View source for CrudeDrug:Platycodi Radix

==Picture==
{{CrudeDrug/AlpsPic|
|1= Platycodon Root (キキョウ)
|2= 1. China Jilin 吉林 && 2. China Gansu 甘粛 && 3. China Hebei 河北 <BR> 4. China Tianjin 天津 (野生) && 5. China Shandong 山東 (統装) && 6. China Shanxi 陝西 (栽培) <BR> 7. China Jiangsu 江蘇 (湯通し　統装) && 8. China Zhejiang 浙江 && 9. China Jiangxi 江西
|3= 10. China Guizhou 貴州 (栽培 湯通し 1級) && 11. China Guizhou 貴州 (2級) && 12. China Anhui 安徽 (統装) <BR> 13. China Hubei 湖北 (統装) && 14. China Hubei 湖北 && 15. Vietnam ベトナム <BR> 16. China Hubei 湖北 (片) && 17. China 中国 (刻) && 18. Korea 韓国 (須) 
}}

{{CrudeDrug
|nameJ=キキョウ
|nameC=桔梗
|nameE=Platycodon Root
|speciesL=Platycodon grandiflorum A. De Candolle
|speciesJ=キキョウ
|speciesC=桔梗
|speciesE=Balloon Flower, Chinese Bellflower
|genusJ=キキョウ属
|genusE=Platycodon
|familyJ=キキョウ科 
|familyE=Campanulaceae
|partUsedJ=根
|propertyJ=本品は不規則なやや細長い紡錘形～円錐形を呈ししばしば分枝し、外面は灰褐色、淡褐色又は白色である。主根は長さ10～15cm、径1～3cmで、上端に茎を除いた跡がくぼみとなって残り、その付近に細かい横じわと縦みぞがあり、多少くびれている。根頭部を除く根の大部分には粗い縦じわ及び横みぞがあり、また皮目様の横線がある。質は堅いが折りやすい。折面は繊維性でなく、しばしば大きなすき間がある。横切面をルーペ視するとき、形成層の付近はしばしば褐色を帯びる。皮部の厚さは木部の径よりやや薄く、ほとんど白色で、ところどころにすき間があり、木部は白色～淡褐色を呈し、その組織は皮部よりもやや密である。
本品はわずかににおいがあり、味は初めなく、後にえぐくて苦い。
|constituentJ=プラチコジン、ポリガラシンD、ベツリン、イヌリン
|constituentE=platycodin, polygalacin D, betulin, inulin
|testJ=(１)起泡試験：本品の粉末0.5gに水10mLを加え、煮沸した後、放冷し、激しく振り混ぜるとき、持続性の微細な泡を生じる。<br>(２)Liebermann-Burchard反応：本本品の粉末0.2gに無水酢酸2mLを加えて水浴上で2分間加温した後、ろ過する。ろ液1mLに硫酸0.5mLを穏やかに加えるとき、境界面は赤色～赤褐色を呈し、上層は青緑色～緑色を呈する。
|pharmacopeiaJ=1478
|effectJ=去痰、鎮咳、排膿
|usageJ=消炎排膿薬、鎮咳去痰薬。
|links= sm-sun:syou-ka/kikyou&&uchida:kikyou&&tsumura:kikyo
|dryingLoss=
|ashContent=4.0 %以下
|AIA=
}}


{{CrudeDrug/Text
|3 = 【効能または効果】たん、たんを伴う咳 No.2099
|4 = たん、たんを伴うせき
|5 = 【適用】 去たん薬として種々の家庭薬に配合される。漢方では排膿、去たんの目的で漢方方剤に配合され、また甘草を併用するとその効果が強まるといわれている。	(略)。	2-151
|6 = 【適用】 去たん薬として種々の家庭薬に配合される。漢方では排膿、去たんの目的で漢方方剤に配合され、また甘草を併用するとその効果が強まるといわれている。	(略)。	2-178
