CrudeDrug:Polygoni multiflori Radix
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General Index | Names | Prescriptions | Books | Journals | Terminology | Chinese Medicines |
Contents |
何首烏
カシュウ Polygonum Root | |
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Species * ... non-plant |
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Part(s) Used | 塊根 |
Property | 本品はほぼ紡錘形を呈し、長さ10~15cm、径2~5cm。外面は赤褐色~暗褐色で、粗いしわがある。横切面は淡赤褐色又は淡灰褐色で、中央部に大型の維管束とその回りに小形の多数の異常維管束が不規則に散在する。質は重く堅い。
本品は特異な弱いにおいがあり、味は渋くてやや苦い。本品の横切片を鏡検するとき、最外層は数層のコルク層からなり、コルク細胞には褐色の物質が含まれる。皮層は柔組織からなる。各異常維管束は環状の形成層とそれを挟む師部と木部からなる。師部に外接して繊維が見られる。根の中心部は木化している。柔組織中には単粒及び2~8個の複粒のでんぷん粒とシュウ酸カルシウムの集晶を含む。でんぷん粒のへそは明瞭である。 |
Test | TLC法:本品の粉末1gにメタノール10mLを加え、15分間振り混ぜた後、ろ過する。ろ液を蒸発乾固し、残留物をメタノール2mLに溶かし、試料溶液とする。この液につき、薄層クロマトグラフィーにより試験を行う。試料溶液5μLを薄層クロマトグラフィー用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする。次に酢酸エチル/水/メタノール/酢酸混液(200:10:10:3)を展開溶媒として約10cm展開した後、薄層板を風乾する。これに紫外線(主波長365nm)を照射するとき、Rf値0.3付近に青白色の蛍光を発するスポットを認める。 |
Drying loss | 14.0 %以下(6時間) |
Ash content | 5.5 %以下 |
Acid-insoluble ash | |
Pharmacopeia | 日局 16-p1466 |
Effect | 強壮、瀉下 |
Constituent | クリソファノール、エモジン、レシチン chrysophanol, emodin, lecithin |
Links |
References
- 【基原動植物から灰分等まで】第十六改正日本薬局方
- 【効能】矢作忠弘, 渥美聡孝, (以下8名)..., 牧野利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 2017
- 【成分】生薬単 (伊藤美千穂 北山隆 監修; 原島広至 著) NTS
Prescriptions 処方一覧
歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載
利用する場合は以下を引用してください。
- 矢作 忠弘,石内勘一郎,渥美 聡孝,三宅 克典,森永 紀,伏見 裕利,大山 雅義,森川 敏生,田中 謙,有田 正規,牧野 利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 1-36, 2017
番号 | 書名 | 出版年 | 記載 |
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3 | 局方医薬品承認申請の手引き | 1980 | 収載なし |
4 | 生薬のエキス製剤の製造販売承認申請に係るガイダンスついて(2015年12月25日薬生審査発) | 2015 | 収載なし |
5 | JP7 第1部 大改訂版 第2部 解説書(1966) | 1961 | 収載なし |
6 | JP8 解説書 | 1971 | 収載なし |
7 | JP9 解説書 | 1976 | 収載なし |
8 | JP10 解説書 | 1981 | 収載なし |
9 | JP11 解説書 | 1986 | 収載なし |
