CrudeDrug:Amomi Semen
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General Index | Names | Prescriptions | Books | Journals | Terminology | Chinese Medicines |
Contents |
縮砂
シュクシャ Amomum Seed | |
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Species * ... non-plant |
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Part(s) Used | 種子の塊、果実 |
Property | 本品はほぼ球形又は楕円球形を呈し、長さ1~1.5cm、径0.8~1cm、外面は灰褐色~暗褐色を呈し、石灰を散布して乾燥したものは白粉を付けている。種子塊は薄い膜で3部に分かれ、各部には仮種皮によって接合する10~20粒の種子がある。種子は多角形の粒状で、長さ0.3~0.5cm、径約0.3cm、外面には暗褐色で多数の細かい突起があり、質は堅い。種子を背線に沿って縦断し、ルーペ視するとき、切面は細長く、へそは深くくぼみ、合点はややくぼんでいる。周乳は白色で、淡黄色の内乳及び胚を包み、胚は細長い。
本品は砕くとき特異な芳香があり、味は辛い。 |
Test | - |
Drying loss | |
Ash content | 9.0 %以下 |
Acid-insoluble ash | 3.0 %以下 |
Pharmacopeia | 日局 16-p1521 |
Effect | (芳香性)健胃 |
Constituent | ボルネオール、カンファー、ボルニルアセタート、ネロリドール、リクイリチン borneol, camphor, bornylacetate, nerolidol, liquiritin |
Links |
References
- 【基原動植物から灰分等まで】第十六改正日本薬局方
- 【効能】矢作忠弘, 渥美聡孝, (以下8名)..., 牧野利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 2017
- 【成分】生薬単 (伊藤美千穂 北山隆 監修; 原島広至 著) NTS
Prescriptions 処方一覧
安中散 (アンチュウサン) 安中散加茯苓 (アンチュウサンカブクリョウ) 分消湯 (ブンショウトウ) 丁香柿蒂湯 (チョウコウシテイトウ) 胃苓湯 (イレイトウ) 参苓白朮散 (ジンリョウビャクジュツサン) 実脾飲 (ジッピイン) 栝楼枳実湯 (カロウキジツトウ) 化食養脾湯 (カショクヨウヒトウ) 枳縮二陳湯 (キシュクニチントウ) 香砂平胃散 (コウシャヘイイサン) 香砂六君子湯 (コウシャリックンシトウ) 香砂養胃湯 (コウシャヨウイトウ) 響声破笛丸 (キョウセイハテキガン) 椒梅湯 (ショウバイトウ)
歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載
利用する場合は以下を引用してください。
- 矢作 忠弘,石内勘一郎,渥美 聡孝,三宅 克典,森永 紀,伏見 裕利,大山 雅義,森川 敏生,田中 謙,有田 正規,牧野 利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 1-36, 2017
番号 | 書名 | 出版年 | 記載 |
---|---|---|---|
3 | 局方医薬品承認申請の手引き | 1980 | 記載なし |
4 | 生薬のエキス製剤の製造販売承認申請に係るガイダンスついて(2015年12月25日薬生審査発) | 2015 | 記載なし |
5 | JP7 第1部 大改訂版 第2部 解説書(1966) | 1961 | 【適用】 消化器官の機能が衰え、消化不良性の下痢や胃部の停滞感を伴うものに健胃整腸薬として用いる。漢方では方剤に配合して胃アトニー、神経性下痢などに繁用する。 (略)。 2-286 |
