Index:Vegetables
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==芽や葉を食べるもの== | ==芽や葉を食べるもの== |
Revision as of 01:06, 7 September 2009
General Index | Orders | Families | Image Links | Edibility |
Contents |
参考文献
以下の内容を参考にまとめてあります。
芽や葉を食べるもの
学名 (our page) |
科名 (our page) |
目名 | 和名 (野菜図鑑へ) |
原産 | 栽培 | 日本渡来 | 解説 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Cryptotaenia canadensis DC. subsp. japonica (Hassk.) Hand.-Mazz. | Apiaceae セリ科 |
Apiales | ミツバ(三つ葉) | 東アジア/北アメリカ | 江戸時代 | 17世紀末(江戸元禄年間) | 日本に自生しており、江戸時代になってから栽培化。日本と中国のみで栽培。栽培方法により、切りみつば、根みつば、糸みつばに分けられる。 |
Oenanthe javanica (Blume) DC. | Apiaceae セリ科 |
Apiales | セリ(芹) | ユーラシア/熱帯アフリカ | ? | 1000年以上前(平安時代)? | 『万葉集』、平安時代の『延喜式』にも記載。湿地に自生。栽培方法により、水ぜりと畑ぜりに分けられる。 |
Apium graveolens L. var. dulce (Mill.) Pers. | Apiaceae セリ科 |
Apiales | セルリー(オランダミツバ) | ? | 紀元前(古代ギリシャ・ローマ) | 江戸時代 | 当初は薬用植物。ギリシャ・ローマの時代の貨幣に、セルリーの葉の絵柄がある。加藤清正が大陸から持ち帰ったといわれ、「キヨマサニンジン」とよばれた。 |
Petroselinum crispum (Mill.) Nyman | Apiaceae セリ科 |
Apiales | パセリ(オランダ菜) | 地中海沿岸 | DC2000~2500(古代ギリシャ・ローマ) | 18世紀末(長崎・オランダ人) | 古代ギリシャでは、飼料。ローマ人は食用に栽培。9世紀にはフランスに伝わった。 |
Angelica decursiva (Miq.) Franch. et Sav. | Apiaceae セリ科 |
Apiales | ノダケ(土当帰・ツチダラ) | 日本 | - | 14世紀(室町時代) | 室町時代は薬用。江戸時代は贅沢品として幕府から規制された。 |
Angelica keiskei (Miq.) Koidz. | Apiaceae セリ科 |
Apiales | アシタバ(明日葉) | 中部地方から南の太平洋岸 | - | (江戸時代) | 暖かい地方で採れるもの程柔らかく香りも良く美味しい。生長の速さが特徴。 |
Aralia cordata Thunb. | Araliaceae ウコギ科 |
Apiales | ウド(野生種)(独活) | 東洋や日本各地の山野 | - | 自生 | 採取時期は4~5月で、新芽が出て丈が10~40cmの頃に採取。 |
Aralia elata (Miq.) Seem. | Araliaceae ウコギ科 |
Apiales | タラノメ | 日本 | - | 自生 | 寒い地方のものが美味とされる。ハウスものも多く出回っている。市場での最盛期は3月。 |
Petasites japonicus (Siebold et Zucc.) Maxim. | Asteraceae キク科 |
Asterales | フキノトウ(蕗の薹) | 日本/朝鮮半島/中国 | - | 自生 | 雪国で採れるものの方が、苦味が少なく、味も香りも良い。 |
Chrysanthemum coronarium L. | Asteraceae キク科 |
