CrudeDrug:Quercus Cortex
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樸樕
ボクソク Quercus Bark | |
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Species * ... non-plant |
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Part(s) Used | 樹皮 |
Property | 本品は板状又は半管状の皮片で、厚さ5~15mm、外面は灰褐色~暗褐色を呈し、内面は褐色~淡褐色を呈する外面は厚い周皮を付け、縦に粗い裂け目があり、内面には縦の隆起線がある。横切面は褐色~淡褐色を呈し、ところどころに石細胞群による白色の細点を認める。
本品はにおい及び味はほとんどない。本品の横切片を鏡検するとき、コルク層にはコルク石細胞が散在し、二次皮層には繊維群がほぼ階段状に並び大きな石細胞群が不規則に配列する。柔組織中にシュウ酸カルシウムの集晶が散在する。石細胞や繊維細胞に隣接してシュウ酸カルシウムの単晶を含む細胞が認められ、縦切片では結晶細胞列となる。 |
Test | TLC法:本品の粉末2gに酢酸エチル10mLを加え、10分間振り混ぜた後、遠心分離し、酢酸エチルを除く。残留物にアセトン10mLを加え、10分間振り混ぜた後、遠心分離し、上澄液を試料溶液とする。この液につき、薄層クロマトグラフィーにより試験を行う。試料溶液10μLを薄層クロマトグラフィー用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする。次に酢酸エチル/メタノール/水混液(7:2:1)を展開溶媒として約10cm展開した後、薄層板を風乾する。これに紫外線(主波長365nm)を照射するとき、Rf値0.4付近に異なる色の蛍光を発する連続した2個のスポットを認める。更に希硫酸を均等に噴霧し、105℃で加熱した後、紫外線(主波長365nm)を照射するとき、これらスポットのうち1個のスポットは蛍光を発する。 |
Drying loss | 11.0 %以下(6時間) |
Ash content | 8.5 %以下 |
Acid-insoluble ash | 0.5 %以下 |
Pharmacopeia | 日局 16-p1581 |
Effect | 収斂、解毒、抗炎症 |
Constituent | タンニン、クエルチトリン、ショ糖 tannin, quertitrin, sucrose |
Links |
References
- 【基原動植物から灰分等まで】第十六改正日本薬局方
- 【効能】矢作忠弘, 渥美聡孝, (以下8名)..., 牧野利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 2017
- 【成分】生薬単 (伊藤美千穂 北山隆 監修; 原島広至 著) NTS