CrudeDrug:Coptidis Rhizoma/Abstract
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黄連 (Coptidis Rhizoma)
黄連はキンポウゲ科のオウレン Coptis japonica Makinoなどの根茎
を基原とする。根茎が連珠のような形態で色が黄色いことから黄連
の名がついた。日本では古くから山の林間を利用した山栽培が行な
われ、民間薬にも使われた生薬で、過去には中国にも輸出されたこ
とがある。しかし近年、日本の生産農家が減少し、日本市場におい
て日本産はわずかに流通するのみであり、中国産が大半を占める。
黄連の成長は1節1年といわれ、根茎が珠を連ねたように長くなる
には、長い年月が必要である。 オウレンは葉が出る前の春先に茎を伸ばした先に花が咲き、その後
葉が出てくる。 (出典:栃本天海堂創立60周年記念誌)