View source for CrudeDrug:Artemisiae capillaris Flos

==Picture==
{{CrudeDrug/AlpsPic|
|1= Artemisia Capillaris Flower (インチンコウ)
|2= 1. Japan Shikoku 四国 && 2. Japan Nagano 長野 <BR> 3. China Jiangsu 江蘇 && 4. China Zhejiang 浙江 <BR> 5. China Hubei 湖北 && 6. Japan Gunma 群馬
|3= rowspan=3& 7. China Heilongjiang 黒龍江 （全草） && colspan=2& 8. Korea 韓国 <BR> colspan=2& 9. China Shandong 山東 （黄花） <BR> 10. China Shandong 山東 （白花） && 11. China 中国 （綿茵陳） 
}}

{{CrudeDrug
|nameJ=インチンコウ
|nameC=茵陳蒿
|nameE=Artemisia Capillaris Flower
|speciesL=Artemisia capillaris Thunberg
|speciesJ=カワラヨモギ
|speciesC=河原蓬
|speciesE=Fragnant Wormwood
|speciesRemark=日本では花穂を指すが、中国では幼苗を指す。
|genusJ=ヨモギ属
|genusE=Artemisia
|familyJ=キク科
|familyE=Compositae
|partUsedJ=頭花
|propertyJ=本品は卵形～球形の長さ1.5～2mm、径約2mmの頭花を主とし、糸状の葉と花序軸からなる。頭花の外面は淡緑色～淡黄褐色、葉の外面は緑色～緑褐色、花序軸の外面は緑褐色～暗褐色を呈する。頭花をルーペ視するとき、総ほう片は3～4列に覆瓦状に並び、外片は卵形で鈍頭、内片は楕円形で外片より長く、長さ1.5mm、内片の中央部は竜骨状となり、周辺部は広く薄膜質となる。小花は筒状花で、頭花の周辺部のものは雌性花、中央部は両性花である。そう果は倒卵形で、長さ0.8mmである。質は軽い。
本品は特異な弱いにおいがあり、味はやや辛く、わずかに麻痺性である。
|constituentJ=カピラリシン、カピリン、6,7-ジメトキシクマリン、カピラルテミシンA、カピラルテミシンB、デオキシカピラルテミシン
|constituentE=capillarisin, capillin, 6,7-dimethoxycoumarin, capillartemisin A, capillartemisin B, deoxycapillartemisin
|testJ=TLC法：本品の粉末0.5gにメタノール10mLを加え、3分間振り混ぜた後、ろ過し、ろ液を試料溶液とする。この液につき、薄層クロマトグラフィーにより試験を行う。試料溶液5μLを薄層クロマトグラフィー用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする。次にアセトン／ヘキサン混液(1：1)を展開溶媒として約10cm展開した後、薄層板を風乾する。これに紫外線(主波長365nm)を照射するとき、Rf値0.5付近に青色の蛍光を発する主スポットを認める。
|pharmacopeiaJ=1450
|effectJ=利胆、利尿、消炎
|usageJ=口の渇きを止め、尿利を増し、胆汁の分泌を促す。肝炎、黄疸、腎炎、痛風、皮膚掻痒症、二日酔いなどに応用。
|links= sm-sun:syou-a/intinkou&&tsumura:intinko
|dryingLoss=12.0 %以下（6時間）
|ashContent=9.0% 以下
|AIA=2.0 %以下
}}