6 | JP8 解説書 | 1971 | 【適用】 消化器官の機能が衰え、消化不良性の下痢や胃部の停滞感を伴うものに健胃整腸薬として用いる。漢方では方剤に配合して胃アトニー、神経性下痢などに繁用する。 (略)。 2-338 |
7 | JP9 解説書 | 1976 | 【適用】 消化機能が低下し、胃部の停滞感、胃痛、食欲減退や消化不良性の下痢を伴うものに芳香性健胃薬として用いる。漢方では方剤に配合して胃アトニー、神経性下痢などに繁用する。ケイヒ、ニクズク、ショウキョウなどと配合して家庭薬の胃腸薬製剤とされることも多い。 〔薬理〕 (略)。 D-412 |
8 | JP10 解説書 | 1981 | 【適用】 漢方処方用薬であるが、粉末を芳香健胃薬として配合剤 (胃腸薬) の原料とする。 (略)。 漢方方剤: (略) D-422 |
9 | JP11 解説書 | 1986 | 【本質】 生薬、健胃薬 【適用】 漢方処方用薬であり、健胃消化薬とみなされる処方及びその他の処方に少数例配合されている。また、粉末を芳香健胃薬として配合剤 (胃腸薬) の原料とする (略)。 漢方処方: (略) D-443 |
10 | JP12 解説書 | 1991 | 【適用】漢方処方用薬であり、健胃消化薬とみなされる処方およびその他の処方に少数例配合されている。また、粉末を芳香健胃薬として配合剤(胃腸薬)の原料とする(粉末の一日最大分量1 g)。漢方: 安中散、胃苓湯、響声破笛丸、香砂平胃散、香砂養胃湯、香砂六君子湯、参苓白朮散、分消湯など D-441 |
11 | JP13 解説書 | 1996 | 【適用】漢方処方用薬であり、健胃消化薬とみなされる処方およびその他の処方に少数例配合されている。また、粉末を芳香健胃薬として配合剤(胃腸薬)の原料とする(粉末の一日最大分量1 g)。漢方: 安中散、胃苓湯、響声破笛丸、香砂平胃散、香砂養胃湯、香砂六君子湯、参苓白朮散、分消湯など D-484 |
12 | JP14 解説書 | 2001 | 【適用】漢方処方用薬であり、健胃消化薬とみなされる処方およびその他の処方に少数例配合されている。また、粉末を芳香健胃薬として配合剤(胃腸薬)の原料とする(粉末の一日最大分量1 g)。漢方: 安中散、胃苓湯、響声破笛丸、香砂平胃散、香砂養胃湯、香砂六君子湯、参苓白朮散、分消湯など D-520 |
13 | JP15 解説書 | 2006 | 【適用】漢方処方用薬であり、健胃消化薬とみなされる処方およびその他の処方に少数例配合されている。また、粉末を芳香健胃薬として配合剤(胃腸薬)の原料とする(粉末の一日最大分量1 g)。漢方: 安中散、胃苓湯、響声破笛丸、香砂平胃散、香砂養胃湯、香砂六君子湯、参苓白朮散、分消湯など D-344 |
14 | JP16 解説書 | 2011 | 【適用】漢方処方用薬であり、健胃消化薬とみなされる処方およびその他の処方に少数例配合されている。また、粉末を芳香健胃薬として配合剤(胃腸薬)の原料とする(粉末の一日最大分量1 g)。漢方: 安中散、胃苓湯、響声破笛丸、香砂平胃散、香砂養胃湯、香砂六君子湯、参苓白朮散、分消湯など D-410 |
15 | 登録販売者試験実施ガイドライン作成検討会_試験問題の作成に関する手引き(厚生労働省医薬食品局総務課2007年7月) | 2007 | 記載なし |
19 | 『改訂生藥學』アルベルト・ウィカンド 大井玄洞 | 1887 | 記載なし |
20 | 『生藥學』第5版 下山順一郎 | 1901 | 記載なし |
21 | 『簡明生藥學』島崎健造 | 1909 | P226: 小豆?と同様に応用せられたるも今はほとんど廃薬に帰せり。 |
22 | 『最新薬学全書 第6編 生薬学』 伊藤治輔 編、日本薬学講習会 | 1913 | 記載なし |
23 | 『生藥學』第13版 下山純一郎 朝比奈泰彦 | 1916 | 効能の記載なし。下P124 |
24 | 『和漢薬物学』日野五七郎 一色直太郎 同済号書房 たにぐち書店復刻版 | 1931 | 正P63: 健胃止瀉薬として冷込に原因する腹痛、下痢等に用ゆ。 |
25 | 『薬理的生薬学』村上師壽 三省堂 | 1933 | P175: 芳香性健胃薬とす。 |