Asterales | シュンギク(菊菜・キクナ) | 地中海沿岸 | ?(中国) | 14世紀(室町時代) | 食用に栽培するのは日本や中国の東アジアだけ。江戸時代末期から各地で栽培。ヨーロッパでは菊の香りが食用として好まれないため、主に鑑賞用。 |
Lactuca sativa L. | Asteraceae キク科 |
Asterales | レタス(苣・チシャ) | 西アジア/地中海沿岸 | DC4500年頃(古代エジプト) | 8世紀(奈良時代) | 紀元前6世紀、ペルシャ王の食卓に上ったとされる。結球する玉レタス(玉チシャ)は、16世紀頃から。日本では昭和48年、野菜の予冷技術により全国出荷が可能になった。 |
Petasites japonicus (Siebold et Zucc.) Maxim. | Asteraceae キク科 |
Asterales | フキ(蕗) | 日本 | - | 9世紀?(平安時代) | 日本全国に野生種が自生。古くから薬用。野菜としては栽培は、日本のみ。冬に黄色い花を咲かせることから「冬黄(ふゆき)」⇒「フキ」となったといわれる。 |
Dendranthema grandiflorum (Ramat.) Kitam. | Asteraceae キク科 |
Asterales | 食用菊(甘菊・アマギク) | 中国 | 紀元前(中国) | 8世紀後半(奈良時代) | 当初は薬草として貴族社会が中心。菊酒等。一般に食用は江戸前期以降。 |
Eutrema wasabi Maxim. | Brassicaceae アブラナ科 |
Brassicales | キャベツ(甘藍・カンラン) | ヨーロッパ | DC2000~2500(古代ギリシャ・ローマ) | 18世紀初頭(江戸時代) | もともとキャベツは結球しないケールから作出した野菜。詳細はこちら。日本では当初、オランダ菜(葉牡丹)として観賞用だったが幕末から食用栽培。明治になって本格的栽培が始まり、昭和25年頃から消費が急増。 |
Brassica pekinensis (Lour.) Rupr. | Brassicaceae アブラナ科 |
Brassicales | ハクサイ(白菜) | 中国 | 7世紀頃(中国) | 19世紀末~20世紀(日清・日露戦争) | 日清・日露戦争に従軍した農村出身の兵士から広まる。明治8年東京博覧会で紹介。全国的な栽培は昭和から。 |
Brassica rapa L. var. perviridis L.H.Bailey | Brassicaceae アブラナ科 |
Brassicales | コマツナ(小松菜) | ? | ~300年前 | ? | 五代将軍綱吉が小松川村に鷹狩りに来た際、献上された。江戸庶民の貴重な冬野菜であり、栽培も消費も東京が第一位。最近は中国野菜とかけあわせたものが誕生。チンゲンサイ、ミズナ、ミブナ、ナバナ、カブ等は全てBrassica rapaという同種。 |
Allium fistulosum L. | Alliaceae ネギ科 |
Asparagales | ネギ(葱・ネギ゙) | シベリア/中国西部 | 紀元前(中国) | 5世紀(飛鳥時代) | 擬宝珠(ぎぼし)は「ネギボウズ」をかたどったもの。『日本書紀』にも登場。16世紀欧州へ。関東では白い部分を食べる根深ねぎ、関西では柔らかい緑の葉を食べる葉ねぎが主に栽培されていた。 |
Allium tuberosum Rottler ex Spreng. | Alliaceae ネギ科 |
Asparagales | ニラ(韮菜・ニラナ) | 東南アジア/中国南西部 | 3000年前(中国) | 9世紀(平安時代) | 『古事記』『日本書紀』にも登場。「加美良(カミラ)ミラ」は美味しいと云う意味の古語。ヨーロッパでは現在もほとんど栽培されていない。 |
Asparagus officinalis L. | Asparagaceae クサスギカズラ科 |
Asparagales | アスパラガス(オランダうど) | 南ヨーロッパ/ロシア南部 | 紀元前(古代ギリシャ・ローマ) | 18世紀後半(江戸中期) | 日本には江戸時代にオランダ人によって伝えられる。当初は観賞用。食用としての普及は、明治初期以降。 |
Spinacia oleracea L. | Amaranthaceae ヒユ科 |
