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{{Vegetable/Shonai/Table|
 
{{Vegetable/Shonai/Table|
&&Brassica rapa&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/kab/kab.htm カブ](蕪)&&アブラナ科&&中央アジア,ヨーロッパ西南部&&紀元前(ヨーロッパ)&&693年(持統天皇の時代)&&東日本はヨーロッパ型(朝鮮)。西日本にはアジア型(中国)。「日本書紀」で栽培奨励。ヨーロッパでは飼料用に多く栽培。
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&&Brassica rapa&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/kab/kab.htm カブ](蕪)&&アブラナ科&&中央アジア/ヨーロッパ西南部&&紀元前(ヨーロッパ)&&693年(持統天皇の時代)&&東日本はヨーロッパ型(朝鮮)。西日本にはアジア型(中国)。「日本書紀」で栽培奨励。ヨーロッパでは飼料用に多く栽培。
&&Raphanus sativus&&ダイコン(大根)&&アブラナ科&&地中海沿岸,中央アジア&&DC3000年(古代エジプト)&&4世紀(古墳時代)&&春の七草の一つの「すずしろ」。ダイコンには、室町時代以降。冷害に強い。
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&&Raphanus sativus&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/radish/radish.htm ダイコン](大根)&&アブラナ科&&地中海沿岸,中央アジア&&DC3000年(古代エジプト)&&4世紀(古墳時代)&&「日本書紀」に「於朋泥(おほね)」として記載。江戸時代には「ダイコン」とよばれるようになった。春の七草の一つの「すずしろ」。冷害に強い。
&&Daucus carota&&ニンジン(人参)&&セリ科&&アフガニスタン&&2000年前(アジア)&&17世紀(戦国~江戸時代初期)&&アジア型(今では金時ニンジンのみ)とヨーロッパ型(江戸後期・フランス)がある。
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&&Daucus carota&&[http://alic.vegenet.jp/panfu//carrot/carrot.htm ニンジン](人参)&&セリ科&&アフガニスタン&&2000年前(アジア)&&17世紀(戦国~江戸時代初期)&&アジア型(今では金時ニンジンのみ)とヨーロッパ型(江戸後期・フランス)がある。化合物「カロテン」の名は、英語の「キャロット」に由来。
&&Arctium lappa&&ゴボウ(牛蒡)&&キク科&&ユーラシア大陸北部&&&&8世紀(平安時代)&&ゴボウを食用としているのは、日本のみ。中国では薬用。解毒、解熱、鎮咳。
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&&Arctium lappa&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/gobou/gobou.htm ゴボウ](牛蒡)&&キク科&&ユーラシア大陸北部&&-&&8世紀(平安時代)&&中国から薬草として渡来。ゴボウを食用としているのは、日本のみ。中国では薬用。解毒、解熱、鎮咳。
&&Ipomoea batatas&&サツマイモ(薩摩芋)&&ヒルガオ科&&中央アメリカ&&1492年(ヨーロッパ)&&1615年?(江戸時代)&&三浦按針説もあるが、数年早く琉球から薩摩経由。青木昆陽。紀元前3000年以上前から中央アメリカでは栽培。
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&&Ipomoea batatas&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/sweetpotato/swetpotato.htm サツマイモ](薩摩芋)&&ヒルガオ科&&中央アメリカ&&1492年(ヨーロッパ)&&1615年?(江戸時代)&&三浦按針説もあるが、数年早く琉球から薩摩経由。青木昆陽。紀元前3000年以上前から中央アメリカでは栽培。
&&Colocasia esculenta&&サトイモ(里芋)&&サトイモ科&&マレー半島&&紀元前(中国)&&(弥生時代?)&&サトイモは稲作以前の主食と推定。山芋(自然薯・ジネンジョ)に対する名前。
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&&Colocasia esculenta&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/taro/taro.htm サトイモ](里芋)&&サトイモ科&&インド東部/インドシナ半島&&紀元前(中国)&&~縄文時代後期&&サトイモは稲作以前の主食と推定。山芋(自然薯・ジネンジョ)に対する名前。南方で利用されているタロイモも近縁種。
&&Solanum tuberosum L.&&ジャガイモ(馬鈴薯)&&ナス科&&南アメリカ&&1492年(ヨーロッパ)&&16世紀(戦国・安土桃山時代)&&アンデス山脈チチカカ湖周辺地域で5世紀頃から先住民の主食として栽培。
