Species:Allium
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&ユリ科 ワケギ(分葱) ネギと分球型タマネギとの雑種とされる。ネギより柔らかく、刺激臭が少ないので珍重される。 | &ユリ科 ワケギ(分葱) ネギと分球型タマネギとの雑種とされる。ネギより柔らかく、刺激臭が少ないので珍重される。 | ||
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+ | &&鱗茎を食べる。ビタミンCに富む。ビタミンB1の吸収を促進する。刺激臭の主成分は硫化アリルである。葉タマネギは、日本ではぬたにする。一方、イギリス、アメリカでは微塵切りにしてサラダに良く使う。絞り汁は咳や風邪に効く。防腐剤、利尿剤。&&一球型, 一般的なタマネギ。プリニウスの6つの栽培品種。一球型には辛味系統と甘味系統とがある。日本で栽培されるタマネギは主に辛味系統である。「長岡交配OX黄」、「もみじ」、「札幌黄」、「泉州黄」、「愛知白」、「奥州」、「貝塚早生」などがあった。;分球型, エシャロットは一球型のタマネギより軟らかく、皮が黄色のものは、赤皮のものより大きく日持ちがよい。ピクルスにすることが多い。日本の市場でエシャロットとして売られているものは若採りしたラッキョウであり、本物のエシャロットとは別物である。輸入されたエシャロットは、ベルギー・エシャロットとして売られていることがある。;ヤグラ型,花序に珠芽ができるもので、エジプシアン・オニオン(Egyptian onion)、ツリー・オニオン(tree onion)と呼ばれている。日本では、栽培品種としてヤグラタマネギが知られている。;赤タマネギ,栽培種「ストックトン・アーリー・レッド」、「湘南レッド」;プチオニオン,ペコロス;葉タマネギ,日本ではぬたにする。イギリス、アメリカでは微塵切りにしてサラダに良く使う。 江戸時代に長崎にもたらされ、明治17-18年(1884-85)に栽培されるようになった。 現在のイラン北部とパキスタン北部からアルメニアにかけての山岳地帯が原産地と推定されている。古代エジプトでは紀元前3000年から2700年頃の壁画にタマネギが描かれている。ミイラを作るときの胸、骨盤などの腔所などで使われた。古代ギリシアでは紀元前10-8世紀、ローマでは紀元前8世紀から栽培されていた。プリニウスは「自然史」で6つの栽培品種を記録した。アメリカでは17世紀になって栽培された。&&大場秀章、サラダ野菜の植物史、新潮選書(2004) | ||
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+ | &&Allium fistulosum | ||
+ | &&万葉時代の香辛野菜&&「令義解(833)」は、にんにく、ねぎ、あさつき、めひる、しょうがを五辛とした。&&廣野卓、食の万葉集、中公新書、1452(1998) | ||
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Revision as of 15:51, 17 April 2008
Scientific Classification (based on APG-II and Taxonomicon) | |
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division Jpn. 門 | Tracheophyta 維管束植物門 |
class Jpn. 綱 | Liliopsida ユリ(単子葉植物)綱 |
subclass Jpn. 亜綱 | Liliidae ユリ亜綱 |
order Jpn. 目 | Asparagales クサスギカズラ目 |
suborder Jpn. 亜目 | [[:Category:|]] |
infraorder Jpn. 下目 | [[:Category:|]] |
parvorder Jpn. 小目 | [[:Category:|]] |
superfamily Jpn. 上科 | [[:Category:|]] |
family Jpn. 科 | Alliaceae ネギ科 |
subfamily Jpn. 亜科 | [[:Category:|]] |
tribe Jpn. 族 | [[:Category:|]] |
subtribe Jpn. 亜族 | [[:Category:|]] |
genus Jpn. 属 | Allium |
Scientific Names and Images 学名と画像
With permission from Shigenobu AOKI (Botanical Garden). Japanese names are links to pictures. (和名が画像へのリンク)
- Allium schoenoprasum var. foliosum アサツキ(浅葱)
- Allium giganteum アリアム、アリウム・ギガンテウム、アリューム、ギガンジューム
- Allium schoenoprasum var. izuensis イズアサツキ(伊豆浅葱)
- Allium victorialis var. platyphyllum ギョウジャニンニク(行者大蒜)
- Allium ampeloprasum セイヨウネギ(西洋葱)、ニラネギ(韮葱)、リーキ
- Allium cepa タマネギ(球葱)
- Allium schoenoprasum チャイブ
- Allium tuberosum ニラ(韮)
- Allium fistulosum ネギ(葱)、ネブカ(根深)、フカネギ(深ネギ)
- Allium grayi ノビル(野蒜)
- Allium fistulosum var. viviparum ヤグラネギ(櫓葱)
- Allium thunbergii ヤマラッキョウ(山辣韮)
- English Common Names
- Garlic&Scallion&Onion&Leek&Chive&leek&rakkyo&Welsh onion&garlic&Chinese chive&onion&shallot
- Japanese Common Names
- シャロット&ニンニク&ラッキョウ&エシャロット&ワケギ
Family/Genus Description
For comprehensive information, visit Allium page. (BY Shigeharu Okamoto)
- Allium L.
