CrudeDrug:Saposhnikoviae Radix
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General Index | Names | Prescriptions | Books | Journals | Terminology | Chinese Medicines |
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Picture
Photographs of Saposhnikovia Root (ボウフウ) (by Alps Pharm. アルプス薬品) | |||
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防風
ボウフウ Saposhnikovia Root | |
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Species * ... non-plant |
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Part(s) Used | 根 |
Property | 本品は細長い円錐形を呈し、長さ15~20cm、径0.7~1.5cmである。外面は淡褐色で、根茎には密に輪節状の横じわがあり、褐色の毛状になった葉しょうの残基を付けることがあり、根には多数の縦じわ及び細根の跡がある。横切面の皮部は灰褐色で、空げきが多く、木部は黄色である。
本品は弱いにおいがあり、味はわずかに甘い。 |
Test | TLC法:本品の粉末1gにメタノール5mLを加えて10分間振り混ぜた後、ろ過し、ろ液を試料溶液とする。別に薄層クロマトグラフィー用4'-O-グルコシル-5-O-メチルビサミノール1mgをメタノール1mLに溶かし、標準溶液とする。これらの液につき、薄層クロマトグラフィーにより試験を行う。試料溶液及び標準溶液5μLずつを薄層クロマトグラフィー用シリカゲル(蛍光剤入り)を用いて調製した薄層板にスポットする。次に酢酸エチル/メタノール/水混液(10:2:1)を展開溶媒として約10cm展開した後、薄層板を風乾する。これに紫外線(主波長254nm)を照射するとき、試料溶液から得た数個のスポットのうち1個のスポットは、標準溶液から得た青色のスポットと色調及びRf値が等しい。 |
Drying loss | |
Ash content | 7.0 %以下 |
Acid-insoluble ash | 1.5 %以下 |
Pharmacopeia | 日局 16-p1581 |
Effect | 解熱、鎮痛、発汗、鎮痙 |
Constituent | フラキシジン、イソフラキシジン、ベルガプテン、デルトイン、4'-O-グルコシル-5-O-メチルピサミノール、シミフギン、ハマウドール、sec-O-グルコシルハマウドール、サポシニコバン fraxidin, isofraxidin, bergapten, deltoin, 4'-O-glucosyl-5-O-methylvisamminol, cimifugin, hamaudol, sec-O-glucosylhamaudol, saposhnikovan |
Links |
References
- 【基原動植物から灰分等まで】第十六改正日本薬局方
- 【効能】矢作忠弘, 渥美聡孝, (以下8名)..., 牧野利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 2017
- 【成分】生薬単 (伊藤美千穂 北山隆 監修; 原島広至 著) NTS
Prescriptions 処方一覧
歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載
利用する場合は以下を引用してください。