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&&Solanum tuberosum L.&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/potato/potato.htm ジャガイモ](馬鈴薯)&&ナス科&&南アメリカ&&1492年(ヨーロッパ)&&16世紀(慶長年間)&&アンデス山脈チチカカ湖周辺地域で5世紀頃から先住民の主食として栽培。「男爵いも」の「男爵」は実在の人物・川田竜吉男爵を指す。
&&Zingiber officinale (Willd.) Roscoe&&ショウガ(生姜)&&ショウガ科&&熱帯アジア&&紀元前(中国)&&3世紀(古墳時代)&&香辛料の一つとして世界中で利用。前漢『史記』。別名「はじかみ」。
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&&Zingiber officinale (Willd.) Roscoe&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/ginjer/ginjer.htm ショウガ](生姜)&&ショウガ科&&熱帯アジア&&紀元前(中国)&&3世紀(古墳時代)&&香辛料の一つとして世界中で利用。前漢『史記』。別名「はじかみ」。栽培・収穫方法により、根しょうが、葉しょうが、軟化しょうがに分けられる。
&&Nelumbo nucifera Gaertn.&&レンコン(蓮根)&&ハス科&&中国/エジプト&&紀元前3000年(インド)&&2000年以上前(縄文時代)&&栽培は仏教伝来の頃。本格的な栽培は明治時代以降。
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&&Nelumbo nucifera Gaertn.&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/renkon/renkon.htm レンコン](蓮根)&&ハス科&&中国/エジプト&&紀元前3000年(インド)&&2000年以上前(縄文時代)&&日本での栽培は仏教伝来の頃。はじめは鑑賞用だった。食用品種は鎌倉時代以降、僧道元らにより中国から導入。本格的な栽培は明治時代以降。
&&Allium cepa L.&&タマネギ(玉葱)&&ネギ科&&中央アジア&&紀元前(エジプト/ヨーロッパ)&&19世紀末(明治時代以降)&&ダイコン、キャベツとともにベスト3の収穫量。
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&&Allium cepa L.&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/onion/onion.htm タマネギ](玉葱)&&ネギ科&&中央アジア/地中海沿岸&&紀元前(エジプト/ヨーロッパ)&&19世紀末(明治時代以降)&&旧約聖書や千夜一夜物語に食べたり精力剤にする話がある。ヨーロッパ一帯に広まったのは、16世紀から。ダイコン、キャベツとともにベスト3の収穫量。
&&Allium sativum L.&&ニンニク(蒜苔・茎ニンニク)&&ネギ科&&中央アジア&&DC4000?(古代エジプト)&&7世紀末?(奈良時代)&&『日本書紀』『源氏物語』にも登場。しかし薬用が主。一般に普及したのは、大戦後。
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&&Allium sativum L.&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/garlic/garlic.htm ニンニク](蒜苔・茎ニンニク)&&ネギ科&&中央アジア&&紀元前3200年頃(古代エジプト)&&7世紀末?(奈良時代)&&日本では少なくとも1000年以上前から薬用として栽培。『日本書紀』『源氏物語』にも登場。しかし一般に普及したのは、大戦後。
&&Allium chinense G.Don&&ラッキョウ(辣韮)&&ネギ科&&中国&&紀元前(古代中国)&&9~10世紀頃(平安時代)?&&当初は薬用。野菜として普及したのは、江戸時代。中国古代の「山海経」にも記述。
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&&Allium chinense G.Don&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/rakyou/rakyou.htm ラッキョウ](辣韮)&&ネギ科&&中国&&紀元前(古代中国)&&9~10世紀頃(平安時代)?&&当初は薬用。野菜として普及したのは、江戸時代。中国古代の「山海経」にも記述。中国では漬物の他、生食され、台湾では煮ものにも用いられる。
&&Lilium lancifolium&&ユリネ(百合根)&&ユリ科&&中国/朝鮮半島/日本&&?&&17世紀以降(江戸時代)&&食用としての主流は、コオニユリ。関西地方で消費が多い。日本では18種が自主。
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&&Lilium lancifolium&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/dentou/dentou.htm ユリネ](百合根)&&ユリ科&&中国/朝鮮半島/日本&&?&&17世紀以降(江戸時代)&&食用としての主流は、コオニユリ。北海道産がほとんどで、関西地方で消費が多い。日本では18種が自生しており、野生のものも利用される。
 