Caryophyllales | ホウレンソウ(唐菜・カラナ) | 西アジア | 紀元前(ペルシャ⇒イラン) | 16世紀中頃(戦国時代) | 回教徒の聖地巡礼によって東西に広がった。ペルシャから伝わったので、菠蔆草。元禄時代の西鶴の小説に登場。 |
Corchorus olitorius L. | Malvaceae アオイ科 |
Malvales | モロヘイヤ(台湾ツナソ) | 中近東/アフリカ北部 | DC3000年(エジプト) | 1980年代(昭和) | 古くから貴重な緑野菜。元はムルキイヤといい、アラビア語で「王家の野菜」の意味。実は有毒(強心作用)だが、葉に毒素は無い。詳細は農業・食品産業技術総合研究機構の試験結果。 |
Zingiber mioga (Thunb.) Roscoe | Zingiberaceae ショウガ科 |
Zingiberales | ミョウガ(茗荷) | アジア東部 | ? | 1000年以上前(平安時代)? | 『魏志倭人伝』にミョウガの漢名があり、平安時代の『延喜式』にも記載。蕾を食用に用いる。 |
Persicaria hydropiper (L.) Spach | Polygonaceae タデ科 |
Caryophyllales | ヤナギタデ(蓼) | 北半球 | ? | (奈良時代?) | 蓼食う虫のタデとして有名。辛味を香辛料として用い『万葉集』にも詠まれている。変種の笹たで(葉たで)は鮎の塩焼きに欠かせないのでアユタデともいう。刺身のつまに用いる紅タデはヤナギタデの変種の幼芽。 |
Hosta montana F.Maek. | Agavaceae リュウゼツラン科 |
Liliales | ギボウシ(ウルイ) | 東アジア | - | 自生 | 日本海側の山地に自生。栽培されているスジギボウシは全国に分布。葉が開く前の巻いた若芽が食用。 |
Perilla frutescens (L.) Britton var. Acuta Kudo | Lamiaceae シソ科 |
Lamiales | シソ(紫蘇) | 地中海沿岸/中央アジア | ? | ~縄文時代後期 | 縄文時代の貝塚や遺跡からシソの種子が出土。花・芽・葉何れも食用。防腐作用があるため刺身に添えられる。 |
Zanthoxylum piperitum (L.) DC. | Rutaceae ミカン科 |
Sapindales | サンショウ(山椒) | 東アジア/北アメリカ | ? | ? | 『魏志倭人伝』や『古事記』にも「ハジカミ」として載っている。栽培は明治時代から。若芽(木の芽)、未熟果、乾燥させた実が用いられる。 |
Nicotiana tabacum L. | Solanaceae ナス科 |
Solanales | タバコ(煙草) | 南米 | 1492年(ヨーロッパ) | 慶長年間(1596-1615)(江戸時代初期) | アンデス山中の野生種が原種とされ、コロンブスが持ち帰った。煙草1本に含まれるニコチン量は優に子供の致死量を超え、劇薬。 |
裸子植物に属するもの
学名 (our page) |
科名 (our page) |
目名 | 和名 (野菜図鑑へ) |
原産 | 栽培 | 日本渡来 | 解説 |
---|
花や実を食べるもの
学名 (our page) |
科名 (our page) |
目名 | 和名 (野菜図鑑へ) |
原産 | 栽培 | 日本渡来 | 解説 |
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Brassica oleracea L. var. botrytis L. | Brassicaceae アブラナ科 |
Brassicales | カリフラワー(花キャベツ) | 地中海沿岸 | 15~16世紀(ヨーロッパ) | 19世紀末(明治初年) | ブロッコリーが突然変異によって白化。元はイタリア方面に野生していたクレティカ種。 |
Brassica oleracea L. var. italica Plenck | Brassicaceae アブラナ科 |
Brassicales | ブロッコリー(緑花野菜) | 地中海沿岸 | 15~16世紀(ヨーロッパ) | 20世紀初頭(明治時代) | 本格的に栽培が始まったのは第二次世界大戦後。1980年代に一般化。現在はアメリカ産の輸入ブロッコリーが多く出回る。 |
