CrudeDrug:Sophorae Radix

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|nameJ=クジン
 
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|nameC=苦参
 
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|speciesL=Sophora flavescens Aiton
 
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|speciesJ=クララ
 
|speciesJ=クララ
 
|speciesC=眩草、苦参
 
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|speciesE=Sophora Root
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|genusJ=クララ属
 
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|familyJ=マメ科  
 
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|familyE=Leguminosae
 
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|propertyJ=かむと硬く、残留性の苦味がある。
+
|propertyJ=本品は円柱形を呈し、長さ5~20cm、径2~3cm、外面は暗褐色~黄褐色で、著しい縦じわがあり、また横長の皮目を認める。周皮を除いたものは黄白色で、表面は多少繊維性である。横切面は淡黄褐色で、皮部の厚さ0.1~0.2cm、形成層付近はやや暗色を帯び、木部との間にすき間を生ずるものがある。
|constituentJ=マトリン
+
本品はわずかににおいがあり、味は極めて苦く、残留性である。
|constituentE=matrine
+
|constituentJ=マトリン、オキシマトリン、ソホラノール、アナギリン、クラリノール、クラリジノール、クラリノン
|testJ=ドラーゲンドルフ試薬
+
|constituentE=matrine, oxymatrine, sophoranol, anagyrine, kurarinol, kuraridinol, kurarinone
|pharmacopeiaJ=1203
+
|testJ=ドラーゲンドルフ試薬:本品の粉末0.5gに希酢酸10mLを加え、時々振り混ぜながら水浴上で3分間加熱し、冷後、ろ過する。ろ液5mLにドラーゲンドルフ試液2滴を加えるとき、直ちにだいだい黄色の沈殿を生じる。
|effectJ=抗炎症、抗潰瘍、血圧降下、中枢神経抑制、肝障害抑制、止血、免疫賦活、面皰作用
+
|pharmacopeiaJ=1481
|usageJ=排尿障害、黄疸
+
|effectJ=(苦味)健胃、止瀉、利尿、(外用で)皮膚疾患の改善、解熱、消炎
 +
|usageJ=排尿障害、黄疸に応用される。
 
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|links= sm-sun:syou-ka/kujin&&tsumura:kujin
 