&&Capsicum annuum L. var. acuminatum&&トウガラシ(唐辛子)&&ナス科&&メキシコ&&1493年(ヨーロッパ)&&1542年(戦国時代)&&秀吉の朝鮮出兵で韓国に伝わったという説もある。世界三大香辛料(トウガラシ・コショウ・カラシ)の一つ。
 
&&Capsicum annuum L. var. acuminatum&&トウガラシ(唐辛子)&&ナス科&&メキシコ&&1493年(ヨーロッパ)&&1542年(戦国時代)&&秀吉の朝鮮出兵で韓国に伝わったという説もある。世界三大香辛料(トウガラシ・コショウ・カラシ)の一つ。
&&Perilla frutescens (L.) Britton var. Acuta Kudo&&シソ(紫蘇)&&シソ科&&地中海沿岸/中央アジア&&?&&?(平安時代以前)&&縄文時代の貝塚や遺跡からシソの種子が出土。花・芽・葉何れも食用。
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&&Perilla frutescens (L.) Britton var. Acuta Kudo&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/kousin/kousin.htm シソ](紫蘇)&&シソ科&&地中海沿岸/中央アジア&&?&&~縄文時代後期&&縄文時代の貝塚や遺跡からシソの種子が出土。花・芽・葉何れも食用。防腐作用があるため、刺身に添えられることが多い。
&&Zanthoxylum piperitum (L.) DC.&&サンショウ(山椒)&&ミカン科&&東アジア/北アメリカ&&?&&?&&『魏志倭人伝』や『古事記』にも「ハジカミ」として載っている。栽培は明治時代から。
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&&Zanthoxylum piperitum (L.) DC.&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/kousin/kousin.htm サンショウ](山椒)&&ミカン科&&東アジア/北アメリカ&&?&&?&&『魏志倭人伝』や『古事記』にも「ハジカミ」として載っている。栽培は明治時代から。若芽(木の芽)、未熟果、乾燥させた実が用いられる。
&&Cryptotaenia canadensis DC.  subsp. japonica (Hassk.) Hand.-Mazz.&&ミツバ(三つ葉)&&セリ科&&東アジア/北アメリカ&&&&17世紀末(江戸元禄年間)&&日本と中国のみで栽培。
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&&Cryptotaenia canadensis DC.  subsp. japonica (Hassk.) Hand.-Mazz.&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/mituba/mituba.htm ミツバ](三つ葉)&&セリ科&&東アジア/北アメリカ&&江戸時代&&17世紀末(江戸元禄年間)&&日本に自生しており、江戸時代になってから栽培化。日本と中国のみで栽培。栽培方法により、切りみつば、根みつば、糸みつばに分けられる。
&&Oenanthe javanica (Blume) DC.&&セリ(芹)&&セリ科&&ユーラシア/熱帯アフリカ&&?&&1000年以上前(平安時代)?&&『万葉集』、平安時代の『延喜式』にも記載。
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&&Oenanthe javanica (Blume) DC.&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/kousin/kousin.htm セリ](芹)&&セリ科&&ユーラシア/熱帯アフリカ&&?&&1000年以上前(平安時代)?&&『万葉集』、平安時代の『延喜式』にも記載。湿地に自生。栽培方法により、水ぜりと畑ぜりに分けられる。
&&Zingiber mioga (Thunb.) Roscoe&&ミョウガ(茗荷)&&ショウガ科&&アジア東部&&?&&1000年以上前(平安時代)?&&『魏志倭人伝』にミョウガの漢名、平安時代の『延喜式』にも記載。
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&&Zingiber mioga (Thunb.) Roscoe&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/kousin/kousin.htm ミョウガ](茗荷)&&ショウガ科&&アジア東部&&?&&1000年以上前(平安時代)?&&『魏志倭人伝』にミョウガの漢名があり、平安時代の『延喜式』にも記載。蕾を食用に用いる。
&&Persicaria hydropiper (L.) Spach&&タデ(蓼)&&タデ科&&北半球&&?&&(奈良時代?)&&『万葉集』にも詠まれている。
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&&Persicaria hydropiper (L.) Spach&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/kousin/kousin.htm タデ](蓼)&&タデ科&&北半球&&?&&(奈良時代?)&&『万葉集』にも詠まれている。変種の笹たで(葉たで)は鮎の塩焼きに欠かせないので、「あゆたで」ともいう。紅たではやなぎたでの変種の幼芽。
&&Eutrema japonicum (Miq.) Koidz.&&ワサビ(山葵)&&アブラナ科&&日本&&-&&12世紀(鎌倉時代)&&918年の『本草和名』にも登場。日本独自の野菜。12世紀以降、遠江国:静岡県で栽培。
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&&Eutrema japonicum (Miq.) Koidz.&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/kousin/kousin.htm ワサビ](山葵)&&アブラナ科&&日本&&-&&12世紀(鎌倉時代)&&918年の『本草和名』にも登場。日本独自の野菜。12世紀以降、遠江国:静岡県で栽培。
 
