CrudeDrug:Ostreae Testa

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|testJ=(1)本品の小片1gに希塩酸10mLを加え、加熱して溶かすとき、ガスを発生してわずかに淡赤色を帯びる混濁した液となり、透明な薄片状の浮遊物を残す。このガスを水酸化カルシウム試液に通じるとき、白色の沈殿を生じる。<br>(2)(1)の液はわずかに特異なにおいがあり、これをろ過し、アンモニア試液で中和した液はカルシウム塩の定性反応を呈する。<br>(3)本品の粉末1gを赤熱するとき、初めは黒褐色に変わり、特異なにおいを発し、更に赤熱を続けるとき、ほとんど白色となる。
 
|testJ=(1)本品の小片1gに希塩酸10mLを加え、加熱して溶かすとき、ガスを発生してわずかに淡赤色を帯びる混濁した液となり、透明な薄片状の浮遊物を残す。このガスを水酸化カルシウム試液に通じるとき、白色の沈殿を生じる。<br>(2)(1)の液はわずかに特異なにおいがあり、これをろ過し、アンモニア試液で中和した液はカルシウム塩の定性反応を呈する。<br>(3)本品の粉末1gを赤熱するとき、初めは黒褐色に変わり、特異なにおいを発し、更に赤熱を続けるとき、ほとんど白色となる。
 
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+
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|usageJ=胸腹部の動悸、胃痛、不眠、不安、神経症状に応用される。
 
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Contents

牡蛎

References

  1. 【基原動植物から灰分等まで】第十六改正日本薬局方
  2. 【効能】矢作忠弘, 渥美聡孝, (以下8名)..., 牧野利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 2017
  3. 【成分】生薬単 (伊藤美千穂 北山隆 監修; 原島広至 著) NTS

