 植物分類学での順 1971 P95: 補血、強壮、鎮静、通経薬。温薬であって強壮作用あり古血を去る。特に頭痛に効ありとした。
36 『最新生薬学 第三改槁版』刈米達夫 廣川書店 1973 P92: 補血、強壮、鎮静、通経薬。温薬であって強壮作用あり古血を去る。特に頭痛に効ありとした。
37 『スタインエッガー・ヘンゼル生薬学〔上〕‐化学・薬理学へのアプローチ‐第3版』糸川秀治 太田明廣 西川嘉廣 廣川書店 1975 記載なし
38 『スタインエッガー・ヘンゼル生薬学〔下〕‐化学・薬理学へのアプローチ‐第3版』糸川秀治 太田明廣 西川嘉廣 廣川書店 1976 記載なし
39 『生薬学』 木島正夫 澤田徳之助 秦清之 朝倉書店 1978 P167: 鎮痛、鎮静、補血、強壮薬として漢方処方に配合される。
40 『新常用和漢薬集』訂正第2版 東京生薬協会 編集 南江堂 1978 P77: 頭痛、のぼせ、婦人病などに鎮静、鎮痛剤として用いる。
41 『最新生薬学総覧』伊沢一男 学文社 1978 P25: 鎮静、鎮けい、鎮痛あるいは補血強壮等の目的に漢方に使用される。
42 彩色写生図 日本の薬用植物〔生薬〕 生薬-成分-漢方-〔処方例〕高取治輔 廣川書店 1980 P49: 駆?血、補血、強壮
43 『生薬学第2版』北川勲 三川潮 庄司順三 滝戸道夫 友田正司 西岡五夫 廣川書店 1982 P172: 漢方で補血、強壮、鎮静、鎮痛、駆?血などを目標に冷え症、貧血、月経傷害、血の道症などの各種の婦人科疾疾患に用いる。
44 『コメンタリー局方生薬』初版 桑野重昭 山内和子 米田該典 廣川書店 1984 P234: 効能記載なし  P235: 漢方で理血薬(頭痛、月経不順、血虚などに)として処方。婦人用家庭薬製剤に配合。
45 『新訂生薬学 第2版』長沢元夫 野呂征男 萩原幸夫 木村孟淳 南江堂 1987 P101: 補血、強壮、鎮痛、鎮静薬、婦人病薬として漢方でよく用いられる。
46 『コメンタリー局方生薬』 第2版 桑野重昭 山内和子 米田該典 廣川書店 1987 P278: 効能記載なし  P278: 漢方で理血薬(頭痛、月経不順、血虚などに)として処方。婦人用家庭薬製剤に配合。
47 『INTEGRATED ESSENTIALS 生薬学 改訂第3版』三橋博 指田豊 山﨑和男 南江堂 1989 P186: 補血、強壮、鎮静、鎮痛の目的で、当帰芍薬散などの漢方処方に配合される。貧血、冷え症、月経障害などの家庭薬に多く使用される。
48 『生薬学概論』 難波恒雄 津田喜典編 南江堂 1990 P256: 補血、強壮、鎮静、鎮痛薬、婦人病薬。
49 『生薬学改訂第4版』 三橋博 井上隆夫編集 南江堂 1992 P186: 補血、強壮、鎮静、鎮痛の目的で、当帰芍藥散、女神散、四物湯などの漢方処方に配合される。貧血、冷え症、月経障害などの家庭薬に多く使用される。
50 『天然薬物・生薬学』 初版 奥田拓男編 廣川書店 1993 P101: 活血行気、鎮痛、鎮静薬として漢方の婦人病薬、駆?血藥などに配合される。
51 『薬用資源学』初版 山崎幹夫 斉藤和季編 丸善 1997 P206: 漢方処方用薬(婦人病、冷え性用薬、皮膚疾患用薬、消炎排膿薬とみなされる処方に配合)
52 『漢方薬理学』高木敬次郎 木村正康 南山堂 1997 P255: 主として婦人病、冷え症用薬、皮膚疾患用薬、消炎排膿薬とみなされ処方およびそのほかの処方に配合されている。また、配合剤(婦人用薬)の原料とする(1日最大分量3 g、粉末の場合は1 g)。
53 『生薬学概論(改訂第3版)』 難波恒雄 津田喜典 南江堂 1998 P256: 補血、強壮、鎮静、鎮痛薬、婦人病薬。
54 『生薬学第6版』 北川勲 三川潮 庄司順三 滝戸道夫 友田正司 西岡五夫 廣川書店 2001 P164: 漢方で補血、強壮、鎮静、鎮痛、駆?血などを目標に冷え症、貧血、月経傷害、血の道症などの各種の婦人科疾疾患に用いる。