&&Angelica keiskei (Miq.) Koidz.&&アシタバ(明日葉)&&セリ科&&中部地方から南の太平洋岸&&-&&(江戸時代)&&暖かい地方で採れるもの程柔らかく香りも良く美味しい。生長の速さが特徴。
 
&&Angelica keiskei (Miq.) Koidz.&&アシタバ(明日葉)&&セリ科&&中部地方から南の太平洋岸&&-&&(江戸時代)&&暖かい地方で採れるもの程柔らかく香りも良く美味しい。生長の速さが特徴。
&&Aralia cordata Thunb.&&ウド(野生種)(独活)&&ウコギ科&&東洋や日本各地の山野&&-&&&&採取時期は4~5月で、新芽が出て丈が10~40cmの頃に採取。
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&&Aralia cordata Thunb.&&ウド(野生種)(独活)&&ウコギ科&&東洋や日本各地の山野&&-&&自生&&採取時期は4~5月で、新芽が出て丈が10~40cmの頃に採取。
&&Aralia elata (Miq.) Seem.&&タラノメ&&ウコギ科&&日本&&-&&&&寒い地方のものが美味とされる。ハウスものも多く出回っている。
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&&Aralia elata (Miq.) Seem.&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/sansai/sansai.htm タラノメ]&&ウコギ科&&日本&&-&&自生&&寒い地方のものが美味とされる。ハウスものも多く出回っている。市場での最盛期は3月。
&&Erythronium japonicum Decne.&&カタクリ&&ユリ科&&日本/朝鮮半島&&-&&&&万葉の時代からカタカゴの花として詩歌に謳われ、親しまれてきた。
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&&Erythronium japonicum Decne.&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/sansai/sansai.htm カタクリ]&&ユリ科&&日本/朝鮮半島&&-&&自生&&万葉の時代からカタカゴの花として詩歌に謳われ、親しまれてきた。花と葉と鱗茎を食用に用いる。
&&Hosta montana F.Maek.&&ギボウシ(ウルイ)&&リュウゼツラン科&&東アジア&&-&&&&日本海側の山地に自生。栽培されているスジギボウシは全国に分布。
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&&Hosta montana F.Maek.&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/sansai/sansai.htm ギボウシ](ウルイ)&&リュウゼツラン科&&東アジア&&-&&自生&&日本海側の山地に自生。栽培されているスジギボウシは全国に分布。葉が開く前の巻いた若芽が食用。
&&Matteuccia struthiopteris (L.) Tod.&&クサソテツ(コゴミ)&&イワデンダ科&&欧州/アジア東部/北アメリカ&&-&&&&巻いた若芽全体が食用。山形などでは、早出しのために栽培。
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&&Matteuccia struthiopteris (L.) Tod.&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/sansai/sansai.htm クサソテツ](コゴミ)&&イワデンダ科&&欧州/アジア東部/北アメリカ&&-&&自生&&シダ類。巻いた若芽全体が食用。山形などでは、早出しのために栽培。
&&Osmunda japonica Thunb. f. divisa (Makino) Tagawa&&ゼンマイ(薇)&&ゼンマイ科&&日本/朝鮮半島/台湾/ヒマラヤ&&-&&&&アク抜きや乾燥に手間がかかるため、市販品の80%以上は中国からの輸入品。
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&&Osmunda japonica Thunb. f. divisa (Makino) Tagawa&&ゼンマイ(薇)&&ゼンマイ科&&日本/朝鮮半島/台湾/ヒマラヤ&&-&&自生&&シダ類。アク抜きや乾燥に手間がかかるため、市販品の80%以上は中国からの輸入品。
&&Pteridium aquilinum (L.) Kuhn  var. japonicum Nakai&&ワラビ(蕨)&&コバノイシカグマ科&&温帯から熱帯&&-&&?&&各地の日当たりの良い草地や土手に生育。露地栽培やハウス物もある。
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&&Pteridium aquilinum (L.) Kuhn  var. japonicum Nakai&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/sansai/sansai.htm ワラビ](蕨)&&シダ類。日本では万葉の時代から山菜として親しまれる。各地の日当たりの良い草地や土手に生育。露地栽培やハウス物もある。
&&Petasites japonicus (Siebold et Zucc.) Maxim.&&フキノトウ(蕗の薹)&&キク科&&日本/朝鮮半島/中国&&-&&&&雪国で採れるものの方が、苦味が少なく、味も香りも良い。
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&&Petasites japonicus (Siebold et Zucc.) Maxim.&&フキノトウ(蕗の薹)&&キク科&&日本/朝鮮半島/中国&&-&&自生&&雪国で採れるものの方が、苦味が少なく、味も香りも良い。