Prescriptions 処方一覧

[edit] 歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載

利用する場合は以下を引用してください。

  • 矢作 忠弘,石内勘一郎,渥美 聡孝,三宅 克典,森永 紀,伏見 裕利,大山 雅義,森川 敏生,田中 謙,有田 正規,牧野 利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 1-36, 2017
番号 書名 出版年 記載
3 局方医薬品承認申請の手引き 1980 記載なし
4 生薬のエキス製剤の製造販売承認申請に係るガイダンスついて(2015年12月25日薬生審査発) 2015 記載なし
5 JP7 第1部 大改訂版 第2部 解説書(1966) 1961 【適用】漢方医流でボレイを用いる目標としては胸、腹部の動悸であり、その他精神不安、不眠、燥狂を治すことを期待している。また一種の制酸剤としても用いられる。(略)。 漢方: (略) 2-501
6 JP8 解説書 1971 【適用】漢方医術でボレイを用いる目標としては胸、腹部の動悸であり、その他精神不安、不眠、狂燥を治すことを期待している。また1種の制酸剤としても用いられる。(略) 2-587
7 JP9 解説書 1976 【適用】 漢方では胸、腹部に動悸があり、その他精神不安、不眠、寝汗などの症状に鎮静、利尿、収れんの目的で方剤に配合される。また1種の制酸剤としても用いられる。 (略)。 D-825
8 JP10 解説書 1981 【適用】 漢方処方用薬である。また、ボレイ末は制酸薬として配合剤 (胃腸薬) の原料とすることもある (略)。 漢方方剤: (略) D-849
9 JP11 解説書 1986 【本質】 生薬、制酸薬 【適用】 漢方処方用薬であり、精神神経用薬とみなされる処方及びその他の処方に少数例配合されている。また、ボレイ末は制酸薬として配合剤 (胃腸薬) の原料とすることもある (略)。 漢方処方: (略) D-903
10 JP12 解説書 1991 【適用】 漢方処方用薬であり、精神神経用薬とみなされる処方及びその他の処方に少数例配合されている。また、ボレイ末は制酸薬として配合剤 (胃腸薬) の原料とすることもある (略)。 漢方処方: (略) D-909
11 JP13 解説書 1996 【適用】 漢方処方用薬であり、精神神経用薬とみなされる処方及びその他の処方に少数例配合されている。また、ボレイ末は制酸薬として配合剤 (胃腸薬) の原料とすることもある (略)。 漢方処方: (略) D-1014
12 JP14 解説書 2001 【適用】 漢方処方用薬であり、精神神経用薬とみなされる処方及びその他の処方に少数例配合されている。また、ボレイ末は制酸薬として配合剤 (胃腸薬) の原料とすることもある (略)。 漢方処方: (略) D-1087
13 JP15 解説書 2006 【適用】 漢方処方用薬であり、精神神経用薬とみなされる処方及びその他の処方に少数例配合されている。また、ボレイ末は制酸薬として配合剤 (胃腸薬) の原料とすることもある (略)。 漢方処方: (略) D-637
14 JP16 解説書 2011 【適用】 漢方処方用薬であり、精神神経用薬とみなされる処方及びその他の処方に少数例配合されている。また、ボレイ末は制酸薬として配合剤 (胃腸薬) の原料とすることもある (略)。 漢方処方: (略) D-766
15 登録販売者試験実施ガイドライン作成検討会_試験問題の作成に関する手引き(厚生労働省医薬食品局総務課2007年7月) 2007 記載なし
19 『改訂生藥學』アルベルト・ウィカンド 大井玄洞 1887 効能の記載なし P461
20 『生藥學』第5版 下山順一郎 1901 記載なし
21 『簡明生藥學』島崎健造 1909 記載なし
22 『最新薬学全書 第6編 生薬学』 伊藤治輔 編、日本薬学講習会 1913 記載なし
23 『生藥學』第13版 下山純一郎 朝比奈泰彦 1916 記載なし
24 『和漢薬物学』日野五七郎 一色直太郎 同済号書房 たにぐち書店復刻版 1931 続P366: 呑酸、?雑を治する制酸剤にして、自汗、盗汗及遺精等にも応用す。
25 『薬理的生薬学』村上師壽 三省堂 1933 記載なし
26 『生藥學』第20版 下山順一郎 朝比奈泰彦 藤田直市 1934 記載なし
27 『生藥學』第27版 下山純一郎 朝比奈泰彦 藤田直市 1943 記載なし
28 『生藥學教科書』木村康一 1949 記載なし
29 『最新生薬学』刈米達夫 1949 記載なし
30 『生薬学』三橋博、醫學書院 1958 記載なし
31 『生薬学』第4版、藤田路一 1963 記載なし
32 『新編生薬学』東丈夫 名越規朗 廣川書店 1965 P185: 漢方: 収れん、鎮静剤。柴胡加竜骨牡蛎湯など
33 『生薬学総論』柴田承二 東丈夫 木島正夫 下村孟 廣川書店 1966 P94: 収れん、鎮静剤で心悸亢進、盗汗、呑酸、?囃に用いる
34 『生薬学』稲垣勲 嶋野武 嶋田玄彌 長沢元夫 南江堂 1967 P226: 漢方では鎮静利尿に、また沈降炭酸カルシウムに代用の制酸剤とする。
35 『和漢生薬』刈米達夫 廣川書店 植物分類学での順 1971 P330: 精神不安、不眠等の症状に配合する。
36 『最新生薬学 第三改槁版』刈米達夫 廣川書店 1973 P364: 精神不安、不眠等の症状に配合する。
37 『スタインエッガー・ヘンゼル生薬学〔上〕‐化学・薬理学へのアプローチ‐第3版』糸川秀治 太田明廣 西川嘉廣 廣川書店 1975 記載なし
38 『スタインエッガー・ヘンゼル生薬学〔下〕‐化学・薬理学へのアプローチ‐第3版』糸川秀治 太田明廣 西川嘉廣 廣川書店 1976 記載なし
39 『生薬学』 木島正夫 澤田徳之助 秦清之 朝倉書店 1978 P292: 漢方で精神不安、不眠などの症状に配合するが、制酸剤としてボレイ末を用いることがある。