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|AIA=1.5 %以下
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{{CrudeDrug/Text
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|3 = 収載なし
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|4 = 収載なし
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|5 = 【適用】 漢方方剤としては消風散 (外科正宗) に配剤されるが、需要の多くは家庭薬原料であり、民間療法としてその煎剤 (1: 200) は慢性の湿疹、汗疹に湿布療法として用いられる。 matrineはnicotineよう作用があり、家畜等の寄生性皮膚疾患にその煎剤が洗濯用として用いられる。クジンの薬効は炎症性下痢に対する消炎止瀉作用、消化不良症に対する苦味健胃、利胆作用に要約され、外用としての湿疹、寄生性皮膚疾患に対する消炎、かゆみ止め作用がある。 2-167
 +
|6 = 【適用】 漢方方剤としては消風散 (外科正宗) に配剤されるが、需要の多くは家庭薬原料であり、民間療法としてその煎剤 (1: 200) は慢性の湿疹、汗疹に湿布療法として用いられる。 matrineはnicotineよう作用があり、家畜などの寄生性皮膚疾患にその煎剤が洗浄用として用いられる。クジンの薬効は炎症性下痢に対する消炎止瀉作用、消化不良症に対する苦味健胃、利胆作用に要約され、外用としての湿疹、寄生性皮膚疾患に対する消炎、かゆみ止め作用がある。 2-198
 +
|7 = 【薬効】 〔薬理〕 (略)。 【適用】 苦味健胃、消炎止瀉薬として、あるいはかゆみが激しい皮膚疾患に用いる。漢方方剤にも配合されるが、需要の多くは家庭薬製剤原料としてである。民間療法で煎剤をかゆみ止めとしてたむし、水虫、ただれの湿布療法または患部の洗浄に用いることがある。 D-227
 +
|8 = 【適用】 消炎止瀉薬として配合剤 (止瀉薬)の原料とする。 (略)。また、漢方処方用薬でもある。 漢方方剤: (略) D-233
 +
|9 = 【本質】 生薬、止瀉薬 【適用】 配合剤 (止瀉薬) の原料とする。(略)。また、漢方処方用薬でもあり、皮膚疾患用薬とみなされる処方及びその他の処方に少数例配合されている。 漢方処方: (略) D-240
 +
|10 = 【適用】配合剤(止瀉薬)の原料とする。一日最大分量は3 g、粉末の場合は1.5 g。また、漢方処方用薬でもあり、皮膚疾患用薬とみなされる処方およびその他の処方に少数例配合されている。漢方: 苦参湯、三物黄?湯、消風散など D-239
 +
|11 = 【適用】配合剤(止瀉薬)の原料とする。一日最大分量は3 g、粉末の場合は1.5 g。また、漢方処方用薬でもあり、皮膚疾患用薬とみなされる処方およびその他の処方に少数例配合されている。漢方: 苦参湯、三物黄?湯、消風散など D-273
 +
|12 = 【適用】配合剤(止瀉薬)の原料とする。一日最大分量は3 g、粉末の場合は1.5 g。また、漢方処方用薬でもあり、皮膚疾患用薬とみなされる処方およびその他の処方に少数例配合されている。漢方: 苦参湯、三物黄?湯、消風散など D-291
 +
|13 = 【適用】配合剤(止瀉薬)の原料とする。一日最大分量は3 g、粉末の場合は1.5 g。また、漢方処方用薬でもあり、皮膚疾患用薬とみなされる処方およびその他の処方に少数例配合されている。漢方: 苦参湯、三物黄?湯、消風散など D-191
 +
