Tochimoto:Zingiberis Rhizoma

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(理化学的品質評価)
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==生姜、乾姜==
 
==生姜、乾姜==
  
『日本薬局方 第15改正(JP15)』
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{{Tochimoto/PharmacopeiaLink|『日本薬局方 第15改正(JP15)』|生姜 乾生姜:ZINGIBERIS RHIZOMA
・生姜 乾生姜:ZINGIBERIS RHIZOMA
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|ショウガZingiber officinale Roscoe(Zingiberaceae) の根茎
 ショウガZingiber officinale Roscoe(Zingiberaceae) の根茎
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|乾姜:ZINGIBERIS PROCESSUM RHIZOMA
・乾姜:ZINGIBERIS PROCESSUM RHIZOMA
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|ショウガZingiber officinale Roscoe(Zingiberaceae) の根茎を湯通しまたは蒸したもの}}
 ショウガZingiber officinale Roscoe(Zingiberaceae) の根茎を湯通しまたは蒸したもの
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以上2種が規定されている。
 
以上2種が規定されている。
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* 日本薬局方では、ショウガの新鮮な根茎は収載されていない。
  
『中華人民共和国薬典2005年版』
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{{Tochimoto/PharmacopeiaLink|『中華人民共和国薬典2005年版』|生姜:RHIZOMA ZINGIBERIS RECENS
・生姜:RHIZOMA ZINGIBERIS RECENS
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|姜Zingiber officinale Rosc.の新鮮な根茎
 姜Zingiber officinale Rosc.の新鮮な根茎
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|干姜:RHIZOMA ZINGIBERIS
・干姜:RHIZOMA ZINGIBERIS
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 姜Zingiber officinale Rosc.の干燥した根茎
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|炮姜:RHIZOMA ZINGIBERIS PRAEPARATUM
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|干姜の炮制加工品}}
 干姜の炮制加工品
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以上3種が規定されている。
 
以上3種が規定されている。
  
『大韓薬典 第9改正』
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{{Tochimoto/PharmacopeiaLink|『大韓薬典 第9改正』|건강 乾薑:ZINGIBERIS RHIZOMA
건강 乾薑:ZINGIBERIS RHIZOMA
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|생강Zingiber officinale Roscoeの根茎を乾燥したものと規定されている。}}
 생강Zingiber officinale Roscoeの根茎を乾燥したものと規定されている。
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『大韓薬典外生薬規格集2007年』
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・생강 生薑:ZINGIBERIS RHIZOMA CRUDUS
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|생강 生薑:ZINGIBERIS RHIZOMA CRUDUS
 생강Zingiber officinale Roscoeの新鮮な根茎と規定されている。
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|생강Zingiber officinale Roscoeの新鮮な根茎と規定されている。}}
 
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* 日本薬局方では、ショウガの新鮮な根茎は収載されていない。
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==市場流通品と現状==
 
==市場流通品と現状==
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==理化学的品質評価==
 
==理化学的品質評価==
  
TableⅠ 生姜 : 産地別理化学試験 DATA (灰分,酸不溶性灰分,乾燥減量,希エタノールエキス含量)
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{| class="wikitable sortable"
産地 検体数 灰分
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|+ 生姜 : 産地別理化学試験 DATA<br/><small>対象:1985年~2009年市場品(一部、蒐集サンプルを含む) Mean±SD(%)</small>
8.0%以下 酸不溶性灰分 乾燥減量 希エタノールエキス含量
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! 産地 || 検体数 || 灰分<br/>8.0%以下 || 酸不溶性灰分 || 乾燥減量 || 希エタノール<br/>エキス含量
中国ALL 153 3.9±0.8 0.2±0.2 12.2±2.6 14.8±2.9
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|-
日本ALL 50 5.6±1.0 0.6±0.2 13.8±2.1 15.3±3.8
+
| 中国ALL || 153 || 3.9 ±0.8 || 0.2 ±0.2 || 12.2 ±2.6 || 14.8 ±2.9
中国・雲南 87 3.7±0.5 0.2±0.1 11.8±2.8 14.3±2.1
+
|-
中国・貴州 26 3.8±0.5 0.2±0.1 13.2±2.2 15.2±2.1
+
| 日本ALL || 50 || 5.6 ±1.0 || 0.6 ±0.2 || 13.8 ±2.1 || 15.3 ±3.8
中国・広西 9 4.7±0.8 0.3±0.1 12.5±1.5 15.2±1.7
+
|-
日本・静岡 8 5.1±0.9 0.5±0.2 14.0±1.6 18.9±2.6
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| 中国・雲南 || 87 || 3.7 ±0.5 || 0.2 ±0.1 || 11.8 ±2.8 || 14.3 ±2.1
日本・愛知 6 6.1±0.9 0.6±0.1 12.5±1.3 19.4±1.2
+
|-
 
