CrudeDrug:Forsythiae Fructus
From Metabolomics.JP
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− | |propertyJ= | + | |propertyJ=本品はさく果で、卵円形~長卵円形を呈し、長さ1.5~2.5cm、幅0.5~1cmである。先端はとがり、基部に果柄を残存するものがある。外面は淡褐色~暗褐色で淡灰色の小隆起点が散在し、2本の縦みぞがある。縦みぞに沿って裂開したものは先端がそり返る。裂開した果皮の内面は黄褐色で、中央に隔壁がある。種子は細長い長楕円形で、長さ0.5~0.7cm、通例、翼がある。 |
− | |constituentJ= | + | 本品は弱いにおいがあり、味はない。 |
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|effectJ=消炎、利尿、排膿、解毒 | |effectJ=消炎、利尿、排膿、解毒 | ||
− | |usageJ= | + | |usageJ=瘡瘍の炎症、皮膚病などに応用する。また鎮痛、鎮嘔、通経の効があるとされる。 |
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Revision as of 13:14, 17 August 2011
Crude-drug Top Gallery |
General Index | Names | Prescriptions | Books | Journals | Terminology | Chinese Medicines |
Contents |
Picture
Photographs of Forsythia Fruit (レンギョウ) (by Alps Pharm. アルプス薬品) | |||||||||||
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連翹
レンギョウ Forsythia Fruit | |
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Species * ... non-plant |
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Part(s) Used | 果実 |
Property | 本品はさく果で、卵円形~長卵円形を呈し、長さ1.5~2.5cm、幅0.5~1cmである。先端はとがり、基部に果柄を残存するものがある。外面は淡褐色~暗褐色で淡灰色の小隆起点が散在し、2本の縦みぞがある。縦みぞに沿って裂開したものは先端がそり返る。裂開した果皮の内面は黄褐色で、中央に隔壁がある。種子は細長い長楕円形で、長さ0.5~0.7cm、通例、翼がある。
本品は弱いにおいがあり、味はない。 |
Test | (1)Liebermann-Burchard反応:本品の粉末0.2gに無水酢酸2mLを加えてよく振り混ぜ、2分間放置した後、ろ過する。ろ液1mLに硫酸0.5mLを穏やかに加えるとき、境界面は赤紫色を呈する。 (2)マグネシウム・塩酸反応:本品の粉末1gにメタノール10mLを加え、水浴上で2分間加温した後、ろ過する。ろ液5mLにリボン状のマグネシウム0.1g及び塩酸1mLを加えて放置するとき、液は淡赤色~黄赤色を呈する。 |
Drying loss | |
Ash content | 5.0 %以下 |
Acid-insoluble ash | |
Pharmacopeia | 日局 16-p1598 |
Effect | 消炎、利尿、排膿、解毒 |
Constituent | フォルシチアシド、アルクチイン、アルクチゲニン、フィリリン、マタイレジノール、ピノレジノール、ピノレジノールグルコシド、フォルシトシド、サスペンサシド、ルチン、オレアノール酸 forsythiaside, arctiin, arctigenin, phillyrin, matairesinol, pinoresinol glucoside, forsythoside, suspensaside, rutin, oleanolic acid |
Links |
References
- 【基原動植物から灰分等まで】第十六改正日本薬局方
- 【効能】矢作忠弘, 渥美聡孝, (以下8名)..., 牧野利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 2017
- 【成分】生薬単 (伊藤美千穂 北山隆 監修; 原島広至 著) NTS
Prescriptions 処方一覧
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