|14 = 【適用】配合剤(止瀉薬)の原料とする。一日最大分量は3 g、粉末の場合は1.5 g。また、漢方処方用薬でもあり、皮膚疾患用薬とみなされる処方およびその他の処方に少数例配合されている。漢方: 苦参湯、三物黄?湯、消風散など D-208
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|15 = 収載なし
 +
|19 = 記載なし
 +
|20 = 記載なし
 +
|21 = 記載なし
 +
|22 = 記載なし
 +
|23 = 記載なし
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|24 = 正P321: 健胃、解熱、利尿等の効あるものにして、胃及肝臓の疾患、癩病、熱性下痢利尿困難等に応用せらる。
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|25 = P427: 農作物の害虫駆除に用ふ。なお、民間駆虫薬として1日量4.0 gを煎剤として便用することあり。
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|26 = 記載なし
 +
|27 = 記載なし
 +
|28 = 記載なし
 +
|29 = 記載なし
 +
|30 = 記載なし
 +
|31 = 記載なし
 +
|32 = P29: 苦味健胃剤(略)。漢方: 解熱利尿剤。三物黄?湯など
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|33 = P87: 解熱、利尿剤
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|34 = P75: 苦味健胃、利尿、鎮痛、解熱剤。葉の煎汁を家畜の皮膚寄生虫駆除や蛆を殺すに用う。
 +
|35 = P171: 苦味健胃薬。ただし毒性あるゆえ多量に用いることは不可である。全草で煎汁うをもって洗い頭蝨、ウシ、ウマの皮膚寄生虫を駆除するのに用いる。
 +
|36 = P216: 苦味健胃薬。ただし毒性あるゆえに多量を用いることは不可である。全草の煎汁もって洗い頭蝨、ウシ、ウマの皮膚寄生虫を駆除するに用いる。また植物の寄生虫駆除に用いる。
 +
|37 = 記載なし
 +
|38 = 記載なし
 +
|39 = P114: 苦味健胃、消炎止痢薬。クジンを配合した漢方方剤もあるが、主として家庭薬原料に用いられる。 民間では煎剤を湿疹、寄生性皮膚病に外用する。茎葉の煎剤は農業殺虫剤、家畜の皮膚寄生虫駆除剤、便所の殺蛆薬として用いられる。
 +
|40 = P36: 苦味健胃、利胆、消炎止瀉薬として消化不良、炎症性下痢に用いられ、漢方方剤、家庭薬に配合される。また湿疹、寄生性皮膚疾患の消炎、かゆみ止めに外用し、駆虫薬とする。
 +
|41 = P47: 苦味健胃、利尿、解熱薬で、漢方の苦参湯、消風散などの約4方剤に処方されるが、多くは家庭薬原料としての需要がある。主成分のマトリンはニコチン様の作用があり、家畜などの寄生性皮膚疾患には苦参の煎剤が外用剤として用いられる。
 +
|42 = P77: 殺虫、利尿、解熱
 +
|43 = P222: 苦味健胃薬、消炎止瀉薬。激しいかゆみのある皮膚疾患(たむし、水虫、ただれ)に煎液を外用。漢方では解熱、利尿、駆虫を目標に用いる。
 +
|44 = P130: 効能の記載なし P130(クジン末): 漢方では清熱薬(激しいかゆみなどに)として煎剤を外用または処方に配合。消炎整腸止瀉薬として家庭薬製剤に配合。
 +
|45 = P71: 苦味健胃、消炎止瀉、利尿、鎮痛、解熱剤。葉の煎汁を殺虫剤とする。
 +
|46 = P156: 効能の記載なし P158(クジン末): 漢方では清熱薬(激しいかゆみなどに)として煎剤を外用または処方に配合。消炎整腸止瀉薬として家庭薬製剤に配合。
