CrudeDrug:Corni Fructus
From Metabolomics.JP
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− | |constituentJ= | + | 本品は弱いにおいがあり、酸味があって、わずかに甘い。 |
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+ | |61 = P188: (略)滋養強壮薬、収れん薬、止血薬とする。 | ||
+ | |62 = P210: もっぱら漢方に使い、肝腎を補う、生殖能力を高め強精する薬能がある。腰膝の鈍痛、めまい、耳鳴り、インポテンツ、遺精、頻尿、心機能不全により脈の乱れたものなどを主治する。保健強壮薬とみなされる漢方処方に配剤される。 | ||
+ | |63 = P88: 止汗、強壮、滋養 | ||
+ | |64 = P53: 滋養強壮、収れんを目的として用いる。漢方処方: 八味地黄丸など | ||
+ | |65 = P152: 滋養強壮、収斂、止血。(中)収渋薬。方剤: 牛車腎気丸、八味地黄丸、六味丸。 | ||
+ | |66 = 記載なし | ||
+ | |67 = P153: 滋養強壮、強精、収斂、止血などに用いる。また、薬酒に配合する。 | ||
+ | |68 = P175: 強壮薬とみなされ、もっぱら漢方に用いる。 | ||
+ | |73 = P582: 強壮 | ||
+ | |74 = 記載なし | ||
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Latest revision as of 15:21, 26 September 2016
Crude-drug Top Gallery |
General Index | Names | Prescriptions | Books | Journals | Terminology | Chinese Medicines |
Photographs of Corni_Fructus (サンシュユ) (by Alps Pharm. アルプス薬品) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
|
Contents |
山茱萸
サンシュユ Cornus Fruit | |
---|---|
Species * ... non-plant |
|
Part(s) Used | 果実の果肉 |
Property | 本品は偏圧された長楕円形を呈し、長さ1.5~2cm、幅約1cmである。外面は暗赤紫色~暗紫色でつやがあり、粗いしわがあり、真正果実を抜き取った裂け目がある。一端にがくの跡及び他端に果柄の跡がある。質は柔軟である。
本品は弱いにおいがあり、酸味があって、わずかに甘い。 |
Test | TLC法:本品の粗切1gにメタノール10mLを加え、5分間振り混ぜた後、ろ過し、ろ液を試料溶液とする。別に薄層クロマトグラフィー用ロガニン1mgをメタノール2mLに溶かし標準溶液とする。これらの液につき、薄層クロマトグラフィーにより試験を行う。試料溶液及び標準溶液10μLずつを薄層クロマトグラフィー用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする。次に酢酸エチル/水/ギ酸混液(6:1:1)を展開溶媒として約10cm展開した後、薄層板を風乾する。これに4-メトキシベンズアルデヒド・硫酸試液を均等に噴霧し、105℃で5分間加熱するとき、試料溶液から得た数個のスポットのうち1個のスポットは、標準溶液から得た赤紫色のスポットと色調及びRf値が等しい。 |
Drying loss | |
Ash content | 5.0 %以下 |
Acid-insoluble ash | |
Pharmacopeia | 日局 16-p1509 |
Effect | 強壮、収斂 |