&&Eutrema wasabi Maxim.&&キャベツ(甘藍・カンラン)&&アブラナ科&&ヨーロッパ&&DC2000~2500(古代ギリシャ・ローマ)&&18世紀初頭(江戸時代)&&当初はオランダ菜(葉ボタン)として観賞用だった。幕末から食用に栽培。
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&&Eutrema wasabi Maxim.&&[http://alic.vegenet.jp/panfu//cabbage/cabbage.html キャベツ](甘藍・カンラン)&&アブラナ科&&ヨーロッパ&&DC2000~2500(古代ギリシャ・ローマ)&&18世紀初頭(江戸時代)&&日本では、当初はオランダ菜(葉ボタン)として観賞用だった。幕末から食用に栽培。明治になって本格的な栽培が始まり、昭和25年頃から消費が急増。
&&Chrysanthemum coronarium L.&&シュンギク(菊菜・キクナ)&&キク科&&地中海沿岸&&?(中国)&&14世紀(室町時代)&&食用に栽培するのは日本や中国の東アジアだけ。江戸時代末期から各地で栽培。
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&&Chrysanthemum coronarium L.&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/syungiku/syungiku.htm シュンギク](菊菜・キクナ)&&キク科&&地中海沿岸&&?(中国)&&食用に栽培するのは日本や中国の東アジアだけ。江戸時代末期から各地で栽培。ヨーロッパでは菊の香りが食用として好まれないため、主に鑑賞用。
&&Brassica pekinensis (Lour.) Rupr.&&ハクサイ(白菜)&&アブラナ科&&中国&&7世紀頃(中国)&&19世紀末~20世紀(日清・日露戦争)&&カブとツケナが交雑?明治8年東京博覧会で紹介。全国的な栽培は昭和から。
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&&Brassica pekinensis (Lour.) Rupr.&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/hakusai/hakusai.htm ハクサイ](白菜)&&アブラナ科&&中国&&7世紀頃(中国)&&19世紀末~20世紀(日清・日露戦争)&&日清・日露戦争に従軍した農村出身の兵士から広まる。明治8年東京博覧会で紹介。全国的な栽培は昭和から。
&&Allium fistulosum L.&&ネギ(葱・ネギ゙)&&ネギ科&&シベリア/中国西部&&紀元前(中国)&&5世紀(飛鳥時代)&&擬宝珠(ぎぼし)は’ネギボウズ’をかたどったもの。『日本書紀』にも登場。16世紀欧州へ。
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&&Allium fistulosum L.&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/negi/negi.htm ネギ](葱・ネギ゙)&&ネギ科&&シベリア/中国西部&&紀元前(中国)&&5世紀(飛鳥時代)&&擬宝珠(ぎぼし)は「ネギボウズ」をかたどったもの。『日本書紀』にも登場。16世紀欧州へ。関東では白い部分を食べる根深ねぎ、関西では柔らかい緑の葉を食べる葉ねぎが主に栽培されていた。
&&Allium tuberosum Rottler ex Spreng.&&ニラ(韮菜・ニラナ)&&ネギ科&&東南アジア/中国南西部&&3000年前(中国)&&9世紀(平安時代)&&『古事記』『日本書紀』にも登場。加美良(カミラ)ミラ←美味しいと云う意味の古語。
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&&Allium tuberosum Rottler ex Spreng.&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/nira/nira.htm ニラ](韮菜・ニラナ)&&ネギ科&&東南アジア/中国南西部&&3000年前(中国)&&9世紀(平安時代)&&『古事記』『日本書紀』にも登場。「加美良(カミラ)ミラ」は美味しいと云う意味の古語。ヨーロッパでは現在もほとんど栽培されていない。
&&Lactuca sativa L.&&レタス(苣・チシャ)&&キク科&&西アジア/地中海沿岸&&DC4500年頃(古代エジプト)&&8世紀(奈良時代)&&結球する玉レタス(玉チシャ)は、16世紀頃から。7世紀⇒中国。1960年代から広く普及。
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&&Lactuca sativa L.&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/letuce/letuce.htm レタス](苣・チシャ)&&キク科&&西アジア/地中海沿岸&&DC4500年頃(古代エジプト)&&8世紀(奈良時代)&&紀元前6世紀、ペルシャ王の食卓に上ったとされる。結球する玉レタス(玉チシャ)は、16世紀頃から。日本では昭和48年、野菜の予冷技術により全国出荷が可能になった。
&&Spinacia oleracea L.&&ホウレンソウ(唐菜・カラナ)&&ヒユ科&&西アジア&&紀元前(ペルシャ⇒イラン)&&16世紀中頃(戦国時代)&&回教徒の聖地巡礼によって東西に広がった。ペルシャから伝わったので、菠蔆草。
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&&Spinacia oleracea L.&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/spinach/spinach.htm ホウレンソウ](唐菜・カラナ)&&ヒユ科&&西アジア&&紀元前(ペルシャ⇒イラン)&&16世紀中頃(戦国時代)&&回教徒の聖地巡礼によって東西に広がった。ペルシャから伝わったので、菠蔆草。元禄時代の西鶴の小説に登場。
 