 +
|47 = P151: 消炎止瀉薬、漢方処方: 苦参湯、消風散、三物黄?湯など。
 +
|48 = P287: 苦味健胃、解熱、利尿、利胆、消炎、止瀉薬。その他、湿疹、寄生性皮膚疾患などに煎剤を外用する。
 +
|49 = P152: 苦味健胃、消炎止瀉薬、
 +
|50 = P171: 止瀉薬として家庭薬などに配合。漢方では清熱薬とする。
 +
|51 = P183: 止瀉薬、皮膚疾患用薬。
 +
|52 = P246: 皮膚感染症、あせも、ただれなどに外用(10?30%煎液)するほか、手足のほてり、口内炎、細菌性下痢、腸炎、神経症、不眠症などに内服される。
 +
|53 = P287: 苦味健胃、解熱、利尿、利胆、消炎、止瀉薬。その他、湿疹、寄生性皮膚疾患などに煎剤を外用する。
 +
|54 = P217: 苦味健胃薬、消炎止瀉薬。激しいかゆみのある皮膚疾患(たむし、水虫、ただれ)に煎液を外用。漢方では解熱、利尿、駆虫を目標に用いる。
 +
|55 = P186: 苦味健胃、消炎止瀉薬、漢方処方: 苦参湯、消風散、三物黄?湯など。
 +
|56 = P151: 健胃、止瀉
 +
|57 = P240: 苦味健胃、解熱、利尿、漢方処方用薬などとして応用される。主に皮膚疾患に用いられる。
 +
|58 = P24: 苦味健胃薬、消炎止瀉薬、寄生性皮膚疾患などに煎液を外用。主要作用①清熱去湿作用: 膀胱炎などに用い、清熱(汗をかかせず炎症・発熱などを鎮める)し利尿をはかる。湿熱性の皮膚炎に用い消炎し、かゆみを止める。②外用法: 皮膚掻痒症に用い、外用して皮膚の炎症を鎮めかゆみを止める。配合処方: 苦参湯、三物黄?湯、蛇床子湯、消風散、当帰貝母苦参丸料。
 +
|59 = P51: 熱を去り、利水する作用があり、口内炎、細菌性下痢、腸炎、小便不利などに応用する。痒みのある湿疹に外用する。処方例: 三物黄?湯、消風散
 +
|60 = P31: 苦味健健胃薬、消炎止瀉薬、皮膚疾患用薬。生薬製剤の原料。膀胱炎や皮膚炎などに清熱去湿作用を期待し漢方に処方される。
 +
|61 = P159: (略)健胃薬、利尿薬、収れん薬、止瀉薬とする。駆虫薬として家畜の寄生虫駆除にも利用する。
 +
|62 = P177: 苦味健胃、消炎止瀉薬。漢方では、清熱し湿を除く、殺菌・駆虫する薬能がある。血便・下痢、感冒による下血、黄疸、出血を伴う帯下、小児の慢性消化不良、扁桃炎、痔、脱肛、皮膚?痒、化膿性の腫れ物、陰部掻痒、るいれき(頸部リンパ節の腫れ物)、やけどなどを主治する。皮膚疾患用薬とみなされる処方に配剤される。また止瀉薬に配合される。
 +
|63 = P240: 抗炎症、抗潰瘍。漢方では、解熱、利尿、駆虫を目標に用いられる。
 +
|64 = P43: 止瀉薬。そのほか、痒みや炎症性の皮膚病に外用される。漢方処方: 三物黄?湯など
 +
|65 = P175: 内服で苦味健胃、解熱、利胆、利尿、止瀉薬、外用で湿疹、寄生性皮膚疾患などに用いる。(中)清熱燥湿薬。方剤: 苦参湯、三物黄?湯、消風散など。また苦味健胃薬として家庭用薬原料とされる。
 +
|66 = 記載なし
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|67 = P75: 漢方処方用薬。配合剤(止瀉薬)の原料。
 +
|68 = P101: 一部の漢方処方に配合。
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|73 = P581: 止瀉、消炎、苦味健胃
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|74 = P149: 健胃、止瀉
 
