Species:Curcuma
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− | |}} | + | |キョウオウ(薑黄)&クルクマ&ハルウコン(春鬱金)&アキウコン(秋鬱金)&ウコン(鬱金)&クルクマ&クルクマ・ロンガ&ターメリック}} |
− | + | 属名Curcumaはアラビア語の「サフラン」(kurkum)に由来。おそらく古代に一般的な黄色染料であったサフランになぞらえたもの。ウコンに含まれるクルクミンは健胃薬や利胆薬に用いられる。ウコンの摂取でアセトアルデヒドの分解が早くなるといわれる。ウコンには以下の種類がある。 | |
− | 属名Curcumaはアラビア語の「サフラン」(kurkum) | + | ;春ウコン (''Curcuma aromatica'' Salisb.) |
+ | :インド原産で春にピンク色の花が咲く。葉は秋ウコンに似るが葉の裏に細毛がある。断面は黄色でやや苦味と辛味がある。 | ||
+ | ;夏ウコン または ガジュツ (''Curcuma zedoaria'' (Christm.) Roscoe) | ||
+ | :インド、マレーシア原産で夏に赤紫色の花が咲く。断面は淡い紫色。非常に強い苦味がある。日本では沖縄、屋久島、種子島で栽培。クルクミンはほとんど含まない。 | ||
+ | ;秋ウコン または ターメリック (''Curcuma longa'' L.) | ||
+ | :カレーの原料のほか、染料、着色剤として有名。たくあんの色素でもある。秋に白色の花が咲き、葉の裏には細毛がない。断面は橙色で苦味はない。 | ||
+ | ;バンウコン (''Kaempferia galanga'') | ||
+ | :夏に白色の花が咲く。葉はウコンに似るが葉の裏には細毛がある。断面は黄色で苦味と辛味がある。生薬サンナの基源植物とも言われる。ボルネオール、カンフェンを含み、やや樟脳臭。 | ||
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&ショウガ科 【属名】クルクマ; ウコン属 turmeric; curcuma 約40種があり、熱帯アジアに分布する。 | &ショウガ科 【属名】クルクマ; ウコン属 turmeric; curcuma 約40種があり、熱帯アジアに分布する。 | ||
&Curcuma aromatica Salisb. | &Curcuma aromatica Salisb. | ||
− | &ショウガ科 | + | &ショウガ科 キョウオウ(薑黄) wild turmeric; curcuma |
&Curcuma longa L.;Curcuma domestica | &Curcuma longa L.;Curcuma domestica | ||
− | &ショウガ科 | + | &ショウガ科 ウコン(欝金); ターメリック; クルクマ turmeric; common rurmeric; curcuma 熱帯アジア各地で自生ないしは栽培される。 |
&Curcuma zedoaria (Christm.) Roscoe;Amomum zedoaria | &Curcuma zedoaria (Christm.) Roscoe;Amomum zedoaria | ||
− | &ショウガ科 | + | &ショウガ科 ガジュツ(莪術) zedoary; yellow temu; shoti; seduer |
&Curcuma alismatifolia | &Curcuma alismatifolia | ||
&ショウガ科 クルクマ; クルクマ シャローム タイチューリップとも呼ばれ、タイやカンボジアに分布。根はカレーにも利用される。 | &ショウガ科 クルクマ; クルクマ シャローム タイチューリップとも呼ばれ、タイやカンボジアに分布。根はカレーにも利用される。 |
Revision as of 12:38, 3 April 2009
Scientific Classification (based on APG-II and Taxonomicon) | |
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division Jpn. 門 | Tracheophyta 維管束植物門 |
class Jpn. 綱 | Liliopsida ユリ(単子葉植物)綱 |
subclass Jpn. 亜綱 | Commelinidae ツユクサ亜綱 |
order Jpn. 目 | Zingiberales ショウガ目 |
suborder Jpn. 亜目 | [[:Category:|]] |
infraorder Jpn. 下目 | [[:Category:|]] |
parvorder Jpn. 小目 | [[:Category:|]] |
superfamily Jpn. 上科 | [[:Category:|]] |
family Jpn. 科 | Zingiberaceae ショウガ科 |
subfamily Jpn. 亜科 | [[:Category:|]] |
tribe Jpn. 族 | [[:Category:|]] |
subtribe Jpn. 亜族 | [[:Category:|]] |
genus Jpn. 属 | Curcuma |
Species-Flavonoid Relationship Reported | ||||
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Scientific Names and Images 学名と画像
With permission from Shigenobu AOKI (Botanical Garden). Japanese names are links to pictures. (和名が画像へのリンク)
- Curcuma longa アキウコン(秋鬱金)、ウコン(鬱金)、クルクマ、クルクマ・ロンガ、ターメリック
- Curcuma キョウオウ(薑黄)、クルクマ、ハルウコン(春鬱金)
- Japanese Common Names
- キョウオウ(薑黄)&クルクマ&ハルウコン(春鬱金)&アキウコン(秋鬱金)&ウコン(鬱金)&クルクマ&クルクマ・ロンガ&ターメリック
属名Curcumaはアラビア語の「サフラン」(kurkum)に由来。おそらく古代に一般的な黄色染料であったサフランになぞらえたもの。ウコンに含まれるクルクミンは健胃薬や利胆薬に用いられる。ウコンの摂取でアセトアルデヒドの分解が早くなるといわれる。ウコンには以下の種類がある。
- 春ウコン (Curcuma aromatica Salisb.)
- インド原産で春にピンク色の花が咲く。葉は秋ウコンに似るが葉の裏に細毛がある。断面は黄色でやや苦味と辛味がある。
- 夏ウコン または ガジュツ (Curcuma zedoaria (Christm.) Roscoe)
- インド、マレーシア原産で夏に赤紫色の花が咲く。断面は淡い紫色。非常に強い苦味がある。日本では沖縄、屋久島、種子島で栽培。クルクミンはほとんど含まない。
- 秋ウコン または ターメリック (Curcuma longa L.)
- カレーの原料のほか、染料、着色剤として有名。たくあんの色素でもある。秋に白色の花が咲き、葉の裏には細毛がない。断面は橙色で苦味はない。
- バンウコン (Kaempferia galanga)
- 夏に白色の花が咲く。葉はウコンに似るが葉の裏には細毛がある。断面は黄色で苦味と辛味がある。生薬サンナの基源植物とも言われる。ボルネオール、カンフェンを含み、やや樟脳臭。
Family/Genus Description
For comprehensive information, visit Curcuma page. (BY Shigeharu Okamoto)
- Curcuma L.
&ショウガ科 【属名】クルクマ; ウコン属 turmeric; curcuma 約40種があり、熱帯アジアに分布する。 &Curcuma aromatica Salisb. &ショウガ科 キョウオウ(薑黄) wild turmeric; curcuma &Curcuma longa L.;Curcuma domestica &ショウガ科 ウコン(欝金); ターメリック; クルクマ turmeric; common rurmeric; curcuma 熱帯アジア各地で自生ないしは栽培される。 &Curcuma zedoaria (Christm.) Roscoe;Amomum zedoaria &ショウガ科 ガジュツ(莪術) zedoary; yellow temu; shoti; seduer &Curcuma alismatifolia &ショウガ科 クルクマ; クルクマ シャローム タイチューリップとも呼ばれ、タイやカンボジアに分布。根はカレーにも利用される。