10 | JP12 解説書 | 1991 | 収載なし |
11 | JP13 解説書 | 1996 | 収載なし |
12 | JP14 解説書 | 2001 | 収載なし |
13 | JP15 解説書 | 2006 | 【適用】漢方処方用薬である。貧血による眩暈や頭痛、不眠を治す処方に配合されている。漢方: 当帰飲子 D-110 |
14 | JP16 解説書 | 2011 | 【適用】漢方処方用薬である。貧血による眩暈や頭痛、不眠を治す処方に配合されている。漢方: 当帰飲子 D-123 |
15 | 登録販売者試験実施ガイドライン作成検討会_試験問題の作成に関する手引き(厚生労働省医薬食品局総務課2007年7月) | 2007 | 頭皮における脂質代謝を高めて、余分な皮脂を取り除く作用を期待して用いられる(P. 164)。強壮作用を期待して配合される(P. 177)。 |
19 | 『改訂生藥學』アルベルト・ウィカンド 大井玄洞 | 1887 | 記載なし |
20 | 『生藥學』第5版 下山順一郎 | 1901 | 記載なし |
21 | 『簡明生藥學』島崎健造 | 1909 | 記載なし |
22 | 『最新薬学全書 第6編 生薬学』 伊藤治輔 編、日本薬学講習会 | 1913 | 記載なし |
23 | 『生藥學』第13版 下山純一郎 朝比奈泰彦 | 1916 | 記載なし |
24 | 『和漢薬物学』日野五七郎 一色直太郎 同済号書房 たにぐち書店復刻版 | 1931 | 正P95: 強壮薬としては消削病に持長せしめ、子供の宿らぬ婦人にても妊む様になり、又毛髮を黒くし、顔面も若返りて、生気出ずる不老延命薬として古来より俗間に唱ふる処なり。又間歇熱にも用ゆ。 |
25 | 『薬理的生薬学』村上師壽 三省堂 | 1933 | P270: 強壮補精薬とす。神経衰弱、老衰、病後の回復期、くる病、腺病等に効あり。 |
26 | 『生藥學』第20版 下山順一郎 朝比奈泰彦 藤田直市 | 1934 | 記載なし |
27 | 『生藥學』第27版 下山純一郎 朝比奈泰彦 藤田直市 | 1943 | 記載なし |
28 | 『生藥學教科書』木村康一 | 1949 | 記載なし |
29 | 『最新生薬学』刈米達夫 | 1949 | 記載なし |
30 | 『生薬学』三橋博、醫學書院 | 1958 | 記載なし |
31 | 『生薬学』第4版、藤田路一 | 1963 | 記載なし |
32 | 『新編生薬学』東丈夫 名越規朗 廣川書店 | 1965 | 記載なし |
33 | 『生薬学総論』柴田承二 東丈夫 木島正夫 下村孟 廣川書店 | 1966 | P87: 強精、強壮剤 |
34 | 『生薬学』稲垣勲 嶋野武 嶋田玄彌 長沢元夫 南江堂 | 1967 | 記載なし |
35 | 『和漢生薬』刈米達夫 廣川書店 植物分類学での順 | 1971 | P242: 強壮、強精、不老の薬とする。 |
36 | 『最新生薬学 第三改槁版』刈米達夫 廣川書店 | 1973 | P387: 強壮薬で、また瀉下の効がある。 |
37 | 『スタインエッガー・ヘンゼル生薬学〔上〕‐化学・薬理学へのアプローチ‐第3版』糸川秀治 太田明廣 西川嘉廣 廣川書店 | 1975 | 記載なし |
38 | 『スタインエッガー・ヘンゼル生薬学〔下〕‐化学・薬理学へのアプローチ‐第3版』糸川秀治 太田明廣 西川嘉廣 廣川書店 | 1976 | 記載なし |
39 | 『生薬学』 木島正夫 澤田徳之助 秦清之 朝倉書店 | 1978 | 記載なし |
40 | 『新常用和漢薬集』訂正第2版 東京生薬協会 編集 南江堂 | 1978 | P21: 補精強壮、緩下薬。 古来不老長寿の薬として薬酒、家庭薬に配合されている。 |
41 | 『最新生薬学総覧』伊沢一男 学文社 | 1978 | 記載なし |
42 | 彩色写生図 日本の薬用植物〔生薬〕 生薬-成分-漢方-〔処方例〕高取治輔 廣川書店 | 1980 | P123: 強壮、強精、健胃、緩下 |
43 | 『生薬学第2版』北川勲 三川潮 庄司順三 滝戸道夫 友田正司 西岡五夫 廣川書店 | 1982 | 記載なし |
44 | 『コメンタリー局方生薬』初版 桑野重昭 山内和子 米田該典 廣川書店 | 1984 | 記載なし |
45 | 『新訂生薬学 第2版』長沢元夫 野呂征男 萩原幸夫 木村孟淳 南江堂 | 1987 | 記載なし |