- 矢作 忠弘,石内勘一郎,渥美 聡孝,三宅 克典,森永 紀,伏見 裕利,大山 雅義,森川 敏生,田中 謙,有田 正規,牧野 利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 1-36, 2017
番号 | 書名 | 出版年 | 記載 |
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3 | 局方医薬品承認申請の手引き | 1980 | 記載なし |
4 | 生薬のエキス製剤の製造販売承認申請に係るガイダンスついて(2015年12月25日薬生審査発) | 2015 | 記載なし |
5 | JP7 第1部 大改訂版 第2部 解説書(1966) | 1961 | 記載なし |
6 | JP8 解説書 | 1971 | 記載なし |
7 | JP9 解説書 | 1976 | 【適用】 発汗、解熱、鎮痛、鎮痙などの目的で漢方方剤に配合される。 D-800 |
8 | JP10 解説書 | 1981 | 【適用】 漢方処方用薬である。ハマボウフウよりも品質が一定している。 漢方方剤: (略) D-826 |
9 | JP11 解説書 | 1986 | 【適用】 漢方処方用薬である。皮膚疾患用薬、消炎排膿薬、鎮痛薬とみなされる処方及びその他の処方に配合されている。(略) 漢方処方: (略) D-868 |
10 | JP12 解説書 | 1991 | 【適用】 漢方処方用薬である。皮膚疾患用薬、消炎排膿薬、鎮痛薬とみなされる処方及びその他の処方に配合されている。ハマボウフウよりも品質が一定している 漢方処方: (略) D-873 |
11 | JP13 解説書 | 1996 | 【適用】 漢方処方用薬である。皮膚疾患用薬、消炎排膿薬、鎮痛薬とみなされる処方及びその他の処方に配合されている。ハマボウフウよりも品質が一定している 漢方処方: (略) D-980 |
12 | JP14 解説書 | 2001 | 【適用】 漢方処方用薬である。皮膚疾患用薬、消炎排膿薬、鎮痛薬とみなされる処方及びその他の処方に配合されている。ハマボウフウよりも品質が一定している 漢方処方: (略) D-1052 |
13 | JP15 解説書 | 2006 | 【適用】 漢方処方用薬である。皮膚疾患用薬、消炎排膿薬、鎮痛薬とみなされる処方及びその他の処方に配合されている。ハマボウフウよりも品質が一定している 漢方処方: (略) D-608 |
14 | JP16 解説書 | 2011 | 【適用】 漢方処方用薬である。皮膚疾患用薬、消炎排膿薬、鎮痛薬とみなされる処方及びその他の処方に配合されている。ハマボウフウよりも品質が一定している 漢方処方: (略) D-735 |
15 | 登録販売者試験実施ガイドライン作成検討会_試験問題の作成に関する手引き(厚生労働省医薬食品局総務課2007年7月) | 2007 | 解熱作用が期待される(P. 54)。発汗、解熱、鎮痛、鎮痙等の作用を期待して用いられる(P. 184) 。 |
19 | 『改訂生藥學』アルベルト・ウィカンド 大井玄洞 | 1887 | 記載なし |
20 | 『生藥學』第5版 下山順一郎 | 1901 | 記載なし |
21 | 『簡明生藥學』島崎健造 | 1909 | 記載なし |
22 | 『最新薬学全書 第6編 生薬学』 伊藤治輔 編、日本薬学講習会 | 1913 | 記載なし |
23 | 『生藥學』第13版 下山純一郎 朝比奈泰彦 | 1916 | 記載なし |
24 | 『和漢薬物学』日野五七郎 一色直太郎 同済号書房 たにぐち書店復刻版 | 1931 | 正P258: 解熱、鎮痛薬として、頭痛及項部強りて頸の回らぬ際に用い、又は遊走痛と称し、関節の彼方、此方と場所を易へて刺すが如く痛むに内服せしむ。 |
25 | 『薬理的生薬学』村上師壽 三省堂 | 1933 | P402: 茶剤とす。感冒に用ふ。 |
26 | 『生藥學』第20版 下山順一郎 朝比奈泰彦 藤田直市 | 1934 | 記載なし |
27 | 『生藥學』第27版 下山純一郎 朝比奈泰彦 藤田直市 | 1943 | 記載なし |