26 | 『生藥學』第20版 下山順一郎 朝比奈泰彦 藤田直市 | 1934 | 効能の記載なし。下P283 |
27 | 『生藥學』第27版 下山純一郎 朝比奈泰彦 藤田直市 | 1943 | 記載なし |
28 | 『生藥學教科書』木村康一 | 1949 | 記載なし |
29 | 『最新生薬学』刈米達夫 | 1949 | 記載なし |
30 | 『生薬学』三橋博、醫學書院 | 1958 | 効能の記載なし P130 |
31 | 『生薬学』第4版、藤田路一 | 1963 | 記載なし |
32 | 『新編生薬学』東丈夫 名越規朗 廣川書店 | 1965 | P137: 漢方: 芳香健胃剤(消化不良、腹痛に用いる)。香砂六君子湯など |
33 | 『生薬学総論』柴田承二 東丈夫 木島正夫 下村孟 廣川書店 | 1966 | P92: 芳香性健胃剤 |
34 | 『生薬学』稲垣勲 嶋野武 嶋田玄彌 長沢元夫 南江堂 | 1967 | 効能の記載なし。 P134 |
35 | 『和漢生薬』刈米達夫 廣川書店 植物分類学での順 | 1971 | P262: 芳香性健胃薬とし、消化不良、下痢、腹痛、嘔気などに粉末、または粉末を丸として用いる。 |
36 | 『最新生薬学 第三改槁版』刈米達夫 廣川書店 | 1973 | P245: 芳香性健胃薬とし、消化不良、下痢、腹痛、嘔気などに粉末、または粉末を丸として用いる。 |
37 | 『スタインエッガー・ヘンゼル生薬学〔上〕‐化学・薬理学へのアプローチ‐第3版』糸川秀治 太田明廣 西川嘉廣 廣川書店 | 1975 | 記載なし |
38 | 『スタインエッガー・ヘンゼル生薬学〔下〕‐化学・薬理学へのアプローチ‐第3版』糸川秀治 太田明廣 西川嘉廣 廣川書店 | 1976 | 記載なし |
39 | 『生薬学』 木島正夫 澤田徳之助 秦清之 朝倉書店 | 1978 | P280: 漢方では主に神経性胃炎、腹部膨満感、弛緩性下痢に応用する。 芳香性健胃薬。 |
40 | 『新常用和漢薬集』訂正第2版 東京生薬協会 編集 南江堂 | 1978 | P66: 芳香性健胃整腸(胃アトニー、神経性下痢) |
41 | 『最新生薬学総覧』伊沢一男 学文社 | 1978 | P79: 芳香性健胃薬、漢方処方に用いられる安中散等21方剤がある。家庭薬の原料としても用いられる。 |
42 | 彩色写生図 日本の薬用植物〔生薬〕 生薬-成分-漢方-〔処方例〕高取治輔 廣川書店 | 1980 | P155: 伊豆縮砂に同じ。芳香性健胃薬として、消化不良、腹痛、嘔吐、慢性下痢に用い、また香辛料に用いる。 |
43 | 『生薬学第2版』北川勲 三川潮 庄司順三 滝戸道夫 友田正司 西岡五夫 廣川書店 | 1982 | P273: 芳香性健胃、整腸薬 |
44 | 『コメンタリー局方生薬』初版 桑野重昭 山内和子 米田該典 廣川書店 | 1984 | P218: 効能記載なし P220(シュクシャ末): 漢方では理気薬(悪心、嘔吐、胃部のもたれ、消化不良性下痢、冷え性の上腹部痛あどに)として処方。芳香性健胃薬として家庭薬製剤に配合。 |
45 | 『新訂生薬学 第2版』長沢元夫 野呂征男 萩原幸夫 木村孟淳 南江堂 | 1987 | 効能の記載なし。 P153 |
46 | 『コメンタリー局方生薬』 第2版 桑野重昭 山内和子 米田該典 廣川書店 | 1987 | P260: 効能記載なし P262(シュクシャ末): 漢方では理気薬(悪心、嘔吐、胃部のもたれ、消化不良性下痢、冷え性の上腹部痛あどに)として処方。芳香性健胃薬として家庭薬製剤に配合。 |
47 | 『INTEGRATED ESSENTIALS 生薬学 改訂第3版』三橋博 指田豊 山﨑和男 南江堂 | 1989 | P264: 芳香性健胃整腸薬として、安中散などの漢方方剤に配合する。 |
48 | 『生薬学概論』 難波恒雄 津田喜典編 南江堂 | 1990 | P322: 健胃、整腸薬。 |
49 | 『生薬学改訂第4版』 三橋博 井上隆夫編集 南江堂 | 1992 | P264: 芳香性健胃整腸薬として、安中散、胃苓湯などの漢方処方に配合する。 |
