CrudeDrug:Gardeniae Fructus
From Metabolomics.JP
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− | |propertyJ= | + | |propertyJ=本品はほぼ長卵形~卵形を呈し、長さ1~5cm、幅1~1.5cmである。外面は黄褐色~黄赤色で、通例6本、まれに5本又は7本の明らかな綾線がある。一端にはがく又はその跡があり、他端には果柄を付けているものもある。果皮の内面は黄褐色を呈し、平らでつやがある。内部は2室で、黄赤色~暗赤色の胎座に種子の団塊が付く。種子はほぼ円形で偏平、長径約0.5cmで、黒褐色又は黄赤色である。 |
+ | 本品は弱いにおいがあり、味は苦い。 | ||
|constituentJ=ゲニポシド、ゲニピンゲンチオビオシド、ガルデノシド、シャンジシド、ゲニピン、クロシン | |constituentJ=ゲニポシド、ゲニピンゲンチオビオシド、ガルデノシド、シャンジシド、ゲニピン、クロシン | ||
− | |constituentE=geniposide | + | |constituentE=geniposide, genipingentiobioside, gardenoside, shanzhiside, genipin, crocin |
− | |testJ= | + | |testJ=(1)比色法:本品の粉末をデシケーター(シリカゲル)で24時間乾燥し、その1.0gに温湯100mLを加え、しばしば振り混ぜながら60~70℃で30分間加温し、冷後、ろ過する。ろ液1.0mLに水を加えて10mLとする。この液の色は黄色で、次の比較液よりうすくない。比較液:カルバゾクロムスルホン酸ナトリウム三水和物9.8mgを水に溶かし、正確に10mLとする。この液1mLを正確に量り、水を加えて正確に50mLとする。<br>(2)TLC法:本品の粉末1.0gにメタノール20mLを加え、水浴上で3分間加温し、冷後、ろ過し、ろ液を試料溶液とする。別に薄層クロマトグラフィー用ゲニポシド1mgをメタノール1mLに溶かし、標準溶液とする。これらの液につき、薄層クロマトグラフィーにより試験を行う。試料溶液及び標準溶液5μLずつを薄層クロマトグラフィー用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする。次に酢酸エチル/メタノール混液(3:1)を展開溶媒として約10cm展開した後、薄層板を風乾する。これに4-メトキシベンズアルデヒド・硫酸試液を均等に噴霧し、105℃で10分間加熱するとき、試料溶液から得た数個のスポットのうち1個のスポットは、標準溶液から得た暗紫色のスポットと色調及びRf値が等しい。 |
− | |pharmacopeiaJ= | + | |pharmacopeiaJ=1508 |
|effectJ=消炎、止血、利胆、解熱、鎮静 | |effectJ=消炎、止血、利胆、解熱、鎮静 | ||
|usageJ=充血または炎症による心煩(精神不安)、吐血、血尿、充血、黄疸などに応用する。粉末を黄柏末などと混和し酢で練り、打撲傷に外用する。 | |usageJ=充血または炎症による心煩(精神不安)、吐血、血尿、充血、黄疸などに応用する。粉末を黄柏末などと混和し酢で練り、打撲傷に外用する。 |
Revision as of 11:42, 16 August 2011
Crude-drug Top Gallery |
General Index | Names | Prescriptions | Books | Journals | Terminology | Chinese Medicines |
Contents |
Picture
Photographs of Gardenia Fruit (サンシシ、スイシシ) (by Alps Pharm. アルプス薬品) | ||||||
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山梔子
サンシシ Gardenia Fruit | |
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Species * ... non-plant |
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Part(s) Used | 果実 |
Property | 本品はほぼ長卵形~卵形を呈し、長さ1~5cm、幅1~1.5cmである。外面は黄褐色~黄赤色で、通例6本、まれに5本又は7本の明らかな綾線がある。一端にはがく又はその跡があり、他端には果柄を付けているものもある。果皮の内面は黄褐色を呈し、平らでつやがある。内部は2室で、黄赤色~暗赤色の胎座に種子の団塊が付く。種子はほぼ円形で偏平、長径約0.5cmで、黒褐色又は黄赤色である。
本品は弱いにおいがあり、味は苦い。 |
Test | (1)比色法:本品の粉末をデシケーター(シリカゲル)で24時間乾燥し、その1.0gに温湯100mLを加え、しばしば振り混ぜながら60~70℃で30分間加温し、冷後、ろ過する。ろ液1.0mLに水を加えて10mLとする。この液の色は黄色で、次の比較液よりうすくない。比較液:カルバゾクロムスルホン酸ナトリウム三水和物9.8mgを水に溶かし、正確に10mLとする。この液1mLを正確に量り、水を加えて正確に50mLとする。 (2)TLC法:本品の粉末1.0gにメタノール20mLを加え、水浴上で3分間加温し、冷後、ろ過し、ろ液を試料溶液とする。別に薄層クロマトグラフィー用ゲニポシド1mgをメタノール1mLに溶かし、標準溶液とする。これらの液につき、薄層クロマトグラフィーにより試験を行う。試料溶液及び標準溶液5μLずつを薄層クロマトグラフィー用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする。次に酢酸エチル/メタノール混液(3:1)を展開溶媒として約10cm展開した後、薄層板を風乾する。これに4-メトキシベンズアルデヒド・硫酸試液を均等に噴霧し、105℃で10分間加熱するとき、試料溶液から得た数個のスポットのうち1個のスポットは、標準溶液から得た暗紫色のスポットと色調及びRf値が等しい。 |
Drying loss | 13.0 %以下 |
Ash content | 6.0 %以下 |
Acid-insoluble ash | |
Pharmacopeia | 日局 16-p1508 |
Effect | 消炎、止血、利胆、解熱、鎮静 |
Constituent | ゲニポシド、ゲニピンゲンチオビオシド、ガルデノシド、シャンジシド、ゲニピン、クロシン geniposide, genipingentiobioside, gardenoside, shanzhiside, genipin, crocin |
Links |
References
- 【基原動植物から灰分等まで】第十六改正日本薬局方
- 【効能】矢作忠弘, 渥美聡孝, (以下8名)..., 牧野利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 2017
- 【成分】生薬単 (伊藤美千穂 北山隆 監修; 原島広至 著) NTS