&&Petroselinum crispum (Mill.) Nyman&&パセリ(オランダ菜)&&セリ科&&地中海沿岸&&DC2000~2500(古代ギリシャ・ローマ)&&18世紀末(長崎・オランダ人)&&古代ギリシャでは、飼料。ローマ人は食用に栽培。9世紀にはフランスに伝わった。
 
&&Petroselinum crispum (Mill.) Nyman&&パセリ(オランダ菜)&&セリ科&&地中海沿岸&&DC2000~2500(古代ギリシャ・ローマ)&&18世紀末(長崎・オランダ人)&&古代ギリシャでは、飼料。ローマ人は食用に栽培。9世紀にはフランスに伝わった。
&&Corchorus olitorius L.&&モロヘイヤ(台湾ツナソ)&&シナノキ科&&中近東/アフリカ北部&&DC3000年(エジプト)&&1980年代(昭和)&&古くから貴重な緑野菜。元はムルキイヤ←アラビア語で「王家の野菜」と云う意味。
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&&Corchorus olitorius L.&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/newvege/newvege.htm モロヘイヤ](台湾ツナソ)&&アオイ科&&中近東/アフリカ北部&&DC3000年(エジプト)&&1980年代(昭和)&&古くから貴重な緑野菜。元はムルキイヤといい、アラビア語で「王家の野菜」の意味。
&&Asparagus officinalis L.&&アスパラガス(オランダうど)&&クサスギカズラ科&&南ヨーロッパ/ロシア南部&&紀元前(古代ギリシャ・ローマ)&&18世紀後半(江戸中期)&&当初は観賞用。食用としての普及は、明治初期以降。ローマ時代には農園栽培。
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&&Asparagus officinalis L.&&[http://alic.vegenet.jp/panfu//asparagusu/asparagusu.html アスパラガス](オランダうど)&&クサスギカズラ科&&南ヨーロッパ/ロシア南部&&紀元前(古代ギリシャ・ローマ)&&18世紀後半(江戸中期)&&日本には江戸時代にオランダ人によって伝えられる。当初は観賞用。食用としての普及は、明治初期以降。
&&Phyllostachys heterocycla (Carriere) Matsum.&&タケノコ(筍)&&イネ科&&ヨーロッパ/西南アジア&&3世紀前半?(中国)&&18世紀(江戸中期)&&モウソウチクで、中国江南地方原産。薩摩藩主の島津吉貴が植えた?
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&&Phyllostachys heterocycla (Carriere) Matsum.&&タケノコ(筍)&&イネ科&&ヨーロッパ/西南アジア&&3世紀前半?(中国)&&18世紀(江戸中期)&&モウソウチクは中国江南地方原産。薩摩藩主の島津吉貴が植えたとの説あり。
&&Angelica decursiva (Miq.) Franch. et Sav.&&ウド(土当帰・ツチダラ)&&セリ科&&日本&&-&&14世紀(室町時代)&&室町時代は薬用。江戸時代は’贅沢品’として幕府から規制された。
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&&Angelica decursiva (Miq.) Franch. et Sav.&&ウド(土当帰・ツチダラ)&&セリ科&&日本&&-&&14世紀(室町時代)&&室町時代は薬用。江戸時代は贅沢品として幕府から規制された。
&&Petasites japonicus (Siebold et Zucc.) Maxim.&&フキ(蕗)&&キク科&&日本&&-&&9世紀?(平安時代)&&古くから薬用。野菜としては栽培は、日本のみ。冬に黄色い花⇒冬黄(ふゆき)
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&&Dendranthema grandiflorum (Ramat.) Kitam.&&食用菊(甘菊・アマギク)&&キク科&&中国&&紀元前(中国)&&8世紀後半(奈良時代)&&当初は薬草として貴族社会が中心。菊酒等。一般に食用は江戸前期以降。
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&&Petasites japonicus (Siebold et Zucc.) Maxim.&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/fuki/fuki.htm フキ](蕗)&&キク科&&日本&&-&&9世紀?(平安時代)&&日本全国に野生種が自生。古くから薬用。野菜としては栽培は、日本のみ。冬に黄色い花を咲かせることから「冬黄(ふゆき)」⇒「フキ」となったといわれる。
&&Brassica oleracea L. var. botrytis L.&&カリフラワー(花キャベツ)&&アブラナ科&&地中海沿岸&&15~16世紀(ヨーロッパ)&&19世紀末(明治初年)&&ブロッコリーが突然変異によって白化。元はイタリア方面に野生していたクレティカ種。
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&&Dendranthema grandiflorum (Ramat.) Kitam.&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/dentou/dentou.htm 食用菊](甘菊・アマギク)&&キク科&&中国&&紀元前(中国)&&8世紀後半(奈良時代)&&当初は薬草として貴族社会が中心。菊酒等。一般に食用は江戸前期以降。
&&Brassica oleracea L.  var. italica Plenck&&ブロッコリー(緑花野菜)&&アブラナ科&&地中海沿岸&&15~16世紀(ヨーロッパ)&&20世紀初頭(明治時代)&&本格的に栽培が始まったのは第二次世界大戦後。1980年代に一般化。
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&&Brassica oleracea L. var. botrytis L.&&[http://alic.vegenet.jp/panfu//califlower/calijlower.htm カリフラワー](花キャベツ)&&アブラナ科&&地中海沿岸&&15~16世紀(ヨーロッパ)&&19世紀末(明治初年)&&ブロッコリーが突然変異によって白化。元はイタリア方面に野生していたクレティカ種。
&&Cucumis sativus L.&&キュウリ(胡瓜・黄瓜)&&ウリ科&&インド/ヒマヤラ山麓&&紀元前1000年頃(西アジア・インド)&&6世紀(飛鳥時代)&&切り口が徳川家の葵の紋に似ていることから、武士等は食べなかった。
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&&Brassica oleracea L.  var. italica Plenck&&[http://alic.vegenet.jp/panfu//broccoli/brocoli.htm ブロッコリー](緑花野菜)&&アブラナ科&&地中海沿岸&&15~16世紀(ヨーロッパ)&&20世紀初頭(明治時代)&&本格的に栽培が始まったのは第二次世界大戦後。1980年代に一般化。現在はアメリカ産の輸入ブロッコリーが多く出回る。
&&Solanum melongena L.&&ナス(茄子)&&ナス科&&インド東部地方&&5世紀以前(東南アジア)&&8世紀以前(奈良時代)&&日本でのもっとも古くからの野菜の一つ。欧州には13世紀に伝わったが普及せず。
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&&Cucumis sativus L.&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/kyuri/kyuri.htm キュウリ](胡瓜・黄瓜)&&ウリ科&&インド/ヒマヤラ山麓&&紀元前1000年頃(西アジア・インド)&&6世紀(飛鳥時代)&&古い書物には「下品の瓜」など、下級なものとして記されていた。切り口が徳川家の三つ葉葵の紋に似ていることから、武士は「畏れ多い」として武士は食べなかったともいわれる。
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&&Solanum melongena L.&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/nas/nas.htm ナス](茄子)&&ナス科&&インド東部地方&&5世紀以前(東南アジア)&&8世紀以前(奈良時代)&&「正倉院方書」に献上されたという記載がある。日本でのもっとも古くからの野菜の一つ。欧州には13世紀に伝わったが普及せず。
 
