Species:Lilium
Scientific Classification (based on APG-II and Taxonomicon) | |
---|---|
division Jpn. 門 | Tracheophyta 維管束植物門 |
class Jpn. 綱 | Liliopsida ユリ(単子葉植物)綱 |
subclass Jpn. 亜綱 | Liliidae ユリ亜綱 |
order Jpn. 目 | Liliales ユリ目 |
suborder Jpn. 亜目 | [[:Category:|]] |
infraorder Jpn. 下目 | [[:Category:|]] |
parvorder Jpn. 小目 | [[:Category:|]] |
superfamily Jpn. 上科 | [[:Category:|]] |
family Jpn. 科 | Liliaceae ユリ科 |
subfamily Jpn. 亜科 | [[:Category:|]] |
tribe Jpn. 族 | [[:Category:|]] |
subtribe Jpn. 亜族 | [[:Category:|]] |
genus Jpn. 属 | Lilium |
Scientific Names and Images 学名と画像
With permission from Shigenobu AOKI (Botanical Garden). Japanese names are links to pictures. (和名が画像へのリンク)
- Lilium auratum エイザンユリ(叡山百合)、ホウライジユリ(鳳来寺百合)、ヤマユリ(山百合)、ヨシノユリ(吉野百合)
- Lilium lancifolium var. flaviflorum オウゴンオニユリ(黄金鬼百合)
- Lilium lancifolium オニユリ(鬼百合)、テンガイユリ(天蓋百合)
- Lilium speciosum カノコユリ(鹿子百合)
- Lilium medeoloides クルマユリ(車百合)
- Lilium leichtlinii var. tigrinum コオニユリ(小鬼百合)、スゲユリ(萓百合)
- Lilium auratum var. platyphyllum サクユリ
- Lilium japonicum ササユリ(笹百合)
- Lilium pseudolirion スカシユリ(透百合)
- Lilium formosanum タイワンユリ(台湾百合)、タカサゴユリ(高砂百合)、ホソバテッポウユリ(細葉鉄砲百合)
- Lilium longiflorum テッポウユリ(鉄砲百合)、リュウキュウユリ(琉球百合)
- Lilium brownii var. colchesteri ハカタユリ(博多百合)
- Lilium ユリ(百合)
- English Common Names
- goldband lily&Maximowicz's lily&tiger lily
- Japanese Common Names
- ユリネ
Family/Genus Description
For comprehensive information, visit Lilium page. (BY Shigeharu Okamoto)
- Lilium L.
&ユリ科 【属名】リリウム;ユリ属 lily 北米に約25種、ヨーロッパに約12種、アジアに約59種がある。日本にはそのうち約15種あるが半数は日本特産である。鱗茎をもつ多年草。野生の単子葉植物中最大級の花をつけるものもあり、園芸的に価値が高い。 &Lilium alexandrae;Lilium longiflorum var.alexandrae &ユリ科 ウケユリ(受百合) &Lilium amabile &ユリ科 コマユリ(高麗ユリ) &Lilium auratum &ユリ科 ヤマユリ(山百合) Golden-rayed lily of Japan; mountain lily; gold band lily; golden banded lily; golden rayed lily ユリ属中もっとも大きな花をつけ、強い香りを放つ。庭植えや切り花に用いられる。鱗茎は食用になる。 &Lilium auratum var.platyphyllum;Lilium platyphyllum &ユリ科 サクユリ;ハチジョウユリ;タメトモユリ ヤマユリよりさらに大型で、径30cmに達する花をつける。花被片は肉厚で幅広く、斑点は淡褐色で目立たない。 &Lilium brownii var.colchesteri &ユリ科 ハカタユリ 古く宋から野菜として渡来し、食用として栽培されていた。テッポウユリに似た筒状花を横向きに2〜3輪つけ、芳香がある。 &Lilium bulbiferum &ユリ科 ファイア・リリー fire lily; orange lily 夏咲きの鱗茎。葉腋にムカゴがつく。花は1〜5個つき、上向きの浅い杯形で橙赤色、黒色または濃赤色の斑点がある。 &Lilium callosum &ユリ科 スゲユリ;ノヒメユリ 開花期がもっとも遅いユリの一つで、8月中〜下旬に咲く。花は小型で径3〜4cm、橙赤色で花被片は強く反巻する。 &Lilium canadense &ユリ科 カナダ・リリー Canada lily; Canadian lily; meadow lily; wild yellow lily; yellow lily 夏咲きの鱗茎。花は約10個つき、うつむいた鐘型で黄色または赤色、暗赤色または紫紅色の斑点をつける。 &Lilium candidum &ユリ科 ニワシロユリ;マドンナリリー Madonna lily; white lily 夏咲きの鱗茎。花は5〜20個つき、広い漏斗形の白色花で外向きに咲く。花弁の基部は黄色で、先端は反曲する。 &Lilium cernuum &ユリ科 マツバユリ &Lilium chalcedonicum &ユリ科 スカーレット・タークスキャップ・リリー scarlet Turkscap lily; scarlet Turk's cap; scarlet Martagon lily 夏咲きの鱗茎。花はトルコ帽形でいくらか香り、赤または赤橙色で下向きに咲く。 &Lilium concolor &ユリ科 ヒメユリ(姫百合) star lily 星形の小さな花を上向きにつける。花色は濃朱赤〜朱橙色。 &Lilium dauricum;Lilium maculatum ssp.dauricum; Lilium pensylvanicum &ユリ科 エゾスカシユリ 花は上向きの杯状で径10cm程度。黄橙〜橙赤色で、基部は淡色になり、紫褐色斑点を多数つける。 &Lilium formosanum &ユリ科 タカサゴユリ Formosa lily 自家受精で容易に結実し、秋蒔きで翌年7〜10月に開花する。花は白でテッポウユリに似る。芳香がある。 &Lilium hansonii &ユリ科 タケシマユリ(竹島ユリ;武島ユリ) Japanese Turk's-cap lily 開花期が早く5月下旬〜6月上旬に咲く。花は橙黄色で径5〜6cmの星形で、横〜下向きに5〜10花つく。一種の臭気がある。 &Lilium henryi &ユリ科 キカノコユリ 花は下向きに咲き、橙黄色で径6〜9cm、花被片は強く反巻する。ウイルスなどの耐病性が強く、交雑親として重要。 &Lilium japonicum;Lilium krameri &ユリ科 ササユリ(笹百合);サユリ Japanese lily 花は清楚で美しい。漏斗状で横〜斜め下向きに開き、径10〜14cmあり濃淡の桃色。ほのかな香りがある。栽培は困難。 &Lilium lancifolium;Lilium tigrinum &ユリ科 オニユリ(鬼ユリ);テンガイユリ tiger lily 夏〜初秋に咲く鱗茎。花は普通5〜10個ときに40個におよぶ。トルコ帽形で赤橙色の花弁に紫紅色の斑点をつける。葉腋にむかごをつける。 &Lilium leichtlinii &ユリ科 キヒラトユリ(黄平戸ユリ);キバナノコオニユリ 花被片の地色が澄んだ黄色になる。 &Lilium leichtlinii nothovar.wadai &ユリ科 ワダユリ コオニユリとオニユリの雑種とされる。食用として品質が優れる。 &Lilium leichtlinii var.maximowiczii;Lilium maximowiczii &ユリ科 コオニユリ(小鬼ユリ);アカヒラトユリ 花は数〜10数個が総状につき、径6〜8cm。全体にオニユリに似ているが、より小型で、葉腋にむかごをつけない。 &Lilium longiflorum &ユリ科 テッポウユリ;イースターリリー Easter lily; Bermuda lily; trumpet lily; white trumpet lily 夏咲きの鱗茎。花は1〜6個つき、漏斗形の白色花が外向きに咲く。芳香が強い。 &Lilium mackliniae &ユリ科 マニプル・リリー Manipur lily 鱗茎。花は晩春〜夏に開花する。広い鐘型で、紫紅桃色の花を1〜6個下向きにつける。 &Lilium maculatum;Lilium batemanniae; Lilium elegans; Lilium thunbergianum &ユリ科 スカシユリ;イワトユリ;イワユリ;ハルスカシ;ナツスカシ 花は杯状で上向きに咲き、径12〜14cm、橙赤色に赤褐色の大きな斑点が入る。 &Lilium martagon &ユリ科 マルタゴン・リリー Martagon lily; turban lily; purple Turk's cap lily; Turk's cap 夏咲きの鱗茎。花はトルコ帽形で芳香があり、下向きに咲く。花色は桃または紫紅色で、暗色の斑点がつく。 &Lilium martagon var.album &ユリ科 ホワイト・タークスキャップ white Turk's cap マルタゴンリリーの白花の変種。 &Lilium medeoloides &ユリ科 クルマユリ wheel lily 花は下向きにつき径4.5cmで、花被片が強く反巻する。花色は朱赤色で、紫色の斑点が入り、タケシマユリに似た臭気がある。球根は苦味がなく食用になる。 &Lilium nobilissimum;Lilium japonicum f.nobilissimum &ユリ科 タモトユリ(袂ユリ) 花は筒状で上向きに咲き径15cm余り、純白色で外面基部は淡緑を帯びる。強い芳香がある。 &Lilium pardalinum &ユリ科 レパード・リリー leopard lily; panther lily; sunset lily 夏咲きの鱗茎。花は10個までつき、下向きのトルコ帽形でよく香る。花弁は上方が赤く、下方は橙色で栗色の斑点がある。 &Lilium pyrenaicum &ユリ科 イエロー・タークスキャップ・リリー yellow turkscap lily; Pyrenean lily 初夏に咲く鱗茎。花はトルコ帽形で下向きにつき、不快臭がある。花弁は黄色または黄緑色で、濃紫紅色の斑点か線が入る。 &Lilium regale &ユリ科 オウカンユリ;リーガルリリー regal lily; royal lily 夏咲きの鱗茎。漏斗形の花は外向きにつき、香りがある。花弁の内側は白色で基部は黄色、外側は桃〜紫紅色。 &Lilium rubellum &ユリ科 ヒメサユリ;オトメユリ 花はササユリよりやや小さく、径7〜9cmで、横〜斜め上向きに咲く。花色は淡桃〜濃紫桃色まれに純白、ほのかな香りがある。 &Lilium rubescens &ユリ科 レッドウッド・リリー redwood lily; chaparral lily &Lilium speciosum &ユリ科 カノコユリ(鹿子ユリ) Japanese lily; showy Japanese lily; showy lily 夏遅くに開花する鱗茎。香りのある花は白または桃色のトルコ帽形で下向きにつき、桃または深紅色の斑点がつく。 &Lilium superbum &ユリ科 スワンプリリー swamp lily; Turkscap lily; American Turk's-cap lily; lily royal 晩夏から初秋に開花する鱗茎。花はトルコ帽形で下向きにつき、橙色で内側の基部は緑色、赤色と栗色の斑点が散らばる。 &Lilium tenuifolium;Lilium pumilum &ユリ科 イトハユリ;マツバユリ coral lily 夏咲きの鱗茎。葉は小さく線形。花は微かに香り、トルコ帽形で普通7個程度が下向きに咲く。緋色の花弁は長さ3〜3.5cmで、基部に黒い斑点がつくことがある。 &Lilium x elegans &ユリ科 リリウム・エレガンス スカシユリ系の交雑種で、江戸時代からエゾスカシユリとスカシユリの交雑によって生じたものと考えられる。 &Lilium x formolongi &ユリ科 シンテッポウユリ(新鉄砲ユリ) テッポウユリとタカサゴユリの交配によって生じた。 &Lilium x hollandicum;Lilium x umbellatum &ユリ科 キャンドルスティック・リリー candlestick lily L.bulbiferum var.croceumとエゾスカシユリまたはスカシユリとの交雑により作出されたと考えられる。花は杯状で上向きに咲き、黄〜赤色で、多くは斑点をつける。 &Lilium x testaceum &ユリ科 ナンキン・リリー nankeen lily 夏咲きの鱗茎。花はトルコ帽形で下向きにつき、明橙色から褐黄色、内側に赤色斑点がつく。
Edibility, Medicinal Usage (食品,薬品用途)
For comprehensive information, visit Lilium page. All genera with edibility information is here. (BY Shigehiko Kanaya)
- Lilium auratum
- [根]ヤマユリのユリネはエグ味がない。糖質が高い(30%)。カリウム、ナイアシンが豊富。 「古事記」神武記に登場する。 廣野卓、食の万葉集、中公新書、1452(1998)
- Links
- Plant Image Gallery
- 植物学リソース
- 植物雑学辞典