Capsicum annuum L. var. acuminatum | Solanaceae ナス科 |
Solanales | トウガラシ(唐辛子) | メキシコ | 1493年(ヨーロッパ) | 1542年(戦国時代) | 秀吉の朝鮮出兵で韓国に伝わったという説もある。世界三大香辛料(トウガラシ・コショウ・カラシ)の一つ。 |
Capsicum annuum L. var. grossum | Solanaceae ナス科 |
Solanales | ピーマン(甘とうがらし) | 熱帯アメリカ | 1493年(ヨーロッパ) | 19世紀末(明治時代初期) | 緑色ピーマンは未熟なもの、赤、橙、黄色は熟したもの。大戦後に定着。コロンブスが発見し持ち帰った。日本には16世紀に入り、江戸時代に普及。生物種としては唐辛子と同じ。 |
Solanum melongena L. | Solanaceae ナス科 |
Solanales | ナス(茄子) | インド東部地方 | 5世紀以前(東南アジア) | 8世紀以前(奈良時代) | 「正倉院方書」に献上されたという記載がある。日本でのもっとも古くからの野菜の一つ。欧州には13世紀に伝わったが普及せず。 |
Lycopersicon esculentum Mill. | Solanaceae ナス科 |
Solanales | トマト(小金瓜・蓄茄) | 中南米 | 1523年(ヨーロッパ) | 17世紀(江戸時代) | アンデス高地原産、メキシコを経てヨーロッパへ渡来。当初は観賞用。食用栽培は18世紀。フランスでは「愛のリンゴ」、イタリアでは「天国のリンゴ」とも呼ばれ、親しまれている。 |
Cucurbita pepo var. melopepo | Cucurbitaceae ウリ科 |
Cucurbitales | ズッキーニ | アメリカ南部/メキシコ北部 | 15世紀末(ヨーロッパ) | 1980年代(昭和時代) | ヨーロッパにおいては春先に最も早く出回る野菜として、珍重。ペポカボチャの仲間。 |
Cucurbita moschata (Duchesne ex Lam.) Duchesne ex Poir. | Cucurbitaceae ウリ科 |
Cucurbitales | カボチャ(南瓜) | 中央アメリカ/南アメリカ | 15世紀末(ヨーロッパ) | 1549年(安土桃山時代) | 中央アメリカ原産の東洋種と、南アメリカ原産の西洋種がある。日本にはカンボジアから渡来したことから、「カボチャ」の名に。西洋種は江戸末期に導入、現在9割を占める。 |
Momordica charantia L. | Cucurbitaceae ウリ科 |
Cucurbitales | ゴーヤー | 南アジア | 14~5世紀(明王朝→沖縄) | 15世紀初頭(沖縄) | 苦瓜またはsツルレイシとも呼ばれる。林羅山が記した多識篇(1612年)に栽培の記載がある。中国や東南アジアでは薬用種が存在。 |
Citrullus lanatus (Thunb.) Matsum. et Nakai | Cucurbitaceae ウリ科 |
Cucurbitales | スイカ(西瓜) | 南アフリカ/カラハリ砂漠 | 4000年前(古代エジプト) | 天正7年(1597)(江戸時代) | 4000年前にはエジプトで栽培され、当初は「種」を食用とした。ボツワナ共和国原産。カボチャと共に伝来。 |
Cucumis melo L. | Cucurbitaceae ウリ科 |
Cucurbitales | メロン | 北部及び東アフリカ/中近東 | 2000年前 | 17世紀(江戸時代) | 古代エジプトで既に栽培されていたもいわれる。日本では明治以降ヨーロッパ種が定着。大正末期、イギリスから導入された温室メロン「アールス・フェボリット」をもとに育成。アンデスメロンは「サカタの種」が昭和53年頃庄内で試作。 |
Cucumis sativus L. | Cucurbitaceae ウリ科 |
Cucurbitales | キュウリ(胡瓜・黄瓜) | インド/ヒマヤラ山麓 | 紀元前1000年頃(西アジア・インド) | 6世紀(飛鳥時代) | 古い書物には「下品の瓜」など、下級なものとして記されていた。切り口が徳川家の三つ葉葵の紋に似ていることから、武士は「畏れ多い」として武士は食べなかったともいわれる。 |