&ユリ科 【属名】アリウム;ネギ属 onion; flowering onion; allium; ornamental onion 多年草。いくつかの種類は、おもに葉や鱗茎を食用にする。また草花として栽培される種類も多い。 &Allium ampeloprasum;Allium ampeloprasum var.porrum; Allium porrum &ユリ科 セイヨウネギ;ポロネギ;ニラネギ;リーキ wild leek; kurrat; great head garlic; elephant garlic; broadleaf wild leek 栽培起源と考えられる。鱗茎は大きく白色。若い葉を香味野菜として用いる。 &Allium cepa &ユリ科 タマネギ(玉葱);オニオン onion; globe onion; garden onion 西アジア原産。多年草だが、栽培上は一・二年草として扱う。葉身は中空の円筒状で、表面はろう物質に覆われる。葉鞘は肥厚して鱗葉になり、全体は球になる。 &Allium cepa vars.aggregatum;multiplicans;solaninum;Allium ascalonicum &ユリ科 エシャロット;シャロット echalote; shallot; potato onion; ever-ready onion; multiplier onion タマネギの分球性の変種群。 &Allium chinense;Allium odorum; Allium bakeri &ユリ科 ラッキョウ(辣韮);サトニラ;オオニラ rakkyo 4倍体または3倍体の多年草で、地下部に6〜10数個の鱗茎を形成する。特異な臭気がある。おもに鱗茎を甘酢漬けとして利用する。 &Allium fistulosum;Allium bouddhae &ユリ科 ネギ(葱);ネブカ;ヒトモジ Japanese onion; Chinese spring onions; Japanese bunching onion; Welsh onion; onion green; scallion; ciboule; Spanish onion; two-bladed onion 円筒形の葉を香味野菜として用いる。 &Allium macrostemon;Allium grayi; Allium nipponicum &ユリ科 ノビル &Allium ramosum;Allium odorum; Allium tataricum &ユリ科 ニラ(韮)[野生種] fragrant flowered garlic; Chinese chives 中国北部に分布。ニラの2倍体野生種とされる。葉身がわずかに中空となり、?果が卵形で、開花期がニラよりやや早い。 &Allium rosenbachianum;Allium jesdianum ssp.angustite &ユリ科 ブラッド・フラワー blood flower 夏咲き鱗茎。星形をした紫紅色の花を50個以上つけた直径8〜12cmの、球状の散形花序をもつ。 &Allium roseum &ユリ科 ローズ・ガーリック rose garlic; rosy garlic; rosy-flowered garlic ヨーロッパ南部・アフリカ北部産。花は濃桃色でまばらにつく。鱗茎はニンニクと同じように用いる。 &Allium sativum;Allium sativum var.japonicum; Allium sativum var.pekinense; Allium sativum f.pekinense &ユリ科 ニンニク(大蒜);オオビル;ガーリック garlic; cultivated garlic; cropleek; poor man's treacle 中央アジア原産と推定されるが、栽培種しか知られていない。鱗茎をもつ多年草。主として鱗茎を香辛料的に利用するが、幼植物の葉や未熟な花茎も食用にされる。 &Allium schoenoprasum &ユリ科 エゾネギ;シロウマアサツキ;チャイブ chives; chive; wild chives; sedgeleek ヨーロッパ・アジア産の多年草。葉を香味野菜とする。 &Allium sphaerocephalum &ユリ科 グローブ・ガーリック globe garlic; round headed leek; drumsticks; round headed garlic ヨーロッパ・アジア・北アフリカに分布。高さ90cm。球根性の多年草で、潰すと強いタマネギ臭がする。葉は中空の糸状で茎に2〜6個つく。