CrudeDrug:Eucommiae Cortex
From Metabolomics.JP
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Latest revision as of 09:50, 3 October 2016
Crude-drug Top Gallery |
General Index | Names | Prescriptions | Books | Journals | Terminology | Chinese Medicines |
Contents |
[edit] Picture
Photographs of Eucommia Bark (トチュウ) (by Alps Pharm. アルプス薬品) | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
杜仲
トチュウ Eucommia Bark | |
---|---|
Species * ... non-plant |
|
Part(s) Used | 樹皮 |
Property | 本品は厚さ2~6mmの粗皮を除いた半管状又は板状の皮片である。外面は淡灰褐色~灰褐色で粗雑であるが、ときにコルク層が剥離され赤褐色を呈することもある。内面は暗褐色~褐色を呈し、平滑で細かい縦線があり、折ると白絹様のグッタペルカ(熱可塑性のゴム様物質)の糸が出る。
本品はわずかに特異なにおい及び味がある。本品の横切片を鏡検するとき、柔組織中にはグッタペルカを含む柔細胞があり、師部には石細胞層及び繊維層を認め、放射組織は2~3細胞列からなり、シュウ酸カルシウムの結晶を含まない。 |
Test | 本品の粉末1gに水10mL及びジエチルエーテル20mLを加え、密栓して15分間振り混ぜ、遠心分離し、ジエチルエーテル層を分取する。水浴上でジエチルエーテルを留去し、残留物にエタノール1mLを加えるとき、コロイド状物質を認める。 |
Drying loss | 12.0 %以下(6時間) |
Ash content | 8.0 %以下 |
Acid-insoluble ash | 5.0 %以下 |
Pharmacopeia | 日局 16-p1560 |
Effect | 強壮、鎮痛(腰痛など)、高血圧症の改善 |
Constituent | グッタペルカ、ピノレシノール、ピノレシノールジグルコシド、アウクビン、ゲニポシド gutta-percha, pinoresinol, pinoresinol-diglucoside, aucubin, geniposide |
Links |
References
- 【基原動植物から灰分等まで】第十六改正日本薬局方
- 【効能】矢作忠弘, 渥美聡孝, (以下8名)..., 牧野利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 2017
- 【成分】生薬単 (伊藤美千穂 北山隆 監修; 原島広至 著) NTS
Prescriptions 処方一覧
大防風湯 (ダイボウフウトウ) 痿証方 (イショウホウ) 加味四物湯 (カミシモツトウ)
[edit] 歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載
利用する場合は以下を引用してください。
- 矢作 忠弘,石内勘一郎,渥美 聡孝,三宅 克典,森永 紀,伏見 裕利,大山 雅義,森川 敏生,田中 謙,有田 正規,牧野 利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 1-36, 2017
番号 | 書名 | 出版年 | 記載 |
---|---|---|---|
3 | 局方医薬品承認申請の手引き | 1980 | 記載なし |
4 | 生薬のエキス製剤の製造販売承認申請に係るガイダンスついて(2015年12月25日薬生審査発) | 2015 | 記載なし |
5 | JP7 第1部 大改訂版 第2部 解説書(1966) | 1961 | 記載なし |
6 | JP8 解説書 | 1971 | 記載なし |
7 | JP9 解説書 | 1976 | 記載なし |
