CrudeDrug:Lycii Cortex

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|familyJ=ナス科
 
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|partUsedJ=根皮
 
|partUsedJ=根皮
|propertyJ=弱特異臭。初めわずかに甘い。
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|propertyJ=本品は厚さ1~6mmの管状又は半管状の皮片である。外側は淡褐色~淡黄褐色で、周皮はりん片状にはがれやすい。内側は灰褐色を呈し、縦に条線がある。質はもろく、折面は灰白色を呈し、繊維性でない。
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本品は特異な弱いにおいがあり、味は初めわずかに甘い。本品の横切片を鏡検するとき、周皮のコルク層は数層の薄膜のコルク細胞からなる。皮部にはシュウ酸カルシウムの砂晶を含む柔細胞が散在し、少数の繊維を認めることがある。柔細胞に含まれるでんぷん粒は径1~10μmである。石細胞は認めることがあっても、極めてまれである。
 
|constituentJ=ベタイン、クコアミン、シトステロール
 
|constituentJ=ベタイン、クコアミン、シトステロール
|constituentE=betaine
+
|constituentE=betaine, kukoamine, sitosterol
|testJ=TLC法(メタノール抽出液、濃褐色スポット)
+
|testJ=TLC法:本品の粉末1.0gにメタノール10mLを加え、15分間振り混ぜた後、ろ過し、ろ液を試料溶液とする。この液につき、薄層クロマトグラフィーにより試験を行う。試料溶液10μLを薄層クロマトグラフィー用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする。次に1-ブタノール/水/ピリジン/酢酸混液(3:1:1:1)を展開溶媒として約10cm展開した後、薄層板を風乾する。これに噴霧用ドラーゲンドルフ試液を均等に噴霧し、105℃で3分間加熱した後、亜硝酸ナトリウム試液を均等に噴霧するとき、Rf値0.5付近に濃褐色の主スポットを認める。
|pharmacopeiaJ=1222
+
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|effectJ=解熱、強壮、、血圧降下
+
|effectJ=解熱、強壮
 
|usageJ=結核の潮熱、咳嗽、吐血、煩熱消渇、陰虚で多汗の症などに応用する。
 
|usageJ=結核の潮熱、咳嗽、吐血、煩熱消渇、陰虚で多汗の症などに応用する。
 
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|35 = P43: 地骨皮、枸杞子、枸杞葉、ともに強精、強壮の薬とする。枸杞子は通常ついて酒に浸し枸杞酒とする。葉は煎じまたは汁に入れる。『本草綱目』の主治に「久しく服すれば筋骨をかたくし、身を軽くし老いず、寒暑に堪える。精気、諸不足補し、顔色をかえ、白髪を変じ、目を明にし、神を安じ、人をして長寿ならしめる」とある。
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|40 = P58: 清涼、解熱、強壮の目的で漢方処方に配合される。
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|52 = P212、325: 解熱、強壮薬として、結核の潮熱、咳嗽、吐血などに利用し、6?12 g煎剤とする。
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|57 = P381: 陰虚の発熱、寝汗、口渇、咳喘、吐血などに用いられる。
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|61 = P214: 果実、葉ともに、強壮薬、解熱薬、止渇薬とする。
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|62 = P266: もっぱら漢方に使い、清熱する、血熱を清す薬能がある。衰弱疲労による寝汗、肺の炎症による咳、吐血、鼻出血、血尿、糖尿病、高血圧、化膿性の腫れ物などを主治する。解熱作用、強壮作用を期待して漢方処方に配剤される。
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|63 = P152: 血糖降下、降圧、解熱。漢方では、強壮、解熱のために用いられてきた。
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|64 = P56: 解熱、強壮を目的として使用される。漢方処方: 滋陰至宝湯など
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|67 = P53: 解熱、止渇薬とする。
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General Index Names Prescriptions Books Journals Terminology Chinese Medicines


Contents

地骨皮

References

  1. 【基原動植物から灰分等まで】第十六改正日本薬局方
  2. 【効能】矢作忠弘, 渥美聡孝, (以下8名)..., 牧野利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 2017
  3. 【成分】生薬単 (伊藤美千穂 北山隆 監修; 原島広至 著) NTS

Prescriptions 処方一覧

滋陰至宝湯 (ジインシホウトウ)  秦艽別甲湯 (ジンギョウベッコウトウ)  黄耆別甲湯 (オウギベッコウトウ)  清心蓮子飲 (セイシンレンシイン)  