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Latest revision as of 14:20, 26 September 2016

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General Index Names Prescriptions Books Journals Terminology Chinese Medicines


Contents

苦参

References

  1. 【基原動植物から灰分等まで】第十六改正日本薬局方
  2. 【効能】矢作忠弘, 渥美聡孝, (以下8名)..., 牧野利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 2017
  3. 【成分】生薬単 (伊藤美千穂 北山隆 監修; 原島広至 著) NTS

Prescriptions 処方一覧

蛇床子湯 (ジャショウシトウ)  苦参湯 (クジントウ)  三物黄芩湯 (サンモツオウゴントウ )  消風散 (ショウフウサン)  当帰貝母苦参丸 (トウキバイモクジンガン)  


[edit] 歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載

利用する場合は以下を引用してください。

  • 矢作 忠弘,石内勘一郎,渥美 聡孝,三宅 克典,森永 紀,伏見 裕利,大山 雅義,森川 敏生,田中 謙,有田 正規,牧野 利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 1-36, 2017
番号 書名 出版年 記載
3 局方医薬品承認申請の手引き 1980 収載なし
4 生薬のエキス製剤の製造販売承認申請に係るガイダンスついて(2015年12月25日薬生審査発) 2015 収載なし
5 JP7 第1部 大改訂版 第2部 解説書(1966) 1961 【適用】 漢方方剤としては消風散 (外科正宗) に配剤されるが、需要の多くは家庭薬原料であり、民間療法としてその煎剤 (1: 200) は慢性の湿疹、汗疹に湿布療法として用いられる。 matrineはnicotineよう作用があり、家畜等の寄生性皮膚疾患にその煎剤が洗濯用として用いられる。クジンの薬効は炎症性下痢に対する消炎止瀉作用、消化不良症に対する苦味健胃、利胆作用に要約され、外用としての湿疹、寄生性皮膚疾患に対する消炎、かゆみ止め作用がある。 2-167
6 JP8 解説書 1971 【適用】 漢方方剤としては消風散 (外科正宗) に配剤されるが、需要の多くは家庭薬原料であり、民間療法としてその煎剤 (1: 200) は慢性の湿疹、汗疹に湿布療法として用いられる。 matrineはnicotineよう作用があり、家畜などの寄生性皮膚疾患にその煎剤が洗浄用として用いられる。クジンの薬効は炎症性下痢に対する消炎止瀉作用、消化不良症に対する苦味健胃、利胆作用に要約され、外用としての湿疹、寄生性皮膚疾患に対する消炎、かゆみ止め作用がある。 2-198
7 JP9 解説書 1976 【薬効】 〔薬理〕 (略)。 【適用】 苦味健胃、消炎止瀉薬として、あるいはかゆみが激しい皮膚疾患に用いる。漢方方剤にも配合されるが、需要の多くは家庭薬製剤原料としてである。民間療法で煎剤をかゆみ止めとしてたむし、水虫、ただれの湿布療法または患部の洗浄に用いることがある。 D-227
8 JP10 解説書 1981 【適用】 消炎止瀉薬として配合剤 (止瀉薬)の原料とする。 (略)。また、漢方処方用薬でもある。 漢方方剤: (略) D-233
9 JP11 解説書 1986 【本質】 生薬、止瀉薬 【適用】 配合剤 (止瀉薬) の原料とする。(略)。また、漢方処方用薬でもあり、皮膚疾患用薬とみなされる処方及びその他の処方に少数例配合されている。 漢方処方: (略) D-240
