CrudeDrug:Menthae Herba

From Metabolomics.JP
Revision as of 11:09, 7 October 2016 by Editor (Talk | contribs)

(diff) ← Older revision | Latest revision (diff) | Newer revision → (diff)
Jump to: navigation, search
Crude-drug Top
Gallery
General Index Names Prescriptions Books Journals Terminology Chinese Medicines


Contents

薄荷

References

  1. 【基原動植物から灰分等まで】第十六改正日本薬局方
  2. 【効能】矢作忠弘, 渥美聡孝, (以下8名)..., 牧野利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 2017
  3. 【成分】生薬単 (伊藤美千穂 北山隆 監修; 原島広至 著) NTS

Prescriptions 処方一覧

防風通聖散 (ボウフウツウショウサン)  八味逍遙散 (ハチミショウヨウサン)  滋陰至宝湯 (ジインシホウトウ)  加味逍遙散 (カミショウヨウサン)  加味逍遙散加川芎地黄 (カミショウヨウカセンキュウジオウ)  荊防敗毒散 (ケイボウハイドクサン)  荊芥連翹湯 (ケイガイレンギョウトウ)  響声破笛丸 (キョウセイハテキガン)  涼膈散 (リョウカクサン)  竜胆瀉肝湯 (リュウタンシャカントウ)  柴胡清肝湯 (サイコセイカントウ)  清上防風湯 (セイジョウボウフウトウ)  川芎茶調散 (センキュウチャチョウサン)  逍遙散 (ショウヨウサン)  

歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載

利用する場合は以下を引用してください。

  • 矢作 忠弘,石内勘一郎,渥美 聡孝,三宅 克典,森永 紀,伏見 裕利,大山 雅義,森川 敏生,田中 謙,有田 正規,牧野 利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 1-36, 2017
番号 書名 出版年 記載
3 局方医薬品承認申請の手引き 1980 記載なし
4 生薬のエキス製剤の製造販売承認申請に係るガイダンスついて(2015年12月25日薬生審査発) 2015 記載なし
5 JP7 第1部 大改訂版 第2部 解説書(1966) 1961 記載なし
6 JP8 解説書 1971 記載なし
7 JP9 解説書 1976 【薬効】 〔薬理〕 (略)。 【適用】 芳香性健胃、駆風薬 (浸剤、茶剤) として用いられる。また漢方では解熱、発汗、健胃などの目的で漢方薬方に配合される。 D-667
8 JP10 解説書 1981 【適用】 漢方処方用薬である。 漢方方剤: (略) D-686
9 JP11 解説書 1986 【本質】 生薬、健胃薬 【適用】 漢方処方用薬としては、精神神経用薬、消炎排膿薬とみなされる処方及びその他の処方に少数例配合されている。 漢方処方: (略) D-730
10 JP12 解説書 1991 【適用】 漢方処方用薬としては、精神神経用薬、消炎排膿薬とみなされる処方及びその他の処方に少数例配合されている。 漢方処方: (略) D-735
11 JP13 解説書 1996 【適用】 漢方処方用薬としては、精神神経用薬、消炎排膿薬とみなされる処方及びその他の処方に少数例配合されている。 漢方処方: (略) D-833
12 JP14 解説書 2001 【適用】 漢方処方用薬としては、精神神経用薬、消炎排膿薬とみなされる処方及びその他の処方に少数例配合されている。 漢方処方: (略) D-895
13 JP15 解説書 2006 【適用】 漢方処方用薬としては、精神神経用薬、消炎排膿薬とみなされる処方及びその他の処方に少数例配合されている。 漢方処方: (略) D-554
14 JP16 解説書 2011 【適用】 漢方処方用薬としては、精神神経用薬、消炎排膿薬とみなされる処方及びその他の処方に少数例配合されている。 漢方処方: (略) D-675
15 登録販売者試験実施ガイドライン作成検討会_試験問題の作成に関する手引き(厚生労働省医薬食品局総務課2007年7月) 2007 記載なし
19 『改訂生藥學』アルベルト・ウィカンド 大井玄洞 1887 効能の記載なし P234
20 『生藥學』第5版 下山順一郎 1901 下P32: 茶剤として胃痛、疝痛、腸内瓦斯の充満、下痢に興ふ。薄荷油、薄荷水等を製するに用ゆ。
21 『簡明生藥學』島崎健造 1909 P19: 薄荷油薄荷水を製するに用ふ
22 『最新薬学全書 第6編 生薬学』 伊藤治輔 編、日本薬学講習会 1913 P102: 茶剤として諸種の胃疾、下痢等に用い、また薄荷油、薄荷水等を製するに用ふる。
23 『生藥學』第13版 下山純一郎 朝比奈泰彦 1916 下P63: 茶剤として胃痛、疝痛、腸内瓦斯の充満、下痢等の諸症に処方せられ、又薄荷油、薄荷水等を製するに用ゆ。
24 『和漢薬物学』日野五七郎 一色直太郎 同済号書房 たにぐち書店復刻版 1931 正P357: 本品は感冒の初期即ち頭痛を減じ、鼻孔塞り、液汁の分泌物を流出する頃に発汗薬として与へ、或いは駆風薬として腸内瓦斯の蓄積するを駆除するに応用す。(中略)又薄荷油を製するに供す。日本薬局方にては薄荷舎利別、薄荷水等の調製に応用す。
25 『薬理的生薬学』村上師壽 三省堂 1933 P409: 茶剤となし、胃痛、腸内ガスの膨満等に用ふ。P415: 矯味矯臭薬とす。
26 『生藥學』第20版 下山順一郎 朝比奈泰彦 藤田直市 1934 上P243: 茶剤として胃痛、疝痛、腸内瓦斯の膨満、下痢等の諸症に処方せられ、薬局方製剤は薄荷舎利別なり又薄荷油の原料となす。
27 『生藥學』第27版 下山純一郎 朝比奈泰彦 藤田直市 1943 P243: 茶剤として胃痛、疝痛、腸内瓦斯の膨満、下痢等の諸症に処方せられ、薬局方製剤は薄荷舎利別なり又薄荷油の原料となす。
28 『生藥學教科書』木村康一 1949 P62: Menthol、薄荷油原料。食欲増進、清涼飲料,異常発酵等に用いる。
29 『最新生薬学』刈米達夫 1949 P108: 全草を水蒸気蒸留し薄荷取卸油を製し,之を急冷して薄荷脳を結晶せしめて採る。残りの油分を通常、薄荷油と呼び,尚薄荷脳30%くらいを溶存する。日本薬局方は薄荷油中、薄荷脳含量を50%異常と規定する。薬用として薄荷脳及び薄荷油は芳香薬として内用及び外用薬に用いる。薬用以外には歯磨、菓子等に大量に用いられる。