[edit] 歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載

利用する場合は以下を引用してください。

  • 矢作 忠弘,石内勘一郎,渥美 聡孝,三宅 克典,森永 紀,伏見 裕利,大山 雅義,森川 敏生,田中 謙,有田 正規,牧野 利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 1-36, 2017
番号 書名 出版年 記載
3 局方医薬品承認申請の手引き 1980 収載なし
4 生薬のエキス製剤の製造販売承認申請に係るガイダンスついて(2015年12月25日薬生審査発) 2015 収載なし
5 JP7 第1部 大改訂版 第2部 解説書(1966) 1961 収載なし
6 JP8 解説書 1971 収載なし
7 JP9 解説書 1976 収載なし
8 JP10 解説書 1981 収載なし
9 JP11 解説書 1986 収載なし
10 JP12 解説書 1991 収載なし
11 JP13 解説書 1996 収載なし
12 JP14 解説書 2001 収載なし
13 JP15 解説書 2006 適用、応用の記載なし D-317
14 JP16 解説書 2011 適用、応用の記載なし D-371
15 登録販売者試験実施ガイドライン作成検討会_試験問題の作成に関する手引き(厚生労働省医薬食品局総務課2007年7月) 2007 記載なし
19 『改訂生藥學』アルベルト・ウィカンド 大井玄洞 1887 記載なし
20 『生藥學』第5版 下山順一郎 1901 記載なし
21 『簡明生藥學』島崎健造 1909 記載なし
22 『最新薬学全書 第6編 生薬学』 伊藤治輔 編、日本薬学講習会 1913 記載なし
23 『生藥學』第13版 下山純一郎 朝比奈泰彦 1916 記載なし
24 『和漢薬物学』日野五七郎 一色直太郎 同済号書房 たにぐち書店復刻版 1931 正P345: 肺結核患者の消耗熱と、糖尿病の口渇に解熱、止渇の目的を持って一回二乃至三グラムを与ふ。
25 『薬理的生薬学』村上師壽 三省堂 1933 記載なし
26 『生藥學』第20版 下山順一郎 朝比奈泰彦 藤田直市 1934 記載なし
27 『生藥學』第27版 下山純一郎 朝比奈泰彦 藤田直市 1943 記載なし
28 『生藥學教科書』木村康一 1949 記載なし
29 『最新生薬学』刈米達夫 1949 記載なし
30 『生薬学』三橋博、醫學書院 1958 記載なし
31 『生薬学』第4版、藤田路一 1963 記載なし
32 『新編生薬学』東丈夫 名越規朗 廣川書店 1965 記載なし
33 『生薬学総論』柴田承二 東丈夫 木島正夫 下村孟 廣川書店 1966 記載なし
34 『生薬学』稲垣勲 嶋野武 嶋田玄彌 長沢元夫 南江堂 1967 記載なし
35 『和漢生薬』刈米達夫 廣川書店 植物分類学での順 1971 P43: 地骨皮、枸杞子、枸杞葉、ともに強精、強壮の薬とする。枸杞子は通常ついて酒に浸し枸杞酒とする。葉は煎じまたは汁に入れる。『本草綱目』の主治に「久しく服すれば筋骨をかたくし、身を軽くし老いず、寒暑に堪える。精気、諸不足補し、顔色をかえ、白髪を変じ、目を明にし、神を安じ、人をして長寿ならしめる」とある。
36 『最新生薬学 第三改槁版』刈米達夫 廣川書店 1973 記載なし
37 『スタインエッガー・ヘンゼル生薬学〔上〕‐化学・薬理学へのアプローチ‐第3版』糸川秀治 太田明廣 西川嘉廣 廣川書店 1975 記載なし
38 『スタインエッガー・ヘンゼル生薬学〔下〕‐化学・薬理学へのアプローチ‐第3版』糸川秀治 太田明廣 西川嘉廣 廣川書店 1976 記載なし
39 『生薬学』 木島正夫 澤田徳之助 秦清之 朝倉書店 1978 記載なし
40 『新常用和漢薬集』訂正第2版 東京生薬協会 編集 南江堂 1978 P58: 清涼、解熱、強壮の目的で漢方処方に配合される。
41 『最新生薬学総覧』伊沢一男 学文社 1978 記載なし