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| 中国・貴州 || 26 || 3.8 ±0.5 || 0.2 ±0.1 || 13.2 ±2.2 || 15.2 ±2.1
対象:1985年~2009年市場品(一部、蒐集サンプルを含む)      Mean±SD(%)
+
|-
 
+
| 中国・広西 || 9 || 4.7 ±0.8 || 0.3 ±0.1 || 12.5 ±1.5 || 15.2 ±1.7
○ 灰分 : 日本ALL > 中国ALL ( p < 0.05 )
+
|-
○ 希エタノールエキス含量 : 日本ALLと中国ALL に有意差無し
+
| 日本・静岡 || 8 || 5.1 ±0.9 || 0.5 ±0.2 || 14.0 ±1.6 || 18.9 ±2.6
 
+
|-
○ 日本ALL > 中国ALL ( p < 0.05 ) 
+
| 日本・愛知 || 6 || 6.1 ±0.9 || 0.6 ±0.1 || 12.5 ±1.3 || 19.4 ±1.2
○ 日本 : 愛知と静岡に有意差無し
+
|}
○ 中国 : 広西 > 貴州,雲南 ( p < 0.05 ) 
+
+
TableⅡ 乾姜 : 産地別理化学試験 (灰分,酸不溶性灰分,乾燥減量,希エタノールエキス含量)
+
産地 検体数 灰分
+
6.5%以下 酸不溶性灰分
+
1.5%以下 乾燥減量
+
15.0%以下 希エタノールエキス含量
+
8.0%以上
+
中国ALL 51 5.1±0.9 0.7±0.3 12.9±1.1 14.1±1.8
+
中国・広東 23 5.0±1.1 0.6±0.3 13.1±1.1 15.2±3.1
+
中国・広西 9 5.2±0.5 0.8±0.2 13.6±0.8 13.7±1.1
+
日本・愛知 6 6.3±0.9 1.4±0.4 13.7±3.4 17.6±1.0
+
  
対象:1985年~2009年市場品(一部、蒐集サンプルを含む)      Mean±SD(%
+
; 灰分 : 日本ALL > 中国ALL ( p < 0.05
 +
; 希エタノールエキス含量 : 日本ALLと中国ALL に有意差無し
 +
; [6]-gingerol
 +
: 日本ALL > 中国ALL ( p < 0.05 ) 
 +
: 日本 : 愛知と静岡に有意差無し
 +
: 中国 : 広西 > 貴州,雲南 ( p < 0.05 ) 
  
○ 灰分 日本 愛知 > 中国ALL ( p < 0.05
+
{| class="wikitable sortable"
○ 希エタノールエキス含量 : 日本 愛知 > 中国ALL ( p < 0.05 )
+
|+ 乾姜 産地別理化学試験 DATA<br/><small>対象:1985年~2009年市場品(一部、蒐集サンプルを含む) Mean±SD(%</small>
 +
! 産地 || 検体数 || 灰分<br/>6.5%以下 || 酸不溶性灰分<br/>1.5%以下 || 乾燥減量<br/>15%以下 || 希エタノール<br/>エキス含量8.0%以上
 +
|-
 +
| 中国ALL || 51 || 5.1 ±0.9 || 0.7 ±0.3 || 12.9 ±1.1 || 14.1 ±1.8
 +
|-
 +
| 中国・広東 || 23 || 5.0 ±1.1 || 0.6 ±0.3 || 13.1 ±1.1 || 15.2 ±3.1
 +
|-
 +
| 中国・広西 || 9 || 5.2 ±0.5 || 0.8 ±0.2 || 13.6 ±0.8 || 13.7 ±1.1
 +
|-
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| 日本・愛知 || 6 || 6.3 ±0.9 || 1.4 ±0.4 || 13.7 ±3.4 || 17.6 ±1.0
 +
|}
  
[6]-gingerol 日本 愛知 > 中国ALL ( p < 0.05 ), 中国 広東と広西に有意差無し
+
; 灰分 : 日本 愛知 > 中国ALL ( p < 0.05 )
[6]-shogaol 中国ALL > 日本 愛知 ( p < 0.1 ), 中国 広東 > 中国 広西 ( p < 0.1 )
+
; 希エタノールエキス含量 : 日本 愛知 > 中国ALL ( p < 0.05 )
 +
; [6]-gingerol : 日本 愛知 > 中国ALL ( p < 0.05
 +
: 中国 広東と広西に有意差無し
 +
; [6]-shogaol : 中国ALL > 日本 愛知 ( p < 0.1
 +
: 中国 広東 > 中国 広西 ( p < 0.1 )
  
