CrudeDrug:Digenea
From Metabolomics.JP
(Difference between revisions)
| Line 14: | Line 14: | ||
|familyE=Rhodomelaceae | |familyE=Rhodomelaceae | ||
|partUsedJ=全藻 | |partUsedJ=全藻 | ||
| − | |propertyJ= | + | |propertyJ=本品は丸いひも状を呈し、径2～3mm、暗赤紫色～暗灰赤色又は灰褐色である。不規則な二股状に数回分枝し短い毛のような小枝で覆われる。しばしば石灰藻類や小形の海藻類を付けている。 |
| + | 本品は海藻臭があり、味はわずかに塩辛く不快である。 | ||
|constituentJ=カイニン酸、アロカイニン酸、アルギニン、アスパラギン酸、グリシン、グルタミン酸 | |constituentJ=カイニン酸、アロカイニン酸、アルギニン、アスパラギン酸、グリシン、グルタミン酸 | ||
| − | |constituentE=kainic acid | + | |constituentE=kainic acid, allokainic acid, arginine, aspartic acid, glycine, glutamic acid |
| − | |testJ= | + | |testJ=TLC法：本品5gに水50mLを加え、50～60℃で1時間浸出した後、温時ろ過する。残留物に水50mLを加え、再び50～60℃で1時間浸出した後、温時ろ過する。全ろ液を合わせ、水浴上で蒸発して約25mLとし、試料溶液とする。別にカイニン酸水和物0.05gを水10mLに溶かし、標準溶液とする。これらの液につき、薄層クロマトグラフィーにより試験を行う。試料溶液及び標準溶液20μLずつを薄層クロマトグラフィー用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする。次に水／1－ブタノール／酢酸混液(5：4：1の上層を展開溶媒として約10cm展開した後、薄層板を風乾する。これにニンヒドリンの水飽和1－ブタノール溶液を均等に噴霧し、90℃で10分間加熱するとき、試料溶液及び標準溶液から得たスポットは淡黄色を呈し、それらのRf値は等しい。 |
| − | |pharmacopeiaJ= | + | |pharmacopeiaJ=1589 |
| − | |effectJ= | + | |effectJ=駆虫 |
| − | |usageJ= | + | |usageJ=駆虫薬、回虫駆除薬。 |
| + | |links=uchida:066makuri | ||
|dryingLoss=22.0 %以下 | |dryingLoss=22.0 %以下 | ||
|ashContent= | |ashContent= | ||
|AIA=8.0 %以下 | |AIA=8.0 %以下 | ||
}} | }} | ||
Latest revision as of 12:03, 17 August 2011
| Crude-drug Top Gallery |
General Index | Names | Prescriptions | Books | Journals | Terminology | Chinese Medicines |
海人草
| マクリ Digenea | |
|---|---|
| Species * ... non-plant |
|
| Part(s) Used | 全藻 |
| Property | 本品は丸いひも状を呈し、径2～3mm、暗赤紫色～暗灰赤色又は灰褐色である。不規則な二股状に数回分枝し短い毛のような小枝で覆われる。しばしば石灰藻類や小形の海藻類を付けている。
本品は海藻臭があり、味はわずかに塩辛く不快である。 |
| Test | TLC法：本品5gに水50mLを加え、50～60℃で1時間浸出した後、温時ろ過する。残留物に水50mLを加え、再び50～60℃で1時間浸出した後、温時ろ過する。全ろ液を合わせ、水浴上で蒸発して約25mLとし、試料溶液とする。別にカイニン酸水和物0.05gを水10mLに溶かし、標準溶液とする。これらの液につき、薄層クロマトグラフィーにより試験を行う。試料溶液及び標準溶液20μLずつを薄層クロマトグラフィー用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする。次に水／1－ブタノール／酢酸混液(5：4：1の上層を展開溶媒として約10cm展開した後、薄層板を風乾する。これにニンヒドリンの水飽和1－ブタノール溶液を均等に噴霧し、90℃で10分間加熱するとき、試料溶液及び標準溶液から得たスポットは淡黄色を呈し、それらのRf値は等しい。 |
| Drying loss | 22.0 %以下 |
| Ash content | |
| Acid-insoluble ash | 8.0 %以下 |
| Pharmacopeia | 日局 16-p1589 |
| Effect | 駆虫 |
| Constituent | カイニン酸、アロカイニン酸、アルギニン、アスパラギン酸、グリシン、グルタミン酸 kainic acid, allokainic acid, arginine, aspartic acid, glycine, glutamic acid |
| Links | |
References
- 【基原動植物から灰分等まで】第十六改正日本薬局方
- 【効能】矢作忠弘, 渥美聡孝, (以下8名)..., 牧野利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 2017
- 【成分】生薬単 (伊藤美千穂 北山隆 監修; 原島広至 著) NTS
