Kampo:Goshakusan
From Metabolomics.JP
(Difference between revisions)
Line 9: | Line 9: | ||
|sho=体力中等度前後の人で、寒冷や湿気に侵されて、腰痛、下腹部痛、下肢の痛みなどを訴える場合に用いる。<br/>1.貧血気味で、上半身が熱し下半身の冷える場合<br/>2.月経不順や月経困難などのある婦人 | |sho=体力中等度前後の人で、寒冷や湿気に侵されて、腰痛、下腹部痛、下肢の痛みなどを訴える場合に用いる。<br/>1.貧血気味で、上半身が熱し下半身の冷える場合<br/>2.月経不順や月経困難などのある婦人 | ||
|indication=<ol><li>Enterogastritis (gastroenteritis)<li>Low back pain<li>Arthralgia joint pain<li>Menalgia<li>Oversensitivity to cold</ol> | |indication=<ol><li>Enterogastritis (gastroenteritis)<li>Low back pain<li>Arthralgia joint pain<li>Menalgia<li>Oversensitivity to cold</ol> | ||
+ | |source=和剤局方 | ||
+ | |sourceDesc=「中を調え,気を順し,風冷を除き,痰飲を化す。脾胃宿冷,腹脇脹痛,胸膈停痰,嘔逆悪心,或は外風寒に感じ,内生冷に傷られ,心腹痞悶,頭目昏痛,肩背拘急,肢体怠惰,寒熱往来,飲食進まざるを治す。及び,婦人の気血調わず,心腹撮痛,経候均しからず。或は閉て通ぜず,並に宜しく之を服すべし」 | ||
+ | |note=五積とは気・血・痰・寒・食が滞っていることを意味し,勿誤薬室方凾には「内外感寒を治し,一切の気を和し血絡を通ず」とあり,口訣には「此方は軒岐救世論に,気血飲食痰を五積と云へることあり。即ちこの意にて名づくと見ゆ。故に風寒を躯散し発表するの外に,内を温め血を和するの意あれば,風寒湿の気に感じ表症もあり,内には従来の疝癪ありて,臍腹疼痛する者最も効あり。先哲此方を用ふる目的は,腰冷痛,腰腹攣急,上熱下冷,小腹痛の四症なり。その他諸病に効あること,宋以来俗人も知る薬にて,また軽蔑すべからず」と記されている。太陰病期の虚証を病位とし,上熱下寒,血虚の症状を呈し,寒冷や湿の刺激により腹痛や腰痛,関節痛を発するものに用いられる | ||
}} | }} | ||
Revision as of 15:02, 27 November 2009
Crude-drug Top Gallery |
General Index | Names | Prescriptions | Books | Journals | Terminology | Chinese Medicines |
五積散
五積散 | |
---|---|
Japanese Name | ゴシャクサン |
効能・効果 (一般用漢方製剤承認基準・263処方) | {{{effect263}}}
|
効能又は効果 (小冊子「ツムラ医療用漢方製剤」) | 慢性に経過し、症状の激しくない次の諸症:胃腸炎、腰痛、神経痛、関節痛、月経痛、頭痛、冷え症、更年期障害、感冒 |
参考(使用目標=証)(小冊子「ツムラ医療用漢方製剤」) | 体力中等度前後の人で、寒冷や湿気に侵されて、腰痛、下腹部痛、下肢の痛みなどを訴える場合に用いる。 1.貧血気味で、上半身が熱し下半身の冷える場合 2.月経不順や月経困難などのある婦人 |
用法、用量 | {{{usage}}} |
国による漢方製剤情報 (使用法、副作用など) |
|
原典 | 和剤局方 |
原典条文 (選: 富山大和漢研 柴原直利) | 「中を調え,気を順し,風冷を除き,痰飲を化す。脾胃宿冷,腹脇脹痛,胸膈停痰,嘔逆悪心,或は外風寒に感じ,内生冷に傷られ,心腹痞悶,頭目昏痛,肩背拘急,肢体怠惰,寒熱往来,飲食進まざるを治す。及び,婦人の気血調わず,心腹撮痛,経候均しからず。或は閉て通ぜず,並に宜しく之を服すべし」 |
備考 (富山大和漢研 柴原直利) | 五積とは気・血・痰・寒・食が滞っていることを意味し,勿誤薬室方凾には「内外感寒を治し,一切の気を和し血絡を通ず」とあり,口訣には「此方は軒岐救世論に,気血飲食痰を五積と云へることあり。即ちこの意にて名づくと見ゆ。故に風寒を躯散し発表するの外に,内を温め血を和するの意あれば,風寒湿の気に感じ表症もあり,内には従来の疝癪ありて,臍腹疼痛する者最も効あり。先哲此方を用ふる目的は,腰冷痛,腰腹攣急,上熱下冷,小腹痛の四症なり。その他諸病に効あること,宋以来俗人も知る薬にて,また軽蔑すべからず」と記されている。太陰病期の虚証を病位とし,上熱下寒,血虚の症状を呈し,寒冷や湿の刺激により腹痛や腰痛,関節痛を発するものに用いられる |
警告 | {{{warning}}} |
English Information
ゴシャクサン | |
---|---|
Japanese Name | Goshakusan (Ref. Std. Kampo Nomenclature) |
English Translation | Powder for Five Kinds of Stagnations |
Indications (yet incomplete. use with caution) Ref. KAIM Vol.1 2006 |
|