28 | 『生藥學教科書』木村康一 | 1949 | 記載なし |
29 | 『最新生薬学』刈米達夫 | 1949 | 記載なし |
30 | 『生薬学』三橋博、醫學書院 | 1958 | 記載なし |
31 | 『生薬学』第4版、藤田路一 | 1963 | 記載なし |
32 | 『新編生薬学』東丈夫 名越規朗 廣川書店 | 1965 | P38: 和防風は漢種防風の代用とする。漢方: 発汗,解熱、解毒剤とする。防風通聖散など |
33 | 『生薬学総論』柴田承二 東丈夫 木島正夫 下村孟 廣川書店 | 1966 | P86: 発汗、解熱、駆風剤 |
34 | 『生薬学』稲垣勲 嶋野武 嶋田玄彌 長沢元夫 南江堂 | 1967 | P78: 発汗、解熱、鎮痛剤。 |
35 | 『和漢生薬』刈米達夫 廣川書店 植物分類学での順 | 1971 | P97: 効用の記載なし |
36 | 『最新生薬学 第三改槁版』刈米達夫 廣川書店 | 1973 | 記載なし |
37 | 『スタインエッガー・ヘンゼル生薬学〔上〕‐化学・薬理学へのアプローチ‐第3版』糸川秀治 太田明廣 西川嘉廣 廣川書店 | 1975 | 記載なし |
38 | 『スタインエッガー・ヘンゼル生薬学〔下〕‐化学・薬理学へのアプローチ‐第3版』糸川秀治 太田明廣 西川嘉廣 廣川書店 | 1976 | 記載なし |
39 | 『生薬学』 木島正夫 澤田徳之助 秦清之 朝倉書店 | 1978 | P171: 漢方では風邪による頭痛、悪寒、関節痛などに発汗、解熱、鎮痛の目的に使われる。 |
40 | 『新常用和漢薬集』訂正第2版 東京生薬協会 編集 南江堂 | 1978 | 記載なし |
41 | 『最新生薬学総覧』伊沢一男 学文社 | 1978 | P43: 発汗、解熱、鎮痛、鎮けい薬として漢方処方に用いられる。また正月の屠蘇散にも配合される。 |
42 | 彩色写生図 日本の薬用植物〔生薬〕 生薬-成分-漢方-〔処方例〕高取治輔 廣川書店 | 1980 | P51: 発汗、解熱、解毒 |
43 | 『生薬学第2版』北川勲 三川潮 庄司順三 滝戸道夫 友田正司 西岡五夫 廣川書店 | 1982 | P175: 漢方で発汗、解熱、鎮痛、鎮痙などを目標に感冒による頭痛、関節痛などに用いる。 |
44 | 『コメンタリー局方生薬』初版 桑野重昭 山内和子 米田該典 廣川書店 | 1984 | P358: 漢方で解表薬(関節や筋肉の痛み、悪寒、偏頭痛、かゆみなどに)として処方。 |
45 | 『新訂生薬学 第2版』長沢元夫 野呂征男 萩原幸夫 木村孟淳 南江堂 | 1987 | P87: 発汗、解熱、鎮痛、鎮痙。漢方処方用薬。 |
46 | 『コメンタリー局方生薬』 第2版 桑野重昭 山内和子 米田該典 廣川書店 | 1987 | P404: 漢方で解表薬(関節や筋肉の痛み、悪寒、偏頭痛、かゆみなどに)として処方。 |
47 | 『INTEGRATED ESSENTIALS 生薬学 改訂第3版』三橋博 指田豊 山﨑和男 南江堂 | 1989 | P227: 漢方で発汗、下熱、鎮痛、鎮痙などを目的として、十味敗毒湯などに配合される。 |
48 | 『生薬学概論』 難波恒雄 津田喜典編 南江堂 | 1990 | P258: 発汗、駆風、解熱、鎮痛薬。 |
49 | 『生薬学改訂第4版』 三橋博 井上隆夫編集 南江堂 | 1992 | P190: 漢方で発汗、下熱、鎮痛、鎮痙などを目的として、十味敗毒湯、消風散、清上防風湯などに配合される。 |
50 | 『天然薬物・生薬学』 初版 奥田拓男編 廣川書店 | 1993 | P173: 漢方で解表薬とし、皮膚疾患用薬、消炎・排膿薬、鎮痛薬などに配合。去風解表、去湿解痙、止瀉止血の効があるとする。 |
51 | 『薬用資源学』初版 山崎幹夫 斉藤和季編 丸善 | 1997 | P226: 漢方処方用薬(皮膚疾患用薬、消炎・排膿薬、鎮痛薬とみなされる処方に配合) |
