CrudeDrug:Leonuri Herba
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益母草
ヤクモソウ Leonurus Herb | |
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Species * ... non-plant |
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Part(s) Used | 地上部 |
Property | 本品は茎、葉及び花からなり、通例、横切したもの。茎は方柱形で、径0.2~3cm、黄緑色~緑褐色を呈し、白色の短毛を密生する。髄は白色で断面中央部の多くを占める。質は軽い。葉は対生し、有柄で3全裂~3深裂し、裂片は羽状に裂け、終裂片は線状ひ針形で鋭頭、又は鋭尖頭、上面は淡緑色を呈し、下面は白色の短毛を密生し、灰緑色を呈する。花は輪生し、がくは筒状で上端は針状に5裂し、淡緑色~淡緑褐色、花冠は唇形で淡赤紫色~淡褐色を呈する。
本品はわずかににおいがあり、味はわずかに苦く、収れん性である。本品の茎の横切片を鏡検するとき、四稜を認め、LeonurussibiricusLinneの稜は一部がこぶ状に突出する。表皮には、1~3細胞からなる非腺毛、頭部が1~4細胞からなる腺毛及び8細胞からなる腺りんが認められる。稜部では表皮下に厚角組織が発達し、木部繊維の発達が著しい。皮層は数層の柔細胞からなる。維管束は並立維管束で、ほぼ環状に配列する。師部の外側には師部繊維を認める。皮層及び髄中の柔細胞にシュウ酸カルシウムの針晶又は板状晶が認められる。 |
Test | TLC法:本品の粉末1gにメタノール10mLを加え、10分間振り混ぜた後、遠心分離し、上澄液を試料溶液とする。このにつき、薄層クロマトグラフィーにより試験を行試料溶液10μLを薄層クロマトグラフィー用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする。次に水/メタノール液(1:1)を展開溶媒として約10cm展開した後、薄層板を乾する。これに噴霧用ドラーゲンドルフ試液を均等に噴霧直ちに亜硝酸ナトリウム試液を均等に噴霧するとき、Rf0.5付近に灰褐色のスポットを認める。このスポットは、乾するとき、直ちに退色し、後に消失する。 |
Drying loss | 12.0 %以下 |
Ash content | 10.0 %以下 |
Acid-insoluble ash | 2.0 %以下 |
Pharmacopeia | 日局 16-p1591 |
Effect | 子宮収縮、利尿、駆お血、強壮、通経、止血、活血 |
Constituent | レオヌリン、スタキドリン、レオヌリニン、ルチン leonurine, stachydrine, leonurinine, rutin |
Links |
References
- 【基原動植物から灰分等まで】第十六改正日本薬局方
- 【効能】矢作忠弘, 渥美聡孝, (以下8名)..., 牧野利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 2017
- 【成分】生薬単 (伊藤美千穂 北山隆 監修; 原島広至 著) NTS