Abelmoschus esculentus (L.) Moench | Malvaceae アオイ科 |
Malvales | オクラ | 東北アフリカ | DC3000年(エジプト) | 19世紀(幕末) | 日本では五角形だが八角形や丸形もある。完熟実はコーヒー豆に代用される。アオイ科らしい黄色大輪の美しい花を咲かせる。 |
Zea mays L. | Poaceae イネ科 |
Poales | スイートコーン(玉蜀・トウモロコシ) | メキシコ/南アメリカ北部 | 1492年(ヨーロッパ) | 1579年(安土桃山時代) | 栽培はマヤ、アステカなど古代文明(DC3000年)。15世紀、コロンブスのアメリカ大陸到達以降、世界に広まった。トウモロコシは三大穀物の一つ。 |
豆類、種を食べるもの
学名 (our page) |
科名 (our page) |
目名 | 和名 (野菜図鑑へ) |
原産 | 栽培 | 日本渡来 | 解説 |
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Phaseolus vulgaris L. | Fabaceae マメ科 |
Fabales | インゲン(隠元・インゲンマメ) | メキシコ南部/中央アメリカ | 15世紀末(ヨーロッパ) | 17世紀(江戸時代) | 隠元禅師が日本に伝えた。当初は豆を食用、若鞘を食べる現在の品種は幕末に渡来。一年に3度も収穫可能なことから「サンドマメ」とも呼ばれる。 |
Pisum sativum L. | Fabaceae マメ科 |
Fabales | エンドウマメ(豌豆) | 中央アジア/中近東地域 | DC3000年?(ギリシャ時代) | 10世紀(平安時代) | ツタンカーメン王王陵の発掘時に、副葬品の中から発見された。日本には当初「穀物」として伝わる。野菜として食用は江戸時代。普及は明治時代。 |
Glycine max (L.) Merr. subsp. Max | Fabaceae マメ科 |
Fabales | エダマメ(枝豆) | 中国 | ? | 17世紀頃(江戸時代) | 穀物用(大豆)は東アジア原産。日本には9世紀頃。中国でDC2000年から栽培。江戸時代には枝豆が出回り、陰暦9月13日の月は「豆名月」と呼ばれた。 |
Vigna unguiculata (L.) Walp. | Fabaceae マメ科 |
Fabales | ササゲ(大角豆) | 熱帯アフリカ | ? | 18世紀(江戸時代) | インゲンより暑い季節に実ができる。若い実が弓なりに反り返る様子が「捧げ持つ」。 |
Vicia faba L. | Fabaceae マメ科 |
Fabales | ソラマメ(空豆) | 中央アジア/地中海沿岸 | DC3000年(古代エジプト) | 18世紀?(江戸中期?) | 約70%が中国において生産。豆板醤は、中国四川地方産で造られる。蚕豆とも。豆の鞘が空へ向かって育つことから「ソラマメ」の名に。 |
Arachis hypogaea L. | Fabaceae マメ科 |
Fabales | ラッカセイ(落花生) | 南米(ボリビア) | 紀元前850年(ペルー) | 1703年(江戸時代) | 16世紀に欧州、アフリカへ。18世紀アジア。日本へは中国から伝来。南京豆、唐人豆。 |
果物と呼ばれるもの
学名 (our page) |
科名 (our page) |
目名 | 和名 (野菜図鑑へ) |
原産 | 栽培 | 日本渡来 | 解説 |
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Fragaria x ananassa Duchesne | Rosaceae バラ科 |
Rosales | イチゴ(苺) | 南米産チリ種と北米産/バージニア種との配合 | 18世紀(オランダ) | 19世紀?(江戸時代) | 野生のキイチゴとは別種。栽培種のルーツはオランダで南アメリカ原産のチリ種に北アメリカ原産のバージニア種を交配したもの。日本にはオランダから長崎に伝来、オランダイチゴと呼ばれた。 |
