CrudeDrug:Ginseng Radix Rubra

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==人参 (Ginseng Radix)==
 
人参と紅参はウコギ科のオタネニンジンPanaz ginseng C. A. Meyerの根を基原とする。形態が人の形に似ていることから名付けられた。これ以外に薬用の人参類には、トチバニンジン Panax japonicus C. A. Meyer を基原とする「竹節人参」と、アメリカニンジン Panax quinquefolium Linné を基原とする「西洋人参」がある。竹節人参は1642年、明国末期の内乱を逃れて移住した何欣吉が、宮崎県日向で人参の代用となるものを見つけたもので、日局に「チクセツニンジン」として収載されている。「西洋人参」は華僑がアメリカ・カナダで見つけ、産地を隠し「広東人参」として中国市場に流したもので、日本市場でもわずかに流通する。
 
 
 
またはGlycyrrhiza glabra Linnéの根およびストロンを基原とする。神農本草経の上品に収載され、甘味な甘草を諸薬の「君」とする72種の乳石毒を治療し、1200種の草本の毒を解毒するとされ、その薬効は調和することにあり、それゆえ『国老』の名称がある。厚生省(現厚生労働省)が指定した繁用漢方処方 210処方中 150品目(71.4%) に配合されている最も使用頻度の高い生薬である。
 
天然資源の乱獲、地球温暖化の影響を受け、砂漠化が拡大しているために、資源の枯渇が心配され、中国政府は採取や輸出を規制している。当社では自然環境に配慮した安定供給を目指し、2000年から中国陝西省で甘草の栽培研究を開始し、現在、日本薬局方に適合する甘草の栽培技術を確立した。 {{CrudeDrug/Tochimoto}}
 
 
 
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|genusE=Panax
 
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|familyJ=ウコギ科
 
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|partUsedJ=根
 
|partUsedJ=根
|propertyJ=-
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|propertyJ=生薬の性状本品は細長い円柱形~紡錘形で、しばしばなかほどから2~5本の側根を分枝し、長さ5~25cm、主根は径0.5~3cm、外面はおおむね淡黄褐色~赤褐色を呈し、半透明で、縦じわがある。根頭部はややくびれて短い根茎を付けることがある。折面は平らで、質は角質様で堅い。
 +
本品は特異なにおいがあり、味は初めわずかに甘く、後にやや苦い。
 
|constituentJ=ジンセノシド、β-エレメン、パナキシノール
 
|constituentJ=ジンセノシド、β-エレメン、パナキシノール
|constituentE=ginsenoside
+
|constituentE=ginsenoside, beta-elemene, panaxynol
|testJ=Liebermann-Burchard反応、TLC法
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|testJ=(1)Liebermann-Burchard反応:本品の粉末0.2gに無水酢酸2mLを加え、水浴上で2分間加温した後、ろ過する。ろ液1mLに硫酸0.5mLを穏やかに加えるとき、境界面は赤褐色を呈する。<br>(2)TLC法:本品の粉末2.0gに水10mL及び1-ブタノール10mLを加え、15分間振り混ぜた後、遠心分離し、上澄液を試料溶液とする。別に薄層クロマトグラフィー用ギンセノシドRg11mgをメタノール1mLに溶かし、標準溶液とする。これらの液につき、薄層クロマトグラフィーにより試験を行う。試料溶液5μL及び標準溶液2μLを薄層クロマトグラフィー用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする。次に酢酸エチル/メタノール/水混液(14:5:4)を展開溶媒として約10cm展開した後、薄層板を風乾する。これに噴霧用バニリン・硫酸・エタノール試液を均等に噴霧し、105℃で10分間加熱するとき、試料溶液から得た数個のスポットのうち1個のスポットは、標準溶液から得たスポットと色調及びRf値が等しい。
|pharmacopeiaJ=1208
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|effectJ=補精、強壮、鎮静、抗糖尿病、抗疲労、作業能力増進、性腺発育促進、血糖降下、容血防禦
 
|effectJ=補精、強壮、鎮静、抗糖尿病、抗疲労、作業能力増進、性腺発育促進、血糖降下、容血防禦
|usageJ=食欲不振、消化不良、嘔吐、心痛、腹痛、下痢、神経衰弱
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|usageJ=食欲不振、消化不良、嘔吐、心痛、腹痛、下痢、貧血、神経衰弱に応用される。
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Latest revision as of 10:17, 16 August 2011

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General Index Names Prescriptions Books Journals Terminology Chinese Medicines

Contents

[edit] Picture

Photographs of コウジン (Red Ginseng) (by Alps Pharm. アルプス薬品)
Alps:Ginseng Radix Rubra.jpg
34. Japan Shinsyu 信州 (大) 35. Japan Shinsyu 信州 (小) 36. Japan 日本
37. Japan Shimane 島根 (肉折) 38. Japan Shinsyu 信州 (トラ) 39. Japan Shimane 島根 (切参)
40. Japan Shinsyu 信州 (毛) 41. China Guangzhou Market 広州市場 (毛)
Alps:Ginseng Radix Rubra2.jpg
42. China 中国 43. China Heilongjiang 黒龍江 44. China Jilin 吉林
45. China Jilin 吉林 (60支 尖去) 46. China 中国 (石柱) 47. China 中国 (一枝半)
48. China Northeastern 東北 (須) 49. China Heilongjiang 黒龍江 (須)
Alps:Ginseng Radix Rubra3.jpg
50. China 中国 (須) 51. China 中国 (細刻)
52. Korea 韓国 53. N. Korea 北朝鮮 54. N. Korea 北朝鮮
55. Korea 韓国 (須) 56. Korea 韓国 (末) 57. Korea 韓国 (龍頭)


紅参

References

  1. 【基原動植物から灰分等まで】第十六改正日本薬局方
  2. 【効能】矢作忠弘, 渥美聡孝, (以下8名)..., 牧野利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 2017
  3. 【成分】生薬単 (伊藤美千穂 北山隆 監修; 原島広至 著) NTS

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