Edibility:Raphanus
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- 根は煮食、葉は生食。根にはビタミンC、酵素ジアスターゼを含む。葉には、ビタミンA、B2、Cを多量に含む。ハツカダイコンにはラファヌシン(Raphanusin)というアントシアニン系色素が含まれる。 「大和本草」(1708)に現在の品種名と対応した名前が説明されている。;長形大根、(三月大根、鼠大根、息吹大根、尾張大根、夏大根、守口大根、宮重大根、ハマダイコン、郡大根、青味大根、時無大根、佐波賀大根);丸大根、(桜島大根、聖護院大根、辛味大根);ハマダイコン、日本の野生種;郡大根、西京極郡町の原産、慶長(1596-1615)以来明治まで御所に献上された。現在は絶滅。;青味大根、文化・文政年間(1804-30)に、郡大根の変異種として作出された。;桃山大根、鼠大根、大亀谷大根、「本朝食鑑」(1694)、「本草図譜」(1828)に記載あり。伊吹山大根、「古都名木記」(勧修寺経雄著、1925)に記載あり。漬物用大根の代表品種。;中堂寺大根、茎大根、約300年前から栽培された大根で、「雍州府志(ようしゅうふし)」(1684)に記載がある。;聖護院大根、聖護院地区(比叡山、東山)で栽培された。;辛味大根、京都洛北の原産で、正暦の頃、京都で流行した疫病の鎮静を祈って建立された今宮神社(正暦5年、994)で供えられてた大根で、疫病、中風のまじないとして朝詣りの土産として栽培。「本草図譜」(1828)に記載あり。;「時無大根」、晩生種の大根;佐波賀大根、嘉永年間後期あるいは安政年間初期(1850年頃)に存在し、「三月大根」「真壁大根」と呼ばれた晩生種。[原産]中央アジアを原産とする野生種から生まれた。歴史家ヘロドトスは、紀元前2780年頃、エジプトのピラミッドの建設現場で、労働者にダイコン、タマネギ、ニンニクが配給したと記述した。中国では、紀元前500年に栽培された。[日本伝来]日本では、「日本書紀」(720)の「仁徳紀」に「於朋泥(あほね)」と記述されている。「本草和名」(918)、「倭名類聚抄」(931-38)に「大根」と記されている。「延喜式」(927)には栽培法や利用法が説明されている。 出典:大場秀章、サラダ野菜の植物史、新潮選書(2004);高嶋四郎編著、歳時記京の伝統野菜と旬野菜、トンボ出版(2003)