Constituent | ロガニン、モロニシド、スウェロシド、ウルソール酸、オレアノール酸、トラパイン、テリマグランジンI loganin, morronisid, sweroside, ursolic acid, oleanolic acid, trapain, tellimagrandin I |
Links |
References
- 【基原動植物から灰分等まで】第十六改正日本薬局方
- 【効能】矢作忠弘, 渥美聡孝, (以下8名)..., 牧野利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 2017
- 【成分】生薬単 (伊藤美千穂 北山隆 監修; 原島広至 著) NTS
Prescriptions 処方一覧
知柏地黄丸 (チバクジオウガン) 牛車腎気丸 (ゴシャジンキガン) 八味丸 (ハチミガン) 八味地黄丸 (ハチミジオウガン) 杞菊地黄丸 (コギクジオウガン) 味麦地黄丸 (ミバクジオウガン) 六味丸 (ロクミガン)
[edit] 歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載
利用する場合は以下を引用してください。
- 矢作 忠弘,石内勘一郎,渥美 聡孝,三宅 克典,森永 紀,伏見 裕利,大山 雅義,森川 敏生,田中 謙,有田 正規,牧野 利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 1-36, 2017
番号 | 書名 | 出版年 | 記載 |
---|---|---|---|
3 | 局方医薬品承認申請の手引き | 1980 | 収載なし |
4 | 生薬のエキス製剤の製造販売承認申請に係るガイダンスついて(2015年12月25日薬生審査発) | 2015 | 収載なし |
5 | JP7 第1部 大改訂版 第2部 解説書(1966) | 1961 | 収載なし |
6 | JP8 解説書 | 1971 | 収載なし |
7 | JP9 解説書 | 1976 | 【薬効】 〔薬理〕 (略)。 【適用】 滋養強壮、収れん、止血などの目的で、漢方方剤に配合する。また、薬酒としても用いられる。 D-363 |
8 | JP10 解説書 | 1981 | 【適用】 主として漢方処方用薬である。 漢方方剤: (略) D-377 |
9 | JP11 解説書 | 1986 | 【適用】 主として漢方処方用薬である。保健強壮薬とみなされる処方に少数例配合されている。 漢方処方: (略) D-393 |
10 | JP12 解説書 | 1991 | 【適用】主として漢方処方用薬である。保健強壮薬とみなされる処方に少数例配合されている。漢方: 牛車腎気丸、八味地黄丸、六味丸 D-393 |
11 | JP13 解説書 | 1996 | 【適用】主として漢方処方用薬である。保健強壮薬とみなされる処方に少数例配合されている。漢方: 牛車腎気丸、八味地黄丸、六味丸 D-431 |
12 | JP14 解説書 | 2001 | 【適用】主として漢方処方用薬である。保健強壮薬とみなされる処方に少数例配合されている。漢方: 牛車腎気丸、八味地黄丸、六味丸 D-465 |
13 | JP15 解説書 | 2006 | 【適用】主として漢方処方用薬である。保健強壮薬とみなされる処方に少数例配合されている。漢方: 牛車腎気丸、八味地黄丸、六味丸 D-298 |
14 | JP16 解説書 | 2011 | 【適用】主として漢方処方用薬である。保健強壮薬とみなされる処方に少数例配合されている。漢方: 牛車腎気丸、八味地黄丸、六味丸 D-350 |
15 | 登録販売者試験実施ガイドライン作成検討会_試験問題の作成に関する手引き(厚生労働省医薬食品局総務課2007年7月) | 2007 | 強壮作用を期待して配合される(P. 177)。 |
19 | 『改訂生藥學』アルベルト・ウィカンド 大井玄洞 | 1887 | 記載なし |
20 | 『生藥學』第5版 下山順一郎 | 1901 | 記載なし |
21 | 『簡明生藥學』島崎健造 | 1909 | 記載なし |
22 | 『最新薬学全書 第6編 生薬学』 伊藤治輔 編、日本薬学講習会 | 1913 | 記載なし |