&&Cucurbita pepo var. melopepo&&ズッキーニ&&ウリ科&&アメリカ南部/メキシコ北部&&15世紀末(ヨーロッパ)&&1980年代(昭和時代)&&ヨーロッパにおいては春先に最も早く出回る野菜として、珍重。ペポカボチャの仲間。
 
&&Cucurbita pepo var. melopepo&&ズッキーニ&&ウリ科&&アメリカ南部/メキシコ北部&&15世紀末(ヨーロッパ)&&1980年代(昭和時代)&&ヨーロッパにおいては春先に最も早く出回る野菜として、珍重。ペポカボチャの仲間。
 
&&Abelmoschus esculentus (L.) Moench&&オクラ&&アオイ科&&東北アフリカ&&DC3000年(エジプト)&&19世紀(幕末)&&日本では五角形。八角形や丸形もある。完熟実はコーヒー豆に代用される。
 
&&Abelmoschus esculentus (L.) Moench&&オクラ&&アオイ科&&東北アフリカ&&DC3000年(エジプト)&&19世紀(幕末)&&日本では五角形。八角形や丸形もある。完熟実はコーヒー豆に代用される。
&&Capsicum annuum L. var. grossum&&ピーマン(甘とうがらし)&&ナス科&&熱帯アメリカ&&1493年(ヨーロッパ)&&19世紀末(明治時代初期)&&緑色ピーマンは、未熟なもの。赤、橙、黄色が熟したもの。大戦後に定着。コロンブスが発見し持ち帰った。
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&&Capsicum annuum L. var. grossum&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/belpeper/belpeper.htm ピーマン](甘とうがらし)&&ナス科&&熱帯アメリカ&&1493年(ヨーロッパ)&&19世紀末(明治時代初期)&&緑色ピーマンは、未熟なもの。赤、橙、黄色が熟したもの。大戦後に定着。コロンブスが発見し持ち帰った。日本では16世紀のころ。江戸時代には普及。
&&Zea mays L.&&スイートコーンスイートコーン(玉蜀・トウモロコシ)&&イネ科&&メキシコ/南アメリカ北部&&1492年(ヨーロッパ)&&1579年(安土桃山時代)&&栽培はマヤ、アステカなど古代文明(DC3000年)。トウモロコシは三大穀物の一つ。
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&&Zea mays L.&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/sweetcorn/sweetcorn.htm スイートコーン](玉蜀・トウモロコシ)&&イネ科&&メキシコ/南アメリカ北部&&1492年(ヨーロッパ)&&1579年(安土桃山時代)&&栽培はマヤ、アステカなど古代文明(DC3000年)。15世紀、コロンブスのアメリカ大陸到達以降、世界に広まった。トウモロコシは三大穀物の一つ。
&&Cucurbita moschata (Duchesne ex Lam.) Duchesne ex Poir.&&カボチャ(南瓜)&&ウリ科&&中央アメリカ/南アメリカ&&15世紀末(ヨーロッパ)&&1549年(安土桃山時代)&&中央アメリカ原産⇒’東洋種’。南アメリカ原産⇒西洋種は19世紀渡米、日本の9割。
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&&Cucurbita moschata (Duchesne ex Lam.) Duchesne ex Poir.&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/pumpkin/pumpkin.htm カボチャ](南瓜)&&ウリ科&&中央アメリカ/南アメリカ&&15世紀末(ヨーロッパ)&&1549年(安土桃山時代)&&中央アメリカ原産の東洋種と、南アメリカ原産の西洋種がある。日本にはカンボジアから渡来したことから、「カボチャ」の名に。西洋種は江戸末期に導入、現在9割を占める。
&&Lycopersicon esculentum Mill.&&トマト(小金瓜・蓄茄)&&ナス科&&中南米&&1523年(ヨーロッパ)&&17世紀(江戸時代)&&当初は観賞用。食用栽培は18世紀。ヨーロッパ「愛のリンゴ」「天国のリンゴ」。
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&&Lycopersicon esculentum Mill.&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/tomato/tomato.htm トマト](小金瓜・蓄茄)&&ナス科&&中南米&&1523年(ヨーロッパ)&&17世紀(江戸時代)&&アンデス高地原産、メキシコを経てヨーロッパへ渡来。当初は観賞用。食用栽培は18世紀。フランスでは「愛のリンゴ」、イタリアでは「天国のリンゴ」とも呼ばれ、親しまれている。
&&Phaseolus vulgaris L.&&インゲン(隠元・インゲンマメ)&&マメ科&&メキシコ南部/中央アメリカ&&15世紀末(ヨーロッパ)&&17世紀(江戸時代)&&隠元禅師が伝えた。一年に3度も収穫可能。⇒「サンドマメ」(関西)
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&&Phaseolus vulgaris L.&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/ingen/ingen.htm インゲン](隠元・インゲンマメ)&&マメ科&&メキシコ南部/中央アメリカ&&15世紀末(ヨーロッパ)&&17世紀(江戸時代)&&隠元禅師が日本に伝えた。当初は豆を食用、若鞘を食べる現在の品種は幕末に渡来。一年に3度も収穫可能なことから「サンドマメ」とも呼ばれる。
&&Pisum sativum L.&&エンドウマメ(豌豆)&&マメ科&&中央アジア/中近東地域&&DC3000年?(ギリシャ時代)&&10世紀(平安時代)&&当初’穀物’として伝わる。野菜としては江戸時代。普及は明治時代。
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&&Pisum sativum L.&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/sayaen/sayaen.htm エンドウマメ](豌豆)&&マメ科&&中央アジア/中近東地域&&DC3000年?(ギリシャ時代)&&10世紀(平安時代)&&ツタンカーメン王王陵の発掘時に、副葬品の中から発見された。日本には当初「穀物」として伝わる。野菜として食用は江戸時代。普及は明治時代。
&&Glycine max (L.) Merr. subsp. Max&&エダマメ(枝豆)&&マメ科&&中国&&?&&17世紀頃(江戸時代)&&穀物用(大豆)は東アジア原産。日本には9世紀頃。中国でDC2000年から栽培。豆名月。
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&&Glycine max (L.) Merr. subsp. Max&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/edamame/edamame.htm エダマメ](枝豆)&&マメ科&&中国&&?&&17世紀頃(江戸時代)&&穀物用(大豆)は東アジア原産。日本には9世紀頃。中国でDC2000年から栽培。江戸時代には枝豆が出回り、陰暦9月13日の月は「豆名月」と呼ばれた。
 
&&Vigna unguiculata (L.) Walp.&&ササゲ(大角豆)&&マメ科&&熱帯アフリカ&&?&&18世紀(江戸時代)&&インゲンより暑い季節に実ができる。若い実が弓なりに反り返る様子が「捧げ持つ」。
 
&&Vigna unguiculata (L.) Walp.&&ササゲ(大角豆)&&マメ科&&熱帯アフリカ&&?&&18世紀(江戸時代)&&インゲンより暑い季節に実ができる。若い実が弓なりに反り返る様子が「捧げ持つ」。
&&Vicia faba L.&&ソラマメ(空豆)&&マメ科&&中央アジア/地中海沿岸&&DC3000年(古代エジプト)&&18世紀?(江戸中期?)&&約70%が中国において生産。豆板醤は、中国四川地方産で造られる。蚕豆とも。
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&&Vicia faba L.&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/been/been.htm ソラマメ](空豆)&&マメ科&&中央アジア/地中海沿岸&&DC3000年(古代エジプト)&&18世紀?(江戸中期?)&&約70%が中国において生産。豆板醤は、中国四川地方産で造られる。蚕豆とも。豆の鞘が空へ向かって育つことから「ソラマメ」の名に。
 
&&Arachis hypogaea L.&&ラッカセイ(落花生)&&マメ科&&南米(ボリビア)&&紀元前850年(ペルー)&&1703年(江戸時代)&&16世紀に欧州、アフリカへ。18世紀アジア。日本へは中国から伝来。南京豆、唐人豆。
 
