CrudeDrug:Phellodendri Cortex/Abstract

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黄柏はミカン科のキハダPhellodendron amurense RuprechtまたはシナキハダPhellodendron chinense Schneiderの周皮を除いた樹皮を基原とする。日本では苦味健胃薬として利用され、黄柏から製される「陀羅尼助」「百草丸」は吉野の大峰山、木曽の御嶽山、山陰の伯耆大山で山岳宗教と結びついて修験行者が携行し、人々に広められた薬で古くから作られている。
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黄柏はミカン科のキハダ[[Species:Phellodendron|''Phellodendron amurense'' Ruprecht]]またはシナキハダ[[Species:Phellodendron|''Phellodendron chinense'' Schneider]]の周皮を除いた樹皮を基原とする。日本では苦味健胃薬として利用され、黄柏から製される「陀羅尼助」「百草丸」は吉野の大峰山、木曽の御嶽山、山陰の伯耆大山で山岳宗教と結びついて修験行者が携行し、人々に広められた薬で古くから作られている。
 
キハダは寒冷地では主成分のベルベリン含量が低くなる傾向があり、北海道、韓国、北朝鮮、中国東北部の黄柏は日局の成分、灰分規格が不適合になることが多い。 
 
キハダは寒冷地では主成分のベルベリン含量が低くなる傾向があり、北海道、韓国、北朝鮮、中国東北部の黄柏は日局の成分、灰分規格が不適合になることが多い。 
 
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Revision as of 19:09, 15 December 2010

黄柏 (Phellodendri Cortex)

Scutellaria baicalensis Georgi
Scutellaria baicalensis Georgi

黄柏はミカン科のキハダPhellodendron amurense RuprechtまたはシナキハダPhellodendron chinense Schneiderの周皮を除いた樹皮を基原とする。日本では苦味健胃薬として利用され、黄柏から製される「陀羅尼助」「百草丸」は吉野の大峰山、木曽の御嶽山、山陰の伯耆大山で山岳宗教と結びついて修験行者が携行し、人々に広められた薬で古くから作られている。 キハダは寒冷地では主成分のベルベリン含量が低くなる傾向があり、北海道、韓国、北朝鮮、中国東北部の黄柏は日局の成分、灰分規格が不適合になることが多い。  (出典:栃本天海堂創立60周年記念誌)

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