30 『生薬学』三橋博、醫學書院 1958 P114: 芳香性興奮剤、駆風剤
31 『生薬学』第4版、藤田路一 1963 P133: 駆風剤、芳香調味料。多くはハッカ脳(防腐、局所麻酔)、ハッカ油原料、ハッカ水、ハッカ精等の局方製剤原料。
32 『新編生薬学』東丈夫 名越規朗 廣川書店 1965 P95: 駆風、芳香剤、ハッカ脳、ハッカ油原料。漢方: 解熱、清涼、健胃剤。清上防風湯など
33 『生薬学総論』柴田承二 東丈夫 木島正夫 下村孟 廣川書店 1966 P87: 発汗、解熱、健胃、清涼剤
34 『生薬学』稲垣勲 嶋野武 嶋田玄彌 長沢元夫 南江堂 1967 P113: ハッカ油、mentholの製造原料。
35 『和漢生薬』刈米達夫 廣川書店 植物分類学での順 1971 P48: 胃カタル、消化不良、悪心などに用いる。漢方では生薬の粉末または煎剤としてもちいるが、現在の薬用にはもっぱらmentholを用いる。
36 『最新生薬学 第三改槁版』刈米達夫 廣川書店 1973 P108: 全草を水蒸気蒸留しハッカ取卸油を製し,これを急冷してメントールを結晶させて採る。残りの油分を脱脳油 Dementholized oil、取引上は俗にハッカ油と呼び,なおメントール30%位を溶存する。日本薬局方はハッカ油中、総メントール含量を50.0%以上と規定する。メントールおよびハッカ油は芳香薬として内用および外用薬に用いる。薬用以外には歯みがき、菓子等に大量に用いられる。
37 『スタインエッガー・ヘンゼル生薬学〔上〕‐化学・薬理学へのアプローチ‐第3版』糸川秀治 太田明廣 西川嘉廣 廣川書店 1975 記載なし
38 『スタインエッガー・ヘンゼル生薬学〔下〕‐化学・薬理学へのアプローチ‐第3版』糸川秀治 太田明廣 西川嘉廣 廣川書店 1976 記載なし
39 『生薬学』 木島正夫 澤田徳之助 秦清之 朝倉書店 1978 P208: 生薬は家庭薬原料とし、一部の漢方方剤に配合される。ハッカ油、l-メントールは健胃、駆風、興奮薬、各種製剤の矯味矯臭薬として内用されるほか、パスタ剤、パップ剤に加えて消炎、鎮痛、かゆみ止めに用いる。
40 『新常用和漢薬集』訂正第2版 東京生薬協会 編集 南江堂 1978 P108: 駆風、清涼、興奮薬の目的で家庭薬、後世派の漢方方剤に配合される。
41 『最新生薬学総覧』伊沢一男 学文社 1978 P95: 芳香性健胃、駆風薬(浸剤、茶剤として用いる)。漢方処方の防風通聖散などに配合される。またハッカはハッカ油、l-メントールの原料ともなる。
42 彩色写生図 日本の薬用植物〔生薬〕 生薬-成分-漢方-〔処方例〕高取治輔 廣川書店 1980 P30: 芳香、健胃、駆風
43 『生薬学第2版』北川勲 三川潮 庄司順三 滝戸道夫 友田正司 西岡五夫 廣川書店 1982 P137: 芳香性健胃、駆風薬。漢方では解熱、発汗、健胃などを目標に用いる。L-メントール製造原料。
44 『コメンタリー局方生薬』初版 桑野重昭 山内和子 米田該典 廣川書店 1984 P326: 漢方で解表薬(頭痛、喉咽薬などに)として処方。
45 『新訂生薬学 第2版』長沢元夫 野呂征男 萩原幸夫 木村孟淳 南江堂 1987 P127: 芳香性健胃、駆風、発汗、解熱薬。矯味矯臭薬。L-メントール製造原料。
46 『コメンタリー局方生薬』 第2版 桑野重昭 山内和子 米田該典 廣川書店 1987 P372: 漢方で解表薬(頭痛、喉咽薬などに)として処方。
47 『INTEGRATED ESSENTIALS 生薬学 改訂第3版』三橋博 指田豊 山﨑和男 南江堂 1989 P218: 主としてハッカ油 Oleum Menthae JaPonicae、(英)JaPanese PePPermint oilおよびl-mentholの製造原料として、また健胃、駆風薬として家庭薬原料、あるいは防風通聖散などの漢方処方に配合される。
48 『生薬学概論』 難波恒雄 津田喜典編 南江堂 1990 P233: 芳香性健胃、駆風薬。
49 『生薬学改訂第4版』 三橋博 井上隆夫編集 南江堂 1992 P218: 主としてハッカ油およびl-mentholの製造原料として、また健胃、駆風薬として家庭薬原料、あるいは防風通聖散、加味逍遙散などの漢方処方に配合される。
50 『天然薬物・生薬学』 初版 奥田拓男編 廣川書店 1993 P104: 健胃薬、辛涼解表薬として漢方薬に応用。ハッカ油は食品香料。l-及びdl-mentholは外用軟膏などに局所刺激、鎮痛、制痒、殺菌の目的で配合される。
51 『薬用資源学』初版 山崎幹夫 斉藤和季編 丸善 1997 P220: 芳香健胃薬、漢方処方用薬(精神神経用薬、消炎・排膿薬とみなされる処方に配合)
52 『漢方薬理学』高木敬次郎 木村正康 南山堂 1997 P287: 芳香性健胃薬、浸剤、茶剤として用いられる。清涼、解熱鎮痛、発汗、健胃などの目的で漢方方剤に配合される。