{{CrudeDrug/Text
|3 = 収載なし
|4 = 収載なし
|5 = 収載なし
|6 = 収載なし
|7 = 収載なし
|8 = 収載なし
|9 = 収載なし
|10 = 収載なし
|11 = 応用・適用の記載なし D-74
|12 = 応用・適応の記載なし D-75
|13 = 応用・適応の記載なし D-36
|14 = 応用・適応の記載なし D-37
|15 = 収載なし
|19 = 記載なし
|20 = 記載なし
|21 = 記載なし
|22 = 記載なし
|23 = 記載なし
|24 = 正P406: 黄疸を治する漢方唯一の聖薬にして、利尿、解熱作用をも具有す
|25 = P406: 茶剤とす。黄疸に用ふ。
|26 = 記載なし
|27 = 記載なし
|28 = 記載なし
|29 = 記載なし
|30 = 記載なし
|31 = 記載なし
|32 = 記載なし
|33 = 記載なし
|34 = 記載なし
|35 = P5: 消炎、利尿。利胆の効あり。黄疸の要薬とする。
|36 = P384: 消炎、利尿。大黄と配合して黄疸に用いる。
|37 = 記載なし
|38 = 記載なし
|39 = P238: 肝炎、黄疸に対し消炎利胆薬として各種漢方処方に配合。
|40 = P7: 消炎性利尿剤、流行性肝炎、カタル性黄疸に用いる。
|41 = 記載なし
|42 = P4: 消炎、利尿、利胆
|43 = P110: 漢方で消炎利胆、解熱、利尿を目標に黄疸、肝炎、胆嚢炎などに用いる。
|44 = 記載なし
|45 = P130: 利胆、消炎、利水、降圧剤。黄疸の要薬。
|46 = 記載なし
|47 = 記載なし
|48 = P216: 利胆、消炎利尿薬
|49 = 記載なし
|50 = P179: 利胆、抗肝炎、抗糸状菌薬。漢方では利水滲湿薬として主として黄疸症状用の薬に配合する。
|51 = P171: 漢方処方用薬(肝障害、黄疸)
|52 = P212: 黄疸。
|53 = P216: 利胆、消炎利尿薬
|54 = P101: 漢方で消炎利胆、解熱、利尿を目標に黄疸、肝炎、胆嚢炎などに用いる。
|55 = P276: 利胆、利尿を目的に茵?蒿湯などの漢方薬に配合。
|56 = P149: 利尿、利胆、解熱
|57 = P170: 漢方では、黄疸や肝臓・胆のうの症状改善を目的に用いられる。その他、歯周病や結膜炎に用いられる甘露飲がある。中国では、肝臓の治療にはほとんど綿茵?が配合される。民間療法では黄疸、じんま疹などに10?20 g使用する。
|58 = P3: 主として黄疸の治療や肝臓、胆嚢の症状改善を目的として配剤される。歯周病や結膜炎の治療の適用される甘露飲に配剤されるほか、民間薬として黄疸やじんま疹の治療に用いられている。配合処方: 茵?蒿湯、茵?五苓散、加味解毒湯。
|59 = P36: 消炎性利尿薬で、体内の炎症による熱を去り、黄疸を治し、小便不利に用いる。処方例: 茵?蒿湯、茵?五苓散
|60 = P53: 利胆、利尿に用いる。抗菌作用があり、民間ではゼニタムシ、シラクモなどに外用する。
|61 = P229: （略）黄疸、肝炎、蕁麻疹、浮腫の治療に用いる。
|62 = P279: もっぱら漢方薬に用い、清熱し湿邪を除き黄疸を治す薬能があるとされる。黄疸、小便不利、風疹などを主治する。胆汁分泌作用などを期待して漢方処方に配剤される。
|63 = P30 : 消炎、利胆、解熱、利尿、黄疸の治療や肝臓、胆嚢の症状改善
|64 = P30: 消炎、利胆、解熱、利尿作用があり、黄疸の治療に用いられる。漢方処方: 茵?蒿湯など
|65 = P104: 利胆、消炎性利尿　（中）利水滲湿薬。方剤: 茵?蒿湯、茵?五苓散
|66 = P338: 黄疸や肝臓・胆嚢の症状改善を目的に、茵?蒿湯や茵?五苓散などの漢方処方に配合されている。利胆作用、肝保護作用、抗炎症作用に関する報告がされている。　
|67 = P134: 利胆、消炎、利水、降圧薬。黄疸の要薬。
|68 = P25: もっぱら漢方に用いる
|73 = P576: 消炎、利胆、利尿
|74 = P150: 利胆、利尿
}}