CrudeDrug:Gentianae Radix

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|partUsedJ=根、根茎
 
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|propertyJ=ほぼ円柱形。外面は暗褐色、折面は黄褐色。特異臭。初めは甘く、後に極めて苦い(ゲンチオピクロシド)。太い円柱形で、濃褐色を呈し、特有の香があり、苦味の強いものが良品。
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|propertyJ=本品はほぼ円柱形を呈し、長さ10~50cm、径2~4cmで、外面は暗褐色である。根茎は短く、細かい横じわがあり、その上端には芽及び葉の残基を付けることがある。根は深い縦じわがあり、ややねじれている。折面は黄褐色で繊維性ではなく、形成層付近は暗褐色を帯びる。
|constituentJ=ゲンチオピクロシド、アマロゲンチン、スエルチアマリン、ゲンチジン
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本品は特異なにおいがあり、味は初め甘く、後に苦く残留性である。本品の根の横切片を鏡検するとき、通例、4~6層の薄膜性のコルク層に内接して数層の厚角組織があり、二次皮部の柔組織は不規則に師部を分布する。木部は主として柔細胞からなり、単独又は数個集まった道管及び仮道管を分布し、また少数の木部内師管が存在する。皮部及び木部の柔細胞中には油滴及び微細なシュウ酸カルシウムの針晶を含み、でんぷん粒は極めてまれに存在し、その大きさは径10~0μmである。
|constituentE=gentiopicroside, amarogentin, swertiamarin, gentisin
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|constituentJ=ゲンチオピクロシド、アマロゲンチン、スエルチアマリン、ゲンチジン、ベリジホリン
|testJ=昇華試験、TLC法(メタノール抽出液、暗紫色スポット、ゲンチオピクロシド)
+
|constituentE=gentiopicroside, amarogentin, swertiamarin, gentisine, bellidifoline
|pharmacopeiaJ=1206
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|testJ=(1)昇華試験:本品の粉末をデシケーター(シリカゲル)で48時間乾燥し、その0.1gをスライドガラス上にとり、内径、高さ各0mmのガラスリングをのせ、更にスライドガラスで覆い、注意して徐々に加熱するとき、上のスライドガラスに淡黄色の結晶が昇華する。この結晶は水又はエタノールに溶けないが、水酸化カリウム試液に溶ける。<br>(2)TLC法:本品の粉末0.5gにメタノール10mLを加え、5分間振り混ぜて、ろ過し、ろ液を試料溶液とする。別に薄層クロマトグラフィー用ゲンチオピクロシド1mgをメタノール1mLに溶かし、標準溶液とする。これらの液につき、薄層クロマトグラフィーにより試験を行う。試料溶液及び標準溶液10μLずつを薄層クロマトグラフィー用シリカゲル(蛍光剤入り)を用いて調製した薄層板にスポットする。次に酢酸エチル/エタノール/水混液(8:2:1)を展開溶媒として約10cm展開した後、薄層板を風乾する。これに紫外線(主波長254nm)を照射するとき、試料溶液から得た数個のスポットのうち1個のスポットは、標準溶液から得た暗紫色のスポットと色調及びRf値が等しい。
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|pharmacopeiaJ=1486
 
|effectJ=苦味健胃
 
|effectJ=苦味健胃
 
|usageJ=胃機能亢進に基づく続発的効果を期待して、貧血、疾病回復期及び単純腸カタルなどに応用する。
 
|usageJ=胃機能亢進に基づく続発的効果を期待して、貧血、疾病回復期及び単純腸カタルなどに応用する。

Latest revision as of 09:50, 16 August 2011

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General Index Names Prescriptions Books Journals Terminology Chinese Medicines


ゲンチアナ

References

  1. 【基原動植物から灰分等まで】第十六改正日本薬局方
  2. 【効能】矢作忠弘, 渥美聡孝, (以下8名)..., 牧野利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 2017
  3. 【成分】生薬単 (伊藤美千穂 北山隆 監修; 原島広至 著) NTS

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