53 『生薬学概論(改訂第3版)』 難波恒雄 津田喜典 南江堂 1998 P233: 芳香性健胃、駆風薬。
54 『生薬学第6版』 北川勲 三川潮 庄司順三 滝戸道夫 友田正司 西岡五夫 廣川書店 2001 P126: 芳香性健胃、駆風薬、矯味矯臭剤。漢方では解熱、発汗、健胃などを目標に用いる。L-メントール製造原料。
55 『INTEGRATED ESSENTIALS 生薬学 改訂第6版』 指田豊 山﨑和男 南江堂 2002 P259: 主としてハッカ油 Oleum Menthae JaPonicae、(英)Mentha oil(日局)およびl-menthol(=(-)-menthol)(日局)の製造原料として、また健胃、駆風薬として家庭薬原料、あるいは防風通聖散などの漢方処方に配合される。
56 『入門漢方医学』初版 日本東洋医学会学術教育委員会 編 日本東洋医学会発行 2002 P155: 健胃、鎮静、消炎、排膿
57 『漢方・生薬学』久保道德 吉川雅之 廣川書店 2003 P273: 薄荷は発汗解熱、止痛解毒、鎮咳去痰、健胃、清涼薬として口腔、鼻腔、皮膚外用薬に使われる。
58 『薬学生・薬剤師のための知っておきたい生薬100ー含漢方処方ー』第1版、日本薬学会編、東京化学同人 2004 P96: 芳香性健胃薬、浸剤、茶剤として服用。清涼、解熱鎮痛、発汗、健胃などの目的で漢方方剤に配合される。配合処方: 加味逍遙散、柴胡清肝湯、清上防風湯、八味逍遙散など
59 『薬学生のための漢方薬入門』第2版、指田豊 三巻祥浩、廣川書店 2004 P89: 発汗、解熱の作用があり、頭痛、目眩、暑さまけ、咽頭痛などに用い、健胃薬として消化不良、心腹脹滿に応用する。処方例: 滋陰至宝湯、響声破笛丸、加味逍遙散、川?茶調散、防風通聖散
60 『スタンダード薬学シリーズ3 化学系薬学Ⅲ 自然が生み出す薬物』第1版 社団法人日本薬学会 編 東京化学同人 2005 P49: 発汗解熱、止痛解毒、鎮咳去痰、健胃、清涼薬として口腔、鼻腔、皮膚外用薬に用いられる。
61 『薬用植物学 改訂第6版』 野呂征男 水野瑞夫 木村孟淳 田中俊弘 南江堂 2006 P212: (略)鎮痛薬として頭痛、歯痛、毒虫刺傷に用いる。
62 『パートナー生薬学』 指田豊 山﨑和男 竹谷孝一 南江堂 2007 P258: 主としてハッカ油Oleum Menthae JaPonicae(英)、Mentha oil(日局)およびl-menthol(=(-)-menthol)(日局)の製造原料として、また健胃、駆風薬として家庭薬原料。漢方では、咽喉腫痛を治す、頭部のうっ滞した気を除き、頭痛を治す、口内の不快感を除くなどの薬能がある。感冒による頭痛、目の充血、咽喉腫痛、腹部膨満感、口内炎、止痛、湿疹などを主治する。精神神経用薬、消炎排膿薬とみなされる処方などに清涼、解熱鎮痛、発汗、健胃を期待して配剤される。
63 『生薬単』 伊藤美千穂 北山隆 NTS 2007 P162: 防腐作用。漢方では、解熱、発汗、健胃のために用いられてきた。
64 『ベーシック薬学教科書シリーズ⑦生薬学・天然物化学』吉川雅之編 化学同人 2008 P74: 解熱、発汗、健胃、駆風、興奮、利尿などの目的で漢方処方や家庭薬の中に配合される。漢方処方: 加味逍遙散など。メントール(痒み止め、鎮痛を目的として塗布。胃炎、消化管内異常発酵の際に内服)製造原料。
65 『伝統医薬学・生薬学』 御影雅幸 木村正幸 南江堂 2009 P130: 精神神経用薬、消炎排膿薬、芳香性健胃薬。(中)辛涼解表、疏散風熱薬。方剤: 響声破笛丸、柴胡清肝湯、滋養至宝湯、加味逍遙散、清上防風湯、防風通聖散など。
66 『日本伝統医学テキスト漢方編』平成22-23年度厚生労働科学研究費補助金『統合医療を推進するための日本伝統医学の標準化』研究班 2012 P364: 清熱解毒、止痛解毒、鎮咳・去痰、健胃などを目的とした漢方処方に配合されている。また、ハッカ油やメントールは清涼薬として、口腔、鼻腔、皮膚外予約に使われている。
67 『新訂生薬学 改訂第7版』 木村孟淳 田中俊弘 水上元 南江堂 2012 P188: 芳香性健胃、駆風、発汗、解熱薬。矯味矯臭薬。メントール製造原料。
68 『歴代日本薬局方収載生薬大事典』 木下武司著 2015 P309: 健胃薬・駆風薬として家庭薬に配合される他、ハッカ油の製造原料とされる。また、漢方処方にも配合される。
73 青本「化学」、薬学ゼミナール 2016 P578: 芳香性健胃、解熱、鎮痛、消炎
74 コアカリ重点ポイント集「化学系薬学」改訂第4版 薬学ゼミナール 2014 P150: 発汗、解熱、健胃
Personal tools
Namespaces

Variants
Actions
Navigation
metabolites
Toolbox
In other languages