CrudeDrug:Scutellariae Radix
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黄芩 (Scutellariae Radix)
黄芩はシソ科のコガネバナScutellaria baicalensis Georgiの周皮を除いた根を基原とする。文献名に「腐腸」「内虚」などの別名があるが、これは根の根頭内部にできる黒色空洞の枯心の形態から名づけられたものである。根が黄色いことと、古書では「」は葦の仲間の植物を指しており、葦の茎が中空であることから黄色い葦の意味で名づけられたとされる。1991年に厚生省により、黄芩を配合する「小柴胡湯」による副作用(間質性肺炎)について、使用上の注意の記載が義務付けられた。その後、黄芩が原因物質である可能性が考えられ、黄芩が配合される漢方製剤を中心にこの記載がされている。副作用の発症に、何らか関与していると示唆されている黄芩は、今後の生産、品質における管理・方向性が重要な生薬であるといえる。
Picture
Photographs of Scutellaria Root (オウゴン) (by Alps Pharm. アルプス薬品) | ||||||
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黄芩
オウゴン Scutellaria Root | |
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Species * ... non-plant |
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Part(s) Used | 根 |
Property | 折面も黄色。わずかに苦い。 |
Test | 塩化鉄(III)試液、TLC法 |
Drying loss | 12.0 %以下(6時間) |
Ash content | 6.0 %以下 |
Acid-insoluble ash | |
Pharmacopeia | 日局 16-p1183 |
Effect | 緩下、利尿、鎮痛、鎮静、体温調節、血圧降下、毛細血管強化、抗動脈硬化、脂質代謝改善、肝障害予防、抗消化性潰瘍、抗炎症・抗アレルギー |
Constituent | バイカリン、バイカレイン、オウゴノシド、オウゴニン baicalin |
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References
- 【基原動植物から灰分等まで】第十六改正日本薬局方
- 【効能】矢作忠弘, 渥美聡孝, (以下8名)..., 牧野利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 2017
- 【成分】生薬単 (伊藤美千穂 北山隆 監修; 原島広至 著) NTS