46 | 『コメンタリー局方生薬』 第2版 桑野重昭 山内和子 米田該典 廣川書店 | 1987 | 記載なし |
47 | 『INTEGRATED ESSENTIALS 生薬学 改訂第3版』三橋博 指田豊 山﨑和男 南江堂 | 1989 | 記載なし |
48 | 『生薬学概論』 難波恒雄 津田喜典編 南江堂 | 1990 | P314: 強壮、強精、疲労回復、潤腸、瀉下薬。 |
49 | 『生薬学改訂第4版』 三橋博 井上隆夫編集 南江堂 | 1992 | 記載なし |
50 | 『天然薬物・生薬学』 初版 奥田拓男編 廣川書店 | 1993 | 記載なし |
51 | 『薬用資源学』初版 山崎幹夫 斉藤和季編 丸善 | 1997 | 記載なし |
52 | 『漢方薬理学』高木敬次郎 木村正康 南山堂 | 1997 | P270: 強壮、強精、潤腸、瀉下、消炎を目標に用いる。 |
53 | 『生薬学概論(改訂第3版)』 難波恒雄 津田喜典 南江堂 | 1998 | P314: 強壮、強精、疲労回復、潤腸、瀉下薬。 |
54 | 『生薬学第6版』 北川勲 三川潮 庄司順三 滝戸道夫 友田正司 西岡五夫 廣川書店 | 2001 | 記載なし |
55 | 『INTEGRATED ESSENTIALS 生薬学 改訂第6版』 指田豊 山﨑和男 南江堂 | 2002 | 記載なし |
56 | 『入門漢方医学』初版 日本東洋医学会学術教育委員会 編 日本東洋医学会発行 | 2002 | 記載なし |
57 | 『漢方・生薬学』久保道德 吉川雅之 廣川書店 | 2003 | P422: 何首烏は強壮、強精、瀉下、消炎を目的に用いられる。高脂血症、精神病、不眠症、外傷による神経切断症にも応用される。その他、育毛剤として外用される。 |
58 | 『薬学生・薬剤師のための知っておきたい生薬100ー含漢方処方ー』第1版、日本薬学会編、東京化学同人 | 2004 | 記載なし |
59 | 『薬学生のための漢方薬入門』第2版、指田豊 三巻祥浩、廣川書店 | 2004 | 記載なし |
60 | 『スタンダード薬学シリーズ3 化学系薬学Ⅲ 自然が生み出す薬物』第1版 社団法人日本薬学会 編 東京化学同人 | 2005 | 記載なし |
61 | 『薬用植物学 改訂第6版』 野呂征男 水野瑞夫 木村孟淳 田中俊弘 南江堂 | 2006 | P120: (略)補整薬、強壮薬、緩下薬とする。 |
62 | 『パートナー生薬学』 指田豊 山﨑和男 竹谷孝一 南江堂 | 2007 | P124: 何首烏を飲むと毛髪が黒くなると言う言い伝えがあり、しばしば養毛剤に使われる。漢方では、肝を補い、腎気を補い増血する、また緩下作用の薬能がある。若白髪、貧血によるめまい、腰膝の弱まり、筋骨のだるい痛み、遺精、大量の子宮出血、帯下、慢性肝炎、できもの、痔疾、軽度の便秘などを主治する。強壮、強精、潤腸、瀉下、消炎の作用が期待される処方に配剤される。 |
63 | 『生薬単』 伊藤美千穂 北山隆 NTS | 2007 | P208: 強壮、解毒。漢方では、強壮、補血、解毒、緩下のために用いられる。 |
64 | 『ベーシック薬学教科書シリーズ⑦生薬学・天然物化学』吉川雅之編 化学同人 | 2008 | P37: 強壮、補血、解毒、瀉下作用を目的に便秘、遺精、腰痛などに用いられる。生の葉を腫れものに貼ると、膿を吸いだす効果がある。漢方処方: 当帰飲子 |
65 | 『伝統医薬学・生薬学』 御影雅幸 木村正幸 南江堂 | 2009 | P206: 強壮、強精、疲労回復、潤腸、瀉下薬。(中)養血薬。方剤: 当帰飲子。貧血による眩暈や頭痛、不眠を治す処方に配合される。 |
66 | 『日本伝統医学テキスト漢方編』平成22-23年度厚生労働科学研究費補助金『統合医療を推進するための日本伝統医学の標準化』研究班 | 2012 | 記載なし |
67 | 『新訂生薬学 改訂第7版』 木村孟淳 田中俊弘 水上元 南江堂 | 2012 | P69: 強壮、強精、瀉下、消炎。漢方処方用薬。 |
68 | 『歴代日本薬局方収載生薬大事典』 木下武司著 | 2015 | P60: 漢方では冬季のミコに配合する。養毛剤として用いることがある |
73 | 青本「化学」、薬学ゼミナール | 2016 | P579: 強壮、解毒 |
74 | コアカリ重点ポイント集「化学系薬学」改訂第4版 薬学ゼミナール | 2014 | 記載なし |