10 JP12 解説書 1991 【適用】配合剤(止瀉薬)の原料とする。一日最大分量は3 g、粉末の場合は1.5 g。また、漢方処方用薬でもあり、皮膚疾患用薬とみなされる処方およびその他の処方に少数例配合されている。漢方: 苦参湯、三物黄?湯、消風散など D-239
11 JP13 解説書 1996 【適用】配合剤(止瀉薬)の原料とする。一日最大分量は3 g、粉末の場合は1.5 g。また、漢方処方用薬でもあり、皮膚疾患用薬とみなされる処方およびその他の処方に少数例配合されている。漢方: 苦参湯、三物黄?湯、消風散など D-273
12 JP14 解説書 2001 【適用】配合剤(止瀉薬)の原料とする。一日最大分量は3 g、粉末の場合は1.5 g。また、漢方処方用薬でもあり、皮膚疾患用薬とみなされる処方およびその他の処方に少数例配合されている。漢方: 苦参湯、三物黄?湯、消風散など D-291
13 JP15 解説書 2006 【適用】配合剤(止瀉薬)の原料とする。一日最大分量は3 g、粉末の場合は1.5 g。また、漢方処方用薬でもあり、皮膚疾患用薬とみなされる処方およびその他の処方に少数例配合されている。漢方: 苦参湯、三物黄?湯、消風散など D-191
14 JP16 解説書 2011 【適用】配合剤(止瀉薬)の原料とする。一日最大分量は3 g、粉末の場合は1.5 g。また、漢方処方用薬でもあり、皮膚疾患用薬とみなされる処方およびその他の処方に少数例配合されている。漢方: 苦参湯、三物黄?湯、消風散など D-208
15 登録販売者試験実施ガイドライン作成検討会_試験問題の作成に関する手引き(厚生労働省医薬食品局総務課2007年7月) 2007 収載なし
19 『改訂生藥學』アルベルト・ウィカンド 大井玄洞 1887 記載なし
20 『生藥學』第5版 下山順一郎 1901 記載なし
21 『簡明生藥學』島崎健造 1909 記載なし
22 『最新薬学全書 第6編 生薬学』 伊藤治輔 編、日本薬学講習会 1913 記載なし
23 『生藥學』第13版 下山純一郎 朝比奈泰彦 1916 記載なし
24 『和漢薬物学』日野五七郎 一色直太郎 同済号書房 たにぐち書店復刻版 1931 正P321: 健胃、解熱、利尿等の効あるものにして、胃及肝臓の疾患、癩病、熱性下痢利尿困難等に応用せらる。
25 『薬理的生薬学』村上師壽 三省堂 1933 P427: 農作物の害虫駆除に用ふ。なお、民間駆虫薬として1日量4.0 gを煎剤として便用することあり。
26 『生藥學』第20版 下山順一郎 朝比奈泰彦 藤田直市 1934 記載なし
27 『生藥學』第27版 下山純一郎 朝比奈泰彦 藤田直市 1943 記載なし
28 『生藥學教科書』木村康一 1949 記載なし
29 『最新生薬学』刈米達夫 1949 記載なし
30 『生薬学』三橋博、醫學書院 1958 記載なし
31 『生薬学』第4版、藤田路一 1963 記載なし
32 『新編生薬学』東丈夫 名越規朗 廣川書店 1965 P29: 苦味健胃剤(略)。漢方: 解熱利尿剤。三物黄?湯など
33 『生薬学総論』柴田承二 東丈夫 木島正夫 下村孟 廣川書店 1966 P87: 解熱、利尿剤
34 『生薬学』稲垣勲 嶋野武 嶋田玄彌 長沢元夫 南江堂 1967 P75: 苦味健胃、利尿、鎮痛、解熱剤。葉の煎汁を家畜の皮膚寄生虫駆除や蛆を殺すに用う。
35 『和漢生薬』刈米達夫 廣川書店 植物分類学での順 1971 P171: 苦味健胃薬。ただし毒性あるゆえ多量に用いることは不可である。全草で煎汁うをもって洗い頭蝨、ウシ、ウマの皮膚寄生虫を駆除するのに用いる。
36 『最新生薬学 第三改槁版』刈米達夫 廣川書店 1973 P216: 苦味健胃薬。ただし毒性あるゆえに多量を用いることは不可である。全草の煎汁もって洗い頭蝨、ウシ、ウマの皮膚寄生虫を駆除するに用いる。また植物の寄生虫駆除に用いる。
