Edibility:Brassica

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Edibility, Medicinal Usage (食品,薬品用途)

For comprehensive information, visit Brassica page. All genera with edibility information is here. (BY Shigehiko Kanaya)

Brassica campestris

[原産]近東原産 出典:池部誠、野菜探検隊世界を歩く、文芸春秋(1986)

Brassica juncea

[原産]近東原産 出典:池部誠、野菜探検隊世界を歩く、文芸春秋(1986)

Brassica nigra

芥子、種子に含まれるシニグリンはそのままでは辛くない。水分を加えるとアリルカラシ油となり、辛さと香りが出てくる。 [原産]近東原産 出典:大場秀章、サラダ野菜の植物史、新潮選書(2004)

Brassica oleracea

生食、ビタミンC、A、B1、U、K、さらには、カルシウムを含む。ブロッコリー、カリフラワーともにカルシウム、鉄、カロテンを多く含む。ブロッコリーには、キャベツの4倍のビタミンCを含む。トルコでは、キャベツを漬物にして冬に食べる。 ハボタン(観賞用):葉の色変わりしたタイプ;キャベツ:葉が巻いたタイプ;コールラビ(kohlrabi):茎の肥大化させたもの;カリフラワー、ブロッコリ:花序の肥大化したもの。中国では、花菜または花椰菜という。緑色を帯びず、花芽のもとができはじめた状態で止まっているものをカリフラワー、緑色で花芽ができてたものをブロッコリという。15世紀にレバノン、キプロスからイタリアへ、17世紀にフランス、ドイツ、イギリスへと広がった。この頃、夏採りするものをカリフラワー、冬採りするものをブロッコリと呼んでいた。今日のカリフラワーは、19世紀にヨーロッパでブロッコリから改良された。;メキャベツ:腋芽の変形化、16世紀にベルギーのブリュッセル付近で誕生したと推定されている。日本では、明治初年に導入され、コモチカンラン、ヒメカンランなどと呼ばれたが、あまり普及しなかった。メキャベツは生食に向かない。[原産]ケール(kale)は、現在、栽培されるキャベツの中で、最も野生型に近い形をとどめている栽培品種である。ケールの発祥地は、地中海沿岸から小アジアと推定され、紀元前4世紀頃にはギリシアで栽培された。その後、ヨーロッパ、アジアへと伝播した。ケールは、葉の結球性がない。12世紀に結球型のキャベツがドイツ南部に登場し、13世紀にはイギリスでも見られるようになった。このケールから、葉の色変わりしたタイプ(ハボタン、観賞用)、葉が巻いたタイプ(キャベツ)、茎の肥大化(コールラビ)、花序の肥大化(ブロッコリ、カリフラワー)、腋芽の変形化(メキャベツ)などの栽培種ができた。[日本伝来]「大和本草」(貝原益軒著,1709) に紅夷松と記述されている。「園芸植物大辞典」(1988)によると、日本で食用として栽培されたのは安政2年(1855)頃に始まったとされる。本格的に栽培されたのは明治時代である。「北海道開拓使発行」(明治6年、1873)にキャベイジと記載されている。 出典:大場秀章、サラダ野菜の植物史、新潮選書(2004);池部誠、野菜探検隊世界を歩く、文芸春秋(1986)

Brassica rapa

生食(葉、根)、ミズナは京都で生まれた。京菜と言う別名もある。「成形図説」(1804)に、二日酔いにはかぶの生汁が効くと記述されている。 カブ:根を食用とするものをカブという。;カブ菜:葉を食用とするものをカブ菜という。小松菜、チンゲン菜のように葉がまかない系統と白菜のように葉が巻き結球する系統がある。;佐波賀かぶ、聖護院かぶ、鶯かぶ、松ヶ崎うきなかぶなど。[原産]地中海沿岸地帯[日本伝来]「日本書紀」(693)に栽培を薦めていた。松ヶ崎うきなかぶは奈良時代に伝わったかぶと言われている。「野沢菜」は江戸時代の宝暦年間(1759-64年)、信州のある寺の僧が京都から持ち帰った「天王寺蕪」に由来するという説がある。現在の多くの栽培種は200-300年前である。「毛吹草」(1638)には、山城の内野かぶ、摂津かぶ、天王寺かぶ、陸奥のかぶの記載がある。明治時代に欧米からレッドトップと言う品種のかぶが導入された。酸茎菜(スグキナ)は、賀茂別雷神社(京都市北区)で栽培されたのが発祥とされる。 出典:大場秀章、サラダ野菜の植物史、新潮選書(2004);高嶋四郎編著、歳時記京の伝統野菜と旬野菜、トンボ出版(2003)
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