23 | 『生藥學』第13版 下山純一郎 朝比奈泰彦 | 1916 | 記載なし |
24 | 『和漢薬物学』日野五七郎 一色直太郎 同済号書房 たにぐち書店復刻版 | 1931 | 正P260: 強壮薬として遺精、小便頻数等に用ゆ。又腰痛にも内服せしむ。 |
25 | 『薬理的生薬学』村上師壽 三省堂 | 1933 | P277: 貧血症に効あり。また神経衰弱、遺精等に用ゆ。 |
26 | 『生藥學』第20版 下山順一郎 朝比奈泰彦 藤田直市 | 1934 | 記載なし |
27 | 『生藥學』第27版 下山純一郎 朝比奈泰彦 藤田直市 | 1943 | 記載なし |
28 | 『生藥學教科書』木村康一 | 1949 | 記載なし |
29 | 『最新生薬学』刈米達夫 | 1949 | 記載なし |
30 | 『生薬学』三橋博、醫學書院 | 1958 | 記載なし |
31 | 『生薬学』第4版、藤田路一 | 1963 | 記載なし |
32 | 『新編生薬学』東丈夫 名越規朗 廣川書店 | 1965 | 記載なし |
33 | 『生薬学総論』柴田承二 東丈夫 木島正夫 下村孟 廣川書店 | 1966 | P91: 滋養、強壮剤 |
34 | 『生薬学』稲垣勲 嶋野武 嶋田玄彌 長沢元夫 南江堂 | 1967 | 記載なし |
35 | 『和漢生薬』刈米達夫 廣川書店 植物分類学での順 | 1971 | P108: 強精薬 |
36 | 『最新生薬学 第三改槁版』刈米達夫 廣川書店 | 1973 | P393: 滋養、強壮薬 |
37 | 『スタインエッガー・ヘンゼル生薬学〔上〕‐化学・薬理学へのアプローチ‐第3版』糸川秀治 太田明廣 西川嘉廣 廣川書店 | 1975 | 記載なし |
38 | 『スタインエッガー・ヘンゼル生薬学〔下〕‐化学・薬理学へのアプローチ‐第3版』糸川秀治 太田明廣 西川嘉廣 廣川書店 | 1976 | 記載なし |
39 | 『生薬学』 木島正夫 澤田徳之助 秦清之 朝倉書店 | 1978 | P157: 漢方で滋養強壮、収れん薬として処方に配合しまた薬用酒の原料とされる。 |
40 | 『新常用和漢薬集』訂正第2版 東京生薬協会 編集 南江堂 | 1978 | P52: 強壮、収れん薬とし、また、薬用酒の原料ともする。 |
41 | 『最新生薬学総覧』伊沢一男 学文社 | 1978 | P73: 漢方処方に配合され、滋養強壮、収れん、止血、腰部の脱力、尿の頻数などに応用する。 |
42 | 彩色写生図 日本の薬用植物〔生薬〕 生薬-成分-漢方-〔処方例〕高取治輔 廣川書店 | 1980 | P47: 滋養、強壮 |
43 | 『生薬学第2版』北川勲 三川潮 庄司順三 滝戸道夫 友田正司 西岡五夫 廣川書店 | 1982 | P180: 漢方で滋養強壮、収斂、止血などを目標に用いる。 |
44 | 『コメンタリー局方生薬』初版 桑野重昭 山内和子 米田該典 廣川書店 | 1984 | P190: 漢方で固渋薬(衰弱による発汗・寝汗、夜尿、インポテンツ、不正性器出血、月経過多などに)として処方。 |
45 | 『新訂生薬学 第2版』長沢元夫 野呂征男 萩原幸夫 木村孟淳 南江堂 | 1987 | P150: 滋養強壮、強精、収斂、止血などに用いる。また、薬酒に配合する。 |
46 | 『コメンタリー局方生薬』 第2版 桑野重昭 山内和子 米田該典 廣川書店 | 1987 | P226: 漢方で固渋薬(衰弱による発汗・寝汗、夜尿、インポテンツ、不正性器出血、月経過多などに)として処方。 |
47 | 『INTEGRATED ESSENTIALS 生薬学 改訂第3版』三橋博 指田豊 山﨑和男 南江堂 | 1989 | P177: 滋養、強壮、収斂薬とし、漢方処方に配合される。八味地黄丸など。 |
48 | 『生薬学概論』 難波恒雄 津田喜典編 南江堂 | 1990 | P261: 滋養強壮、収斂、止血薬。 |
49 | 『生薬学改訂第4版』 三橋博 井上隆夫編集 南江堂 | 1992 | P178: 滋養、強壮、収斂薬とし、漢方処方に配合される。 |
