CrudeDrug:Artemisiae capillaris Flos/Abstract
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− | 茵陳蒿はキク科のカワラヨモギ[[Species: | + | 茵陳蒿はキク科のカワラヨモギ[[Species:Artemisia|''Artemisia capillaris'' Thunberg]]を基原とする。「因陳蒿」つまり陳旧の根より生じるよもぎというカワラヨモギの性質から名付けられ、後に草冠を付けられた。日本では通例、秋口に採集した地上部の頭花を使用するが、中国では春季の幼苗で背丈が6~10cmころの地上部を採集した「綿茵陳」と秋季に花の蕾を採集した「茵陳蒿」の2種類が同効生薬とされている。本品は清熱・利水・利胆薬として使用される生薬で、茵蔯蒿湯、茵蔯五苓散などに配合されている。 |
神農本草経の上品に「因陳」の名で収載され、「名医別録」では「五月及び立秋に採り陰乾する」と記載されている。 {{CrudeDrug/Tochimoto}} | 神農本草経の上品に「因陳」の名で収載され、「名医別録」では「五月及び立秋に採り陰乾する」と記載されている。 {{CrudeDrug/Tochimoto}} |
Latest revision as of 10:52, 3 December 2010
[edit] 茵陳蒿 (Artemisiae capillaris Flos)
茵陳蒿はキク科のカワラヨモギArtemisia capillaris Thunbergを基原とする。「因陳蒿」つまり陳旧の根より生じるよもぎというカワラヨモギの性質から名付けられ、後に草冠を付けられた。日本では通例、秋口に採集した地上部の頭花を使用するが、中国では春季の幼苗で背丈が6~10cmころの地上部を採集した「綿茵陳」と秋季に花の蕾を採集した「茵陳蒿」の2種類が同効生薬とされている。本品は清熱・利水・利胆薬として使用される生薬で、茵蔯蒿湯、茵蔯五苓散などに配合されている。 神農本草経の上品に「因陳」の名で収載され、「名医別録」では「五月及び立秋に採り陰乾する」と記載されている。 (出典:栃本天海堂創立60周年記念誌)