茎頂に密集した散形花序がつき、赤紫色〜ピンクの小花が球形に咲く。 &Allium triquetrum &ユリ科 スリー・コーナード・ガーリック three cornered garlic; triangular stalked garlic; three cornered leek; white-flowered onion ヨーロッパ南部・アフリカ北部に分布。球根性の多年草で、潰すと強いニンニク臭がする。葉は線形で2〜5枚つく。断面が三角形の花茎に散形花序がつき、白色釣鐘形で長さ10〜18mmの花が咲く。葉は野菜に利用する。 &Allium tuberosum;Allium odorum; Allium angulosum; Allium senescens; Allium uliginosum &ユリ科 ニラ(韮) Chinese leek; Chinese chives; Oriental garlic chives; garlic chives 独特の臭気をもつ多年草で、葉と花茎を食用にする。 &Allium ursinum &ユリ科 ラムソン Ramson; baer leek; Ramsons; wood garlic; bear's garlic; Ramsons wood garlic; buckrams; gypsy onion ヨーロッパ・アジア北部産。球根性の多年草で、潰すと強いニンニク臭がする。葉は2〜3個が根生し、長楕円形で長い柄がある。花茎の先に散形花序がつき、径12〜20mmで白色の花が咲く。 &Allium x wakegi;Allium fistulosum var.caespitosum &ユリ科 ワケギ(分葱) ネギと分球型タマネギとの雑種とされる。ネギより柔らかく、刺激臭が少ないので珍重される。
Edibility, Medicinal Usage (食品,薬品用途)
For comprehensive information, visit Allium page. All genera with edibility information is here. (BY Shigehiko Kanaya)
- Allium cepa
- 鱗茎を食べる。ビタミンCに富む。ビタミンB1の吸収を促進する。刺激臭の主成分は硫化アリルである。葉タマネギは、日本ではぬたにする。一方、イギリス、アメリカでは微塵切りにしてサラダに良く使う。絞り汁は咳や風邪に効く。防腐剤、利尿剤。 一球型, 一般的なタマネギ。プリニウスの6つの栽培品種。一球型には辛味系統と甘味系統とがある。日本で栽培されるタマネギは主に辛味系統である。「長岡交配OX黄」、「もみじ」、「札幌黄」、「泉州黄」、「愛知白」、「奥州」、「貝塚早生」などがあった。;分球型, エシャロットは一球型のタマネギより軟らかく、皮が黄色のものは、赤皮のものより大きく日持ちがよい。ピクルスにすることが多い。日本の市場でエシャロットとして売られているものは若採りしたラッキョウであり、本物のエシャロットとは別物である。輸入されたエシャロットは、ベルギー・エシャロットとして売られていることがある。;ヤグラ型,花序に珠芽ができるもので、エジプシアン・オニオン(Egyptian onion)、ツリー・オニオン(tree onion)と呼ばれている。日本では、栽培品種としてヤグラタマネギが知られている。;赤タマネギ,栽培種「ストックトン・アーリー・レッド」、「湘南レッド」;プチオニオン,ペコロス;葉タマネギ,日本ではぬたにする。イギリス、アメリカでは微塵切りにしてサラダに良く使う。 江戸時代に長崎にもたらされ、明治17-18年(1884-85)に栽培されるようになった。 現在のイラン北部とパキスタン北部からアルメニアにかけての山岳地帯が原産地と推定されている。古代エジプトでは紀元前3000年から2700年頃の壁画にタマネギが描かれている。ミイラを作るときの胸、骨盤などの腔所などで使われた。古代ギリシアでは紀元前10-8世紀、ローマでは紀元前8世紀から栽培されていた。プリニウスは「自然史」で6つの栽培品種を記録した。アメリカでは17世紀になって栽培された。 大場秀章、サラダ野菜の植物史、新潮選書(2004)
- Allium chinense
- 中国、ヒマラヤ
- Allium fistulosum
- 万葉時代の香辛野菜 「令義解(833)」は、にんにく、ねぎ、あさつき、めひる、しょうがを五辛とした。 廣野卓、食の万葉集、中公新書、1452(1998)
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