55 『INTEGRATED ESSENTIALS 生薬学 改訂第6版』 指田豊 山﨑和男 南江堂 2002 P223: 補血、強壮、鎮静、鎮痛の目的で、当帰芍薬散などの漢方処方に配合される。貧血、冷え症、月経障害などの家庭薬に多く使用される。
56 『入門漢方医学』初版 日本東洋医学会学術教育委員会 編 日本東洋医学会発行 2002 P153: 補血、強壮、鎮静、鎮痙
57 『漢方・生薬学』久保道德 吉川雅之 廣川書店 2003 P373: 漢方処方用薬として、婦人病、冷え症、皮膚疾患、消炎排膿などの治療を目的とする処方に配合される。
58 『薬学生・薬剤師のための知っておきたい生薬100ー含漢方処方ー』第1版、日本薬学会編、東京化学同人 2004 P84: 補血、強壮、鎮静、鎮痛薬として、婦人薬、冷え症用薬、皮膚疾患用薬、消炎排膿薬とみなされる処方に配合。配合処方: 温経湯、温清飲、当帰芍薬散、防風通聖散など。補血薬とされるトウキと一緒に配合されることが多い。
59 『薬学生のための漢方薬入門』第2版、指田豊 三巻祥浩、廣川書店 2004 P73: 駆?血薬として、冷え症、貧血、血行障害、月経障害、打撲による腫痛などに応用する。処方例: 響声破笛丸、荊芥連翹湯、七物降下湯、四物湯、十全大補湯、十味敗毒湯、川?茶調散、当帰芍薬散、女神散、防風通聖散
60 『スタンダード薬学シリーズ3 化学系薬学Ⅲ 自然が生み出す薬物』第1版 社団法人日本薬学会 編 東京化学同人 2005 記載なし
61 『薬用植物学 改訂第6版』 野呂征男 水野瑞夫 木村孟淳 田中俊弘 南江堂 2006 P191: (略)鎮静薬、鎮痛薬、強壮薬とする。
62 『パートナー生薬学』 指田豊 山﨑和男 竹谷孝一 南江堂 2007 P221: 貧血、冷え症、月経障害などの家庭薬(婦人用薬)に多く使用される。漢方では、うっ滞した気を巡らし、風邪(ふうじゃ)・湿邪を除く、血の巡りをよくし、止痛する薬能がある。風寒による頭痛・めまい、脇や腹の疼痛、筋肉麻痺、無月経、難産、産後の下りきらないもの、化膿性の腫れ物などを主治する。婦人薬、冷え症用薬、皮膚疾患用薬、消炎排膿薬とみなされる処方に配剤される。
63 『生薬単』 伊藤美千穂 北山隆 NTS 2007 P82: 補血、強壮
64 『ベーシック薬学教科書シリーズ⑦生薬学・天然物化学』吉川雅之編 化学同人 2008 P68: 当帰と同様の効果があるとされる婦人病薬で貧血、月経不順、冷え症、生理痛、頭痛などに処方される。家庭用薬原料や浴湯料にもされる。漢方処方: 当帰芍薬散など
65 『伝統医薬学・生薬学』 御影雅幸 木村正幸 南江堂 2009 P146: 活血、鎮痛、強壮、駆?血。(中)活血化?薬。方剤: 当帰芍薬散、女神散、四物湯、十全大補湯など
66 『日本伝統医学テキスト漢方編』平成22-23年度厚生労働科学研究費補助金『統合医療を推進するための日本伝統医学の標準化』研究班 2012 P357: 諸種の疼痛、月経痛、月経不順、打撲損傷、四肢の痺れ,さらに、風邪による頭痛、関節痛などを治すとされ、婦人薬、冷え症用薬、皮膚疾患用薬、消炎排膿薬とされる漢方処方に配合されている。
67 『新訂生薬学 改訂第7版』 木村孟淳 田中俊弘 水上元 南江堂 2012 P107: 補血、強壮、鎮痛、鎮静薬、理気薬。トウキと組み合わされ、婦人病薬の漢方処方によく用いられる。また入浴剤にも配合される。
68 『歴代日本薬局方収載生薬大事典』 木下武司著 2015 P219: 婦人用家庭薬に配合されるほか、非常に多くの漢方処方に含まれる。
73 青本「化学」、薬学ゼミナール 2016 P578: 婦人薬
74 コアカリ重点ポイント集「化学系薬学」改訂第4版 薬学ゼミナール 2014 P148: 補血、強壮、鎮痛、婦人病薬
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