CrudeDrug:Strychni Semen

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|familyE=Loganiaceae
 
|familyE=Loganiaceae
 
|partUsedJ=種子
 
|partUsedJ=種子
|propertyJ=きわめて硬い。強い苦味、残留性。
+
|propertyJ=本品は円板状で、しばしばわずかに屈曲し、径1~3cm、厚さ0.3~0.5cmである。外面は淡灰黄緑色~淡灰褐色を呈し、中央部から周辺に向かう光沢のある伏毛で密に覆われる。両面の周辺及び中央部はやや隆起し、周辺の一点には点状の珠孔があり、片面の中心点との間に、しばしば隆起した線を現す。質は極めて堅い。水に浸して割ると、種皮は薄く、内部は淡灰黄色で角質の内乳2枚からなり、中央部は狭い空間となっている。内乳の内面の一端に、長さ約0.7cmの白色の胚がある。
 +
本品はにおいがなく、味は極めて苦く、残留性である。
 
|constituentJ=ストリキニーネ、ブルシン、ホミシン、ロガニン
 
|constituentJ=ストリキニーネ、ブルシン、ホミシン、ロガニン
|constituentE=strychnine
+
|constituentE=strychnine, brucine, vomicine, loganin
|testJ=硝酸、重クロム酸カリウム試液
+
|testJ=(1)本品の粉末3gにアンモニア試液3mL及びクロロホルム20mLを加え、時々振り混ぜながら30分間冷浸した後、ろ過し、ろ液を水浴上で加温してクロロホルムの大部分を留去する。これに薄めた硫酸5mLを加え、よく振り混ぜながら、クロロホルムのにおいがなくなるまで水浴上で加温した後に放冷し、脱脂綿を用いてろ過し、ろ液1mLに硝酸2mLを加えるとき、液は赤色を呈する。
|pharmacopeiaJ=1269
+
<br>(2)(1)の残りのろ液に二クロム酸カリウム試液1mLを加え、1時間放置するとき、黄赤色の沈殿を生じる。この沈殿をろ取し、水1mLで洗い、その一部をとり小試験管に入れ水1mLを加え、加温して溶かし、冷後、硫酸5滴を器壁に沿って注意して滴加するとき、硫酸層は紫色となり、直ちに赤色~赤褐色に変わる。
 +
|pharmacopeiaJ=1586
 
|effectJ=中枢神経興奮
 
|effectJ=中枢神経興奮
|usageJ=苦味健胃薬、硝酸ストリキニーネ製造原料
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|usageJ=苦味健胃薬、硝酸ストリキニーネ製造原料。
 
|dryingLoss=
 
|dryingLoss=
 
|ashContent=3.0 %以下
 
|ashContent=3.0 %以下
 
|AIA=
 
|AIA=
 
}}
 
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Revision as of 18:35, 16 August 2011

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References

  1. 【基原動植物から灰分等まで】第十六改正日本薬局方
  2. 【効能】矢作忠弘, 渥美聡孝, (以下8名)..., 牧野利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 2017
  3. 【成分】生薬単 (伊藤美千穂 北山隆 監修; 原島広至 著) NTS

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