Citrus unshiu (Swingle) S.Marcov. | Rutaceae ミカン科 |
Sapindales | ミカン(蜜柑) | インド東部(アッサム地方) | ? | 400~500年前(奈良時代) | 江戸時代「紀州ミカン」。温州ミカンは、中国原産種の特別変異種で、いわば日本原産。 |
Malus pumila Mill. | Rosaceae バラ科 |
Rosales | リンゴ(林檎) | コーカサス地方/西アジア | 8000年以上(トルコ) | 9世紀(平安時代) | 冷帯の代表的果樹。明治以降に外国種が入り、青森で栽培成功。 |
Diospyros kaki | Ebenaceae カキノキ科 |
Ericales | カキ(柿) | 東アジア | 16世紀(ポルトガル) | 3000年前(縄文時代) | 大型の柿は奈良時代に中国から伝わる。日本から欧州へ伝わった。 |
Vitis vinifera | Vitaceae ブドウ科 |
Vitales | ブドウ(葡萄) | カスピ海・コーカサス北部/アメリカ東部 | 8000~9000年前(シュメール人) | 1186年(文治2年)(鎌倉時代) | 山梨(勝沼)で「甲州ブドウ」栽培。江戸時代、京都、大阪にも拡大。 |
Musa x paradisiaca L. | Musaceae バショウ科 |
Zingiberales | バナナ | 東南アジア/アフリカ/ニューギニア | 5000年前? | 20世紀初頭(明治時代末) | アフリカでは地下茎からデンプンを採る。日本に台湾から伝わった。「茎」は葉の基部(疑茎)。 |
Ananas comosus (L.) Merr. | Bromeliaceae パイナップル科 |
Poales | パイナップル | 熱帯アメリカ(ブラジル) | 15世紀末(ヨーロッパ) | 1845年?頃(江戸時代末期) | もともとサボテンの仲間で耐乾性の強い植物。沖縄、石垣島で栽培開始。 |
Citrus limon (L.) Osbeck | Rutaceae ミカン科 |
Sapindales | レモン(檸檬) | インド東部/ヒマラヤ | 15世紀(イタリア・ゼノア) | 19世紀(明治8、9年) | アメリカ、イタリア、スペイン、オーストラリアなどが主産地。栽培適地では年に3回も開花。 |
Malpighia glabra L. | Malpighiaceae キントラノオ科 |
Malpighiales | アセロラ | 熱帯アメリカ/西インド諸島 | ? | ? | 開花から果実が成熟するまで、約1ケ月。同じ木から、果実を1年に何回も収穫可。 |
Theobroma cacao L. | Malvaceae アオギリ科 |
Malvales | カカオ | 中米/南米(アステカ) | 西暦600年頃(マヤ) | 18世紀後半(江戸時代) | 1494年スペイン王にコロンブスが献上。しかし、1528年コルテスが伝えて栽培開始。 |
Persea americana | Lauraceae クスノキ科 |
Laurales | アボカド(ワニナシ) | 中央アメリカ~メキシコ | 紀元前(7800年前) | ? | 脂肪が多く(20%)、「森のバター」ともいわれる。15世紀にスペイン人が持ち帰った。 |
Mangifera indica L. | Anacardiaceae ウルシ科 |
Sapindales | マンゴー | インド(アッサム地方) | 紀元前2000年 | 19世紀末(明治時代前半) | 16世紀頃オランダ人により、東南アジア、台湾に伝わる。沖縄での本格栽培は昭和60年頃。 |
Passiflora edulis Sims | Passifloraceae トケイソウ科 |
Malpighiales | パッションフルーツ(果物時計草) | ペルー/ブラジル南部 | ? | 1723年(江戸時代) | 酎寒性があり、栽培が安易。花が時計の文字盤に使われたことからトケイソウとなった。 |
Psidium guajava L. | Myrtaceae フトモモ科 |
Myrtales | グァバ(バンジロウ) | 熱帯アメリカ | ? | ? | バラの香水のように甘い香りの果物。ビタミンCが豊富。葉には、糖尿に効果が期待。 |