CrudeDrug:Lycii Cortex
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地骨皮
ジコッピ Lycium Bark | |
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Species * ... non-plant |
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Part(s) Used | 根皮 |
Property | 本品は厚さ1~6mmの管状又は半管状の皮片である。外側は淡褐色~淡黄褐色で、周皮はりん片状にはがれやすい。内側は灰褐色を呈し、縦に条線がある。質はもろく、折面は灰白色を呈し、繊維性でない。
本品は特異な弱いにおいがあり、味は初めわずかに甘い。本品の横切片を鏡検するとき、周皮のコルク層は数層の薄膜のコルク細胞からなる。皮部にはシュウ酸カルシウムの砂晶を含む柔細胞が散在し、少数の繊維を認めることがある。柔細胞に含まれるでんぷん粒は径1~10μmである。石細胞は認めることがあっても、極めてまれである。 |
Test | TLC法:本品の粉末1.0gにメタノール10mLを加え、15分間振り混ぜた後、ろ過し、ろ液を試料溶液とする。この液につき、薄層クロマトグラフィーにより試験を行う。試料溶液10μLを薄層クロマトグラフィー用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする。次に1-ブタノール/水/ピリジン/酢酸混液(3:1:1:1)を展開溶媒として約10cm展開した後、薄層板を風乾する。これに噴霧用ドラーゲンドルフ試液を均等に噴霧し、105℃で3分間加熱した後、亜硝酸ナトリウム試液を均等に噴霧するとき、Rf値0.5付近に濃褐色の主スポットを認める。 |
Drying loss | 11.5 %以下(6時間) |
Ash content | 20.0 %以下 |
Acid-insoluble ash | 3.0 %以下 |
Pharmacopeia | 日局 16-p1513 |
Effect | 解熱、強壮、、血圧降下 |
Constituent | ベタイン、クコアミン、シトステロール betaine, kukoamine, sitosterol |
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References
- 【基原動植物から灰分等まで】第十六改正日本薬局方
- 【効能】矢作忠弘, 渥美聡孝, (以下8名)..., 牧野利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 2017
- 【成分】生薬単 (伊藤美千穂 北山隆 監修; 原島広至 著) NTS
Prescriptions 処方一覧
滋陰至宝湯 (ジインシホウトウ) 秦艽別甲湯 (ジンギョウベッコウトウ) 黄耆別甲湯 (オウギベッコウトウ) 清心蓮子飲 (セイシンレンシイン)