CrudeDrug:Eucommiae Cortex
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Photographs of Eucommia Bark (トチュウ) (by Alps Pharm. アルプス薬品) | ||||||||||
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杜仲
トチュウ Eucommia Bark | |
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Species * ... non-plant |
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Part(s) Used | 樹皮 |
Property | 本品は厚さ2~6mmの粗皮を除いた半管状又は板状の皮片である。外面は淡灰褐色~灰褐色で粗雑であるが、ときにコルク層が剥離され赤褐色を呈することもある。内面は暗褐色~褐色を呈し、平滑で細かい縦線があり、折ると白絹様のグッタペルカ(熱可塑性のゴム様物質)の糸が出る。
本品はわずかに特異なにおい及び味がある。本品の横切片を鏡検するとき、柔組織中にはグッタペルカを含む柔細胞があり、師部には石細胞層及び繊維層を認め、放射組織は2~3細胞列からなり、シュウ酸カルシウムの結晶を含まない。 |
Test | 本品の粉末1gに水10mL及びジエチルエーテル20mLを加え、密栓して15分間振り混ぜ、遠心分離し、ジエチルエーテル層を分取する。水浴上でジエチルエーテルを留去し、残留物にエタノール1mLを加えるとき、コロイド状物質を認める。 |
Drying loss | 12.0 %以下(6時間) |
Ash content | 8.0 %以下 |
Acid-insoluble ash | 5.0 %以下 |
Pharmacopeia | 日局 16-p1560 |
Effect | 強壮、強精、鎮痛 |
Constituent | グッタペルカ、ピノレシノール、ピノレシノールジグルコシド、アウクビン、ゲニポシド gutta-percha, pinoresinol, pinoresinol-diglucoside, aucubin, geniposide |
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References
- 【基原動植物から灰分等まで】第十六改正日本薬局方
- 【効能】矢作忠弘, 渥美聡孝, (以下8名)..., 牧野利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 2017
- 【成分】生薬単 (伊藤美千穂 北山隆 監修; 原島広至 著) NTS