37 『スタインエッガー・ヘンゼル生薬学〔上〕‐化学・薬理学へのアプローチ‐第3版』糸川秀治 太田明廣 西川嘉廣 廣川書店 1975 記載なし
38 『スタインエッガー・ヘンゼル生薬学〔下〕‐化学・薬理学へのアプローチ‐第3版』糸川秀治 太田明廣 西川嘉廣 廣川書店 1976 記載なし
39 『生薬学』 木島正夫 澤田徳之助 秦清之 朝倉書店 1978 P114: 苦味健胃、消炎止痢薬。クジンを配合した漢方方剤もあるが、主として家庭薬原料に用いられる。 民間では煎剤を湿疹、寄生性皮膚病に外用する。茎葉の煎剤は農業殺虫剤、家畜の皮膚寄生虫駆除剤、便所の殺蛆薬として用いられる。
40 『新常用和漢薬集』訂正第2版 東京生薬協会 編集 南江堂 1978 P36: 苦味健胃、利胆、消炎止瀉薬として消化不良、炎症性下痢に用いられ、漢方方剤、家庭薬に配合される。また湿疹、寄生性皮膚疾患の消炎、かゆみ止めに外用し、駆虫薬とする。
41 『最新生薬学総覧』伊沢一男 学文社 1978 P47: 苦味健胃、利尿、解熱薬で、漢方の苦参湯、消風散などの約4方剤に処方されるが、多くは家庭薬原料としての需要がある。主成分のマトリンはニコチン様の作用があり、家畜などの寄生性皮膚疾患には苦参の煎剤が外用剤として用いられる。
42 彩色写生図 日本の薬用植物〔生薬〕 生薬-成分-漢方-〔処方例〕高取治輔 廣川書店 1980 P77: 殺虫、利尿、解熱
43 『生薬学第2版』北川勲 三川潮 庄司順三 滝戸道夫 友田正司 西岡五夫 廣川書店 1982 P222: 苦味健胃薬、消炎止瀉薬。激しいかゆみのある皮膚疾患(たむし、水虫、ただれ)に煎液を外用。漢方では解熱、利尿、駆虫を目標に用いる。
44 『コメンタリー局方生薬』初版 桑野重昭 山内和子 米田該典 廣川書店 1984 P130: 効能の記載なし P130(クジン末): 漢方では清熱薬(激しいかゆみなどに)として煎剤を外用または処方に配合。消炎整腸止瀉薬として家庭薬製剤に配合。
45 『新訂生薬学 第2版』長沢元夫 野呂征男 萩原幸夫 木村孟淳 南江堂 1987 P71: 苦味健胃、消炎止瀉、利尿、鎮痛、解熱剤。葉の煎汁を殺虫剤とする。
46 『コメンタリー局方生薬』 第2版 桑野重昭 山内和子 米田該典 廣川書店 1987 P156: 効能の記載なし P158(クジン末): 漢方では清熱薬(激しいかゆみなどに)として煎剤を外用または処方に配合。消炎整腸止瀉薬として家庭薬製剤に配合。
47 『INTEGRATED ESSENTIALS 生薬学 改訂第3版』三橋博 指田豊 山﨑和男 南江堂 1989 P151: 消炎止瀉薬、漢方処方: 苦参湯、消風散、三物黄?湯など。
48 『生薬学概論』 難波恒雄 津田喜典編 南江堂 1990 P287: 苦味健胃、解熱、利尿、利胆、消炎、止瀉薬。その他、湿疹、寄生性皮膚疾患などに煎剤を外用する。
49 『生薬学改訂第4版』 三橋博 井上隆夫編集 南江堂 1992 P152: 苦味健胃、消炎止瀉薬、
50 『天然薬物・生薬学』 初版 奥田拓男編 廣川書店 1993 P171: 止瀉薬として家庭薬などに配合。漢方では清熱薬とする。
51 『薬用資源学』初版 山崎幹夫 斉藤和季編 丸善 1997 P183: 止瀉薬、皮膚疾患用薬。
52 『漢方薬理学』高木敬次郎 木村正康 南山堂 1997 P246: 皮膚感染症、あせも、ただれなどに外用(10?30%煎液)するほか、手足のほてり、口内炎、細菌性下痢、腸炎、神経症、不眠症などに内服される。
53 『生薬学概論(改訂第3版)』 難波恒雄 津田喜典 南江堂 1998 P287: 苦味健胃、解熱、利尿、利胆、消炎、止瀉薬。その他、湿疹、寄生性皮膚疾患などに煎剤を外用する。
