CrudeDrug:Nelumbis Semen

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|familyE=Nelumbonaceae
 
|familyE=Nelumbonaceae
 
|partUsedJ=種子
 
|partUsedJ=種子
|propertyJ=外面に2本の縦溝。無臭。やや甘味。
+
|propertyJ=本品は卵形体~楕円体で、一端には乳頭状の突起があり、その周辺はへこんでいる。長さ1.0~1.7cm、幅0.5~1.2cm、外面は淡赤褐色~淡黄褐色を呈し、突起部は暗赤褐色を呈する。内果皮はつやがなく、剥離しにくい。内部は黄白色の胚乳からなり、中央部にある胚は緑色である。
|constituentJ=ロツシン、ジメチルコクラリン、ラフィノース
+
本品はほとんどにおいがなく、味はわずかに甘く、やや油様で、胚は極めて苦い。本品中央部の横切片を鏡検するとき、内果皮は柔組織からなり、ときに脱落して見られないことがある。種皮は表皮と圧縮された柔細胞からなる柔組織で形成され、柔組織中に維管束が散在する。内乳は表皮と柔組織で形成される残存する内果皮中には、シュウ酸カルシウムの集晶及びタンニン様物質を含み、種皮の柔細胞中にはタンニン様物質を含み、内乳の柔組織中にはでんぷん粒を含む。
|constituentE=lotusine
+
|constituentJ=ロツシン、ジメチルコクラリン、リエンシニン、イソリエンシニン、ネフェリン、ヌシフェリン、ラフィノース
|testJ=硫酸添加(紫色)
+
|constituentE=lotusine, demethylcoclaurine, liensinine, isoliensine, neferine, nuciferine, raffinose
|pharmacopeiaJ=1278
+
|testJ=硫酸添加:本品の粉末0.5gに水5mLを加え、5分間振り混ぜた後、遠心分離する。上澄液0.5mLに1-ナフトールのエタノール溶液1滴を加え、振り混ぜた後、硫酸1mLを穏やかに加えるとき、液は紫色を呈する。
 +
|pharmacopeiaJ=1598
 
|effectJ=鎮静、滋養、強壮、平滑筋弛緩
 
|effectJ=鎮静、滋養、強壮、平滑筋弛緩
|usageJ=下痢
+
|usageJ=下痢に応用される。
 
|links= sm-sun:syou-ra/renniku&&tsumura:renniku
 
|links= sm-sun:syou-ra/renniku&&tsumura:renniku
 
|dryingLoss=14.0 %以下(6時間)
 
|dryingLoss=14.0 %以下(6時間)

Revision as of 13:16, 17 August 2011

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蓮肉

References

  1. 【基原動植物から灰分等まで】第十六改正日本薬局方
  2. 【効能】矢作忠弘, 渥美聡孝, (以下8名)..., 牧野利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 2017
  3. 【成分】生薬単 (伊藤美千穂 北山隆 監修; 原島広至 著) NTS

Prescriptions 処方一覧

参苓白朮散 (ジンリョウビャクジュツサン)  啓脾湯 (ケイヒトウ)  清心蓮子飲 (セイシンレンシイン)  

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