8 | JP10 解説書 | 1981 | 記載なし |
9 | JP11 解説書 | 1986 | 記載なし |
10 | JP12 解説書 | 1991 | 記載なし |
11 | JP13 解説書 | 1996 | 記載なし |
12 | JP14 解説書 | 2001 | 記載なし |
13 | JP15 解説書 | 2006 | 【適用】薬用酒用薬である。滋養強壮の目的で配合される。漢方: 杜仲丸、千金保孕丸、大防風湯 D-519 |
14 | JP16 解説書 | 2011 | 【適用】薬用酒用薬である。滋養強壮の目的で配合される。漢方: 杜仲丸、千金保孕丸、大防風湯 D-626 |
15 | 登録販売者試験実施ガイドライン作成検討会_試験問題の作成に関する手引き(厚生労働省医薬食品局総務課2007年7月) | 2007 | 記載なし |
19 | 『改訂生藥學』アルベルト・ウィカンド 大井玄洞 | 1887 | 記載なし |
20 | 『生藥學』第5版 下山順一郎 | 1901 | 記載なし |
21 | 『簡明生藥學』島崎健造 | 1909 | 記載なし |
22 | 『最新薬学全書 第6編 生薬学』 伊藤治輔 編、日本薬学講習会 | 1913 | 記載なし |
23 | 『生藥學』第13版 下山純一郎 朝比奈泰彦 | 1916 | 記載なし |
24 | 『和漢薬物学』日野五七郎 一色直太郎 同済号書房 たにぐち書店復刻版 | 1931 | 正P239: 関節の疼痛及脊柱の湾曲、筋の軟弱となるを治する特効薬にして、一回の用量一乃至四グラムとす。 |
25 | 『薬理的生薬学』村上師壽 三省堂 | 1933 | 記載なし |
26 | 『生藥學』第20版 下山順一郎 朝比奈泰彦 藤田直市 | 1934 | 記載なし |
27 | 『生藥學』第27版 下山純一郎 朝比奈泰彦 藤田直市 | 1943 | 記載なし |
28 | 『生藥學教科書』木村康一 | 1949 | 記載なし |
29 | 『最新生薬学』刈米達夫 | 1949 | 記載なし |
30 | 『生薬学』三橋博、醫學書院 | 1958 | 記載なし |
31 | 『生薬学』第4版、藤田路一 | 1963 | 記載なし |
32 | 『新編生薬学』東丈夫 名越規朗 廣川書店 | 1965 | 記載なし |
33 | 『生薬学総論』柴田承二 東丈夫 木島正夫 下村孟 廣川書店 | 1966 | P79: 強壮、鎮痛剤 |
34 | 『生薬学』稲垣勲 嶋野武 嶋田玄彌 長沢元夫 南江堂 | 1967 | 記載なし |
35 | 『和漢生薬』刈米達夫 廣川書店 植物分類学での順 | 1971 | P252: 強壮、補精薬。 |
36 | 『最新生薬学 第三改槁版』刈米達夫 廣川書店 | 1973 | P402: 鎮痛薬として、神経痛、関節リウマチスなどに用いる。 |
37 | 『スタインエッガー・ヘンゼル生薬学〔上〕‐化学・薬理学へのアプローチ‐第3版』糸川秀治 太田明廣 西川嘉廣 廣川書店 | 1975 | 記載なし |
38 | 『スタインエッガー・ヘンゼル生薬学〔下〕‐化学・薬理学へのアプローチ‐第3版』糸川秀治 太田明廣 西川嘉廣 廣川書店 | 1976 | 記載なし |
39 | 『生薬学』 木島正夫 澤田徳之助 秦清之 朝倉書店 | 1978 | 記載なし |
40 | 『新常用和漢薬集』訂正第2版 東京生薬協会 編集 南江堂 | 1978 | P97: 強壮薬、鎮痛薬として膝関節、血圧降下薬として用いる。 |
41 | 『最新生薬学総覧』伊沢一男 学文社 | 1978 | 記載なし |
42 | 彩色写生図 日本の薬用植物〔生薬〕 生薬-成分-漢方-〔処方例〕高取治輔 廣川書店 | 1980 | P129: 血圧降下、強壮、鎮痛 |
43 | 『生薬学第2版』北川勲 三川潮 庄司順三 滝戸道夫 友田正司 西岡五夫 廣川書店 | 1982 | 記載なし |
44 | 『コメンタリー局方生薬』初版 桑野重昭 山内和子 米田該典 廣川書店 | 1984 | 記載なし |
45 | 『新訂生薬学 第2版』長沢元夫 野呂征男 萩原幸夫 木村孟淳 南江堂 | 1987 | 記載なし |
46 | 『コメンタリー局方生薬』 第2版 桑野重昭 山内和子 米田該典 廣川書店 | 1987 | 記載なし |
