CrudeDrug:Nelumbis Semen
From Metabolomics.JP
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− | |propertyJ= | + | |propertyJ=本品は卵形体~楕円体で、一端には乳頭状の突起があり、その周辺はへこんでいる。長さ1.0~1.7cm、幅0.5~1.2cm、外面は淡赤褐色~淡黄褐色を呈し、突起部は暗赤褐色を呈する。内果皮はつやがなく、剥離しにくい。内部は黄白色の胚乳からなり、中央部にある胚は緑色である。 |
− | |constituentJ= | + | 本品はほとんどにおいがなく、味はわずかに甘く、やや油様で、胚は極めて苦い。本品中央部の横切片を鏡検するとき、内果皮は柔組織からなり、ときに脱落して見られないことがある。種皮は表皮と圧縮された柔細胞からなる柔組織で形成され、柔組織中に維管束が散在する。内乳は表皮と柔組織で形成される残存する内果皮中には、シュウ酸カルシウムの集晶及びタンニン様物質を含み、種皮の柔細胞中にはタンニン様物質を含み、内乳の柔組織中にはでんぷん粒を含む。 |
− | |constituentE=lotusine | + | |constituentJ=ロツシン、ジメチルコクラリン、リエンシニン、イソリエンシニン、ネフェリン、ヌシフェリン、ラフィノース |
− | |testJ= | + | |constituentE=lotusine, demethylcoclaurine, liensinine, isoliensine, neferine, nuciferine, raffinose |
− | |pharmacopeiaJ= | + | |testJ=硫酸添加:本品の粉末0.5gに水5mLを加え、5分間振り混ぜた後、遠心分離する。上澄液0.5mLに1-ナフトールのエタノール溶液1滴を加え、振り混ぜた後、硫酸1mLを穏やかに加えるとき、液は紫色を呈する。 |
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|effectJ=鎮静、滋養、強壮、平滑筋弛緩 | |effectJ=鎮静、滋養、強壮、平滑筋弛緩 | ||
− | |usageJ= | + | |usageJ=下痢に応用される。 |
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|dryingLoss=14.0 %以下(6時間) | |dryingLoss=14.0 %以下(6時間) |
Revision as of 13:16, 17 August 2011
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General Index | Names | Prescriptions | Books | Journals | Terminology | Chinese Medicines |
蓮肉
レンニク Nelumbo Seed | |
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Species * ... non-plant |
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Part(s) Used | 種子 |
Property | 本品は卵形体~楕円体で、一端には乳頭状の突起があり、その周辺はへこんでいる。長さ1.0~1.7cm、幅0.5~1.2cm、外面は淡赤褐色~淡黄褐色を呈し、突起部は暗赤褐色を呈する。内果皮はつやがなく、剥離しにくい。内部は黄白色の胚乳からなり、中央部にある胚は緑色である。
本品はほとんどにおいがなく、味はわずかに甘く、やや油様で、胚は極めて苦い。本品中央部の横切片を鏡検するとき、内果皮は柔組織からなり、ときに脱落して見られないことがある。種皮は表皮と圧縮された柔細胞からなる柔組織で形成され、柔組織中に維管束が散在する。内乳は表皮と柔組織で形成される残存する内果皮中には、シュウ酸カルシウムの集晶及びタンニン様物質を含み、種皮の柔細胞中にはタンニン様物質を含み、内乳の柔組織中にはでんぷん粒を含む。 |
Test | 硫酸添加:本品の粉末0.5gに水5mLを加え、5分間振り混ぜた後、遠心分離する。上澄液0.5mLに1-ナフトールのエタノール溶液1滴を加え、振り混ぜた後、硫酸1mLを穏やかに加えるとき、液は紫色を呈する。 |
Drying loss | 14.0 %以下(6時間) |
Ash content | 5.0 %以下 |
Acid-insoluble ash | |
Pharmacopeia | 日局 16-p1598 |
Effect | 鎮静、滋養、強壮、平滑筋弛緩 |
Constituent | ロツシン、ジメチルコクラリン、リエンシニン、イソリエンシニン、ネフェリン、ヌシフェリン、ラフィノース lotusine, demethylcoclaurine, liensinine, isoliensine, neferine, nuciferine, raffinose |
Links |
References
- 【基原動植物から灰分等まで】第十六改正日本薬局方
- 【効能】矢作忠弘, 渥美聡孝, (以下8名)..., 牧野利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 2017
- 【成分】生薬単 (伊藤美千穂 北山隆 監修; 原島広至 著) NTS