50 | 『天然薬物・生薬学』 初版 奥田拓男編 廣川書店 | 1993 | P106: 健胃薬。漢方では理気、化湿薬として配合。 |
51 | 『薬用資源学』初版 山崎幹夫 斉藤和季編 丸善 | 1997 | P202: 漢方処方用薬(健胃消化薬とみなされる処方に配合)。芳香健胃薬。 |
52 | 『漢方薬理学』高木敬次郎 木村正康 南山堂 | 1997 | 記載なし |
53 | 『生薬学概論(改訂第3版)』 難波恒雄 津田喜典 南江堂 | 1998 | P322: 健胃、整腸薬。 |
54 | 『生薬学第6版』 北川勲 三川潮 庄司順三 滝戸道夫 友田正司 西岡五夫 廣川書店 | 2001 | P266: 芳香性健胃、整腸薬 |
55 | 『INTEGRATED ESSENTIALS 生薬学 改訂第6版』 指田豊 山﨑和男 南江堂 | 2002 | P305: 芳香性健胃整腸薬として、安中散などの漢方方剤に配合する。 |
56 | 『入門漢方医学』初版 日本東洋医学会学術教育委員会 編 日本東洋医学会発行 | 2002 | P152: 健胃 |
57 | 『漢方・生薬学』久保道德 吉川雅之 廣川書店 | 2003 | P253: 胃腸系を整えるために、消化器系の症状を緩解する処方として安中散などがある |
58 | 『薬学生・薬剤師のための知っておきたい生薬100ー含漢方処方ー』第1版、日本薬学会編、東京化学同人 | 2004 | P57: 漢方処方用薬であり、健胃消化薬とみなされる漢方処方およびその他の処方に配合される。また、粉末を芳香性健胃薬として配合剤(胃腸薬)の原料とする。(粉末の1日最大分量1g)。配合処方: 化食養脾湯、香砂平胃散、香砂養胃湯、安中散など。 |
59 | 『薬学生のための漢方薬入門』第2版、指田豊 三巻祥浩、廣川書店 | 2004 | P69: 腹が冷えて腹痛、嘔吐、食欲不振、消化不良、下痢をして、なかなか治らないものに応用する。西洋医学でも芳香性健胃薬である。処方例: 安中散、胃苓湯、響声破笛丸、香砂平胃散、香砂六君子湯 |
60 | 『スタンダード薬学シリーズ3 化学系薬学Ⅲ 自然が生み出す薬物』第1版 社団法人日本薬学会 編 東京化学同人 | 2005 | 記載なし |
61 | 『薬用植物学 改訂第6版』 野呂征男 水野瑞夫 木村孟淳 田中俊弘 南江堂 | 2006 | P244: (略)芳香健胃薬とする。 |
62 | 『パートナー生薬学』 指田豊 山﨑和男 竹谷孝一 南江堂 | 2007 | P316: 粉末を芳香性健胃薬として配合剤(胃腸薬)の原料とする。漢方では、気を巡らし胃腸系を調え、胃を和す薬能がある。心窩部から腹部にかけての張りと痛み、胃腸機能低下による飲食の停滞、のどが塞がり嘔吐するもの、冷えによる下痢、などを主治する。健胃消化薬とみなされる漢方処方に配剤される。 |
63 | 『生薬単』 伊藤美千穂 北山隆 NTS | 2007 | P16: 健胃、整腸 |
64 | 『ベーシック薬学教科書シリーズ⑦生薬学・天然物化学』吉川雅之編 化学同人 | 2008 | P59: 芳香性健胃整腸、鎮嘔薬として消化不良、嘔吐、腹痛、下痢などに用いられる。漢方処方: 安中散など |
65 | 『伝統医薬学・生薬学』 御影雅幸 木村正幸 南江堂 | 2009 | P218: 健胃、整腸薬。(中)行気薬。方剤: 安中散、響声破笛丸、香砂平胃散、香砂養胃湯、香砂六君子湯、分消湯など。また、粉末を芳香性健胃薬として配合剤(胃腸薬)の原料とする。 |
66 | 『日本伝統医学テキスト漢方編』平成22-23年度厚生労働科学研究費補助金『統合医療を推進するための日本伝統医学の標準化』研究班 | 2012 | 記載なし |
67 | 『新訂生薬学 改訂第7版』 木村孟淳 田中俊弘 水上元 南江堂 | 2012 | P172: 芳香健胃薬。 |
68 | 『歴代日本薬局方収載生薬大事典』 木下武司著 | 2015 | P200: 芳香健胃薬とするほか、漢方でも用いる。 |
73 | 青本「化学」、薬学ゼミナール | 2016 | 記載なし |
74 | コアカリ重点ポイント集「化学系薬学」改訂第4版 薬学ゼミナール | 2014 | 記載なし |