52 | 『漢方薬理学』高木敬次郎 木村正康 南山堂 | 1997 | P188: 発汗、解熱、鎮痛作用、感冒、頭痛、身体疼痛のあるものに用いる。 |
53 | 『生薬学概論(改訂第3版)』 難波恒雄 津田喜典 南江堂 | 1998 | P258: 発汗、駆風、解熱、鎮痛薬。 |
54 | 『生薬学第6版』 北川勲 三川潮 庄司順三 滝戸道夫 友田正司 西岡五夫 廣川書店 | 2001 | P168: 漢方で発汗、解熱、鎮痛、鎮痙などを目標に感冒による頭痛、関節痛などに用いる。 |
55 | 『INTEGRATED ESSENTIALS 生薬学 改訂第6版』 指田豊 山﨑和男 南江堂 | 2002 | P227: 漢方で発汗、解熱、鎮痛、鎮痙などを目的として、十味敗毒湯などに配合される。 |
56 | 『入門漢方医学』初版 日本東洋医学会学術教育委員会 編 日本東洋医学会発行 | 2002 | P156: 消炎、解熱、鎮痛 |
57 | 『漢方・生薬学』久保道德 吉川雅之 廣川書店 | 2003 | P130: わが国では防風の配合された感冒漢方処方の使用はほとんどない。防風は皮膚病に応用されることの方が多く、瘡疥が生じ、?痒の耐え難い者に用いている。 |
58 | 『薬学生・薬剤師のための知っておきたい生薬100ー含漢方処方ー』第1版、日本薬学会編、東京化学同人 | 2004 | P106: 漢方処方用薬で、皮膚疾患用薬、消炎排膿薬、鎮痛薬とみなされる処方に配合され、発汗、解熱、鎮痙などを目標に、感冒による頭痛、関節痛などに用いる。配合処方: 荊芥連翹湯、十味敗毒散、消風散、釣藤散など |
59 | 『薬学生のための漢方薬入門』第2版、指田豊 三巻祥浩、廣川書店 | 2004 | P96: 発汗、解熱、鎮痛薬として、感冒、頭痛、めまい、身体疼痛に応用する。処方例: 荊芥連翹湯、治頭瘡一方、十味敗毒湯、川?茶調散、竹葉湯、釣藤散、防風通聖散、立効散 |
60 | 『スタンダード薬学シリーズ3 化学系薬学Ⅲ 自然が生み出す薬物』第1版 社団法人日本薬学会 編 東京化学同人 | 2005 | 記載なし |
61 | 『薬用植物学 改訂第6版』 野呂征男 水野瑞夫 木村孟淳 田中俊弘 南江堂 | 2006 | P192: (略)発汗薬、解熱薬、鎮痛薬とする。 |
62 | 『パートナー生薬学』 指田豊 山﨑和男 竹谷孝一 南江堂 | 2007 | P226: もっぱら漢方に使い、発汗し風邪を除く、湿を除き止痛する薬能がある。感冒、頭痛、めまい、首の硬直、麻痺、関節の疼痛、四肢のひきつけや痙攀などを主治する。皮膚疾患用薬、消炎排膿薬。鎮痛薬とみなされる処方に配剤される。 |
63 | 『生薬単』 伊藤美千穂 北山隆 NTS | 2007 | P224: 解熱、鎮痛、発汗、鎮痙 |
64 | 『ベーシック薬学教科書シリーズ⑦生薬学・天然物化学』吉川雅之編 化学同人 | 2008 | P80: 発汗、解熱、解毒、鎮痛の効果があり、関節痛、頭痛などに用いられる。漢方処方: 十味敗毒湯、消風散など |
65 | 『伝統医薬学・生薬学』 御影雅幸 木村正幸 南江堂 | 2009 | P149: 解熱、鎮痛、鎮痙薬。(中)辛温解表薬。方剤: 駆風解毒湯(散)、荊芥連翹湯、荊防敗毒散、十味敗毒湯、消風散など |
66 | 『日本伝統医学テキスト漢方編』平成22-23年度厚生労働科学研究費補助金『統合医療を推進するための日本伝統医学の標準化』研究班 | 2012 | P369: 主として皮膚疾患用薬、消炎排膿薬、解熱・鎮痛薬とみなされる漢方処方に配合されている。 |
67 | 『新訂生薬学 改訂第7版』 木村孟淳 田中俊弘 水上元 南江堂 | 2012 | P92: 発汗、解熱、鎮痛、鎮痙。 |
68 | 『歴代日本薬局方収載生薬大事典』 木下武司著 | 2015 | P349: もっぱら漢方に用い、多くの処方に配合される。 |
73 | 青本「化学」、薬学ゼミナール | 2016 | P578: 解熱、鎮痛 |
74 | コアカリ重点ポイント集「化学系薬学」改訂第4版 薬学ゼミナール | 2014 | 記載なし |