 生姜と乾姜の比較 
+
=====生姜と乾姜の比較=====
灰分 乾姜 > 生姜 ( p < 0.05 )
+
; 灰分 : 乾姜 > 生姜 ( p < 0.05 )
希エタノールエキス含量 有意差無し
+
; 希エタノールエキス含量 : 有意差無し
[6]-gingerol 生姜 > 乾姜 ( p < 0.05 )
+
; [6]-gingerol : 生姜 > 乾姜 ( p < 0.05 )
  
 
==内部形態:鏡検==
 
==内部形態:鏡検==

Revision as of 04:48, 4 November 2010

Contents

生姜、乾姜

『日本薬局方 第15改正(JP15)』

  • 生姜 乾生姜:ZINGIBERIS RHIZOMA
ショウガZingiber officinale Roscoe(Zingiberaceae) の根茎
  • 乾姜:ZINGIBERIS PROCESSUM RHIZOMA
ショウガZingiber officinale Roscoe(Zingiberaceae) の根茎を湯通しまたは蒸したもの

以上2種が規定されている。

  • 日本薬局方では、ショウガの新鮮な根茎は収載されていない。

『中華人民共和国薬典2005年版』

  • 生姜:RHIZOMA ZINGIBERIS RECENS
姜Zingiber officinale Rosc.の新鮮な根茎
  • 干姜:RHIZOMA ZINGIBERIS
姜Zingiber officinale Rosc.の干燥した根茎
  • 炮姜:RHIZOMA ZINGIBERIS PRAEPARATUM
干姜の炮制加工品

以上3種が規定されている。

『大韓薬典 第9改正』

  • 건강 乾薑:ZINGIBERIS RHIZOMA
생강Zingiber officinale Roscoeの根茎を乾燥したものと規定されている。

『大韓薬典外生薬規格集2007年』

  • 생강 生薑:ZINGIBERIS RHIZOMA CRUDUS
생강Zingiber officinale Roscoeの新鮮な根茎と規定されている。

市場流通品と現状

 乾燥したショウガは主に食品用として、中国、タイ、台湾、インドなどから、年間約30,000トン輸入されている。日本市場で薬用に用いられるのは中国産生姜で、皮を去って乾燥した「生姜塊」と、湯通しもしくは蒸した後に乾燥した「赤肉乾姜」がある。中国南部の各省で生産され、以前は硫黄燻蒸で漂白した生姜が主に流通していたが、残留二酸化硫黄やオゾン層破壊などが問題となり、現在では無硫黄(硫黄燻蒸を施していない)生姜が輸入され、外観色が少し褐色を帯びている。

生 姜

生姜は中国雲南省、貴州省、広西壮族自治区などの産地があり、特に雲南生姜は肉厚で良品とされているが、生薬を鑑別して産地を特定するのは困難で、産地による優劣よりも生産単位による品質差が大きい。

特殊な生姜として辛味が強いといわれる日本産の金時ショウガを、皮付きで乾燥した「金時生姜」も、少量流通している。皮付きで乾燥したインド産なども、漢方エキス製剤の原料に用いられることがある。

乾 姜

 「赤肉乾姜」は中国の一部の地区で生産されていた加工方法で、日本で乾姜として流通させたものである。インド、ビルマ産などの乾姜は、中国の加工業者が安価な新鮮ショウガを現地で加工させたもので、中国産として日本に輸入される。

現在の中国産「赤肉乾姜」は、繊維質が多く内部の色調も光沢のない赤褐色が多いため、良品とはいえない。

インドなど中国周辺地域の加工品は、中国産と比べて小ぶりで肉厚、繊維質も少なく内部の色調は赤褐色の光沢のある濃い飴色で、経験的鑑別において好まれる。日本市場では中国産として流通している。

乾姜内面色調

生産加工状況

 薬用のショウガは、3月に種芋を植え付け、11月中旬から12月中旬に掘り上げて乾燥する。

栽培地:中国広西省金秀瑶族自治県

皮去り・乾燥工程:中国雲南省羅平県

小規模農家の正確な軒数は不明であるが、おそらく生姜を栽培している農民だけでも4万人以上と推測される。平均農地は100~150坪/軒。生産量は新鮮なショウガで約80,000トン/年。

1997年当時の加工風景

1997年当時の加工風景だが、大きな違いは皮去り作業を全て手作業で行っていたことにより、完全に皮去りができていたことである。 現在流通している生姜は機械で皮去りを行うため、一部に皮が残っているが、当時の生姜には残皮は見あたらなかった。 加工に機械が導入されたのは、農業地域の労働者の減少や、賃金の高騰の影響と考えられる。