50 | 『天然薬物・生薬学』 初版 奥田拓男編 廣川書店 | 1993 | P90: 滋養強壮、収斂止血薬。 |
51 | 『薬用資源学』初版 山崎幹夫 斉藤和季編 丸善 | 1997 | P196: 漢方処方用薬(保健強壮薬とみなされる処方に配合) |
52 | 『漢方薬理学』高木敬次郎 木村正康 南山堂 | 1997 | P359: 滋養、強壮、収斂、止血薬として補腎、盗汗、頻尿、腰膝の疼痛、月経過多に応用。煎剤に3?9 g、丸・散にも用いる。 |
53 | 『生薬学概論(改訂第3版)』 難波恒雄 津田喜典 南江堂 | 1998 | P261: 滋養強壮、収斂、止血薬。 |
54 | 『生薬学第6版』 北川勲 三川潮 庄司順三 滝戸道夫 友田正司 西岡五夫 廣川書店 | 2001 | P174: 漢方で滋養強壮、収斂、止血などを目標に用いる。 |
55 | 『INTEGRATED ESSENTIALS 生薬学 改訂第6版』 指田豊 山﨑和男 南江堂 | 2002 | P214: 滋養、強壮、収斂薬とし、漢方処方に配合される。八味地黄丸など。 |
56 | 『入門漢方医学』初版 日本東洋医学会学術教育委員会 編 日本東洋医学会発行 | 2002 | P152: 収斂、滋養強壮 |
57 | 『漢方・生薬学』久保道德 吉川雅之 廣川書店 | 2003 | P417: 滋養、強壮、収斂を目的に補腎、盗汗、尿利頻数、腰膝疼痛、月経不止などに応用される。漢方では、止汗、強壮の目的で配合される。 |
58 | 『薬学生・薬剤師のための知っておきたい生薬100ー含漢方処方ー』第1版、日本薬学会編、東京化学同人 | 2004 | P45: 漢方医学では止汗、滋養強壮の目的で配剤される。配合処方: 八味地黄丸、牛車腎気丸、六味丸。中国では肩こり症にも用いる。 |
59 | 『薬学生のための漢方薬入門』第2版、指田豊 三巻祥浩、廣川書店 | 2004 | P63: 腰膝を温め、小便の利を調節する。腰や膝がだるく無力なもの、腰膝の疼痛、盗汗、頻尿などに応用する。処方例: 杞菊地黄丸、牛車腎気丸、八味地黄丸、八味丸合人参湯、六味地黄丸 |
60 | 『スタンダード薬学シリーズ3 化学系薬学Ⅲ 自然が生み出す薬物』第1版 社団法人日本薬学会 編 東京化学同人 | 2005 | 記載なし |
61 | 『薬用植物学 改訂第6版』 野呂征男 水野瑞夫 木村孟淳 田中俊弘 南江堂 | 2006 | P188: (略)滋養強壮薬、収れん薬、止血薬とする。 |
62 | 『パートナー生薬学』 指田豊 山﨑和男 竹谷孝一 南江堂 | 2007 | P210: もっぱら漢方に使い、肝腎を補う、生殖能力を高め強精する薬能がある。腰膝の鈍痛、めまい、耳鳴り、インポテンツ、遺精、頻尿、心機能不全により脈の乱れたものなどを主治する。保健強壮薬とみなされる漢方処方に配剤される。 |
63 | 『生薬単』 伊藤美千穂 北山隆 NTS | 2007 | P88: 止汗、強壮、滋養 |
64 | 『ベーシック薬学教科書シリーズ⑦生薬学・天然物化学』吉川雅之編 化学同人 | 2008 | P53: 滋養強壮、収れんを目的として用いる。漢方処方: 八味地黄丸など |
65 | 『伝統医薬学・生薬学』 御影雅幸 木村正幸 南江堂 | 2009 | P152: 滋養強壮、収斂、止血。(中)収渋薬。方剤: 牛車腎気丸、八味地黄丸、六味丸。 |
66 | 『日本伝統医学テキスト漢方編』平成22-23年度厚生労働科学研究費補助金『統合医療を推進するための日本伝統医学の標準化』研究班 | 2012 | 記載なし |
67 | 『新訂生薬学 改訂第7版』 木村孟淳 田中俊弘 水上元 南江堂 | 2012 | P153: 滋養強壮、強精、収斂、止血などに用いる。また、薬酒に配合する。 |
68 | 『歴代日本薬局方収載生薬大事典』 木下武司著 | 2015 | P175: 強壮薬とみなされ、もっぱら漢方に用いる。 |
73 | 青本「化学」、薬学ゼミナール | 2016 | P582: 強壮 |
74 | コアカリ重点ポイント集「化学系薬学」改訂第4版 薬学ゼミナール | 2014 | 記載なし |