|7 = 【薬効】 〔薬理〕 (略)。 	【適用】 去たん薬として種々の家庭薬に配合される。漢方では排膿、去たん、咽頭痛を治す目的で漢方方剤に配合され、また甘草を併用するとその効果が強まるといわれている。	D-207
|8 = 【適用】 漢方処方用薬であるが、去痰薬として粉末又は流エキスを用いる。	漢方方剤: (略)	D-215
|9 = 【本質】 生薬、去痰薬	【適用】 漢方処方用薬であり、消炎排膿薬、鎮咳去痰薬とみなされる処方及びその他の処方に配合されている。また、去痰薬として粉末又は流エキスを用いる。	漢方処方: (略)	D-220
|10 = 【適用】漢方処方用薬であり、消炎・排膿薬、鎮咳・去痰薬とみなされる処方およびその他の処方に配合されている。また、去痰薬として粉末または流エキスを用いる。漢方: 桔梗湯、響声破笛丸、杏蘇散、駆風解毒散（湯）、荊芥連翹湯、荊防敗毒散、鶏鳴散加茯苓、五積散、柴胡清肝湯、小柴胡湯加桔梗石膏、十味敗毒湯、参蘇飲、清肺湯、竹茹温胆湯、排膿散、排膿湯、防風通聖散など　D-220
|11 = 【適用】漢方処方用薬であり、消炎・排膿薬、鎮咳・去痰薬とみなされる処方およびその他の処方に配合されている。また、去痰薬として粉末または流エキスを用いる。漢方: 桔梗湯、響声破笛丸、杏蘇散、駆風解毒散（湯）、荊芥連翹湯、荊防敗毒散、鶏鳴散加茯苓、五積散、柴胡清肝湯、小柴胡湯加桔梗石膏、十味敗毒湯、参蘇飲、清肺湯、竹茹温胆湯、排膿散、排膿湯、防風通聖散など　D-252
|12 = 【適用】漢方処方用薬であり、消炎・排膿薬、鎮咳・去痰薬とみなされる処方およびその他の処方に配合されている。また、去痰薬として粉末または流エキスを用いる。漢方: 桔梗湯、響声破笛丸、杏蘇散、駆風解毒散（湯）、荊芥連翹湯、荊防敗毒散、鶏鳴散加茯苓、五積散、柴胡清肝湯、小柴胡湯加桔梗石膏、十味敗毒湯、参蘇飲、清肺湯、竹茹温胆湯、排膿散、排膿湯、防風通聖散など　D-268
|13 = 【適用】漢方処方用薬であり、消炎・排膿薬、鎮咳・去痰薬とみなされる処方およびその他の処方に配合されている。また、去痰薬として粉末または流エキスを用いる。漢方: 桔梗湯、響声破笛丸、杏蘇散、駆風解毒散（湯）、荊芥連翹湯、荊防敗毒散、鶏鳴散加茯苓、五積散、柴胡清肝湯、小柴胡湯加桔梗石膏、十味敗毒湯、参蘇飲、清肺湯、竹茹温胆湯、排膿散、排膿湯、防風通聖散など　D-164
|14 = 【適用】漢方処方用薬であり、消炎・排膿薬、鎮咳・去痰薬とみなされる処方およびその他の処方に配合されている。また、去痰薬として粉末または流エキスを用いる。漢方: 桔梗湯、響声破笛丸、杏蘇散、駆風解毒散（湯）、荊芥連翹湯、荊防敗毒散、鶏鳴散加茯苓、五積散、柴胡清肝湯、小柴胡湯加桔梗石膏、十味敗毒湯、参蘇飲、清肺湯、竹茹温胆湯、排膿散、排膿湯、防風通聖散など　D-180
|15 = 去痰作用が期待される（P. 55）。延髄の呼吸中枢、咳嗽中枢を鎮静させる作用を示す（P.83）。痰または痰を伴う咳に用いられる（P. 84）。
|19 = 記載なし
|20 = 記載なし
|21 = 記載なし
|22 = 記載なし
|23 = 記載なし
|24 = 正P385: 鎮咳、去痰薬として、一回0．5乃至3グラムを与ふ。
|25 = P93: 刺激性去痰薬とす。
|26 = P172: 去痰薬として古来用いられる然れども本根のサポニンの赤血球溶解作用はセネガ根の2倍にして毒性はセネガ根と同じき故桔梗根はセネガ根の半量にて可ならむ（大鹿）との説と朝鮮産桔梗は其溶血作用並びに毒力は何れも市敗セネガ根の約3分の1程度にあり（松南）との2説あり。又生干桔梗は晒白せる者よりは溶血作用強し。
|27 = P172: 去痰薬として古来用いられる然れども，本根のサポニンの赤血球溶解作用はセネガ根の2倍にして毒性はセネガ根と同じきゆえ桔梗根はセネガ根の半量にて可ならむとの説と朝鮮産桔梗はその溶血作用並びに毒力は何れも市敗セネガ根の約3分の1程度にありとの2説あり。又生干桔梗は晒白せる者よりは溶血作用強し。
|28 = 記載なし
|29 = P59: 去痰薬。1日量4?8 g。晒桔梗は8?16 g。
|30 = P84: ?痰剤。
|31 = P252: 去痰剤、浸煎剤および流エキス。
|32 = P1: 去痰剤（略）、流エキス。家庭薬の原料。朝鮮では食用にもする。漢方: 排膿去痰剤（コルク皮をつけ充実してうるおいがあり、えぐ味の強いものを賞用する）。桔梗湯、排膿散、十味敗毒湯など
|33 = P84: 排膿、去痰剤