40 『新常用和漢薬集』訂正第2版 東京生薬協会 編集 南江堂 1978 P126: 補腎強精、胸腹動悸。
41 『最新生薬学総覧』伊沢一男 学文社 1978 P127: 漢方にて鎮静薬として心悸亢進、盗汗、不眠、精神不安などを治療する処方に応用するほか制酸剤としても用いる。
42 彩色写生図 日本の薬用植物〔生薬〕 生薬-成分-漢方-〔処方例〕高取治輔 廣川書店 1980 P163: 鎮静、中和
43 『生薬学第2版』北川勲 三川潮 庄司順三 滝戸道夫 友田正司 西岡五夫 廣川書店 1982 P335: 漢方で鎮静、収斂、利尿を目標に胸腹部に動悸があり、精神不安、不眠、寝汗などに用いる。
44 『コメンタリー局方生薬』初版 桑野重昭 山内和子 米田該典 廣川書店 1984 P370 : 効能記載なし  P370(ボレイ末): 漢方で鎮静薬(どうき、不安、不眠、寝汗、胸焼けなどに)として処方。制酸薬として家庭薬製剤に配合。
45 『新訂生薬学 第2版』長沢元夫 野呂征男 萩原幸夫 木村孟淳 南江堂 1987 P235: 漢方では鎮静利尿に、また沈降炭酸カルシウムに代用の制酸剤とする。
46 『コメンタリー局方生薬』 第2版 桑野重昭 山内和子 米田該典 廣川書店 1987 P416 : 効能記載なし  P416(ボレイ末): 漢方で鎮静薬(どうき、不安、不眠、寝汗、胸焼けなどに)として処方。制酸薬として家庭薬製剤に配合。
47 『INTEGRATED ESSENTIALS 生薬学 改訂第3版』三橋博 指田豊 山﨑和男 南江堂 1989 P123: 関節浮腫、腹水などに対する利尿、関節痛、リウマチに対する鎮痛薬として漢方処方に配合する。疎経活血湯、防已黄耆湯、独活湯などがあげられる。
48 『生薬学概論』 難波恒雄 津田喜典編 南江堂 1990 P353: 制酸、止渇、止汗、鎮静、収斂薬。
49 『生薬学改訂第4版』 三橋博 井上隆夫編集 南江堂 1992 P268: 漢方で精神不安、不眠などに鎮静薬として用い、安中散、柴胡加竜骨牡蠣湯、桂枝加竜骨牡蠣湯などに配合される。
50 『天然薬物・生薬学』 初版 奥田拓男編 廣川書店 1993 P185: 漢方で重鎮安神薬とし、精神神経用薬などに配合。また制酸薬として胃腸薬に配合。重鎮安神、平肝潜陽、収斂固渋、軟堅散結、制酸止痛などに効あり。
51 『薬用資源学』初版 山崎幹夫 斉藤和季編 丸善 1997 P228: 漢方処方用薬(精神神経作用とみなされる処方に配合)、制酸薬(胃腸薬)の原料。
52 『漢方薬理学』高木敬次郎 木村正康 南山堂 1997 P347: 鎮静、利尿を目的として、胸腹部の動悸、精神不安、不眠、寝汗などの症状に内服(煎、丸、散剤)または外用する。制酸剤としても内服する。
53 『生薬学概論(改訂第3版)』 難波恒雄 津田喜典 南江堂 1998 P353: 制酸、止渇、止汗、鎮静、収斂薬。
54 『生薬学第6版』 北川勲 三川潮 庄司順三 滝戸道夫 友田正司 西岡五夫 廣川書店 2001 P335: 制酸剤。漢方で精神不安、不眠、寝汗などに用いる。
55 『INTEGRATED ESSENTIALS 生薬学 改訂第6版』 指田豊 山﨑和男 南江堂 2002 P310: 漢方で精神不安、不眠などに鎮静薬として使い、安中散、柴胡加竜骨牡蛎湯などに配合される。
56 『入門漢方医学』初版 日本東洋医学会学術教育委員会 編 日本東洋医学会発行 2002 P156: 鎮静
57 『漢方・生薬学』久保道德 吉川雅之 廣川書店 2003 P351: 漢方処方用薬で、精神神経用薬とみなされる処方に配合される。
58 『薬学生・薬剤師のための知っておきたい生薬100ー含漢方処方ー』第1版、日本薬学会編、東京化学同人 2004 P65: 鎮静利尿薬、制酸作用。配合処方: 安中散、桂枝加竜骨牡蠣湯、柴胡桂枝乾姜湯。
59 『薬学生のための漢方薬入門』第2版、指田豊 三巻祥浩、廣川書店 2004 P98: 寒性の鎮静薬として心悸亢進、盗汗、むねやけ、不眠、夢精、精神不安などに応用する。処方例: 安中散、桂枝加竜骨牡蠣湯、柴胡加竜骨牡蛎湯
60 『スタンダード薬学シリーズ3 化学系薬学Ⅲ 自然が生み出す薬物』第1版 社団法人日本薬学会 編 東京化学同人 2005 記載なし
61 『薬用植物学 改訂第6版』 野呂征男 水野瑞夫 木村孟淳 田中俊弘 南江堂 2006 記載なし
62 『パートナー生薬学』 指田豊 山﨑和男 竹谷孝一 南江堂 2007 P322: 漢方では、寝汗を止める、気を下げる、汗を止める、去痰する、腫れ物を軟化させるなどの薬能がある。小児の痙攀、ひきつけ、めまい、精神不安、不眠、寝汗、遺精、淋濁、不正子宮出血、潰瘍、胸焼けなどを主治する。精神安定薬、抗潰瘍薬とみなされる漢方処方などに配剤される。また制酸薬として配合剤(胃腸薬)の原料とする。
63 『生薬単』 伊藤美千穂 北山隆 NTS 2007 P280: 鎮静、利尿、制酸
64 『ベーシック薬学教科書シリーズ⑦生薬学・天然物化学』吉川雅之編 化学同人 2008 P90: 鎮静、生産、止汗、補腎、強精薬。漢方処方: 安中散。食用。
65 『伝統医薬学・生薬学』 御影雅幸 木村正幸 南江堂 2009 P259: 止渇、止汗、鎮静薬。(中)重鎮安神、潜陽補陰、軟堅散結薬。
66 『日本伝統医学テキスト漢方編』平成22-23年度厚生労働科学研究費補助金『統合医療を推進するための日本伝統医学の標準化』研究班 2012 記載なし
67 『新訂生薬学 改訂第7版』 木村孟淳 田中俊弘 水上元 南江堂 2012 P223: 漢方では精神神経用薬に、また制酸剤として胃腸薬に配合される。
68 『歴代日本薬局方収載生薬大事典』 木下武司著 2015 P359: 制酸薬として胃腸に配合される他、漢方でも用いる。
73 青本「化学」、薬学ゼミナール 2016 P584: 鎮静、利尿、制酸
74 コアカリ重点ポイント集「化学系薬学」改訂第4版 薬学ゼミナール 2014 P152: 鎮静、利尿、制酸
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