CrudeDrug:Pogostemoni Herba
From Metabolomics.JP
(Difference between revisions)
(Created page with "{{ {{NAMESPACE}}/Header}} {{CrudeDrug |nameJ=カッコウ |nameC=藿香 |nameE=Pogostemon Herb |speciesL=Pogostemon cablin Bentham |speciesJ=パチョリ |speciesC=藿香 |speci...") |
m (moved CrudeDrug:カッコウ to CrudeDrug:Pogostemoni Herba) |
Latest revision as of 15:20, 18 August 2011
Crude-drug Top Gallery |
General Index | Names | Prescriptions | Books | Journals | Terminology | Chinese Medicines |
藿香
カッコウ Pogostemon Herb | |
---|---|
Species * ... non-plant |
|
Part(s) Used | 茎、葉 |
Property | 本品は茎及びこれに対生した葉からなる。葉はしわがよって縮み、水に浸してしわを伸ばすと、卵形~卵状長楕円形を呈し、長さ2.5~10cm、幅2.5~7cm、辺縁に鈍きょ歯があり、基部は広いくさび形で葉柄を付ける。葉の上面は暗褐色、下面は灰褐色を呈し、両面に密に毛がある。茎は方柱形、中実で、表面は灰緑色を呈し、灰白色~黄白色の毛があり、髄は大きく、類白色で海綿状を呈する。ルーペ視するとき、毛、腺毛及び腺りんを認める。
本品は特異なにおいがあり、味はわずかに苦い。本品の葉柄の横切片を鏡検するとき、向軸面中央は大きく突出し、その表皮の内側に厚角細胞が認められる。中央部の維管束は2群に分かれる。葉身主脈部の横切片を鏡検するとき、主脈の向軸面は大きく突出し、その表皮の内側に厚角細胞が認められる。中央部には扇状に配列した維管束がある。茎の横切片を鏡検するとき、表皮の内側に数細胞層の厚角組織が認められる。ときに表皮下にコルク層が発達することがある。皮層の内側には並立維管束が環状に配列し、師部の外側に師部繊維群が認められる。皮層の柔細胞中に油滴が、髄の柔細胞中にシュウ酸カルシウムの針晶、単晶又は柱状晶が認められる。 |
Test | TLC法:本品の粉末0.5gにメタノール5mLを加え、3分間振り混ぜた後、ろ過し、ろ液を試料溶液とする。この液につき、薄層クロマトグラフィーにより試験を行う。試料溶液5μLを薄層クロマトグラフィー用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする。次にヘキサン/アセトン混液(9:1)を展開溶媒として約10cm展開した後、薄層板を風乾する。これにバニリン・硫酸試液を均等に噴霧し、105℃で加熱するとき、Rf値0.4付近に赤色のスポットを認める。 |
Drying loss | 15.0 %以下(6時間) |
Ash content | 13.0 %以下 |
Acid-insoluble ash | 3.0 %以下 |
Pharmacopeia | 日局 16-p1467 |
Effect | 健胃、解熱、抗菌、毛細血管拡張 |
Constituent | パチョリアルコール、オイゲノール、シンナムアルデヒド patchoulialcohol, eugenol, cinnamic aldehyde |
Links |
References
- 【基原動植物から灰分等まで】第十六改正日本薬局方
- 【効能】矢作忠弘, 渥美聡孝, (以下8名)..., 牧野利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 2017
- 【成分】生薬単 (伊藤美千穂 北山隆 監修; 原島広至 著) NTS
Prescriptions 処方一覧
丁香柿蒂湯 (チョウコウシテイトウ) 不換金正気散 (フカンキンショウキサン) 八解散 (ハチゲサン) 藿香正気散 (カッコウショウキサン) 香砂平胃散 (コウシャヘイイサン) 香砂六君子湯 (コウシャリックンシトウ) 銭氏白朮散 (ゼンシビャクジュツサン)