47 | 『INTEGRATED ESSENTIALS 生薬学 改訂第3版』三橋博 指田豊 山﨑和男 南江堂 | 1989 | 記載なし |
48 | 『生薬学概論』 難波恒雄 津田喜典編 南江堂 | 1990 | P319: 降圧、強精、強壮薬。 |
49 | 『生薬学改訂第4版』 三橋博 井上隆夫編集 南江堂 | 1992 | 記載なし |
50 | 『天然薬物・生薬学』 初版 奥田拓男編 廣川書店 | 1993 | 記載なし |
51 | 『薬用資源学』初版 山崎幹夫 斉藤和季編 丸善 | 1997 | 記載なし |
52 | 『漢方薬理学』高木敬次郎 木村正康 南山堂 | 1997 | P248: 強壮、強精、鎮痛薬として、四肢の冷えや疲労を伴う腰痛、外傷性の腰痛、月経期の腰痛に用いる。流産防止の目的で妊娠の下腹部痛に使用することがある。また、高血圧症に配合して用いられる。 |
53 | 『生薬学概論(改訂第3版)』 難波恒雄 津田喜典 南江堂 | 1998 | P319: 降圧、強精、強壮薬。 |
54 | 『生薬学第6版』 北川勲 三川潮 庄司順三 滝戸道夫 友田正司 西岡五夫 廣川書店 | 2001 | 記載なし |
55 | 『INTEGRATED ESSENTIALS 生薬学 改訂第6版』 指田豊 山﨑和男 南江堂 | 2002 | 記載なし |
56 | 『入門漢方医学』初版 日本東洋医学会学術教育委員会 編 日本東洋医学会発行 | 2002 | 記載なし |
57 | 『漢方・生薬学』久保道德 吉川雅之 廣川書店 | 2003 | P387: 主に四肢の運動麻痺の緩解を目的に配合されている。 |
58 | 『薬学生・薬剤師のための知っておきたい生薬100ー含漢方処方ー』第1版、日本薬学会編、東京化学同人 | 2004 | P91: 強壮、強精、鎮痛薬として、四肢の冷えや疲労を伴う腰痛、外傷性の腰痛、月経期の腰痛または、流産防止の目的で妊娠時の下腹部痛に使用。また、高血圧症を目的として加味四物湯、大防風湯等に配合。 |
59 | 『薬学生のための漢方薬入門』第2版、指田豊 三巻祥浩、廣川書店 | 2004 | 記載なし |
60 | 『スタンダード薬学シリーズ3 化学系薬学Ⅲ 自然が生み出す薬物』第1版 社団法人日本薬学会 編 東京化学同人 | 2005 | 記載なし |
61 | 『薬用植物学 改訂第6版』 野呂征男 水野瑞夫 木村孟淳 田中俊弘 南江堂 | 2006 | P116: (略)漢方で強壮薬、高血圧症、流産の予防、腰痛などに用いられる。(略)グッタペルカを含む。 |
62 | 『パートナー生薬学』 指田豊 山﨑和男 竹谷孝一 南江堂 | 2007 | P117: 滋養強壮(薬用酒)。漢方では、強壮、強精、鎮痛薬として腰痛や下腹部痛に使用する。漢方処方用薬として高血圧症などにもちいられる処方に配剤される。 |
63 | 『生薬単』 伊藤美千穂 北山隆 NTS | 2007 | P114: 強壮、強精、鎮痛 |
64 | 『ベーシック薬学教科書シリーズ⑦生薬学・天然物化学』吉川雅之編 化学同人 | 2008 | P71: 強壮、強精、鎮痛作用があり、四肢の冷え、神経痛、関節痛、腰痛などに用いられる。高血圧症薬にも配合される。漢方処方: 大防風湯 |
65 | 『伝統医薬学・生薬学』 御影雅幸 木村正幸 南江堂 | 2009 | P211: 降圧、強精、強壮薬。(中)助陽薬。方剤: 滋養強壮の目的で薬用酒に配合される。 |
66 | 『日本伝統医学テキスト漢方編』平成22-23年度厚生労働科学研究費補助金『統合医療を推進するための日本伝統医学の標準化』研究班 | 2012 | 記載なし |
67 | 『新訂生薬学 改訂第7版』 木村孟淳 田中俊弘 水上元 南江堂 | 2012 | P54: 腰痛、筋肉のけいれん、疼痛、高血圧、切迫流産 |
68 | 『歴代日本薬局方収載生薬大事典』 木下武司著 | 2015 | P277: 滋養強壮の目的で酒剤とするほか、一部の漢方処方に配合。 |
73 | 青本「化学」、薬学ゼミナール | 2016 | 記載なし |
74 | コアカリ重点ポイント集「化学系薬学」改訂第4版 薬学ゼミナール | 2014 | 記載なし |