54 『生薬学第6版』 北川勲 三川潮 庄司順三 滝戸道夫 友田正司 西岡五夫 廣川書店 2001 P217: 苦味健胃薬、消炎止瀉薬。激しいかゆみのある皮膚疾患(たむし、水虫、ただれ)に煎液を外用。漢方では解熱、利尿、駆虫を目標に用いる。
55 『INTEGRATED ESSENTIALS 生薬学 改訂第6版』 指田豊 山﨑和男 南江堂 2002 P186: 苦味健胃、消炎止瀉薬、漢方処方: 苦参湯、消風散、三物黄?湯など。
56 『入門漢方医学』初版 日本東洋医学会学術教育委員会 編 日本東洋医学会発行 2002 P151: 健胃、止瀉
57 『漢方・生薬学』久保道德 吉川雅之 廣川書店 2003 P240: 苦味健胃、解熱、利尿、漢方処方用薬などとして応用される。主に皮膚疾患に用いられる。
58 『薬学生・薬剤師のための知っておきたい生薬100ー含漢方処方ー』第1版、日本薬学会編、東京化学同人 2004 P24: 苦味健胃薬、消炎止瀉薬、寄生性皮膚疾患などに煎液を外用。主要作用①清熱去湿作用: 膀胱炎などに用い、清熱(汗をかかせず炎症・発熱などを鎮める)し利尿をはかる。湿熱性の皮膚炎に用い消炎し、かゆみを止める。②外用法: 皮膚掻痒症に用い、外用して皮膚の炎症を鎮めかゆみを止める。配合処方: 苦参湯、三物黄?湯、蛇床子湯、消風散、当帰貝母苦参丸料。
59 『薬学生のための漢方薬入門』第2版、指田豊 三巻祥浩、廣川書店 2004 P51: 熱を去り、利水する作用があり、口内炎、細菌性下痢、腸炎、小便不利などに応用する。痒みのある湿疹に外用する。処方例: 三物黄?湯、消風散
60 『スタンダード薬学シリーズ3 化学系薬学Ⅲ 自然が生み出す薬物』第1版 社団法人日本薬学会 編 東京化学同人 2005 P31: 苦味健健胃薬、消炎止瀉薬、皮膚疾患用薬。生薬製剤の原料。膀胱炎や皮膚炎などに清熱去湿作用を期待し漢方に処方される。
61 『薬用植物学 改訂第6版』 野呂征男 水野瑞夫 木村孟淳 田中俊弘 南江堂 2006 P159: (略)健胃薬、利尿薬、収れん薬、止瀉薬とする。駆虫薬として家畜の寄生虫駆除にも利用する。
62 『パートナー生薬学』 指田豊 山﨑和男 竹谷孝一 南江堂 2007 P177: 苦味健胃、消炎止瀉薬。漢方では、清熱し湿を除く、殺菌・駆虫する薬能がある。血便・下痢、感冒による下血、黄疸、出血を伴う帯下、小児の慢性消化不良、扁桃炎、痔、脱肛、皮膚?痒、化膿性の腫れ物、陰部掻痒、るいれき(頸部リンパ節の腫れ物)、やけどなどを主治する。皮膚疾患用薬とみなされる処方に配剤される。また止瀉薬に配合される。
63 『生薬単』 伊藤美千穂 北山隆 NTS 2007 P240: 抗炎症、抗潰瘍。漢方では、解熱、利尿、駆虫を目標に用いられる。
64 『ベーシック薬学教科書シリーズ⑦生薬学・天然物化学』吉川雅之編 化学同人 2008 P43: 止瀉薬。そのほか、痒みや炎症性の皮膚病に外用される。漢方処方: 三物黄?湯など
65 『伝統医薬学・生薬学』 御影雅幸 木村正幸 南江堂 2009 P175: 内服で苦味健胃、解熱、利胆、利尿、止瀉薬、外用で湿疹、寄生性皮膚疾患などに用いる。(中)清熱燥湿薬。方剤: 苦参湯、三物黄?湯、消風散など。また苦味健胃薬として家庭用薬原料とされる。
66 『日本伝統医学テキスト漢方編』平成22-23年度厚生労働科学研究費補助金『統合医療を推進するための日本伝統医学の標準化』研究班 2012 記載なし
67 『新訂生薬学 改訂第7版』 木村孟淳 田中俊弘 水上元 南江堂 2012 P75: 漢方処方用薬。配合剤(止瀉薬)の原料。
68 『歴代日本薬局方収載生薬大事典』 木下武司著 2015 P101: 一部の漢方処方に配合。
73 青本「化学」、薬学ゼミナール 2016 P581: 止瀉、消炎、苦味健胃
74 コアカリ重点ポイント集「化学系薬学」改訂第4版 薬学ゼミナール 2014 P149: 健胃、止瀉
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