理化学的品質評価

生姜 : 産地別理化学試験 DATA
対象:1985年~2009年市場品(一部、蒐集サンプルを含む) Mean±SD(%)
産地 検体数 灰分
8.0%以下
酸不溶性灰分 乾燥減量 希エタノール
エキス含量
中国ALL 153 3.9 ±0.8 0.2 ±0.2 12.2 ±2.6 14.8 ±2.9
日本ALL 50 5.6 ±1.0 0.6 ±0.2 13.8 ±2.1 15.3 ±3.8
中国・雲南 87 3.7 ±0.5 0.2 ±0.1 11.8 ±2.8 14.3 ±2.1
中国・貴州 26 3.8 ±0.5 0.2 ±0.1 13.2 ±2.2 15.2 ±2.1
中国・広西 9 4.7 ±0.8 0.3 ±0.1 12.5 ±1.5 15.2 ±1.7
日本・静岡 8 5.1 ±0.9 0.5 ±0.2 14.0 ±1.6 18.9 ±2.6
日本・愛知 6 6.1 ±0.9 0.6 ±0.1 12.5 ±1.3 19.4 ±1.2
灰分 
日本ALL > 中国ALL ( p < 0.05 )
希エタノールエキス含量 
日本ALLと中国ALL に有意差無し
[6]-gingerol
日本ALL > 中国ALL ( p < 0.05 ) 
日本 : 愛知と静岡に有意差無し
中国 : 広西 > 貴州,雲南 ( p < 0.05 ) 
乾姜 : 産地別理化学試験 DATA
対象:1985年~2009年市場品(一部、蒐集サンプルを含む) Mean±SD(%)
産地 検体数 灰分
6.5%以下
酸不溶性灰分
1.5%以下
乾燥減量
15%以下
希エタノール
エキス含量8.0%以上
中国ALL 51 5.1 ±0.9 0.7 ±0.3 12.9 ±1.1 14.1 ±1.8
中国・広東 23 5.0 ±1.1 0.6 ±0.3 13.1 ±1.1 15.2 ±3.1
中国・広西 9 5.2 ±0.5 0.8 ±0.2 13.6 ±0.8 13.7 ±1.1
日本・愛知 6 6.3 ±0.9 1.4 ±0.4 13.7 ±3.4 17.6 ±1.0
灰分 
日本 愛知 > 中国ALL ( p < 0.05 )
希エタノールエキス含量 
日本 愛知 > 中国ALL ( p < 0.05 )
[6]-gingerol 
日本 愛知 > 中国ALL ( p < 0.05 )
中国 広東と広西に有意差無し
[6]-shogaol 
中国ALL > 日本 愛知 ( p < 0.1 )
中国 広東 > 中国 広西 ( p < 0.1 )
生姜と乾姜の比較
灰分 
乾姜 > 生姜 ( p < 0.05 )
希エタノールエキス含量 
有意差無し
[6]-gingerol 
生姜 > 乾姜 ( p < 0.05 )

内部形態:鏡検

ショウキョウ

JP15:内部形態についての記載はない。

生薬の性状

本品は偏圧した不規則な塊状でしばしば分枝する。分枝した各部はやや湾曲した卵形又は長卵形を呈し、長さ2~4cm、径1~2cmである。外面は灰白色~淡灰褐色で、しばしば白粉を付けている。折面はやや繊維性、粉性で、淡黄褐色を呈する。横切面をルーぺ視するとき、皮層と中心柱は明瞭に区別され、その全面に維管束及び分泌物が暗褐色の細点として散在する。 本品は特異なにおいがあり、味は極めて辛い。

産地による比較

●生姜(乾生姜) ○生姜 <中国雲南省>   ○生姜 <中国貴州省>   ○生姜 <日本>      ○生姜 <インド>

●乾姜

カンキョウ

生薬の性状

本品は偏圧した不規則な塊状でしばしば分枝する。分枝した各部はやや湾曲した卵形又は長卵形を呈し、長さ2~4cm、径1~2cmである。外面は灰黄色~灰黄褐色で、しわ及び輪節がある。折面は褐色~暗褐色で透明感があり角質である。横切面をルーペ視するとき皮層と中心柱は区分され、全面に維管束が散在する。 本品は特異なにおいがあり、味は極めて辛い。

本品の横切片を鏡検するとき、外側よりコルク層、皮層、内皮、中心柱が認められる。皮層と中心柱は一層の内皮によって区分される。皮層及び中心柱は柔組織からなり、繊維束で囲まれた維管束が散在する。柔組織中には黄色の油よう物質を含む油細胞が散在し、柔細胞中にはシュウ酸カルシウムの単晶が含まれ、でんぷんはのり化している。

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