&&Arachis hypogaea L.&&ラッカセイ(落花生)&&マメ科&&南米(ボリビア)&&紀元前850年(ペルー)&&1703年(江戸時代)&&16世紀に欧州、アフリカへ。18世紀アジア。日本へは中国から伝来。南京豆、唐人豆。
&&Citrullus lanatus (Thunb.) Matsum. et Nakai&&スイカ(西瓜)&&ウリ科&&南アフリカ/カラハリ砂漠&&40000年前(古代エジプト)&&天正7年(1597)(江戸時代)&&当初は’種’を食用とした。ボツワナ共和国原産。カボチャと共に伝来。
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&&Cucumis melo L.&&メロン&&ウリ科&&&&北部及び東アフリカ/中近東&&2000年前&&17世紀(江戸時代)&&明治以降ヨーロッパ種が定着。アンデスメロンは「サカタの種」が昭和53年頃庄内で試作。
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&&Citrullus lanatus (Thunb.) Matsum. et Nakai&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/suika/suika.htm スイカ](西瓜)&&ウリ科&&南アフリカ/カラハリ砂漠&&4000年前(古代エジプト)&&天正7年(1597)(江戸時代)&&4000年前にはエジプトで栽培され、当初は「種」を食用とした。ボツワナ共和国原産。カボチャと共に伝来。
&&Fragaria x ananassa Duchesne&&イチゴ(苺)&&バラ科&&南米産チリ種と北米産/バージニア種との配合&&18世紀(オランダ)&&19世紀?(江戸時代)&&野生のキイチゴとは別種。コロンブスの持ち帰った品種から配合。オランダイチゴ。
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&&Cucumis melo L.&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/melon/melon.htm メロン]&&ウリ科&&北部及び東アフリカ/中近東&&2000年前&&17世紀(江戸時代)&&古代エジプトで既に栽培されていたもいわれる。日本では明治以降ヨーロッパ種が定着。大正末期、イギリスから導入された温室メロン「アールス・フェボリット」をもとに育成。アンデスメロンは「サカタの種」が昭和53年頃庄内で試作。
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&&Fragaria x ananassa Duchesne&&[http://alic.vegenet.jp/panfu/berry/berry.htm イチゴ](苺)&&バラ科&&南米産チリ種と北米産/バージニア種との配合&&18世紀(オランダ)&&19世紀?(江戸時代)&&野生のキイチゴとは別種。栽培種のルーツはオランダで南アメリカ原産のチリ種に北アメリカ原産のバージニア種を交配したもの。日本にはオランダから長崎に伝来、オランダイチゴと呼ばれた。
 
&&Citrus unshiu (Swingle) S.Marcov.&&ミカン(蜜柑)&&ミカン科&&インド東部(アッサム地方)&&?&&400~500年前(奈良時代)&&江戸時代「紀州ミカン」。温州ミカンは、中国原産種の特別変異種で、いわば日本原産。
 
&&Citrus unshiu (Swingle) S.Marcov.&&ミカン(蜜柑)&&ミカン科&&インド東部(アッサム地方)&&?&&400~500年前(奈良時代)&&江戸時代「紀州ミカン」。温州ミカンは、中国原産種の特別変異種で、いわば日本原産。
 
&&Malus pumila Mill.&&リンゴ(林檎)&&バラ科&&コーカサス地方/西アジア&&8000年以上(トルコ)&&9世紀(平安時代)&&冷帯の代表的果樹。明治以降に外国種が入り、青森で栽培成功。
 
&&Malus pumila Mill.&&リンゴ(林檎)&&バラ科&&コーカサス地方/西アジア&&8000年以上(トルコ)&&9世紀(平安時代)&&冷帯の代表的果樹。明治以降に外国種が入り、青森で栽培成功。
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&&Citrus limon (L.) Osbeck&&レモン(檸檬)&&ミカン科&&インド東部/ヒマラヤ&&15世紀(イタリア・ゼノア)&&19世紀(明治8、9年)&&アメリカ、イタリア、スペイン、オーストラリアなどが主産地。栽培適地では年に3回も開花。
 
&&Citrus limon (L.) Osbeck&&レモン(檸檬)&&ミカン科&&インド東部/ヒマラヤ&&15世紀(イタリア・ゼノア)&&19世紀(明治8、9年)&&アメリカ、イタリア、スペイン、オーストラリアなどが主産地。栽培適地では年に3回も開花。
 
&&Malpighia glabra L.&&アセロラ&&キントラノオ科&&熱帯アメリカ/西インド諸島&&?&&?&&開花から果実が成熟するまで、約1ケ月。同じ木から、果実を1年に何回も収穫可。
 
&&Malpighia glabra L.&&アセロラ&&キントラノオ科&&熱帯アメリカ/西インド諸島&&?&&?&&開花から果実が成熟するまで、約1ケ月。同じ木から、果実を1年に何回も収穫可。
&&Theobroma cacao L.&&カカオ&&アオギリ科&&中米・南米(アステカ)&&西暦600年頃(マヤ)&&18世紀後半(江戸時代)&&1494年スペイン王にコロンブスが献上。しかし、1528年コルテスが伝えて栽培開始。
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&&Theobroma cacao L.&&カカオ&&アオギリ科&&中米/南米(アステカ)&&西暦600年頃(マヤ)&&18世紀後半(江戸時代)&&1494年スペイン王にコロンブスが献上。しかし、1528年コルテスが伝えて栽培開始。
 
&&Persea americana&&アボカド(ワニナシ)&&クスノキ科&&中央アメリカ~メキシコ&&紀元前(7800年前)&&?&&脂肪が多く(20%)、「森のバター」ともいわれる。15世紀にスペイン人が持ち帰った。
 
&&Persea americana&&アボカド(ワニナシ)&&クスノキ科&&中央アメリカ~メキシコ&&紀元前(7800年前)&&?&&脂肪が多く(20%)、「森のバター」ともいわれる。15世紀にスペイン人が持ち帰った。
 
&&Mangifera indica L.&&マンゴー&&ウルシ科&&インド(アッサム地方)&&紀元前2000年&&19世紀末(明治時代前半)&&16世紀頃オランダ人により、東南アジア、台湾に伝わる。沖縄での本格栽培は昭和60年頃。
 
&&Mangifera indica L.&&マンゴー&&ウルシ科&&インド(アッサム地方)&&紀元前2000年&&19世紀末(明治時代前半)&&16世紀頃オランダ人により、東南アジア、台湾に伝わる。沖縄での本格栽培は昭和60年頃。

Revision as of 18:05, 25 August 2009

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野菜の歴史

原典:野菜の歴史 by 庄内青果物卸売市場 原典: 野菜図鑑 by 独立行政法人農畜産業振興機構

庄内地方(山形県の日本海側)は海と山の幸に恵まれ、味の濃いだだちゃ豆、焼畑で作る藤沢かぶ等、特徴のある地場野菜でも知られています。

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