|34 = P62: 去痰剤。1日4?8g（生干）、8?16g（晒）。漢方では排膿去痰に用いる。排膿散、小柴胡湯加桔梗石膏。
|35 = P25: 去痰薬とし、また排膿作用がある。
|36 = P69: 去痰薬とし、また、排膿作用がある。
|37 = 記載なし
|38 = 記載なし
|39 = P236: 漢方では皮付きを賞用し、去痰、排膿薬として乾性咳嗽、気管支炎、化膿性疾患、扁桃炎、咽喉痛などを治す目的で漢方方剤に配合される。　去痰薬としてセネガ、オンジに代用し種々の家庭薬に配合される。
|40 = P30: 去痰剤して種々の家庭薬に配合。排膿、去痰の目的で漢方方剤に配合。
|41 = P37: 去たん薬。漢方では排膿、去たんに応用する。
|42 = P6: 排膿、去痰、鎮咳
|43 = P120: 鎮咳去痰薬。1回0.5g、1日1.5～2g　漢方では強壮、排膿、咽頭痛を目標に用いる。
|44 = P118: 効能の記載なし。 　P120(キキョウ末): 漢方では鎮咳去痰薬または排膿薬として処方。去痰薬として家庭薬製剤に配合。
|45 = P71: 去痰剤。1日4?8g（生干）、8?16g（晒）。漢方では排膿去痰に用いる。排膿散、小柴胡湯加桔梗石膏。
|46 = P144: 効能の記載なし。 　P146(キキョウ末): 漢方では鎮咳去痰薬または排膿薬として処方。去痰薬として家庭薬製剤に配合。
|47 = P234: 去痰薬として配合剤原料。キキョウ末、キキョウ流エキス。漢方処方用薬: 排膿散、小柴胡湯加桔梗石膏など。
|48 = P222: 去痰、排膿薬
|49 = P235: 去痰薬として配合剤原料。
|50 = P125: 消炎、排膿、鎮咳去痰薬。
|51 = P180: 漢方処方用薬(消炎・排膿薬、鎮咳・去痰薬とみなされる処方に配合)、去痰薬
|52 = P223: 桔梗の根は「キキョウ」あるいは「キキョウ末」や「キキョウ流エキス」が局方に収載され、鎮咳去痰薬製剤としての家庭薬にも用いられている。
|53 = P222: 去痰、排膿薬
|54 = P109: 鎮咳去痰薬。1回0.5g、1日1.5～2g　漢方では強壮、排膿、咽頭痛を目標に用いる。
|55 = P274: 去痰薬として配合剤原料。キキョウ末（日局）、キキョウ流エキス（日局）。漢方で、消炎・排膿薬、鎮咳・去痰薬とみなされる処方およびその他の処方に配合される。桔梗湯など。
|56 = P150: 鎮咳、去痰、排膿、消炎
|57 = P116: 漢方処方用薬で、消炎排膿、鎮咳去痰を目的とした処方に配合される。
|58 = P19: 去痰薬として配合剤原料、漢方で、消炎・排膿薬、鎮咳・去痰薬とみなされる処方およびその他の処方に配合される。主要作用①鎮咳・去痰作用: 感冒、肺炎、気管支炎に用い、粘性の痰を伴う咳嗽を治す。②排膿作用: 蓄膿症、排膿瘍、その他の化膿性疾患に用い、排膿を促す。③咽痛治療作用: 扁桃腺炎、急性咽喉炎などに用い、咽痛を治す。配合処方: 延年半夏湯、桔梗湯、荊芥連翹湯、参蘇飲、十味敗毒湯、清上防風湯、排膿散、防風通聖散など。
|59 = P47: 排膿薬として化膿性疾患、扁桃炎、咽喉痛などに応用する。西洋医学では去痰,鎮咳薬とする。処方例: ?香正気散、十味敗毒湯、竹茹温胆湯、排膿散、防風通聖散
|60 = P52: 去痰薬として配合。漢方では去痰、鎮咳のほか、排膿、咽痛の改善を目標に配合される。
|61 = P223: （略）排膿薬、去痰薬とする。
|62 = P277: 去痰薬として配合剤原料。キキョウ末(日局)、キキョウ流エキス(日局)。中国北部の一部地域や韓国では食品としても利用する。漢方では、去痰し肺機能を調え鎮咳する、また排膿作用を促す薬能がある。咳嗽、咽喉の腫痛、胸部膨満感、脇痛、下痢腹痛を主治する。消炎排膿薬、鎮咳去痰薬とみなされる処方に配剤される。
|63 = P200: 鎮咳、去痰。漢方では、強壮、排膿、去痰のために用いられる。
|64 = P39: 鎮咳、去痰、化膿性疾患薬とみなされる処方に配合される。漢方処方: 桔梗湯など
|65 = P112: 消炎、排膿、鎮咳、去痰薬。（中）止咳平喘薬。方剤: 桔梗湯、十味敗毒湯、荊芥連翹湯など
|66 = 記載なし
|67 = P74: 漢方処方用薬。去痰、排膿薬。
|68 = P84: 去痰薬として家庭薬などに用いるほか、多くの漢方処方に配合される。
|73 = P576: 去痰
|74 = P150: 去痰、鎮咳、消炎
}}