CrudeDrug:Rhei Rhizoma/Abstract

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大黄はタデ科のRheum palmatum Linné、Rheum tanguticum Maximowicz、Rheum officinale Baillon、Rheum coreanum Nakai またはそれらの種間雑種の、通例、根茎を基原とする。初版日局(1886年)では、基原植物を「Rheum officinale およびアジアに産するその他 Rheum 属諸種」としていたが、幾多の変遷を経て現在に至っている。根茎が大きく、色が黄色であるため大黄と呼ばれた。また薬効が峻烈で症状が迅速に快癒するので「将軍」という別名がある。従来、葉の切れ込みの程度などの形態により基原を確認していたが、遺伝子解析の結果とかなり異なることが判明しており、市場品大黄の基原の同定は難しい。
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大黄はタデ科の[[Species:Paeonia|''Rheum palmatum'' Linné]]、[[Species:Paeonia|''Rheum tanguticum'' Maximowicz、Rheum officinale Baillon]]、[[Species:Paeonia|''Rheum coreanum'' Nakai]] またはそれらの種間雑種の、通例、根茎を基原とする。初版日局(1886年)では、基原植物を「[[Species:Paeonia|''Rheum officinale'']] およびアジアに産するその他 Rheum 属諸種」としていたが、幾多の変遷を経て現在に至っている。根茎が大きく、色が黄色であるため大黄と呼ばれた。また薬効が峻烈で症状が迅速に快癒するので「将軍」という別名がある。従来、葉の切れ込みの程度などの形態により基原を確認していたが、遺伝子解析の結果とかなり異なることが判明しており、市場品大黄の基原の同定は難しい。
 
大黄の薬効に関しては、漢方では「駆瘀血」、生薬製剤では「瀉下」に主眼が置かれるため、現在の大黄の品質評価も二分される。 {{CrudeDrug/Tochimoto}}
 
大黄の薬効に関しては、漢方では「駆瘀血」、生薬製剤では「瀉下」に主眼が置かれるため、現在の大黄の品質評価も二分される。 {{CrudeDrug/Tochimoto}}

Revision as of 10:48, 3 December 2010

大黄 (Rhei Rhizoma)

Tochimoto-Rhubarb-青海植物1.jpg
Tochimoto-Rhubarb-DSCN2765.jpg
Tochimoto-Rhubarb-四川.jpg
Tochimoto-Rhubarb-大黄石渠県石鐘山-'0008-1.jpg

大黄はタデ科のRheum palmatum LinnéRheum tanguticum Maximowicz、Rheum officinale BaillonRheum coreanum Nakai またはそれらの種間雑種の、通例、根茎を基原とする。初版日局(1886年)では、基原植物を「Rheum officinale およびアジアに産するその他 Rheum 属諸種」としていたが、幾多の変遷を経て現在に至っている。根茎が大きく、色が黄色であるため大黄と呼ばれた。また薬効が峻烈で症状が迅速に快癒するので「将軍」という別名がある。従来、葉の切れ込みの程度などの形態により基原を確認していたが、遺伝子解析の結果とかなり異なることが判明しており、市場品大黄の基原の同定は難しい。 大黄の薬効に関しては、漢方では「駆瘀血」、生薬製剤では「瀉下」に主眼が置かれるため、現在の大黄の品質評価も二分される。 (出典:栃本天海堂創立60周年記念誌)

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