42 彩色写生図 日本の薬用植物〔生薬〕 生薬-成分-漢方-〔処方例〕高取治輔 廣川書店 1980 記載なし
43 『生薬学第2版』北川勲 三川潮 庄司順三 滝戸道夫 友田正司 西岡五夫 廣川書店 1982 記載なし
44 『コメンタリー局方生薬』初版 桑野重昭 山内和子 米田該典 廣川書店 1984 記載なし
45 『新訂生薬学 第2版』長沢元夫 野呂征男 萩原幸夫 木村孟淳 南江堂 1987 P61: 解熱、止渇。
46 『コメンタリー局方生薬』 第2版 桑野重昭 山内和子 米田該典 廣川書店 1987 記載なし
47 『INTEGRATED ESSENTIALS 生薬学 改訂第3版』三橋博 指田豊 山﨑和男 南江堂 1989 記載なし
48 『生薬学概論』 難波恒雄 津田喜典編 南江堂 1990 P232: 解熱、強壮薬
49 『生薬学改訂第4版』 三橋博 井上隆夫編集 南江堂 1992 記載なし
50 『天然薬物・生薬学』 初版 奥田拓男編 廣川書店 1993 記載なし
51 『薬用資源学』初版 山崎幹夫 斉藤和季編 丸善 1997 記載なし
52 『漢方薬理学』高木敬次郎 木村正康 南山堂 1997 P212、325: 解熱、強壮薬として、結核の潮熱、咳嗽、吐血などに利用し、6?12 g煎剤とする。
53 『生薬学概論(改訂第3版)』 難波恒雄 津田喜典 南江堂 1998 P232: 解熱、強壮薬
54 『生薬学第6版』 北川勲 三川潮 庄司順三 滝戸道夫 友田正司 西岡五夫 廣川書店 2001 記載なし
55 『INTEGRATED ESSENTIALS 生薬学 改訂第6版』 指田豊 山﨑和男 南江堂 2002 記載なし
56 『入門漢方医学』初版 日本東洋医学会学術教育委員会 編 日本東洋医学会発行 2002 記載なし
57 『漢方・生薬学』久保道德 吉川雅之 廣川書店 2003 P381: 陰虚の発熱、寝汗、口渇、咳喘、吐血などに用いられる。
58 『薬学生・薬剤師のための知っておきたい生薬100ー含漢方処方ー』第1版、日本薬学会編、東京化学同人 2004 記載なし
59 『薬学生のための漢方薬入門』第2版、指田豊 三巻祥浩、廣川書店 2004 記載なし
60 『スタンダード薬学シリーズ3 化学系薬学Ⅲ 自然が生み出す薬物』第1版 社団法人日本薬学会 編 東京化学同人 2005 記載なし
61 『薬用植物学 改訂第6版』 野呂征男 水野瑞夫 木村孟淳 田中俊弘 南江堂 2006 P214: 果実、葉ともに、強壮薬、解熱薬、止渇薬とする。
62 『パートナー生薬学』 指田豊 山﨑和男 竹谷孝一 南江堂 2007 P266: もっぱら漢方に使い、清熱する、血熱を清す薬能がある。衰弱疲労による寝汗、肺の炎症による咳、吐血、鼻出血、血尿、糖尿病、高血圧、化膿性の腫れ物などを主治する。解熱作用、強壮作用を期待して漢方処方に配剤される。
63 『生薬単』 伊藤美千穂 北山隆 NTS 2007 P152: 血糖降下、降圧、解熱。漢方では、強壮、解熱のために用いられてきた。
64 『ベーシック薬学教科書シリーズ⑦生薬学・天然物化学』吉川雅之編 化学同人 2008 P56: 解熱、強壮を目的として使用される。漢方処方: 滋陰至宝湯など
65 『伝統医薬学・生薬学』 御影雅幸 木村正幸 南江堂 2009 記載なし
66 『日本伝統医学テキスト漢方編』平成22-23年度厚生労働科学研究費補助金『統合医療を推進するための日本伝統医学の標準化』研究班 2012 記載なし
67 『新訂生薬学 改訂第7版』 木村孟淳 田中俊弘 水上元 南江堂 2012 P53: 解熱、止渇薬とする。
68 『歴代日本薬局方収載生薬大事典』 木下武司著 2015 記載なし
73 青本「化学」、薬学ゼミナール 2016 記載なし
74 コアカリ重点ポイント集「化学系薬学」改訂第4版 薬学ゼミナール 2014 記載なし
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